2010年04月29日

リンパ浮腫にかかわるセラピストについて

リンパ浮腫にかかわるセラピストについて思うこと…
つい先日、不幸と思わずにはいられない患者様に出会いました。やや怒りに近い感情と悲しい気持ちにもなりました。
CPT/MLDセラピストには様々な職種(医療系国家資格保持者)が混在している現状です。

むくみケア室のホームページを観覧し、私がCPT/MLD認定取得していることで、リンパ浮腫以外の様々な浮腫にも対応していると思われた方は、それは勘違いですので明記しておきます。
CPTの理論は大切ですが、安全で効果的な適応は良性のリンパ浮腫と割り切って判断しています。
病状に関してDrの判断や考察を参考に、指示内容を確認した上で、看護師としてCPT/MLD認定セラピストとして、アセスメントし判断しております。
CPTの適応か、その他ケア方法・理論での緩和や看護ケアとして対応が必要か判断します。

今回対応した患者様は、
−−癌術後でホルモン・放射線・化学療法などあらゆる治療後ですが、全身転移・終末期の状態、ADLは自立しており通院中、リンパ節転移により下肢浮腫を発症し、両下肢リンパ浮腫のケア(CPT)を鍼灸師さんにより受けられていました。
呼吸苦が続いており、検査の結果、胸水・心嚢液・心不全などその他諸々…で入院された方です。
リンパ浮腫のケア方法を確認すると、起坐呼吸の状態である方に対し、仰臥位で肩回しや腹式呼吸を実施・指導されており、苦痛を訴えられました。そのままの体位で両下肢リンパ浮腫(両腋窩リンパ節)へのリンパドレナージ一連の手順を実施されセルフ指導され、苦しさで苦痛であること。チューブ包帯を足背から大腿まで使用されておられましたが、下腿へずれ落ちている状態でした。これ以上記しませんが、全てに問題があり、リンパドレナージは禁忌的状態です。
生活状況にも配慮が不足しており、自費によるケアの継続はこれ以上難しいと訴えられ、今回の入院費用のことも気にされてMSW相談されていました。退院の際、弾性ストッキングの購入も躊躇されたため療養費申請方法を援助いたしました。

個人のレベルや認識・モラルの領域になると考えますが、今回のような症例を目の前にすると、切ない気持になり同じように不幸な患者様が発生しないためにも、受講資格や第三者施術許可レベルに疑問を感じたりします。
(もちろん、きちんと判断・鑑別されている鍼灸師の方々もおられ、個人差の問題と認識しておりますのでご了承ください。)
Posted by 牛山 浅美 at 22:18  | CPT , 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする