2008年12月09日

時には断ち切る勇気を

2008年もあと20日あまり。

今年は自分の中でさまざまな変化があり、
そしてまたある意味、不安定な1年だったと思う。


もともと、小さなことに躓いては傷つき、
いつまでもグチグチと思い悩む性格。

小さなことでもそんな調子だから、
大きな壁にぶつかったり、
深い落とし穴に落ちたりすると
なかなか這い出せない。


でも。
時には、断ち切らなければならない。
いつまでも目をそらし、
気付いているのに気付かないフリをしていてはダメだ。

最近、とくにそう感じている。


何かを受け入れるには、
何かを捨てなければ。
自分のキャパシティの大きさに合わせて。
そろそろそういう生き方に
覚悟を決めなければならない年齢なのだと思う。

 
Posted by おばら at 18:19  |Comments(0)TrackBack(0) | 気ままエッセイ

2006年04月10日

笑って過ごそう

人間、笑顔は大事だな〜と、改めて思い知らされる出来事がありました。

それは、とある田舎道を走る路線バスの中での出来事。始発ターミナルを出発して間もなく、前方に座っていた中年女性がなにやらブツブツ小声を発しながらバスの一番後方の、さらに一番隅の席に陣取ったのです。その人が通路を通る時、チラッと見た姿は・・・ウェーブの取れかかったぼさぼさの髪、日に焼けたノーメークの顔、くたびれたトレーナーにジーンズ。そして眉間にしわを寄せ、下唇を突き出したような、いかにも「私は世の中全てに不満がある!」といわんばかりの表情。決して、その身なりが悪いというのではないのですが、正直、心の中で「嫌な感じの人」と思っていました。

20分ほど走ったところでしょうか?
背後からふいに風を感じると同時に、もやっと、嫌なにおいがしてきました。タバコの煙のにおいです。
まさか、そう思ってそっと振り向くと、案の定、先ほどの女性が自分の横の窓を開け、タバコを吸っているではないですか。それも前の座席の背もたれに隠れるようにして。

もちろん、マナー違反も甚だしいです。窓を開けても、全ての煙が外に流れる訳ではありません。第一、車内には大きく「禁煙」の文字。よっぽど怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、こういうタイプの人は自分の非を認めるどころか、「煙の来ないところに座ればいいでしょう」と開き直るのが関の山でしょう。生意気盛りの高校生ならいざ知らず、どう見ても私より年上の中年女性に、今更注意しても・・・そんな思いもあって、最前列に席を移動するという手段で抵抗するのが精一杯でした。

それからしばらく、バスに揺られながら心の中でその女性に向かって悪態をついていると、ふと、窓に映った自分の顔に気がつきました。そこにはつい半時間前に、自分が「嫌な感じの人」と思ったタバコの女性と似たようなしかめっ面がありました。
ああ、だめだだめだ、こんな顔をしていたら、私もあんな顔つきになってしまう。えらが張って、鼻が丸くて、不格好なこの顔でも、笑顔としかめっ面では少しは笑顔のほうが愛嬌があるはず。いつも心に不平や不満を抱えていては、その思いが身体の中からにじみ出て、考え方にも行いにもきっと出てしまうに違いない、そう、あのタバコの女性のように・・・。

毎日の生活の中では、いつも笑って過ごすことは難しいことです。でも怒るより笑うほうが、どんなに精神衛生上好ましいことか。生まれたばかりの赤ちゃんはみな天使のように可愛らしい笑顔なのに、歳を重ねるうちに、「意地悪そうな人」の顔になったり「優しそうな人」の顔つきになってしまいます。
私が目指しているのは、だれからも親しまれるような「可愛いばあちゃん」のはず。そのためには小さなことでも思わずにっこりできたり、お腹の底から笑えたり、そんな毎日を過ごしていかなきゃ、そう思わせられた出来事でした。
 
Posted by chobisan at 22:15  |Comments(4)TrackBack(0) | 気ままエッセイ

2005年04月11日

人のふり見て・・・

「マネキン」という仕事をしたことがありますか?
スーパーなどで試食や試飲をすすめたり、キャンペーンでグッズやちらしを配る仕事です。

派遣会社に勤める友人からの依頼で今でも時々、「マネキン」として出没する私です。

1日、お店に立っていると、いろんな人に出会いますし、見かけます。特に、親子連れの行動が目につきます。

・・・おいおい、まだよちよち歩きじゃないか、手をつないでおきなよ! 知らない人に連れて行かれるぞ!

