2005年04月12日
24アワー・パーティー・ピープル
ジョイ・ディビジョンの話が出てるとMさんから聞いて、レンタル店で借りてきて鑑賞。飄々としながらエネルギッシュな作品でした。
ジョイ・ディビジョン言及部分では "Transmission" もでてきて、踊ってますね。これか、例の踊りとは。前兆のように "Digital" "She's lost control" や白黒映像を使ってるのが印象的。そして、棺に納められたイアン・カーティスにお別れする場面で流れる "Atmosphere" に涙っすよ。
故カーティス役のショーン・ハリス、imdbで見てみたら、"Tom & Thomas" のケヴィン役でもあるようですね。英グラナダTVの名物男トニー・ウィルソンが狂言回しの、不況にあえぎスト頻発、一般若年層は職もなく失業手当で糊口をしのいでいた、'70年代末〜'80年代英国マンチェスターが舞台の物語。作中で言及されているように「音楽と音楽を作った人々の物語」。登場人物はみんな実在の人物。
ウィルソンはパンク/ニューウェーブ音楽という創造活動に携わるアナーキストたちのためのサンクチュアリ、クラブの Fac1 とインディーズレーベル Factory を創設した一人。(天啓にうたれたきっかけはセックス・ピストルズのギグだったけど、もしセックス・ピストルズが小劇団だったならば演劇の後押しをしていたんじゃなかろうか。)'70年代末 Factory レーベルを設立し、創造活動はすべてアーティストに任せてレーベルは口を挟まず創造の場を提供するだけ、利益が出れば仲良く折半、クリエイティビティ重視かつ採算度外視という理想に燃えていたはずが、'80年代にはいって創造活動をマンチェスター文化にまで昇華させようという色気を出して、バブリーなクラブ Fac51(ハシエンダ)を開いたり Factory 新事務所まで作っちゃう。たしかに文化にまで成長するんだけど、クリエイティビティを喰い物にするサブカルチャー(ドラッグ・銃取引を主とするウラ社会)の部分が大きくて、マンチェスター文化「マッドチェスター」とはまるで、豊かだったクリエイティビティが喰い荒らされ衰退していく過程を指すかの如し。
ドラッグとアルコールで墓穴に収まらないほどに肥大しきって死んだマーティン・ハネット(かつての Factory 共同経営者でジョイ・ディビジョンなどを手掛けた名プロデューサー)の姿は、クリエイティビティと無縁なところにまで拡張肥大した音楽産業を暗示しているのではないかと思います。
結局経済的にも行き詰まって、音楽を創造活動の手段とするアナーキストの聖域たりえず、クラブ・ハシエンダも Factory レーベルも崩壊。ハシエンダ最後の夜(走馬灯のように故人も含め関係者の姿がフロアを埋め尽くす人波に見え隠れするのがなんか切ない)にさえも「タンポポの綿毛の気分だ。風に乗って新天地で芽を吹き根をはり子孫を増やすのさ。これぞ一大ファックだ」とか「今夜でハシエンダはおひらきだ。向こうの Factory オフィスも荒らしてって結構、大暴れしてくれ。みんな、機材をもってけドロボー。そして有効利用してくれ」と、自他のクリエイティビティを信頼する姿勢が崩れないところが男前ですよ、トニー・ウィルソン。神様じゃないけど、ほめてつかわす。
タイトル「24アワー・パーティー・ピープル」は音楽を創造活動の手段とするアナーキストたちを指すのだと思ってたけど、もしかすると彼らのクリエイティビティにたかって一方的に喰い尽くすだけの業界関係者とか消費者とかをシニカルに指しているのかもしれない。それでもそれを土壌にまたクリエイティビティの種をまき散らす気満々なトニー・ウィルソン、漢認定です。ウィルソンの心意気に惚れたぜ。
ジョイ・ディビジョン言及部分では "Transmission" もでてきて、踊ってますね。これか、例の踊りとは。前兆のように "Digital" "She's lost control" や白黒映像を使ってるのが印象的。そして、棺に納められたイアン・カーティスにお別れする場面で流れる "Atmosphere" に涙っすよ。
