2012年04月11日

「見た目より若い?」反論 市村正親/林真理子


 4月28日全国東宝系で公開される「テルマエ・ロマエ」は、とことん面白いら
しい。林真理子いわく、正統派主役俳優による上質な、しかし笑いの止まらない
作品だそうです。見逃せませんね、秋公開ののぼうの城も期待が高まります。

 週刊朝日で、お二人の対談を拝見しました。まだ50代とばかり思っていた
市村さんは、ナント63才、二人目のお子さんを得たそうです。(すばらしい!)
その対談で、こんなやり取りがありました。
林「(市村さんは)見た目よりずっと若いから ・・・ 」、市村「えっ、見た
目より若い?見た目が若いんでしょう?」、市村さんの突っ込みです。
日本語は難しい、「見た目は老けているけど(年のわりに)、若い」と「若く
見えるけど、年だ」のニュアンスは、微妙です。
しかしどちらも、「裏」を感じる。
差し支えのない表現は、「いやぁ、お若いですね」でしょうか?

 私は、映画「13人の刺客」から、ファンになりました。初めての時代劇、あま
りに見事な殺陣に、うなりました。「テルマエ・ロマエ」では皇帝役、「のぼう
の城
」では秀吉役と名優の域に入りつつある。どんな秀吉を演じるか、サル顔、
細身の秀吉のイメージが変わるかもしれない。


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Posted by 耕 平 at 10:45  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ , 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月08日

めがね 2007年 小林聡美/もたいまさこ/市川実日子


 不思議な作品です。旅の民宿でで見知らぬ人と出会い、初めはうっとうしさを感じ
ながら打ちとけてゆく。気がつくと今年も足を運んでいた ・・・ 
そして全員がメガネをかけていました。ありそうでなさそうで、理解は観客の皆さん
にお任せ。しかし何故か、かもしれないと思う、そんな作品です。

120408めがね.jpg 監督は「カモメ食堂」の荻上直子さん。旅と癒しの第2弾? いや今回の旅では、誰一人として自分を吐露する場面がありません。語りがなく、癒される? 民宿で全員一緒に食事をする煩わしさは、一人旅ではまず分かれ道となる。訪れたタエコ(小林)は、一度この民宿を出ようとした。宿替えした先は、食事時間以外も協調が要請され、タエコはまたもとの民宿ハマダに戻るのだった。ハマダの心地よさが少しづつ ・・・ 2者択一、シンプルすぎる理解と選択だ。
だがそうかもしれない、一人では生きていけないし、一人きりにはなれない。
当初煩わしく思えた枠は、最小の規制だったのか?それだからこそ、自分をさらけ出さ
なくてもゆっくり心が開いていったのか?
心から苦しみや悲しみを吐き出さなくても、波は洗い流してくれるだろうか?
 

 南島は、海が美しい。終戦の大きな悲劇があった。寄せては引く波に、悲しみが洗い
流されたとも思えない ・・・


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2012年04月07日

「市長死す」・「刑事〜奇妙な死体」・「教師〜生きろ」


 楽しんだドラマ
・4/3 フジTV 「市長死す!」反町隆・イッセイ尾形・木村多江
・4/4 TV東京 「刑事の越えた一線、奇妙な死体」 寺脇康文・山口裕太朗
・4/6 TBS ブラックボード 校内暴力「生きろ」時代と戦った教師たち
              佐藤浩市・志田未来・木村多江・貫地谷しほり

 今週は、仕事三昧、仕事用のホームページ作りとドラマ三昧の日々でした。
ホームページは一段落つき、家族や友人、本来のお客様にコメントをお願いして
います。この経験は、後ほどBlogにアップします。

ドラマには新しい発見が、ありました。

 新しい発見とは、フジもTV東京も結構やるじゃん(笑)と言うことでした。
実直が俳優となったようなイッセイ尾形さん、部下のつかい込みの責任を取り、
気の強さと優しさをもった木村多江に恋をし、部下に横取りされる。
歳月を経て、TVの画面でその彼女の一瞬の姿を見出す。
今流に言えば年の差の一方的な思い、悲しいあだとなる。木村は押さえた演技、
「イッセイとの恋など考えたこともなかった」と言う。市長の孤独な愛と死だっ
た。老いの悲しさを、実感する。鼻の下なんぞ夢伸ばせない(笑)

