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2007年09月18日

マロングラッセ


クリの実

クリ(栗)の実
ブナ科 クリ属

先日来、トチの実、アカシアの実、サンザシの実、
と掲載してきたが、
今日はクリの実。


クリの実2


栗は料理に、
あるいは和洋のお菓子の材料として用いられる。
そのひとつにマロングラッセがある。


ウィキペディアには次のように書いてある。

マロングラッセ(仏:Marron glacé )は、
クリを砂糖漬けにした菓子。

1.固い鬼皮を剥いたクリを煮て渋皮を剥く。
2.バニラで香りをつけた砂糖液(糖度25度)にクリを漬け込み、
沸騰させないように弱火で加熱する。
3.蒸発した水分を砂糖液で補いながら、
糖度が35度前後になるまで10日間ほどかけてゆっくりと煮詰める。
4.汁気をきり、表面を乾燥させて仕上げる。
5.砂糖液に風味付けのためのブランデーやラム酒を加える場合もある。

もともとフランス語でマロン(Marron)とは、
トチノキ科の木であるマロニエの実のことだったが、
マロングラッセに使うマロニエの実をクリで代用したことから、
クリのこともマロンと呼ぶようになった。


前半の製法はこれでよいのだろうが、
後半はほんとのことだろうか。
ウィキペディアを信じ切ってはいけない、
と聞くから疑い深くなっている。

同じくウィキペディアで「クリ」を見ると、
同じようなことが書いてある。

クリの実のことを「マロン」と呼ぶ場合があるが、
本来はトチノキ科のマロニエの実のことである。
かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていたが、
後にクリの実で代用するようになった結果、
マロンにクリの意が生じたといわれる。


『マロンとはマロニエの実のことだった』
というのはほんとらしく聞こえる。
『かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていた』
というのもありそうな話である。
しかし
『後にクリの実で代用するようになった』
というのは少し引っかかる。

『代用』とは
高価、稀少なものを低位のものに代えて間に合わせることでないだろうか。
マロニエの実で作った方がほんとは美味しいのに、
クリの実で我慢しているのだろうか?

マロニエに代えてクリを使ってみたら、
ずっと美味しかったから、
クリに替わったのではないだろうか。
(私の勝手な推測なのであるが・・・)


今度は検索で「マロングラッセの歴史」を見る。
沢山のブログが並んでいて、
ほとんど同じ文が載っている。

マロングラッセの歴史は古く、
その昔、マケドニアのアレクサンダー大王が
最愛の妻・ロクサーネ妃のために作ったのが始まりだとか・・・。
ヨーロッパでは 永遠の愛を誓う贈り物 として、
広く愛用されているそうです。


多分、次々と孫引きしているのだろうと思われるが、
よく見ると、
『アレクサンダー大王が妻のために始めて作った』
という記事と
『アレクサンダー大王が妻に贈った』
というのと2種類ある。

大王が始めて作ったのか、
世界制覇の途中で美味しい物を見つけて愛妻に贈ったのか、
は不明であるとして、
材料がマロニエだったのかクリだったのか、
それが知りたいのに、
書いてない。

ウィキペディアに書いてあった
『かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていた』
という文中の
『かつて』とはいつ頃のことだったのか?
アレキサンダー以前のことか?
『後にクリの実で代用するようになった』
のは何世紀頃のこと?

疑問は深くなる。

 
この記事へのコメント
こんばんは。
栗の映像、いいですね。特に二枚目は素敵ですよ。今回も面白いマロングラッセの由来のお話、楽しくまた感心しながら読ませていただきました。
わたしは長文は苦手なんですが、capucinoさんの文章はいつもすらすらと読めてしまうんですよ。文章の構成が巧みなんですね、羨ましいです。
Posted by デカプリオ at 2007年09月18日 18:14
私がモンブランを選ぶ時、トップのマロングラッセが美味しいことが重要になっております。
ただ半年以上はいただいて無いです。
f^_^;
Posted by 凪々@休憩中 at 2007年09月18日 21:14
こんばんはー

わぁ〜 2枚目のお写真素敵です!! とてもきれい!!
マロングラッセ・・・甘い栗のお菓子ですね。。。
これは食べるの専門です♪
でも 栗はお菓子より 料理の方が好きだったりします。。。
Posted by at 2007年09月18日 22:54
マロングラッセって、マロニエの実で作っていたのですか〜〜??
私も栃の実のせんべいなら、夏に鞍馬で頂きました(笑
栗でも栃の実でもいいです
ラム酒の「ばしばし」に効いた美味しいマロングラッセ食べたいです〜〜♪
・・それにしても、ほんとに二枚目のお写真、綺麗〜〜♪
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2007年09月18日 23:45
ウィキペディアは作り上げていくネット上の百科事典ですから、色々な人の書き込みで成り立っているらしいですね。
でも、マロングラッセの成り立ちがよく理解できました。

自宅に栗の木が欲しくて、丹波栗の苗木を購入してきたことがあります。本当に3年目から実がとれるようになりありがたいものでした。
どんどん巨大になり、栗の花の独特の臭いと共に大量のスズメバチなどもやってくるようになりました。(笑)
増築時に泣く泣く切る羽目になりましたが、切った木は何か作ろうとまだ残してあります。栗の写真を拝見して当時を思い出しました。
Posted by MG at 2007年09月19日 10:11
デカプリオさん、ありがとうございます。

近所にはかなり沢山の栗林があります。
周囲にフェンスがあるのですが、
そのフェンスから張り出している枝にも
実がいっぱいついていました。

文をお褒め頂き恐縮ですが、
検索で見つけてきた文をつなぎ合わせているだけです。
その際にいろいろなことが分りますので、
自分の勉強になっています。
ただし、すぐに忘れてしまうのですが(苦笑)
Posted by capucino at 2007年09月20日 17:16
凪々さん、ありがとうございます。

昨日の帰りにモンブランを買ってきました。
上に乗っていたのはクリですが、
単に甘く煮ただけのようでした(涙)
安いケーキでしたから仕方ありませんが〜〜
Posted by capucino at 2007年09月20日 17:20
輪さん、ありがとうございます。

マロングラッセは手間がかかるようですから、
食べるのが専門になるでしょうね。

輪さんはお料理が得意だから、
クリもいろいろと使いこなしているのでしょうね。

Posted by capucino at 2007年09月20日 17:26
マロニエのこみち…さん、ありがとうございます。

クリの写真を載せて、
何を書こうかと思って調べていたら、
「かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていた」
というのがありましたので、
これは面白いと思って記事にしました(笑)
Posted by capucino at 2007年09月20日 17:30
MGさん、ありがとうございます。

『巨大になった栗の木』
切ってしまわなければならなくなったのは辛いことでしたね。
大きな材木が保管されているのでしょうが、
木工の得意なMGさんのことですから、
そのうちに立派な家具にでもなるのでしょう。
ぜひそうして下さい。

私のクリは近所のクリ農家のものです。
他にブドウ農家もありますが、
どちらの畑もすこしずつ減っているようです。
Posted by capucino at 2007年09月20日 17:38