
裏山の林で、カタクリの花を見つけました。
春の下草がまだ生い茂らないうちに咲く、紫色の花です。
昔はこの花の茎から取り出したデンプンの事を『片栗粉』って言ってたそうで、それがジャガイモから作られるデンプンの名前に受け継がれました。ウィキペディアによると、この花の種には、蟻の大好きな匂いが付いていて、蟻に運んでもらう事で生育値を広げているとありました。
「ちょっと、ちょっとあったわよ!」「あら〜ほんとだあ〜」おばちゃん3人組がカタクリの花を見つけて興奮しています。
「すいません、私達を入れて、写真を撮ってもらえませんか?」はいはい、お安い御用ですよ。
「私達、遠くから来たんですよ、ここでカタクリの花に会えるなんてね〜」そう言えば、おばちゃん達ふう よそ行きの服を着ているようです。いいですか?ハイパチリ、もう一回ね、ハイパチリ。
「有り難うございますう〜」3人は、ニッコリ大はしゃぎ。私も旅先ではこんな顔しているんだろうな。
10歩くらい歩いて気がついたよ。『私達を入れて・・・』って言ってたよな。っつー事は、カタクリの花も入れてって事か?そういえば、花をすぐ前にして3人が立っていたしな。・・・・・・・ハタと振り向くと、3人の楽しそうな後ろ姿が遠ざかる。あっちゃー、3人の顔の大アップだべさ。もうちょっと下がって撮らなくっちゃいけなかったのかい。も、もう遅い。私に会ったのが不運だったのよ。
でも、もうそんなに希少な花になってしまったんだね。
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