 刑事の一線〜の寺脇、あまり器用な俳優ではない、成長途上にある。が今回は
いい出来だった。今新聞をにぎわす証拠の改ざんを犯す刑事を演じた、懲役刑を
受ける。しかしその改ざんは、やくざとなった少年時代の親友の仇打ちと連続
女性異常殺人の犯人を逮捕するためだった。親友の息子役に山口百恵の次男貴大
が出演、なかなかの好演だった。異常殺人者をあやしげな眼で演じました。

 校内暴力「生きろ」のいわゆる暴力教師役佐藤浩市は言うことがない、いい
役者になった。志田未来の成長が楽しい、女王の教室の小学生・妊娠した中学生
役・今回の女番長役と楽しみな女優に成長している。これまた教師の平凡な妻役
の木村多江が呟くように言い放った「母親には、退職がない」、じつにすばらし
い台詞でした。辞表を出し退職した佐藤浩市の、「教師には退職はない」「
生徒の中ではずっと教師だ」と言う言葉も胸を打ちました。

不思議な女優木村多江、モダンダンスも得意なほんとに特異な女優です(笑)


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Posted by 耕 平 at 16:40  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月01日

プール その2 小林聡美/もたいまさこ


 混迷を続ける政局、社会を暗くしているのは政治だと思う。こんな時には、
こころのこわばりをほぐすサプリが必要です。プールは、ぴったりのサプリでした。
小林の作詞作曲ギター弾き語り、妙に味がある。少年ビーが摘んでくれた野原の花に
癒されたさよ(伽奈)との3人の静かな合唱が、心に響きます。

120401プール1.jpg  120401プール2.jpg

 2年間祖母と二人にされたさよの寂しさは、よく分かる。母京子(小林)が、
タイ少年のシャツを洗ってやることにも、ふとこころもとない嫉妬を感じる。
母に捨てられたビーには、それがよく分かった。彼はさよのために花を摘み、
そっとさよの部屋の前に置いた。

 タイの子犬は、みんなプリッとしているのか(笑) 菊子(もたい)のゲスト
ハウスのスタッフに優しくされているからだろう、幼児体型に思わず噴き出す。
オーナー菊子は余命半年だった。好きなところで、好きなことををしている
うちに3年が経っていた。母京子は言う、「どこにいたって、誰といたって、
死ぬ時は死ぬんだから ・・・ 」、たしかに、言うことはない。
自分の過剰な愛や押し付けがやんわり、しかし強烈に否定される。
京子(小林)は、娘さよに自立を促したのだった。

 しかし母は母、京子は娘さよにストールをつくっていた、それは2つ目のお土
産だった。それをさりげなく首に巻き付けたさよ(伽奈)は、さすがだった。
眩しいぐらいに美しい、さすが一流のモデルだ、これも言うことがない。

 別れの日、ビーの「お姉さん、元気で!」にさよはタイの人達に負けないぐら
い礼儀正しく「ビー、ありがとう」を自然に口にした。さよの成長です。
ビーの印象的な言葉「僕お母さんに会いたい、夢の中でもいいから」、これを
聞いた菊子(もたい)「夢に出てこないと言うことは、どこかに生きている」
 ・・・ 犬も猫も、豚も、少年も菊子が引き取ったものだった、いや出演者
すべてがそうだったのかも ・・・ たっぷり癒されました。


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2012年03月31日

プール 2009 小林聡美/もたいまさこ/加瀬亮


 オープニングいきなり水のせせらぎと鳥のさえずり、プールがズームアップされる。
タイの少年ビーがプールに落ちた枯れ葉をすくあげていた。もう充分に癒される光景
です。ここは京子(小林)が働くゲストハウス、今日は娘が日本からやってくる。
ビーは京子に「ちらしずし」をねだる、私にとってもちらしずしはお祝いの日のごち
そうだった ・・・ のどかな光景が展開される。

120331プール1.jpg  120331プール2.jpg

 漫画家桜沢エリカ原作、脚本監督大森美香監督作品。登場するのは小林ほか、
もたいまさこに加瀬亮、そして平成の美女伽奈とタイの可愛いコンピラ君。
癖のある監督に癖のある演技陣、そして癖のある美少女に純真そのものの少年。
チェンマイが舞台となる、チェンマイにはタイの国際空港がある。さよ(伽奈)
は、大学の卒業旅行に敢えて自分を祖母に預けてタイに渡った母に会いに来た。
心にけじめが欲しかったのか。出迎えたゲストハウスのオーナー菊子と市尾(加瀬)に、
さよは「わたし寂しそうに見えません?」と尋ねる。

 迎えに出たのは人だけではない、タイ生産のトヨタハイラックスダブルキャブップ。
ご当地にぴったりの雰囲気があった。おとぎ話風ドラマに、現実感が漂う。
白を基調としたゲストハウス、ここまで素敵なゲストハウスはないとのことですが、
緑にたたずむこの光景に近いものがチェンマイには点在するそうです。

 仏教国タイ、涅槃仏とスローな生活、美味しい食事、3,4日間で伽奈は母を理解
できるか? 「私ぐれていたかもしれない」「そんなことはない、私知っているも
(あなたのこと)」「自分がしたいことをするのがいい」・・・ 

 きっと分からないに違いない、そう簡単に分かるものではない(笑)
しかし伽奈は、とんがった気持ちに多少の折り合いをつけたに違いない。
プールは、そう言うドラマだった。小林を、あらためて演技派と思う。
ビーの真実を見分ける瞳が、たまらなくかわいい。やはり秀作だ。

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2012年03月23日

海を飛ぶ夢 2004 スペイン映画 ハビエル・バルデム


 張りつめた空気が漂う作品です。28年間寝たきり、四肢麻痺のラモンが、出来る
ことは窓から出て丘を飛び海を飛ぶことを想像することだった。やさしい兄と
その妻や息子達と暮らしていたが、自分の意志では1センチも歩けなければ手を
伸ばすことも出来ない生活、彼は「尊厳死」を望んだ。オスカー外国作品賞受賞
作品。

120323空を飛ぶ夢1.jpg  120323空を飛ぶ夢2.jpg

 四肢の麻痺以外は、豊かな感性で作詩をしラジオやレコードを楽しみサッカーを
テレビで観戦するラモン、自分では何一つ自由に行動することが出来ない役柄に
スペインの名優ハビエル・バルデムが挑んだ。見守る父もいた。ラモン同様船乗りだった
兄は、ラモンのために農家を営み、気のやさしい義姉は母のようにラモンに寄り添った。その息子は、実の息子同様にラモンの手足となりラモンの一挙一動が理解出来た。
彼は裁判闘争に出た、支援団体の助けを受けフリアと言う美しい女性弁護士が立ち
上がった。彼女は、ラモンの豊かな感性や資質を見抜いた。
彼女も血管性痴ほう症と言う不治の病と闘う身であった。
もう一人貧しい子持ちの女性ロサが、生きる手助けをと支援を申し出た。
ラモンは、義姉・支援団体の女性・フリア・ロサと言う女性たちに囲まれる。
しかし裁判は、敗北だった。

 彼の本が出版された。その日はフリアと命を絶つ日だった、彼女も自分が植物
人間となる前に自分の意思で死を求めた筈だったが ・・・
彼は、尊厳死に反対していたロサの手助けで「自殺」を図った。
今彼の手紙は、フリサの手許にある。しかしフリサには、もう記憶がない。
彼の旅立ちには、皆が協力した ・・・

 日本でも尊厳死法案が公表された、しかし穴は多かった。
田舎の長期療養型病院には、眠ったまま人工栄養で生かされているお年寄りも
多い。人工呼吸器の使用もある。まして四肢の麻痺のラモンにとっては、大変な
人生だった。原作は、実在のラモン・サンプドロさんです。
解き放たれた魂は、どこへ飛んで行ったのか ・・・

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Posted by 耕 平 at 16:21  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月21日

運命の人 TBS その2


 民主党岡田副総理が外務大臣だった2010年3月「密約の存在」と「関連文書の
紛失」が、国会で報告された。川口順子、福田康夫、阿倍晋三、高村正彦等歴代
の大臣や官房長官は、「事実無根」を通し続けた。

 故佐藤栄作総理は、武力によらない領土の返還を実現したことで「ノーベル
平和賞」を受賞し、国策捜査の現場指揮官だったカミソリ後藤田警察庁長官は
中曽根政権を支える名官房長官を務めた。
「男と女の情」「週刊誌のキャンペーン」から「国民の知る権利」の旗を降ろし退却
したマスコミや世論から、何を学ぶべきなのか?
・政府は、正しいとは限らない、嘘もつく
・官僚は証拠や不都合をを隠す
・検察・警察の国策捜査はあり得る
・マスコミは過ちを犯す、現在も犯し続けている
・倫理観は時に本質をゆがめる

 こうした中で、一記者の西山もまた流れに漂う一葉にすぎなかった。
西山夫妻は、ご一緒に暮されていると伺っている。
世間の冷たい目にされされながら、一時とは言え自分を裏切った夫、記者として
の夫を支えたのは、妻由里子だった。この役を本当に昭和の妻として演じた松たか
の出来は、花マルでした。また松重が演じた毎日政治部長上田健一さんも、素晴ら
しい出来栄えでした。取材方法については西山や渡邉(読売)とは一線を画す記者
信条とお聞きしていましたが、最後まで西山を守り続けました。
閑職に追われ主筆で退職されたよし、「さむらい」だった。松重さん、絶妙な演技
でした。かって乱暴者の部下と付き合ってくれた上司は、少なくなかった(笑)

 たしか評論家の三宅さんも西山記者の上司だったのでは ・・・
右や左で線をひけない戦後があり、沖縄の問題、全国の基地の問題がある。
幻想の平和から、現実を見直す必要がある。


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Posted by 耕 平 at 12:47  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ , 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月19日

運命の人 TBS 終わりましたね ・・・


 人は一度ならず、挫折をあじあう。少しでも乗り越えられたらあじあったことに
なるが、煮え湯を飲まされることが多い。毎日新聞西山記者の、人生もそうだった。
このドラマは、よい仕上がりになった、年月を経て熟成した感がある。

 原作は、元毎日記者の西山さんの後輩毎日大阪本社の記者だった山崎豊子さんの
「運命の人」だった。どうしてもっと早く出版されなかったのかと言う疑問には、
第4巻あとがきに取材の壁の高さ、外務官僚の口の重さだったとある。
私は、澤地久枝さんの「密約 外務省機密漏えい事件」(1974)を、この事件の物差
しとしてきました。五味川純平氏の資料助手として、歴史眼に磨きをかけられたのだ
ろう。運命の人は、2009年刊行この時間差に正直戸惑いを感じる。「やはり怖かった
のか」と ・・・

 TBSドラマはこのところ伝統を取り戻した感がある。西山記者役の本木、妻松たか
は押さえた演技でリアリティを醸し出し、女性事務官役の真木よう子も難しい役を
やり遂げました。また現在の読売渡辺会長役を大森南朋が巧みに演じました、見事で
した。最近読み直した「琉球の風」(陳舜臣)ととも、このドラマは心にしみ込み
ました。

 日本の国土の0.6%にすぎない沖縄に、日本の米軍基地の74%が集中している
現実が、すべてを言い表していると思います。このドラマ通して感じていた疑問を
まとめました。

・渡邉恒夫(現読売会長) 西山記者を支え、社を超えた親友
 渡邉さんにもこう言う時代があったのか(笑)
 東大新聞・大学院 ・・・ 共産党入党後の転向、あなたが立脚した思想は?
・機密を国会で追及した現横路衆院議長
 西山記者から資料を借り国会で追及、その後逮捕のきっかけとなる資料が
 自民党に渡ったと聞いている、故楢崎議員とその経過が分からない
・菅前総理の師とも言われている故市川房江さんは、「卑劣な取材方法だった」
 と評した。墓場でもそう思っているのだろうか?
・故佐藤道雄検事のち民主党議員 ・・・ 「男と女の情」起訴状作成検事
 上層部からの圧力か、個人の考えだったのか ・・・
 どうして民主党だったのか? 国民の知る権利を葬り去った検事と追及した
 国会議員が同居した民主党とは何だろう?

 わずか40年前の出来事です。事件前半の勢いは、「男の女の情」で世論が変わり
マスコミ各社の論調が後退した。
肩代わり負担機密は存在し、そのお金400万ドル(当時1$360円14.4億円)の行くへ
は誰も知らない。わりない仲、男と女の関係はやはり難しい。
私は、女性事務官を彼なりに守り続け、半ば裏切られても弁解をしなかった西山記者
の男気に強く惹かれる。


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2012年03月10日

家で死ぬということ 2012/2/25 NHK土曜スペシャル


 胸にくるものがあり、何度もHDDを見直しました、名作です ・・・ 
自分の両親、妻の母と3人の看取りをした。あーもすれば、こーもすればと、
ふと夢に見ることもあります。また両親は養父母であり、会うことはなかった
生みの母は会うこともなかった兄弟達にしっかり見送られたかとも ・・・ 

120310白川郷.jpg  120310家で死ぬと言うこと.jpg

 大女優渡辺美沙子には何のこともなかった演技かもしれないが、「金太郎」
「特命係長」「島耕作」と思いもかけないキャラをこなし続けてきたラガーマン
高橋克則にとっては、納得のいく作品だったに違いない。井上ひさしの「一人
芝居」を長年続けてきた渡辺美沙子は、前作NHK朝ドラ「おひさま」に続くドラマ
出演だった。二人の演技は、絶妙な絡み合いだった。高橋の控えめの演技は、力
まず絶品でした。47才克則の成長が、楽しみです。

 死に方は選べない、選ぶのはむずかしい。父は、胸騒ぎを覚え出張を切り上げ
間に合いました。母は大腸がんから肺がんに転移して2度目の大手術はあきらめ
ました。家で送くる体制を準備、酸素吸入器、24時間モルヒネなど両親の寝室は、
まさに小病院のようでした。でも最後は、知り合いのホスピスケアを利用せざる
をえませんでした。義母は2度目の骨折で歩けなくなり、縁のあった老健のお世話
になりました。
両親は私の5LDKの戸建の自宅で、義母は4LDKの転居先のMSでと住環境に恵まれ
ていましたし、ホスピスケアも老健にも縁がありました。
3人は同居、同居があって「信頼」と「アウンの呼吸」が生まれます。話し合い
や説教だけででうまくいくものではないのです。
高橋克則の渡辺美沙子に寄り添う姿、生活を共にする姿、地域への参加がとても
よく演じられていました。説教妻を言葉で諭す必要もありませんでした、論より
証拠です。

 高橋克則の長男坊は、とてもよい経験をしました。よだれで汚れる食卓、不自
由な病人の体をふく行為、下の世話 ・・・ 経験を積まなければ見なければ
理解することも許すことも難しい。命は、教科書で学ぶことではない。
白川では、医療・福祉・地域一体で、本人や家族と話し合い希望にそう看取りを
実際に進めていると言う。

 美しい世界遺産の白川でのドラマ、家や子どもたちは白川の世界遺産に
負けない老人の心の遺産に違いない。殺人事件や虐待の多発に警鐘を鳴らす
作品でもありました。



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Posted by 耕 平 at 13:14  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ , 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

顔のないスパイ 2011 リチャード・ギア


 ご婦人に圧倒的な人気があるギア様のスパイ映画です。久々しまったリチャード
を堪能しました、じつに久々です(笑) 「愛と青春の日々」にぞっこんな私には、
彼の2枚目は許されない。スパイ映画としては、やや難解でですが本物志向の作品です。ショーン・コネリー風なお年寄りになれるかも ・・・

120308顔のないスパイ1.jpg  120308顔のないスパイ2.jpg

 私は、大のスパイものファン。読書もそれなりと自負していましたが、この作品
の原作は知らない。しかしスクリーンからは、懐かしのフリー・マントルや
フレデリック・フォーサイスなど往年の作家の香りを感じました。スパイ作品の
本質は、リアリズム ・・・ 話は込み入っているが王道派の作品です。
原題 The Double のようにおひねりもダブルです。

 引退したCIA諜報部員(リチャード)と若いFBI捜査官(スパイダーマン3の
とファー・グレイスは、死んだ筈の旧KGB伝説の要員暗殺者「カシウス」を追う
ことになる。二人はともに、2重スパイでありFBI捜査官はスリーパーだった。
ソ連崩壊後、冷戦崩壊後のスパイ活動は、「暗殺」と「広範囲な情報集」を主と
していた。この暗殺者集団と戦ったCIA諜報員の孤独な死をかけた復讐とFBI捜査
官に語りかけた言葉は、胸に迫る。

 スパイに安穏とした、定年や引退はないようだ。しまった顔に乾杯(笑)
カーチェイスも銃撃戦も、リアリティがあり、私は十分多能しました。


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2012年03月03日

NHK朝ドラ カーネーション 麻生祐未、ひかる!


 カーネーションもあとわずかで終了する。NHK朝ドラヒロインと言えば新人
女優の登竜門、今回は中堅実力派尾崎真千代に注目が集中しました。
女学生から72歳までを演じ、女優は化けると言うか初老役も結構なものでした。
今日から夏木マリにチェンジ、早くから登場はアナウンスされていました。
私は尾崎真千代の続行が希望でした、麻生祐未も最後までやるのですから。

 私は、糸子役もさることながら糸子の母親、孫たちの祖母を演じた麻生祐未を
高く評価しています。きつい糸子にはらはらおろおろ、父親から糸子をかばい、
孫にはやさしいおばあちゃんでよき理解者でした。
良家のお嬢さんで商売の下手な夫を支え、そのノーテンキ振りは家族を柔らかく
包み込みます。私には、TBS「税務調査官・窓際太郎の事件簿」で小林念持と組む
女性税務職員の印象が強い。ちょっと声がど派手で印象深い独特な役柄でした。
「JIN−仁」では、綾瀬はるかの母親役を演じています。
この老け振りは、女優冥利に尽きるものだと思います。痴ほう症が進み、お迎え
も迫っています。今日は、亡くなった夫にない筈の銚子をもって注ぐシーンが
印象的でした。古き良き時代の妻の姿です、愛していたんですね。

 へたれはへたれでたいそうや ・・・ いいセリフでした!

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Posted by 耕 平 at 13:39  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

平清盛視聴率低迷、主人公のあしらいが難しい?


 松山ケンイチ苦戦、いや本人は意気軒高と言う。第一子にも恵まれ、心に
ゆとりか? 平清盛、同時代に生きた経験がないので人物評価は出来ない(笑)
しかし源平と言うと、何故か源氏びいきが多いような気がする。
演出で歴史上の人物の人気を変えるのは難しい、ケンイチは明るく健闘している。

 「平家にあらずんば人にあらず」と言われた平家の時代は短い。1185年の滅亡
までの3、40年間ぐらいのものか。王家・貴族勢力、宗教界の勢力と新興武士の
せめぎ合いの時代です。武士社会の確固たるあるべき姿は描き切れず、王家との
血縁と宮廷での身分確立と言う権力掌握の道を目指したように思います。
もとをただせば桓武平氏、この時代まだ皇族に近い意識も残っていたのか?
興福寺、東大寺の奈良仏教界、延暦寺天台宗等との関係確立に失敗、福原遷都を
目指しました。
清盛には壮大な計画もあったとも言われています。宮廷ー福岡から(宋)との
独占的な貿易の権利を瀬戸内を介して神戸に導き商権を奪取することであったと
言われています。私も清盛について考えるときに一番ドラマチックに感じる
ところです。福岡から陸路や瀬戸内経由で荷を運ぶなら直接神戸にと言う発想は
悪くない。海賊は、征伐したしと言うわけです。
きっと大宰府や琉球はかたずを飲んで見守っていたと思います。

 しかし王家はじめ貴族から遷都を反対され京に戻りました。
仏教界との軋轢は改善されていません、命取りになりました、源氏の台頭です。

 清盛は、きっと「パイレーツ」を目指したかったのではないだろうか(笑)


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Posted by 耕 平 at 15:12  |Comments(0)TrackBack(0) | 映画・テレビ , 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする