2006年12月09日

243_Bronch_Brush

243_bronchbrush今日の細胞は気管支擦過です。ご意見等々Comments欄へお願い致します。

最近寒いので洗い物をお湯でやることが多くなりました。そうしましたら手の甲の油がぬけてしまったのか、乾燥が激しくなりかゆみが出てくるようになってしまいました.......昔はそんなことなかったのに、歳.......かなぁ(^^;
 

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この記事へのコメント
今日はとても寒いですね〜
試験直前の身には、堪えます(>_<)
ここまできたら、あとは体調管理に力をいれなければp(^-^)q
皆さんも風邪など召されませんよう・・・

細胞像ですが、キレイな背景に、細胞質がライトGに淡染した核偏在性の細胞と、薄ピンクに染まった粘液で核が圧排された細胞を小集塊状に認めます。
集塊を構成している円柱上皮の核と、周辺にパラパラとみられる線毛円柱上皮の核所見は同様です。
また集塊の線毛は明らかではありませんが、刷子縁が認められるので、良性の杯細胞と円柱上皮細胞と考えます。
Posted by ぴっぴ at 2006年12月09日 17:50
弱拡大なのに詳しく細胞を観察していただきありがとうございます。もう少しご意見を聞いてみたいので、お返事コメントはしばらくお待ちくださいm(__)m
Posted by こりお at 2006年12月09日 18:41
こちらも先週から冷え込みが厳しく、
勉強会に行く途中の道路もツルツルで、遅刻しちゃいました・・・
新聞によるとノロウイルスが流行しているみたいですね、
手洗いは手抜きしないようにします・・・

さて細胞像ですが、
背景はきれいで、壊死や出血は認められません。
画像の左上部には、粘液背景にオレンジGに染まっている細胞質を有する細胞が確認できます。核の配列が一定なのと、大小不同や核異型が見られないので、良性の杯細胞の集塊と思います。

問題になるのは、中央に並んでいる2つの集塊ですが、
右の集塊は、左側上部に線毛が確認でき、線毛円柱上皮の集塊と思います。
左の集塊ですが、集塊を構成している細胞の細胞質には、オレンジGに淡染し、粘液がうかがえます。核のクロマチンの増量は確認できませんが、核の配列はバラバラで、個々の核型も様々で、粘液により核が細胞質にへばりついている像もあり、

高分化腺癌(細気管支肺胞上皮型腺癌)を疑います。
Posted by かんにん at 2006年12月09日 22:36
私もぴっぴさん同様良性の細胞と考えます。かんにんさんご指摘の集塊も個々の核所見は周囲に散見される良性細胞と同様で、粘液を充満させている細胞も核所見等悪性を示唆するものではなく杯細胞と考えます。
Posted by しま at 2006年12月09日 23:28
よろしくお願いします。

まず、パッと見ての第一印象は良性かな?でした。
なんとなく核の様子などから・・・(^^;)

とりあえず所見を読んでみようと思います。
背景は壊死などは見られずきれいです。
弧在性に出現している細胞は終末板のようなものが認められるので
線毛円柱上皮細胞だと思います。

真ん中にある細胞集塊についてですが、
右側に見られる集塊の中の左上の部分には線毛が認められ
粘液を含む細胞も見られます。
なので、線毛円柱上皮細胞と杯細胞が混在しているのだと思います。
左側の集塊には線毛がはっきりとは認められません。
なので悪性も考えましたが、
核の様子(クロマチンなど)が右側の集塊の核と同様に見えるので
こちらも線毛円柱上皮細胞と杯細胞だと思いました。

Posted by ari at 2006年12月10日 01:32
いつも詳細な細胞所見本当にありがとうございます。

細胞質内に含まれる粘液ですが、その染色性は時に大事なこともあります。正常の杯細胞では無色(白く抜けた感じ)、ヘマトキシリン好性(うす紫色)、エオジン好性(うすピンク色)で、黄色調にはなりません。黄色調になったときは腺癌の存在が疑われます。これは黄色調になった時には意味がありますが、例えばエオジン好性だから腺癌ではないという判定は出来ません。

まずは粘液の染色性、性状をよく観察されてみてください。

Posted by こりお at 2006年12月10日 10:13
粘液・・・奥が深そうですね・・・

さて、今回の症例ですが、
明瞭な4つの集塊がありますが、その集塊の粘液の染色性で分類してみると、
左上の2つの集塊は、赤茶というのか、比較的濃いめに染まっているの思います。
中央左側の集塊は、左上の集塊より、赤茶が少し淡くなっていると思います。
中央右側の集塊は、赤茶にはほとんど染まっていないように思います。

中央右側の集塊は、線毛が確認できるので、正常円柱上皮で間違いないと思います。

問題は残り3つの集塊ですが、明瞭な黄色調ではないと思います。
ただ、正常の杯細胞がこれほど核密度が高い集塊で出現するのか疑問です。
腺癌を疑わなくてはいけないのでしょうか・・・
Posted by かんにん at 2006年12月11日 00:42
おはようございます。

線毛円柱上皮細胞と杯細胞が共に出現していることはその細胞が悪性でないことの指標です。粘液を多量に産生する腺癌(杯細胞型)では線毛円柱上皮細胞が混在することはありません。

かんにんさんの疑問とされている杯細胞が密度高く出現するかどうかですが、良い点に気づかれたと思います。中央左側の集塊は粘液を細胞質に含む杯細胞の割合がかなり多いですが、よく見てみると粘液を含まない細胞が含まれています。この構造があればまずは良性です。杯細胞増生という状態があります。ご存じと思いますが、重度喫煙や慢性気管支炎など比較的長期間の何らかの刺激によって出現するものです。
Posted by こりお at 2006年12月11日 09:19
追加です。以前に粘液産生性腺癌(杯細胞型腺癌)の症例を掲載したことがあります。ご参考になさってください。
125_Bronch_Brush
http://blogs.dion.ne.jp/cytoblog/archives/1968020.html
Posted by こりお at 2006年12月11日 12:38
ありがとうございます。

ここにきて、“悪性に見える病”発症です。
試験までには何とか調整していきたいと思います。

解説を読んでから、あらためて画像をみると
たしかに、粘液産生のバラツキや周囲の腺毛円柱上皮細胞がみられました。

以前の粘液産生性腺癌には、それらは見られませんね・・・

一番感じたのは、細胞の盛り上がり方で、
良性のものは平面的ですが、悪性は、立体的な感じがしました。

この場で、あやふやな知識を訂正してもらって、
本番では、間違わないようにしていきたいと思います。
Posted by かんにん at 2006年12月11日 14:12
未熟者ですが書き込みさせてください。
背景に散在してみえるのは繊毛円柱上皮。小集塊でみえるのは二つの細胞から成り立ち、円柱上皮細胞と杯細胞と考えられる。
よって杯細胞増勢とする。
所見弱いでしょうか?(すみません)
Posted by コブタ at 2009年09月02日 08:16
コブタさんへ
はじめまして。細胞所見を書き込んでいただきありがとうございました。

所見弱いでしょうか??とのことですが、所見が弱いか強いかはわかりませんが、一見簡単な記載ですが、ポイントをしっかりと抑えておられ、結果として判定に結びついているので、とても良いと思います。

細胞所見は所見を読めれば読めるほど、情報が増えますので、より正しい判定に結びつきます。ですので、これから比較的判定しやすい細胞に出会ったとしても(所謂パッと見診断)、そこから読み取れる細胞の形態像をよくよく観察する訓練をなさっては如何でしょうか。参考までに。
Posted by こりお at 2009年09月09日 14:19