> 「しなぷす」TOPページ > 引きこもり 最多は30〜34歳 |
2008年02月23日
引きこもり 最多は30〜34歳
「引きこもり」となる原因は「就職や就労での挫折」が最多で、30〜34歳の年齢層が最も多いことが東京都が行った実態調査で分かった。本人の心理や意識にも踏み込んだ引きこもりの公的な調査は全国初。不登校など学校時代の体験をきっかけとし、若年層が多いとされる従来の見方とは異なる傾向が浮かんだ。
調査は、都内に住む15〜34歳の男女3000人を住民基本台帳から無作為抽出し、昨年9〜10月に個別に訪問。1388人から協力を得た。うち10人を引きこもりと判断し、別途調査した18人を加えて計28人を分析対象とした。
原因のトップは「職場不適応」と「病気」の25%だった。「就職活動不調」(14%)を加えると、就労・就職をきっかけとする人は39%に上った。「不登校」は18%だった。
年齢層別では、「30〜34歳」が全体の43%で最も多く、「15〜19歳」「20〜24歳」「25〜29歳」はいずれも18%。引きこもり状態になった時期は「25〜27歳」(29%)が最も多かった。
一般の人との意識の違いを比べる(複数回答)と、「親との関係がうまくいかない」と答えた人は36%(一般は10%)▽「家族とよく話す」は32%(同66%)▽「家族から愛されている」は29%(同63%)−−だった。
調査をまとめた明星大学人文学部の高塚雄介教授(臨床心理学)は、都内の引きこもり人口を約2万5000人と推計。また、心理的に同様の傾向がある「予備軍」は都内で約18万人、全国で100万人を超えると見ている。
高塚教授は、陥る人の特徴を▽自意識が強く状況変化に適応できない▽人と争って傷つくことを嫌う▽人間関係の訓練が不十分で逆境に弱い−−と分析。「国の対策は、引きこもりとニートの分類が不明確で、現状に合った受け皿作りが必要」と話している。
俺もこの年代だからこのニュースはとてもよく分かる。
付け加えるとするなら、この年代は就職氷河期真っ只中の世代だからだ。
第二次ベビーブームの後期の世代であり、かつ、バブルがはじけて企業が求人を控えたため当時の有効求人倍率が1倍もなかった時代。
書類選考だけでほとんど落とされ、何とか面接にこぎつけても10分程度の一次面接で自己PRはおろか喋る機会さえ貰えずに落とされる。
負のスパイラルに陥っていた時代だった。
(実際、俺の場合は150社近くの資料請求、80社近くへの応募、30社の面接、4社の内定という結果だった。)
当時はネットからエントリーなんてどこもやっていなかったから、選考資料を作るのも一苦労。
時間をかけて必死に作った資料を出しても、一、二週間後には紙ペラ一枚で「誠に残念ですが・・・」の一文が書かれた封書が来るだけ。
面接では圧迫面接もあったし、激しく人格否定されたこともあった。
(てか圧迫面接って意味ないよね? 落ちたらその企業へのイメージを悪くするし、受かったとしてもその企業で気持よく働こうって思う人はいないでしょ。 実際、俺もそれで内定を断ったし。)
(追記:痛いニュース:面接官「人格欠落人間だな」「何でもできると思ってるだろ」「賃金払う価値無い」)
当時はそれだけ多くの人がただでさえ少ないキャパをみんなで争ったわけだから、企業もまずは落すことのほうに力を入れていた気がする。
(実際、人事部に勤めている人が「当時は空前の買い手市場だし、雇用事体を控えていたから「いい人材」でも泣く泣く落としていた」って後に言っていた。)
しかも当時はまだ日本は新卒至上主義だったし、「新卒で就職出来ない人=駄目な人間」の烙印を押される風潮だった。
最初に失敗するともう這い上がることすら出来なかった。
(ぶっちゃけると、俺はそれが怖くて「妥協」して就職先を決めた。 それにこんな時代に拾ってくれるならそれだけでもありがたいって気持ちもあった。)
この記事はそのときの弊害が今になって現れてきているだけの話とも言えるが、この世代が「割り」を食ったということだけは同世代である俺は声を大にして言っておきたい。
今日、面接に行った企業でも、「CALCIOさんの世代は雇用を控えていた時代で、そのせいで中堅社員がほとんどいない。」と言っていた。
転職セミナーでも言っていたが、多くの企業は今その中堅社員不足で困っているそうだ。
「元はといえばその中堅社員となる人材を採用してこなかったお前らのせいだろが!」とも言いたくなるけどねw
そして受け皿として用意されたものが非正社員、契約社員ともなると引きこもりたくもなるよな、そりゃあw
(俺は経済的余裕がない環境だったから引きこもりたくて引きこもれなかったわけだがw)
Business Media 誠:引きこもりに男性が多い理由
カレーなる辛口Javaな転職日記:「“35歳”を救え〜あすの日本 未来からの提言」
sociologically@はてな:社会に合わせようとするから、社会と合わせられなくなっている
元彼がニートになった。
ひきこもりが70万人に達したようですね^^
<追記>
GIGAZINEにこの記事が採り上げられました。
この記事へのトラックバックURL
http://blogs.dion.ne.jp/calcio/tb.cgi/6849178
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのコメント
Posted by ひろぽん at 2008年02月23日 17:11
私も、もろにこの世代ですし、実際に今の病気になった原因のひとつが就労への不安だったので、CALCIOさんのようにきちんと働いている方がこういった話題を記事として取り上げてくれたのは私にとってずいぶん慰めになりました。
働いていない人間が何を言っても否定される時期もありましたし。私を含め、今病気になって働けずにいる人たちは絶望感とともに、社会に対して申し訳ないという、後ろめたさも持っていているはず。さらには体の不自由と就職窓口の狭さとでがんじがらめになっているのでは、と。
自分自身も働きたいけど働けない。もちろん私の場合は自分の責任もあるのですが、好きで病気になったわけでもないですし病気に対する理解も持ってもらえないな、と。
とくにパニック障害というのはなかなか認知されてないみたいです。「バスに乗るのも命がけ」のような感覚を経験のない人に理解してくれ、というのは自分勝手かもしれないんですけど。せめてそういう状況の人間もいるということが広まって
くれたらな、と。
・・・・気づいたら、愚痴になってました(失礼!)
やはりCALCIOさんもたくさん資料請求していたんですね。
誰もがそうでしたね。
私の大学でも、すごく器量のある人間がバタバタと落とされてました。面接を受けられるだけでラッキーという状態でしたよね。なかでも女性はひどい扱いされてましたし。セクハラまがいの質問があったと直接知人女性に聞きました。
まあ、でも時代のせいだけにしてたら、私のような人間はどんどん落ちてしまいますので、なんとか這い上がります^^
CALCIOさんも就職活動がんばってください。
面接、いい結果がでるといいですね。^^
それでは。
(う〜ん、かなり自己中な文章に・・・すんませんwww)
働いていない人間が何を言っても否定される時期もありましたし。私を含め、今病気になって働けずにいる人たちは絶望感とともに、社会に対して申し訳ないという、後ろめたさも持っていているはず。さらには体の不自由と就職窓口の狭さとでがんじがらめになっているのでは、と。
自分自身も働きたいけど働けない。もちろん私の場合は自分の責任もあるのですが、好きで病気になったわけでもないですし病気に対する理解も持ってもらえないな、と。
とくにパニック障害というのはなかなか認知されてないみたいです。「バスに乗るのも命がけ」のような感覚を経験のない人に理解してくれ、というのは自分勝手かもしれないんですけど。せめてそういう状況の人間もいるということが広まって
くれたらな、と。
・・・・気づいたら、愚痴になってました(失礼!)
