2009年10月14日

絶不調夏の読書

20090902.jpgあーexclamation×2exclamation×2exclamation×2exclamation×2
10月ですか…………。
月刊ですね。

今更ですが、絶不調夏の読書ラインナップを手(パー)

ネタバレ箇所多数ですので、これからお読みになる方はご注意願います。

大沢在昌の「新宿鮫」、乃南アサの「刑事 音道貴子シリーズ」などなど『警察小説』が好きでしゅ。
最近はこの「警察小説」と言うジャンルが充実しているようで様々な作家が台頭しております。

お馴染み横山秀夫は短編でもすばらしく、ドラマチックな設定であり、なおかつ人間の気持ちの描写が深いです。
「動機」「第三の時効」「影踏み」「ルパンの消息」「陰の季節」「真相」「FACE」と読みふけりました。

新しいところでは佐々木譲の「笑う警官」、日明恩の「それでも警官は微笑う」。
なんだか似ているタイトルです。

20090901.jpg←乃南アサの「風紋」と「晩鐘」です。
これは警察小説ではないのですが、ある殺人事件がテーマです。
「風紋」も上下巻ですが、その後を描いた「晩鐘」
も、ぬぁんと上下合わせて1200ページ以上あるぅむかっ(怒り)
帯にもありますが、「徹夜、必須、覚悟」みたいな感じです。
「風紋」では、ある主婦が殺害され、その犯人が長女の元担任だったことから起こる、残された家族の悲劇が中心に描かれます。
「晩鐘」はその7年後。
事件がその後加害者、被害者の家族にどういう影響を与えるか、事細かに描写されています。
被害者の夫、子供たちの人生が大きく変わって行くことは当然のことですが、ここでは加害者の弟、妻、子供たちの人生の転落があまりに深く、読み進むのが苦しくなります。
最終的には加害者の息子が同じく「殺人」というものに囚われていくさまが恐ろしく、犠牲者はもちろん殺された被害者なのですが、最大の犠牲者は未来ある子供たちだと言うことでした。
ラストに「救い」が全くなく、この大長編、読むには多大な体力と精神力が必要です。
重いどんっ(衝撃)
これが書かれた当時は、まだ「犯罪被害者」という言葉がなかった頃で、事件の加害者以外の家族、関係者はすべて被害者という作者の言葉通りの作品です。

20090905.jpgさて、重くなったところで…。
←気分を変えて、普段接することのないジャンルに挑戦です手(グー)
いつも自分の趣味ばかりに走っては広がりがありません。
まずは、大ベストセラー?なのか?流行もんですね。
村上春樹「1Q84」です。
最近、飲み友達になった将軍様に借りました。
(某国の将軍にそっくりなためこの名です)
将軍様はこれまで村上春樹は読んだ事がなかったそうですが、この「1Q84」ですっかりはまったらしく、さかのぼって全作に挑戦中だそうです。
こんな縁がなければ私、絶対読みませんし。

「1Q84」は美人の女殺し屋と作家志望の青年が章立てで語る形になっています。
まず、この二人の人物の設定に引き込まれます。
大沢在昌にも鎌田敏夫にも魅力的な女殺し屋が出てくる作品がありますが、この女殺し屋って言うのには妙に惹かれます。
ま、似たパターンになってしまうのですが、生い立ちや殺し屋になるための射撃訓練などの描写なんか、どーしてかワクワクしてしまいます。
そして、作家志望の青年と言うのも興味深い。
出版業界の話は言わば作家の方ならそれこそプロフェッショナルです。
ゴーストライターの苦悩などとてもリアルです。
その二人がどこでかかわるかとても引き込まれ上巻は一気に読み進みます。
exclamation
下巻になると、急に現実から架空の世界exclamation&questionなんと言うか空想の世界とでも言いましょうか、話がどんどん現実から離れていってしまいます。
そして、私もそれに着いていけなくなり、置いてかれてしまいますたらーっ(汗)
もともと私、頭は堅い方だと思います。
根性はやわらか軟弱ですが、融通はききません。
器が狭いとでも言いましょうか。
妄想や空想は得意ですが、あくまで現実世界のこと。
時代考証や歴史物となるとついていけません。
なのでSFなどはもってのほか。全く理解できません。
そんなんですから、下巻になり断念ですたらーっ(汗)
続編が出るらしいですが…。


20090903.jpg←と言う訳で、むりむりと思っていたSFの名作です。
広瀬正の「マイナス・ゼロ」
タイムトラベルもので、過去と現在が行ったり来たりしてる時点でやや着いていけなくなったもののとても面白く読めました。
気をよくして「エロス」に進むも過去と現在のパラレルに私がパラレルになってしまい途中で断念です。
殊能将之の「ハサミ男」は多重人格の話で、こいういのもかなり苦手ですが、映画がとても面白かったので何とか読み切り、がんばって次の「鏡の中の日曜日」に挑戦するもあえなく断念。
2ページ目で全く意味がわからず閉じましたたらーっ(汗)

と言う訳で、現在は好きな世界に戻りまして、警察小説、堂場瞬一の「刑事・鳴沢了」シリーズに取りかかっております。
しかし、これ10作もあり(最後は上下巻)毎回かなりのページ数。
1作目の発表が2001年、そして10作目が2008年。
この間7年ちょっと。
1年に1作以上exclamation&questionのペースで書いているんですね。すごい。
なので私もすごい早いペースで読みふけり、毎晩寝不足ですどんっ(衝撃)
Posted by まきんこ at 01:07  |Comments(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする