第33回大会。
平成になって最初のレース。いきなりだが、この年のレースはあまり印象に無い。
しかし、語っておかねばならない。(なんでやねん!)
初日、選手紹介の中道善博の頭を見てビックリ。坊主頭だった。
実は、直前の住之江でとんでもない事が起こった。
太閤賞優勝戦、優勝は池上哲二。
この時、丁度会社の休憩時間だったので、食堂でレース観戦。
2着も中道で決まりそうだったが、ゴール直前エンスト。
必死でパドルを漕ぐも、その横を角井が通り過ぎ大荒れ。
翌日の新聞で詳細を知ったのだが、原因はなんとガス欠。
当然のように、ゴール目前でカス券に変えられたお客人は騒ぎ出した。
こんな事があって望んだびわこ。
しかし、当たったエンジンはワーストに近い「宇治」。
(当時はエンジンに地名が付いていました)
ところが、気迫で立て直しオール連対で優勝戦進出。
お客さんも心情投票なのか、一本被り。
中でも大外の野中と、これまたオール連対の超抜・桃山エンジン井上利明との連単が群を抜いている。
しかし、私が選んだのは2号艇・酒井忠義。
この酒井のエンジンは、恐らく史上最高だと思われる、「大津」。
(その昔、雄琴という名機があったそうですが、私は見た事が無かったのです)
びわこ王座優勝の生部守を初め、誰が乗っても(失礼)初おろしから吹きまくっていた。
そして優勝戦・・・インコースはなんと、3号艇・井上。
(当時は持ちペラがまだ浸透していなくて、井上選手もこの時オーナーペラだったと記憶している)
起こす前からフライングするのでは、と言うぐらいの深イン。
対して2コースは6号艇中道。絶好の展開。
大外の野中も、スタート行って見せ場を作ったが捲り切れず。
インの井上も、いくらスタートが早いと言えど
これだけ深くては、勝負にならなかった。
そして、思惑通り酒井が2番手追走。
フッフッフッ、大津エンジンが抜かれるわけ無い、頂き・・・!?
しかし、死んだはずの井上が、いや桃山が抜いてくれた。
終ってみれば、オール連対の2人の決着だった。
昨年のチャレンジカップ優勝戦、解説者として訪れられた中道さんと遭遇。
すっかり柔和な顔になられていたが、
激闘の歴史を物語るその皺(しわ)を見て、当時のレースを思い出した。
(本文中は敬称略させて頂きました)