2007年07月09日
オートポイエーシス・サッカー
U20日本代表のグループ・リーグ首位突破を祝し、A代表のアジア・カップ三連覇を祈って。(本当はアジア・カップ初戦勝利を祝して、といきたかったんですが…。あのファウルを取られたのが…。)
『オートポイエーシスの世界』にも少し書きましたが、サッカーはチームという組織システムによる、パスというコミュニケーションを構成素とするオートポイエーシス・システムです。コミュニケーションの情報・伝達・理解に対応させれば、キック・ボールラン・トラップになるでしょうか。ドリブルは自分へのパスと考えましょう。チームは監督とイレブンという人格によって構成されます。いわゆる4・4・2とか、3・5・2というフォーメーションは、ポジションによるイレブン人格の分業を意味しますが、サッカーの場合、個々のイレブンの作動に位置以外の分業は基本的にありません。フォワード、ミッド・フィールダー、ディフェンダーの区別、左サイド、センター、右サイドの区別でも同じです。ポジション・チェンジも可能ですし。キーパー人格だけはゴール・エリアという一定の範囲では手を使うことが許されているという違いはあります。それでも、キーパーであってもフィールド・プレーヤーと同様のプレーをすることができます。これは、野球やアメフトとの一番の違いですね。
実はサッカーには十二番目の人格もどきが存在するのですが、いわゆるサポーターではありません。ゴール・ラインです。パスをイレブンの間でつないでいき、最後に敵のゴール・ラインをパスの受け手と見て、それを越えればゴールになり、得点になって、ゲームはいったん消失します。シュートはゴール・ラインを受け手として意図したパスです。よく「シュートはゴールへのパス」と言われますが、言いえて妙ですね。敵チームは、このパスの連鎖に攪乱を与え、自分たちのパス連鎖に切り替えて、反対のゴール・ラインへのパスを目指すわけです。
コミュニケーションの一種ですから、パスにおいても二重偶然は存在します。特にサッカーの場合、手が使えませんから、その頻度は高いものになります。パス・ミスということですが、これにはキック・ミスとトラップ・ミスがありえます。敵からの攪乱を受けつつ、パスが通るためには、したがって、高い精度のキックとトラップが要求され、これにはシステムの環境であるプレーヤー個人のテクニックやスピードが必要になるのです。パスが通るためのもう一つの手段は、プレーヤー間の共通理解を高め、敵の攪乱を無効化してかいくぐることですね。いわゆる攻撃の組織とはこの共通理解のコード・システムです。このコードのベースを与えるのが本来の監督の役割と言えます。サッカーにおいて監督の比重が高いのはこのためですね。オシム監督が日本のA代表に高いレベルのシステムを構築していることを期待しましょう。
『オートポイエーシスの世界』にも少し書きましたが、サッカーはチームという組織システムによる、パスというコミュニケーションを構成素とするオートポイエーシス・システムです。コミュニケーションの情報・伝達・理解に対応させれば、キック・ボールラン・トラップになるでしょうか。ドリブルは自分へのパスと考えましょう。チームは監督とイレブンという人格によって構成されます。いわゆる4・4・2とか、3・5・2というフォーメーションは、ポジションによるイレブン人格の分業を意味しますが、サッカーの場合、個々のイレブンの作動に位置以外の分業は基本的にありません。フォワード、ミッド・フィールダー、ディフェンダーの区別、左サイド、センター、右サイドの区別でも同じです。ポジション・チェンジも可能ですし。キーパー人格だけはゴール・エリアという一定の範囲では手を使うことが許されているという違いはあります。それでも、キーパーであってもフィールド・プレーヤーと同様のプレーをすることができます。これは、野球やアメフトとの一番の違いですね。
実はサッカーには十二番目の人格もどきが存在するのですが、いわゆるサポーターではありません。ゴール・ラインです。パスをイレブンの間でつないでいき、最後に敵のゴール・ラインをパスの受け手と見て、それを越えればゴールになり、得点になって、ゲームはいったん消失します。シュートはゴール・ラインを受け手として意図したパスです。よく「シュートはゴールへのパス」と言われますが、言いえて妙ですね。敵チームは、このパスの連鎖に攪乱を与え、自分たちのパス連鎖に切り替えて、反対のゴール・ラインへのパスを目指すわけです。
コミュニケーションの一種ですから、パスにおいても二重偶然は存在します。特にサッカーの場合、手が使えませんから、その頻度は高いものになります。パス・ミスということですが、これにはキック・ミスとトラップ・ミスがありえます。敵からの攪乱を受けつつ、パスが通るためには、したがって、高い精度のキックとトラップが要求され、これにはシステムの環境であるプレーヤー個人のテクニックやスピードが必要になるのです。パスが通るためのもう一つの手段は、プレーヤー間の共通理解を高め、敵の攪乱を無効化してかいくぐることですね。いわゆる攻撃の組織とはこの共通理解のコード・システムです。このコードのベースを与えるのが本来の監督の役割と言えます。サッカーにおいて監督の比重が高いのはこのためですね。オシム監督が日本のA代表に高いレベルのシステムを構築していることを期待しましょう。

