2012年04月12日

還暦個展

鳳凰.jpg
ブログ中断以降もいろいろな作品にトライしてきました。
ここで今あるすぺての作品を一挙公開する個展を開く予定です。
場所、日時はまた発表します。

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2009年08月05日

平山郁夫 寂光

寂光.jpg

今年出来上がった作品です。平山郁夫の「寂光」がモチーフです。オリジナルの図柄ではないので、公募展には出品できませんが、来年の年賀状にします。
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2009年06月25日

山下先生 好きなことをさせる刺繍教室(3)

「私はもともと決して器用な方ではありません。子供の頃は畑や樵を手伝っていましたから、どっちかといえば荒っぽい仕事が好きだったのです。しかし一旦始めた以上『ヘタやなあ』と言われるのが嫌で、人が10時間なら12時間やろう。と、一生懸命やってきました。そのうちに面白味が出てきたのです」と淡々と語る。
「60代に較べると力がなくなった」と嘆く山下さんだが、まだまだ若い人には負けない仕事ぶりである。
 言葉ではなく手をもって範を示して教える仕事、そして引受けた仕事には内容の如何を問わずベストを尽くす山下さんは、今や数少なくなった純粋な職人気質の人である。
  (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)


山下先・ カレイ.jpg
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2009年06月08日

山下先生 好きなことをさせる刺繍教室(2)

 かつてはプロの人は決して素人に技を見せたりはしなかった。技術は「秘」であった。しかし現代、日本刺繍のプロを目指す人は少ない。一ヵ所に長時間座り、根をつめてする仕事を好まない上、外国製品との価格競争があり、高収入が保障されないからである。
 一方で女性の趣味としての刺繍愛好者は少なくない。彼女たちは熱心だが興の趣くままで制限のある仕事を好まない。しかし、本来、刺繍は女の手仕事の一つであったのだから、この教室を通じて伝統の技術を一人でも多くの人に伝えることは意義深いといえよう。
 五条坂の教室のことを聞いた人たちの要望もあり、主としてプロの刺繍師を対象とした教室も別に開くようになった山下さんである。
  (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)



山下先生 莖.jpg
 
 この素晴らしい作品も当時の多くの生徒さんたちに惜しげもなくテクニックを伝授されていました。
 現在では私自身も及ばすながら、勤め先の工房が開いている刺繍教室で講師をしています。つい先日二年に一度の作品展が開かれました。手の込んだすばらしい作品が展示されました。

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2009年05月13日

山下先生 好きなことをさせる刺繍教室(1)

 昭和63年から山下さんは五条坂で月に2回、刺繍教室を開いている。その日は20人ばかりの女性たちが三々五々教室にやって来て思い思いの刺繍を始める。自分のきものや帯に刺繍する人、先生に与えられた図案をする人、年令もまちまちだが、生徒たちはそれぞれ能力のいかんを問わずやりたいことに取組んでいる。自由教室である。
 世話役をしている須田サチ子さんに聞いてみた。
「前から刺繍の展覧会で先生の卓越した技術の作品は目を惹いていました。たまたま市民講座の刺繍教室に入門したら、ちょうどその回から山下先生のご指導でした。3ヶ月で卒業でしたが、ぜひ先生に続けて習いたいので、同じ思いの人たちと先生にお願いに行き、教室を開いてもらったのです。
 先生は『悪い』とかは一切おっしゃいません。やっていて途中でうまくいかなくなると、順番を待って差し出すと先生はその部分を黙って刺される。と、すばらしくなる。その部分だけでなく全体に良くなる。まるで魔法をかけてもらったみたい、皆、自分の作品に陶酔してしまいます。先生の仕事はやたら細かいわけでないのに、カンどころが押さえられているので全体が引き立つのです。名人です」と手放しである。
  (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)


栗02 by K.jpg

Kさんの作品が進んでいます。もうすぐ仕上がります。
私たちもきっかけはいろいろですが、山下先生の仕事や人柄に魅かれて続けてきました。

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2009年05月01日

かぶと

兜.jpg

山下先生の刺繍教室で制作しました。
友人の息子さんに贈りました。
季節がらということで載せてみました。

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2009年04月12日

山下先生 納得のいく仕事(3)

 この日、山下さんは金箔地に金糸を白とブルーで瑞雲と鳳凰を組み繍いで表わす帯の太鼓柄を製作中であった。
 繍い方はもちろん、色糸の組合せとその撚り方で同じデザインでも出来が違ってくる。堅い金箔地に金糸を使うので効果が出しにくい。何とか地を隠して金糸を強調しようと苦心する山下さんは、両手で何度も繍った部分を囲って上り具合を見る。「これは、ごてやなあ」と気に入らない。ついに繍った金糸に鋏を入れて解きだした。おそらくむずかしい仕事なので「山下さんに・・・」と頼まれたものにちがいなかった。引受けた限りどんな内容でも納得のいくまで仕事をする山下さんへの信頼が、しばしば山下さんを苦労させるようである。
  (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)


山下隆次先生01.jpg

山下先生が亡くなって二つの刺繍教室は自ずと消滅していきましたが、私を含めてわずか三人ですが、今でも月に一度「サークル隆」として例会を持ち、各々の作品を制作しています。


栗 by K.jpg

山下先生お得意の動植物を習った経験に基づいて製作中のKさんの作品です。
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2009年03月29日

山下先生 納得のいく仕事(2)

 秋田犬の顔を繍ったものもあった。耳の中や首のあたりの毛の生え具合はいうまでもなく、鼻の先のぬれた感じ、目の玉は何か別のものを嵌めこんだように迫真力がある。
  (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)


山下先生 秋田犬.jpg

顔のアップの作品も見せていただいたことがありますが、ここでは全身の作品です。
Posted by 1ami2 at 21:08  |Comments(0)TrackBack(2) | 山下隆次先生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

山下先生 納得のいく仕事(1)

 宇治市の自宅の二階にある山下さんの仕事場でいろいろな作品を見せてもらう。「これは一番むずかしい仕事です。建築ですから柱一本曲がってもすぐわかる。バランス崩すことなく立体感を出さんならんから。」平等院の鳳凰堂の繍額である。紬地に刺し繍されたその額は、平等院の本物を目のあたりに見ているように美しい姿で立ち、前の池にも姿を映していた。
  (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)


山下先生 平・賊.jpg
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2009年03月01日

山下先生の経歴

 山下さんは大正2年、三重県尾鷲の生まれ。昭和3年、高等小学校を卒業すると、京都で刺繍をしていた郷土出身の箸尾昇さんに入門した。小さい時から母親に「辛抱の出来ん者はロクな者になれん」といつも言われていた。足元の定まらない父親に苦労する母を見て育った山下さんは、ただその母を心配させてはならない、という思いが強かった。
 相国寺門前町の師匠の家では皇族や華族から用命の刺繍額や千總の刺繍帯を受けていて忙しい家であったが、集金をすると師匠はそれを持って花街に出かけてしまうので、日常の支払いにも困り、弟子もつづかなかった。借金取りに追われ、京都から城陽、そして亀岡に引越した。7〜8人兄弟子がいたが最後まで残ったのは山下さん1人であった。母親の言葉を守ったことと、「師匠はワンマンやったが、技術と感覚の新しい人だった」からだ。
 昭和9年に独立、京都に出た。今まで主であった額の仕事から今度はきものや帯の仕事を受けるようになった。「ええ仕事さえすれば、相手もお金のことは言わん時代」だった。
 戦争中は糸の配給がないので刺繍をやめていたが、戦後は進駐軍向けの刺繍額の仕事が忙しくなった。経済成長の時代になると、京都の高級染問屋の留袖の繍の見本作りが次々と来た。
 昭和51年には京都府から「名工」に認定されている山下さんである。
    (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)

山下先生 川.jpg
Posted by 1ami2 at 19:41  |Comments(0)TrackBack(2) | 山下隆次先生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

山下先生1996 4年がかりの労作

山下隆次さん(83)は昨年5月、4年がかりの一連の労作を仕上げた。
 60年前、国会議事堂の新築を記念して、衆参両議院議長応接間の壁面に二枚ずつ掲げられた刺繍額がすっかり埃をかぶって痛んでいたので、その復元の仕事が山下さんに任されたのだった。北斎風の富士のある版画調の刺繍である。60年前、京繍の同じ流れの先輩のした仕事であった。前よりももっといいものに仕上げたい、と山下さんは俄然ファイトを燃やした。
 元請の織物会社に頼んで針の通りやすい、伸縮のない生地を織ってもらった。170×185センチの大きな額である。一年に一点、四年間、山下さんはほとんど他の大きな仕事をせずに取り組んだ。
 そして昨年春、最後の参議院議長室の額を納めるときは山下さんも上京した。今、山下さんの家の仕事場には両議長からの感謝状が掲げられている。
       (ある名工 山下隆次さん 1997年の記事より)

山下先生 衆議院.jpg

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2009年02月09日

山下隆次先生

横浜での学生生活にピリオドを打ち、しばらくの間、岐阜の陶器の町で住み込みで働きながら、次のステップに踏み出そうとしていた時、1979年、偶然に京都に移り住む機会を得て、さらに京繍の仕事にめぐり合いました。
なんとか糊口をしのいでいるうちに、初めて参加した京都刺繍組合の技術者育成事業の研修会で講師の山下先生に出会いました。
技術の習得もさることながら、先生の人柄に魅かれました。その後の研修でも何度かお世話になったり、先生が刺繍教室を開いておられることを知り、仕事とは別のアプローチで刺繍の世界に入り込んで行きました。
山下先生は2005年4月にお亡くなりになりましたが、亡くなられる3ヶ月前、入院される直前まで宇治市から京都市内の教室まで指導に来てくださいました。
これから山下先生の作品や経歴など少しずつ紹介していこうと思います。


山下隆次先生03.jpg

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2008年12月29日

今年の課題をクリアしました

金魚完成.jpg

例年ならば年を越すのですが、落款も入れて完成です。
下絵はあおばなで描いてあるので、時間が経てば消えるそうです。

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黒い金魚アップ


黒金魚.jpg
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赤い金魚アップ


赤金魚.jpg
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2008年12月22日

友部正人アルバム「にんじん」ジャケットより

友部正人.jpg
この作品で全国伝統的工芸品公募展に応募しました。12月30日まで西池袋のメトロポリタンプラザビルに展示されています。
Posted by 1ami2 at 04:21  |Comments(1)TrackBack(2) | 人物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

トレース 金曜孔雀明王


トレース.jpg

次の作品の下絵を平山郁夫の画集からスキャンしてトレースしました。

刺繍にとりかかる前の準備にも時間がかかります。
Posted by 1ami2 at 23:37  |Comments(2)TrackBack(0) | 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

今年の課題「金魚」


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今年の研修会もあと二日、どうにか完成できそうです。
Posted by 1ami2 at 22:42  |Comments(1)TrackBack(1) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

ばら


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Posted by 1ami2 at 21:44  |Comments(1)TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おおるり


おおるり.jpg
Posted by 1ami2 at 16:31  |Comments(1)TrackBack(1) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする