
クリ(栗)の実
ブナ科 クリ属
先日来、トチの実、アカシアの実、サンザシの実、
と掲載してきたが、
今日はクリの実。

栗は料理に、
あるいは和洋のお菓子の材料として用いられる。
そのひとつにマロングラッセがある。
ウィキペディアには次のように書いてある。
マロングラッセ(仏:Marron glacé )は、
クリを砂糖漬けにした菓子。
1.固い鬼皮を剥いたクリを煮て渋皮を剥く。
2.バニラで香りをつけた砂糖液(糖度25度)にクリを漬け込み、
沸騰させないように弱火で加熱する。
3.蒸発した水分を砂糖液で補いながら、
糖度が35度前後になるまで10日間ほどかけてゆっくりと煮詰める。
4.汁気をきり、表面を乾燥させて仕上げる。
5.砂糖液に風味付けのためのブランデーやラム酒を加える場合もある。
もともとフランス語でマロン(Marron)とは、
トチノキ科の木であるマロニエの実のことだったが、
マロングラッセに使うマロニエの実をクリで代用したことから、
クリのこともマロンと呼ぶようになった。
前半の製法はこれでよいのだろうが、
後半はほんとのことだろうか。
ウィキペディアを信じ切ってはいけない、
と聞くから疑い深くなっている。
同じくウィキペディアで「クリ」を見ると、
同じようなことが書いてある。
クリの実のことを「マロン」と呼ぶ場合があるが、
本来はトチノキ科のマロニエの実のことである。
かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていたが、
後にクリの実で代用するようになった結果、
マロンにクリの意が生じたといわれる。
『マロンとはマロニエの実のことだった』
というのはほんとらしく聞こえる。
『かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていた』
というのもありそうな話である。
しかし
『後にクリの実で代用するようになった』
というのは少し引っかかる。
『代用』とは
高価、稀少なものを低位のものに代えて間に合わせることでないだろうか。
マロニエの実で作った方がほんとは美味しいのに、
クリの実で我慢しているのだろうか?
マロニエに代えてクリを使ってみたら、
ずっと美味しかったから、
クリに替わったのではないだろうか。
(私の勝手な推測なのであるが・・・)
今度は検索で「マロングラッセの歴史」を見る。
沢山のブログが並んでいて、
ほとんど同じ文が載っている。
マロングラッセの歴史は古く、
その昔、マケドニアのアレクサンダー大王が
最愛の妻・ロクサーネ妃のために作ったのが始まりだとか・・・。
ヨーロッパでは 永遠の愛を誓う贈り物 として、
広く愛用されているそうです。
多分、次々と孫引きしているのだろうと思われるが、
よく見ると、
『アレクサンダー大王が妻のために始めて作った』
という記事と
『アレクサンダー大王が妻に贈った』
というのと2種類ある。
大王が始めて作ったのか、
世界制覇の途中で美味しい物を見つけて愛妻に贈ったのか、
は不明であるとして、
材料がマロニエだったのかクリだったのか、
それが知りたいのに、
書いてない。
ウィキペディアに書いてあった
『かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていた』
という文中の
『かつて』とはいつ頃のことだったのか?
アレキサンダー以前のことか?
『後にクリの実で代用するようになった』
のは何世紀頃のこと?
疑問は深くなる。