やはりCALCIOさんもたくさん資料請求していたんですね。
誰もがそうでしたね。
私の大学でも、すごく器量のある人間がバタバタと落とされてました。面接を受けられるだけでラッキーという状態でしたよね。なかでも女性はひどい扱いされてましたし。セクハラまがいの質問があったと直接知人女性に聞きました。
まあ、でも時代のせいだけにしてたら、私のような人間はどんどん落ちてしまいますので、なんとか這い上がります^^
CALCIOさんも就職活動がんばってください。
面接、いい結果がでるといいですね。^^
それでは。
(う〜ん、かなり自己中な文章に・・・すんませんwww)
Posted by たま at 2008年02月23日 23:09
たまさんへ
うつ病やそういうことに関する病気は、働いている自分らにとっても他人事ではないですから、結構考えている人もいますよ。自分らもいつかなるかも知れませんしね。自分は小さい会社ですが、その中でも組合関係の仕事もしていますし。
うつ病やそういうことに関する病気は、働いている自分らにとっても他人事ではないですから、結構考えている人もいますよ。自分らもいつかなるかも知れませんしね。自分は小さい会社ですが、その中でも組合関係の仕事もしていますし。
Posted by ひろぽん at 2008年02月24日 14:03
ひろぽんさんへ
どうもありがとうございます。
私のまわりには、ひろぽんさんのような方がいなかったものでつい愚痴っぽくなってしまいました。病気仲間?も私と同様な考えでしたし・・・なんだか救われました。やはり私の考えが固いのかな、と。ほんとにありがとうございました。
(CALCIOさん、場所を借りちゃってすんません)
どうもありがとうございます。
私のまわりには、ひろぽんさんのような方がいなかったものでつい愚痴っぽくなってしまいました。病気仲間?も私と同様な考えでしたし・・・なんだか救われました。やはり私の考えが固いのかな、と。ほんとにありがとうございました。
(CALCIOさん、場所を借りちゃってすんません)
Posted by たま at 2008年02月25日 23:00
もともとの調査が、34歳を上限にしているので、少々恣意的なものではないでしょうか。35歳以上はどうなのかまで出さないと何とも言えない。高齢の引きこもりを意図的に無視しているように見えるんですけど……。
Posted by 通りすがりです at 2008年02月26日 10:32
☆ひろぽんさん☆
ホントにあの頃は酷かった。
少しでも引き延ばすために大学院に進学したりした人が多くいました。
就職出来てもほとんどが自分の希望職種じゃなかったし、もう俺の時代ぐらいから大卒でもプーなんて普通にいましたし。
コンサル、アナリストなんてトレーダーと一緒で山師みたいなものですよね。
普通に「2,3年後なんて私にも分からない」って開き直りますw
(お前らの仕事は過去の事例と今後の可能性を多く拾って予測することだろと小一時間(ry)
まあ誰しも不安だからこそこういう人に頼ってしまうわけですけど、会社の舵取りを人から言われたままに動かすだけになっちゃったらもうおしまいですけどね。
話が逸れましたが、就職率だったり景気だったりはこういう人達の話や噂に敏感に反応しますし、結局多くの人がその流れの中で踊らされてるだけっていう現実があるわけです。。。
ホントにあの頃は酷かった。
少しでも引き延ばすために大学院に進学したりした人が多くいました。
就職出来てもほとんどが自分の希望職種じゃなかったし、もう俺の時代ぐらいから大卒でもプーなんて普通にいましたし。
コンサル、アナリストなんてトレーダーと一緒で山師みたいなものですよね。
普通に「2,3年後なんて私にも分からない」って開き直りますw
(お前らの仕事は過去の事例と今後の可能性を多く拾って予測することだろと小一時間(ry)
まあ誰しも不安だからこそこういう人に頼ってしまうわけですけど、会社の舵取りを人から言われたままに動かすだけになっちゃったらもうおしまいですけどね。
話が逸れましたが、就職率だったり景気だったりはこういう人達の話や噂に敏感に反応しますし、結局多くの人がその流れの中で踊らされてるだけっていう現実があるわけです。。。
