2009年04月17日

海外ロングステイの落とし穴(1)

 最近、海外でロングステイしたいと考えている中高年者が多いと聞く。これは、冒険心を満たし、日常生活とは違った「海外旅行」をする、という目的なら大賛成だ。

 しかし、現地での生活費が安く、日本と同じ費用をかけたら快適ライフができて贅沢ができる、などとの考えで、海外でのロングステイを考えていたら、それは間違いだ。ロング・ステイヤーには、海外旅行費プラス滞在費プラスαの費用が必要なのである。

 最近、タイやマレーシアで、1人1ヶ月5万円から6万円で快適ライフができますよ、などの宣伝ビデオや案内本が日本人の手によって発行されているようであるが、これは日本人を現地に引き入れるための宣伝である。天敵に狙われたヤドカリのように殻に閉じこもって、じっとしていたら、あるいは1人1ヶ月5〜6万円で生活できる場合があるのかも知れない。

 しかし、これでは快適ライフとは程遠い。それは、最近では、タイやマレーシアなどでも、年々物価が上昇し、コンドミニアムを長期賃借して満足な生活をするのには、夫婦2人で1ヶ月20万円はかかるであろう、という現地からの報告もあることから分かる。

 それにインフラや娯楽施設は、日本の方がはるかに整っていて、物が豊富で、快適で安全だ。そして、日本は温帯の国で、四季があって美しい。ところが、これらの国々は、熱帯や亜熱帯に属していて、暑い上に日本のように美しい四季はない。その上、侵入窃盗や置き引き、スリが多く、日本に比べたら、はるかに治安が悪い。

 マレーシアのクアラルンプールやタイのバンコクなどは、すごく蒸し暑いのだ。確かにこれらの国では、ゴルフをするのには費用が安くて済むし、食事も現地のメニューで満足であれば、フードコートや屋台で安く済む。

 しかし、日本食レストランや回転ずし店では日本より食事代が高くつくし、日本の食材をスーパーで買い求めたら、普通は日本の2倍から3倍の価格は取られる。つまり、日本人が、日本で普段に食べている食事をしようとしたら、食費が日本よりも高くかかるということである。

 道路交通では、一般走行するドライバーの交通マナーも悪い。日本でゴールド免許を持って安全運転していた人でも、これらの国で車を安全に運転するのは困難であろう。割り込み、追い抜き、暴走は普通である。その上、一方通行が多い上に、バイクの走行も多く、運転も乱暴で危険だ。

 そして、マイカーを持つ場合の税金がベラボーである。その上、公共交通機関のバスやタクシーのドライバーは、日本では考えられないほどの無法ぶりである。これらは、次の項以降で徐々に述べることにする。

 

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  人の冒険心を満たし、非日常の生活を体験するには海外旅行が打って付けだ。その延長で、海外にロングステイしてみたいと思う人が出てくるのは当然だ。
海外ロングステイには助走期間が必要だ!【越谷にほんご勉強会とmerry-akkii】 at 2009年04月18日 12:01
 
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