故カーティス役のショーン・ハリス、imdbで見てみたら、"Tom & Thomas" のケヴィン役でもあるようですね。英グラナダTVの名物男トニー・ウィルソンが狂言回しの、不況にあえぎスト頻発、一般若年層は職もなく失業手当で糊口をしのいでいた、'70年代末〜'80年代英国マンチェスターが舞台の物語。作中で言及されているように「音楽と音楽を作った人々の物語」。登場人物はみんな実在の人物。
ウィルソンはパンク/ニューウェーブ音楽という創造活動に携わるアナーキストたちのためのサンクチュアリ、クラブの Fac1 とインディーズレーベル Factory を創設した一人。(天啓にうたれたきっかけはセックス・ピストルズのギグだったけど、もしセックス・ピストルズが小劇団だったならば演劇の後押しをしていたんじゃなかろうか。)'70年代末 Factory レーベルを設立し、創造活動はすべてアーティストに任せてレーベルは口を挟まず創造の場を提供するだけ、利益が出れば仲良く折半、クリエイティビティ重視かつ採算度外視という理想に燃えていたはずが、'80年代にはいって創造活動をマンチェスター文化にまで昇華させようという色気を出して、バブリーなクラブ Fac51(ハシエンダ)を開いたり Factory 新事務所まで作っちゃう。たしかに文化にまで成長するんだけど、クリエイティビティを喰い物にするサブカルチャー(ドラッグ・銃取引を主とするウラ社会)の部分が大きくて、マンチェスター文化「マッドチェスター」とはまるで、豊かだったクリエイティビティが喰い荒らされ衰退していく過程を指すかの如し。
ドラッグとアルコールで墓穴に収まらないほどに肥大しきって死んだマーティン・ハネット(かつての Factory 共同経営者でジョイ・ディビジョンなどを手掛けた名プロデューサー)の姿は、クリエイティビティと無縁なところにまで拡張肥大した音楽産業を暗示しているのではないかと思います。
結局経済的にも行き詰まって、音楽を創造活動の手段とするアナーキストの聖域たりえず、クラブ・ハシエンダも Factory レーベルも崩壊。ハシエンダ最後の夜(走馬灯のように故人も含め関係者の姿がフロアを埋め尽くす人波に見え隠れするのがなんか切ない)にさえも「タンポポの綿毛の気分だ。風に乗って新天地で芽を吹き根をはり子孫を増やすのさ。これぞ一大ファックだ」とか「今夜でハシエンダはおひらきだ。向こうの Factory オフィスも荒らしてって結構、大暴れしてくれ。みんな、機材をもってけドロボー。そして有効利用してくれ」と、自他のクリエイティビティを信頼する姿勢が崩れないところが男前ですよ、トニー・ウィルソン。神様じゃないけど、ほめてつかわす。
タイトル「24アワー・パーティー・ピープル」は音楽を創造活動の手段とするアナーキストたちを指すのだと思ってたけど、もしかすると彼らのクリエイティビティにたかって一方的に喰い尽くすだけの業界関係者とか消費者とかをシニカルに指しているのかもしれない。それでもそれを土壌にまたクリエイティビティの種をまき散らす気満々なトニー・ウィルソン、漢認定です。ウィルソンの心意気に惚れたぜ。
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『Unknown Pleasures』
ジョイ・ディヴィジョンの壮絶な歴史を描いた映画『CONTROL』【専門家や海外ジャーナリストのブログネットワーク【MediaSabor メディアサボール 】】 at 2008年03月04日 14:42
関東での封切り公開もそろそろ終盤、あわてて観に行ってきました。いやー、もう、 Joy Division の楽曲の使い方のうまいことったら! というか、 Joy Division の楽曲はまさにイアン・..
コントロール【うろんな主 blog版】 at 2008年04月20日 01:51