Posted by CALCIO at 2008年03月02日 18:51
☆たまさん☆
いやいや、「明日はわが身」である可能性も大きいので。
実際、突然会社に来なくなった人なんて俺の職種ではザラな話ですし。
自分で言うのもナンですが、俺も毎日働きながらストレスを多く感じています。体は半分壊れてますね。
(頭痛、眩暈なんて今まで1,2度しか経験していなかったのに、働き出してからは今や月一で起こるようになったし。)
いやー、俺は資料請求に限っては普通の会社だけでなくて興味本位に、資料が欲しいだけの会社も数に含まれるのでw
俺は男だからセクハラ面接はなかったですけど、圧迫面接は多くありましたね。
ああ、俺の面接のときは家族構成を聞かれ、母親一人だって言ったら「何で離婚したの?」って聞かれたこともありましたよ。
(「性格の不一致かと。個人の問題というか、男と女の話ですから・・・」っていっておきましたけど。)
今どきそんな質問してくる会社があるのかって絶望しましたよ。
(まあそういう質問された会社の面接は全て落ちましたけどね。)
いやいや、「明日はわが身」である可能性も大きいので。
実際、突然会社に来なくなった人なんて俺の職種ではザラな話ですし。
自分で言うのもナンですが、俺も毎日働きながらストレスを多く感じています。体は半分壊れてますね。
(頭痛、眩暈なんて今まで1,2度しか経験していなかったのに、働き出してからは今や月一で起こるようになったし。)
いやー、俺は資料請求に限っては普通の会社だけでなくて興味本位に、資料が欲しいだけの会社も数に含まれるのでw
俺は男だからセクハラ面接はなかったですけど、圧迫面接は多くありましたね。
ああ、俺の面接のときは家族構成を聞かれ、母親一人だって言ったら「何で離婚したの?」って聞かれたこともありましたよ。
(「性格の不一致かと。個人の問題というか、男と女の話ですから・・・」っていっておきましたけど。)
今どきそんな質問してくる会社があるのかって絶望しましたよ。
(まあそういう質問された会社の面接は全て落ちましたけどね。)
Posted by CALCIO at 2008年03月02日 19:11
☆通りすがりですさん☆
ブログに訪問&コメントありがとうございます。
そうですね、是非この上の世代はどうかってのも知りたいので制限なしでの調査して欲しいですね。
ブログに訪問&コメントありがとうございます。
そうですね、是非この上の世代はどうかってのも知りたいので制限なしでの調査して欲しいですね。
Posted by CALCIO at 2008年03月02日 19:18
「引きこもりは男性の方が多い」と言う結論から話が進んでますが、私もそうでしたが単に女性の場合引きこもっていても、「家事手伝い職」に勝手に分類されてるだけという話なのでは・・・。
Posted by 元3年引き篭り娘 at 2011年12月31日 13:07







自分も年齢的にはちょっと上ですけど、大学院卒ですから、就職時期自体はこの人たちの世代に近いものがありました。自分の場合は、今の会社へは運良く潜り込みましたが、希望職種であったことだけは、本当に運が良かったなぁと、これまでずっと思ってきましたからね。
これは個人的考えなんですけど、これより少し前位から、特に日本社会はコンサルタントなる方々の話しに何だかんだと振り回されているのではないかと強く思うんですがね。
彼らのために会社は莫大な金を払うけど、将来の保証をする訳じゃない。しかも、彼らの話しは議員みたいな数年経てばコロコロ変わって。時代の変化なんぞ良い理由をつけてはいますけど、そんなの誰でも言えるしね。
人事制度、会社のシステムすべてがそうで。究極、こういう会社にむさぼる連中が日本の経済成長を妨げているんじゃ無いのかと思うんですがね。皆が同じ様なことをして、インフレーションできる世界が構築できるわけはないし、コンサルの話しは、過去の成功事例を推奨するだけで、それが通用しないから、結局最終的には何だかんだと会社自身が自らを考えるんだしね。だったら、初めから自社の目的に合うものを真剣に考えたらどうなんだと思うわけです。