・・・小学生にもなれば自分で歩けるだろ〜〜!しかも靴を履いたまま、買い物カートに乗せるな!次に使う人はそのカートに食品を入れるんだぞ!?それとも自分の子どもは
「荷物」!?「商品」??

・・・おいおい、まだ小さいからって小さなカートに3人も乗っけるなよ〜〜〜。急に立ち上がってバランス崩して落ちたらど〜すんの?それとも店の責任にしちゃう!?
・・・仲良し家族もいいけど、通路いっぱいに広がってのそのそ歩かない!後ろで迷惑顔しているお客さんがいるじゃないか〜!

などなど。
もちろん、心の中で思うだけで、決して声には出しません。そんなことしていたら、仕事になりません。(立場上&きりがないので)

「独身の私には、理解できない事情があるのかもしれない」
心の中ではいらつきながらも、そう思って、笑顔を浮かべながら立っています。そしてその度に思うのです。

「自分は、気をつけよう。」と。
 
Posted by おばら at 10:22  |Comments(6)TrackBack(0) | 気ままエッセイ

2005年01月21日

「あなたは大人の顔をした意地汚い子どもだ」と、罵られたことがある。
8歳ほど年上の、半年間だったけど、女性の上司から。

自分がどれだけ惨めで悲惨な少女時代を過ごし、そこから這い上がり、実力で勝負をしてキャリアをつみ、言い寄る数々の男を振り払い、稼ぎのいい旦那と可愛い子どもを持った、それがその人の人生らしい。何度も聞かされた。

そして必ずその上司は、私のすべてにケチを付けた。「こんな文章中学生でも書ける」「仕事が遅い」「発想が俗」・・・その度に私は、表面で笑い、心の中で悪態をつくことで精神の均衡を保っていたように思う。そんな私の心が「大人の顔をした意地汚い子ども」にその人には見えたのかもしれない。


歯並びが気になり、歯列矯正を受けた。
私の場合、下あごも出ている受け口で「これなら顎変形症というりっぱな症名が付くから手術で治しましょう」ということになり、1ヶ月の入院を伴う手術を受けた。
顎の骨を切ったのだから、骨をつなげるために固定する、という理論は理解できても、実際に2週間口を閉じられるのは想像を絶する辛さだった。さらに固定を外した直後は、顔中の筋肉が固まってしまい、口を3ミリ開けることさえできなかった。リハビリのために口をこじ開ける医師の指を噛み切ってやりたいほど、激痛に襲われた。

「とにかく頬の筋肉を揉んで、口を開く練習をしなさい」と言われていた頃にベッドの上で考えたのは、「ああ、人間笑わずにいると、どんどん顔の筋肉が萎縮して、能面のように無表情な顔になるんだ」ということ。

そして浮かんだのが、もう忘れかけていた、あの女性上司の顔だった。
「いやだ」
あんな顔にはなりたくない。
私が目指しているのは、「かわいらしいばあちゃん」だ。
あんな顔になってなるものか。
笑え、笑え、笑っていよう。
たれ目と言われる私だけど、いつも何かにイライラし、目をきっとつり上げているあの顔にだけはなるまい・・・・・!



ふと、鏡を見て思ったこと。
最近、笑ってないよ・・・ね?、私。
いかんいかん。
「顔」を作るのは自分自身だよ。


 
Posted by おばら at 23:19  |Comments(4)TrackBack(0) | 気ままエッセイ