2005年11月12日

トラットリア・ダ・トンマズィーノ【外苑前】1

今回は隠れ家というよりも今やイタリアンの代表格となったお店『トラットリア・ダ・トンマズィーノ』さんの紹介です。

こちらのお店は今まで僕が訪れたすべてのお店の中でも、断トツに旨い。
特にショートパスタの種類と、味は日本全国で最高だと信じて疑いません。

お店を知ったきっかけは、「2005年東京最高のレストラン」という本の中で、イタリア料理店部門で堂々の第一位だった事です。
とても興味を惹かれて早速予約を取って伺ってきました。

トラットリア・ダ・トンマズィーノ

カポナータ左:外観
右:カポナータ







●前菜
お料理は多彩な品揃えで、いろいろ迷いますが、まず前菜で絶対のおすすめをご紹介します。

必ず食べていただきたいのは、2種類の野菜を使った「カポナータ(caponata)」です。
カポナータ(caponata)はシチリア地方の郷土料理で、彩り野菜(今回は赤ピーマンとなす)をじっくり炒めてトマトで煮込んだ料理です。

これは冷たい料理で、冷蔵庫で寝かせると野菜に味がしっかり染み込んでさらにおいしくなるそうです。

これは確かに美味しい。噛むと野菜の甘みと旨みが舌の上にダイレクトに溶け出して、口の中に広がる感じです。

野菜を食べてこんなに幸せだったのは初めてかもしれないと思ったくらいです。

ちなみにカポナータの由来はラテン語の「カウポーナ(居酒屋)」から来ていて、いつお客さんが来てもすぐ出せるようにと用意された料理との事だそうです。

●プリモピアット
さて次にプリモピアット(一番目の皿)です。
普通イタリア料理屋さんでコースを頼むと、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェという感じで料理が運ばれてきます。
パスタはその中では、プリモピアットに属し、メインディシュが次のセコンドピアットになります。

ただ、僕はいつもパスタばっかり食べたい衝動に襲われて、ついついメインのない注文をしてしまいます。
それでもこちらのお店は嫌な顔せず、笑って取り分けまでしてくれました。

という事で、今回はパスタ3品にリゾット1品を注文しました。
どれもすごく美味しかったのですが、その中でも絶品だったのが、『ムール貝のリングイネ』です。

まず「リングイネ」とはパスタをつぶして平べったくしたようなパスタです。普通はトマトベースのソースによく合わせますが、このパスタはオイルベースです。正直オイルベースのリングイネって初めて食べました。
それがとってもとっても美味しい。ホントに最高!って叫びたくなる感じ。
ムール貝の旨みがオイルに溶け出してパスタに絡むと、病み付きに変身します。
これ以上のリングイネは食べられないなぁ‥って思います。

それと、ショートパスタの「カラマーリ」、「スピアテッレ」をいただきました。

イタリアには沢山のショートパスタがあります。イタリアでは、ロングパスタ(日本では一般的なスパゲティ)とショートパスタ(マカロニ)は半分半分位の消費量なのです。
日本では「マカロニ」というとグラタンとかサラダなどによく使われますが、パスタ料理にはなかなか使いませんね。
でも、ショートパスタとっても美味しいんですよ。

「カラマーリ」はイカの輪切りみたいなパスタ、「スピアテッレ」はしゃもじの形をしたパスタですが、日本のスーパーでは買えないかなぁ。商品がないので。
こちらのお店でもすべてパスタは輸入しているとのことですし。
それをこういったお店で食べれるのは、確かに大きな魅力でもあるんです。

僕としては、もっともっと知ってもらえたらなぁと思うのですが‥。

●サービス
サービス満点。言う事なしです。
カメリエレ(ウエイター)の方々は気配りも笑顔も抜群だし、料理が出てくるタイミングも測ったかのように絶妙。

お店のマネージャーさんと仲良くさせてもらっているのですが、そのきっかけも大事なサービスの1つです。

僕はパスタの仕入れをしている事もあり、今回は勉強も兼ねて、パスタメーカーさんと一緒に伺いました。
その事をマネージャーさんに説明すると、すごく喜んでいただいて、親切に説明してくれたのです。

この辺のお客さんに対する接し方も素晴らしいものがあります。
気取らず、しつこすぎず、心のこもった対応で。確かに本にも素晴らしいお店だとは書いてありました。
これはとても大切な事ですね。

どんなに料理が美味しくても、接客がイマイチだなぁと思うとやっぱり残念な気持ちになりますから。
ちなみに、こちらのシェフは石川勉さんという方で、シチリア島で2年ほど修行されたとの事です。
イタリア人の方もよく来られるとの事で、確かに当日も外国人の方が来店されてました。

店名は修行したシチリアの有名レストランでの石川さんのニックネームということらしいです。

●内装
店内は10席程度(24人程度)しか入れないこじんまりとしたお店です。雰囲気はトラットリアということで、イタリアの明るく気軽な感じを醸し出した居心地のとてもよいレストランです。

お料理を南イタリアのシチリア料理を中心にしていることもあり、シチリア島の地図や、民芸小物などがさりげなく飾りなく置いてあります。

格式が高くて緊張するレストラン(リストランテ)はちょっと‥という方にはホントにおすすめのお店です

●コストパフォーマンス
元来パスタを食べて1人.7000円.8000円と言うのは、聞いただけでは高いですよね。
でも過ごした時間の価値が、その値段に値すれば満足しませんか?

このお店の気楽な雰囲気と接客、そして料理に浸ると、決して高くないのです。
ゆったりとした気分で、美味しいパスタを食べる時ほど、時間が経つのは早いです。

前菜、パスタは2000円程度まで。グラスワインも600円からと、手ごろな価格。
コースの設定はなく、アラカルトのみというのも選ぶ楽しさを味あわせてくれます。

●総合
料理、サービスなど個々の評価ではなく、また来たい、また来ようという実感がすべてです。
それにしてもパスタという料理はホントに奥の深い料理だと思います。
毎日食べても飽きない、また行きたいと思わせてくれる魅惑の料理。
それがイタリア料理の魅力なのでしょうか。
フランス料理ではこうも思いませんし、お寿司を毎日食べたいとも思いませんからね。

●店舗アクセス
※現在お店は『トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ』さんとして青山学院大学傍にオープンしています。

『トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ』さんの他の記事はこちらからどうぞ
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ1-1
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ1-2
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ1-3
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ2-1
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ2-2
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ2-3
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ3-1
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ3-2
トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ3-3

『トラットッリア・ダ・トンマズィーノ』さん時代の記事はこちらからどうぞ。
トラットリア・ダ・トンマズィーノ1
トラットリア・ダ・トンマズィーノ2-1
トラットリア・ダ・トンマズィーノ2-2
トラットリア・ダ・トンマズィーノ2-3

トラットリア・ドンチッチョ [ イタリア料理 ] - Yahoo!グルメ




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Posted by ・ェ・ハ・ヒ。シ、?2・キ・逾テ・ネ・チ・罕テ・ネ、ヌ、ヌ、ュ、チ、网、、゙、ケ。ェ at 2011年02月27日 21:10
 
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