2004年11月21日

宮妃杯の思い出・2

第33回大会。
平成になって最初のレース。いきなりだが、この年のレースはあまり印象に無い。
しかし、語っておかねばならない。(なんでやねん!)

初日、選手紹介の中道善博の頭を見てビックリ。坊主頭だった。
実は、直前の住之江でとんでもない事が起こった。
太閤賞優勝戦、優勝は池上哲二。
この時、丁度会社の休憩時間だったので、食堂でレース観戦。
2着も中道で決まりそうだったが、ゴール直前エンスト。
必死でパドルを漕ぐも、その横を角井が通り過ぎ大荒れ。
翌日の新聞で詳細を知ったのだが、原因はなんとガス欠。
当然のように、ゴール目前でカス券に変えられたお客人は騒ぎ出した。

こんな事があって望んだびわこ。
しかし、当たったエンジンはワーストに近い「宇治」。
(当時はエンジンに地名が付いていました)
ところが、気迫で立て直しオール連対で優勝戦進出。
お客さんも心情投票なのか、一本被り。
中でも大外の野中と、これまたオール連対の超抜・桃山エンジン井上利明との連単が群を抜いている。
しかし、私が選んだのは2号艇・酒井忠義。
この酒井のエンジンは、恐らく史上最高だと思われる、「大津」。
(その昔、雄琴という名機があったそうですが、私は見た事が無かったのです)
びわこ王座優勝の生部守を初め、誰が乗っても(失礼)初おろしから吹きまくっていた。

そして優勝戦・・・インコースはなんと、3号艇・井上。
(当時は持ちペラがまだ浸透していなくて、井上選手もこの時オーナーペラだったと記憶している)
起こす前からフライングするのでは、と言うぐらいの深イン。
対して2コースは6号艇中道。絶好の展開。
大外の野中も、スタート行って見せ場を作ったが捲り切れず。
インの井上も、いくらスタートが早いと言えど
これだけ深くては、勝負にならなかった。
そして、思惑通り酒井が2番手追走。
フッフッフッ、大津エンジンが抜かれるわけ無い、頂き・・・!?
しかし、死んだはずの井上が、いや桃山が抜いてくれた。

終ってみれば、オール連対の2人の決着だった。


昨年のチャレンジカップ優勝戦、解説者として訪れられた中道さんと遭遇。
すっかり柔和な顔になられていたが、
激闘の歴史を物語るその皺(しわ)を見て、当時のレースを思い出した。

(本文中は敬称略させて頂きました)

 

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