2006年03月20日
作者未詳『Subject:至急』
原本:電子メール文書体裁(仔細不明、伝某フリーランス記者作) 成立:2006年2月16日以前(平沢勝栄氏写本「2005年8月26日15時21分35秒」) 差出人:不明(平沢写本「@堀江」、異本「ホリエモン」) 受取人:不明(実質「受取人」の一人:永田寿康衆議院議員、黒塗り写本「所有者」多数)
学者が命名する生き物の名前には、「ニセなんとか」とか「なんとかモドキ」、はたまた「なんたらダマシ」というのが実に多い。学名にしても、たとえばニセ・アカシア、この接頭語からの直訳で知られる「pseud(o)-」に始まり、「-oides」「para-」「-inus」「su(b)-」等々、多彩。いやいや安直である。生物は適応放散、平行進化で似たような奴(私の生まれ故郷では「似タクサイ」という? たぶん)は沢山いるわけだが、だからといって、優劣をつけるように、片方を片方の偽物と決めつけるかのような命名は手抜きぢゃありますまいか。もちろん、それ以前からあった種に似せたり、騙くらかすのが目的で姿かたちを変えて出現したんだ、って進化系統学的?に言い張るんなら、まだしも。
ま、これは、生物多様性・種平等原則と云うか、普遍的には差別の問題である(そんな大層な)。でなければ、生きとし生ける物を等しく無くてはならぬ物としてお創りになった創造主にかわって地上で唯一の名を与えると云う、だいそれた行為へのあがないなきおごりたかぶりである(...冒涜?、まぁまぁそこまで)。
かたや人間の創造業界には、ホンモノがあって、それに似せる魅惑的な、なりわいがある。それは藝術、芸能、ブランド、スター、正当、不当、作為、不作為、故意、確信、多種多様多彩な、似せもの、偽物、偽者、贋もの。レプリカと贋作、本歌取り、パロディと盗作、声色[こわいろ]、物真似となりすまし詐欺、とかとかとか。いづれもこれぞホンモノの「ニセモノ」、欲望渦巻く感動のるつぼ。『伊勢物語』、『仁勢物語』、『江勢物語』、...
また違う志向に、フィクションをノンフィクションといつわる世界がある。似非、似て非なるものは論外とし、捏造論文とか偽装構造計算書とか粉飾決算とかも、その情熱には恐れ入る。「至急」と題された偽ホリえもんメールも、4月1日発信なら面白かったのに。そうでなく、架空を限りなく実在と見せて騙し騙され興じる創造ワールド。

かつて、駆け出しのころの私は、まんまとそれにひっかかった。ゲロルフ・シュタイナー著『鼻行類の構造と生活』(初版1961年)(Harard Stumpke名義『鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活』日本語版・思索社1987年(現在は平凡社ライブラリーに収録)、蚕所有本:第7刷1988-11-15)だ。そこに描かれた愛らしい図版を拡大コピーし、「絶滅した」動物群に思いを馳せつつ、飽かず眺めていたものである。心静かに落ち着いて読めば、それこそ愛らしい「創造物」であることが、にわかに判明するのに、である。であるから、私は永田町の某氏が議員でなければ、まったく非難する資格がないところの者である。
でも、騙そうとして(?)騙されたのは、私の不徳の致すところとして、恥ながら、まぁいいや(笑)、(汗)で済ませることだが、無知につけこまれ、そのごベストセラー・トラウマ・シンドローム(BSTS)になった「作品」は苦い。イザヤ・ベンダサンこと山本七平『日本人とユダヤ人』(第2回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品1971年、蚕所有本:角川文庫四版1971-10-30発行)だ。浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』(朝日新聞社1983年、蚕所有本:第9刷1986-01-10)を手にするまでの10数年は取り返しがつかない。
【フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』】
虚構記事
学者が命名する生き物の名前には、「ニセなんとか」とか「なんとかモドキ」、はたまた「なんたらダマシ」というのが実に多い。学名にしても、たとえばニセ・アカシア、この接頭語からの直訳で知られる「pseud(o)-」に始まり、「-oides」「para-」「-inus」「su(b)-」等々、多彩。いやいや安直である。生物は適応放散、平行進化で似たような奴(私の生まれ故郷では「似タクサイ」という? たぶん)は沢山いるわけだが、だからといって、優劣をつけるように、片方を片方の偽物と決めつけるかのような命名は手抜きぢゃありますまいか。もちろん、それ以前からあった種に似せたり、騙くらかすのが目的で姿かたちを変えて出現したんだ、って進化系統学的?に言い張るんなら、まだしも。
ま、これは、生物多様性・種平等原則と云うか、普遍的には差別の問題である(そんな大層な)。でなければ、生きとし生ける物を等しく無くてはならぬ物としてお創りになった創造主にかわって地上で唯一の名を与えると云う、だいそれた行為へのあがないなきおごりたかぶりである(...冒涜?、まぁまぁそこまで)。
かたや人間の創造業界には、ホンモノがあって、それに似せる魅惑的な、なりわいがある。それは藝術、芸能、ブランド、スター、正当、不当、作為、不作為、故意、確信、多種多様多彩な、似せもの、偽物、偽者、贋もの。レプリカと贋作、本歌取り、パロディと盗作、声色[こわいろ]、物真似となりすまし詐欺、とかとかとか。いづれもこれぞホンモノの「ニセモノ」、欲望渦巻く感動のるつぼ。『伊勢物語』、『仁勢物語』、『江勢物語』、...
また違う志向に、フィクションをノンフィクションといつわる世界がある。似非、似て非なるものは論外とし、捏造論文とか偽装構造計算書とか粉飾決算とかも、その情熱には恐れ入る。「至急」と題された偽ホリえもんメールも、4月1日発信なら面白かったのに。そうでなく、架空を限りなく実在と見せて騙し騙され興じる創造ワールド。

かつて、駆け出しのころの私は、まんまとそれにひっかかった。ゲロルフ・シュタイナー著『鼻行類の構造と生活』(初版1961年)(Harard Stumpke名義『鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活』日本語版・思索社1987年(現在は平凡社ライブラリーに収録)、蚕所有本:第7刷1988-11-15)だ。そこに描かれた愛らしい図版を拡大コピーし、「絶滅した」動物群に思いを馳せつつ、飽かず眺めていたものである。心静かに落ち着いて読めば、それこそ愛らしい「創造物」であることが、にわかに判明するのに、である。であるから、私は永田町の某氏が議員でなければ、まったく非難する資格がないところの者である。
でも、騙そうとして(?)騙されたのは、私の不徳の致すところとして、恥ながら、まぁいいや(笑)、(汗)で済ませることだが、無知につけこまれ、そのごベストセラー・トラウマ・シンドローム(BSTS)になった「作品」は苦い。イザヤ・ベンダサンこと山本七平『日本人とユダヤ人』(第2回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品1971年、蚕所有本:角川文庫四版1971-10-30発行)だ。浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』(朝日新聞社1983年、蚕所有本:第9刷1986-01-10)を手にするまでの10数年は取り返しがつかない。
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