ということで、さっそく性能チェックだ。
何度も書いてきたが、このLesance DTはCPUにCedarMillコアのPentium4 641(3.2GHz)が載っている。周波数だけ見れば最近のCPUともタメをはるが、動作周波数あたりの性能は大きく異なる。
どっかで見た指標によると、シングルスレッドの性能でCore2 Duoの半分・・・つまりPentium4 641(3.2GHz)ならCore2 Duo 1.6GHzぐらいと同程度の性能ということになる(シングルスレッドの場合)。
さらに言えば物理コアは1つのみで、かろうじてHTT(Hyper-Threading Technology)にて2スレッド同時実行可能。マルチスレッド処理も大きな期待は出来ない。
そしてもう一つ気にかかるのがグラフィック性能だ。
Lesance DTではチップセット内蔵グラフィックを用いており、そのチップセットもVIA P4M900と発売当時でもイマイチなチップ。内蔵グラフィックコアはChrome9 HCというもので、3D性能は期待できそうにない。
とまぁ、計る前から散々コキ下ろしたが、実際のところどーなんだろうか?
さっそくみてみようッ!!
注:こちらは続編になります。前回の投稿を先に見てね!!
ふーむ、思ったより検討している・・・のか?。
少なくともCPUについてはそんなに悪くない・・・ように思える。この間、PV530-ITXの衝撃(笑撃?)的な結果を見てしまった所為か、どの程度が良しと判断していいのか、分からなくなってしまった。(笑)
ということで、別のPCでの結果を比較してみよう。こういう古いスペックのPCと比較するとなれば、やっぱりAtomだろうか?
ということで、Atom 330を搭載したD945GCLF2の結果を載せてみる(詳細はこちら)。Pentium4 641がAtom 330と、ほぼ同じCPU性能!?
一瞬ビビったが、よくよく考えてみればPentium4 641は1コア2スレッド、Atom 330は2コア4スレッドだ。
一つのコア、一つのスレッドあたりの性能はAtom 330の2倍ぐらいあるのだろう。クロックもちょうど2倍なので、動作周波数あたりの性能はPentium4とAtomは同じくらいと考えてよさそう。
グラフィック性能に目を向けてみると、意外とChrome9 HCはがんばっている。Intel 945GC(D945GCLF2の搭載チップセット)より、マトモなスコアを出している。
まぁCPUのシングルスレッド性能が2倍ぐらい違うので、それに引っ張られている可能性もあるが、思ったより悪くない。
てっきりIntel 945GCを下回ると思ったのだが。
ちなみに、トータルスコアは使用しているHDDが異なるので、比較してもあまり意味がないのでご注意を。
ふーむ・・・まぁこんなもんだろう。
やはり3D性能はかなり低い。「動くだけマシ」といったレベルだ。
性能チェックの最後に、HD動画の再生だ。YouTubeからテキトーにHD動画を選択して再生・・・。
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・・
・・・
厳しい・・・
う〜む、720pでも厳しいが、1080pとなるとまるで紙芝居。ダウンロードしてローカルで再生しても変わらず・・・。
やはりH.264動画ともなると、Pentium4 641といえども再生は難しいのか?
ということで、性能チェックは以上。
実際のところの使い勝手としては、思ったよりも快適だ。
通常のWindowsの操作やWeb閲覧ならまったく問題なく、「遅い」と思うことは皆無。Atomを搭載したPCだとモッサリ感を感じることもあるが、Pentium4 641ならシングルスレッドの性能がそれなりに高いため、そういったことはまず無い。
ちょっと言いすぎかもしれないが、よほど重いことをやらせない限り、最近のPCとの違いを見つけるのが難しいくらいだ。
(ちなみにOSはWindowsXP)
で、問題はその「よほど重いこと」に、HD動画の再生も含まれてしまうことだ。
HD動画、特にH.264でエンコードされた動画の再生はかなり重く、ソフトウェアだけでコマ落ちなく再生するには、フルHDだとCore2 Duoの3GHz以上とかフザけたスペックが必要になる。
とはいえ、「Web動画の再生」はPCの利用用途として頻度が高く、これが十分に出来ないとマトモなPC扱いされない。
ということで、パワーアップはH.264でエンコードされた動画をスムーズに再生できることを目指してみる。
PalitのNEAT4300FHD01という、nVIDIA GeForce GT 430を搭載したローエンドモデルだ。今年一月にバルク品で2,480円にて購入。
3D性能はあまり期待できないが、PureVideo HDによる動画再生支援の能力は必要十分。DXVAが効けば、Pentium4 641でもH.264フルHD動画も十分再生が可能だろう(PureVideo HDについてはこちらが参考になる)。
さっそく、H.264フルHD動画でその効果を試してみた。
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・・
・・・
効果は抜群だッ!!
それまでカクカクだった動画が、ヌルヌル再生できているッ!!
使用したプレイヤーはMPC Home Cinemaで、内蔵デコーダを使用。内蔵デコーダはnVIDIAとATiのGPUでDXVAをサポートしており、それらのGPUを搭載していればほぼ自動で動画再生支援機能を使ってくれる。
まぁ考えてみればPentium4 641より性能の低いAtomを搭載したIONプラットフォームでも、GPU動画再生支援機能があればフルHD動画を再生できるので、当たり前といえば当たり前の結果かもしれない。
とはいえ、さすがにこの効果を目の当たりにすると驚きを禁じえない。
見てのとおり、3D性能だけ突出している。
ということでビデオカードを追加してみたのだが、思った以上に効果が大きかった。
CPUのパワーアップも考えていたのだが、あんまり必要性を感じない。普通に使う分には、まったく不満がないのだ。
さらに言えば、このマザボは65nmプロセスのCore2 Duoまでの対応に限られているので、わざわざそんなCPUを探すよりはマザボ共々交換したほうが安く速くなりそう。
アイドル時で55W前後、高負荷時で90Wといったところ。これはビデオカードを挿していない状態なので、挿した状態だともうちょっと上がると思う。
なかなか評価の難しい値だが、PresccotコアのPentium4と比較するとかなり低い。以前取り上げたその58での結果を見ると、低い方のPentium4 630でも66W 〜 152Wとなっている。マザボや電源が異なるとはいえ、高負荷時に60W以上の差があるのは驚き。
Pentium4 630(Presccot-2Mコア)では最低クロックが2.8GHzだったが、Pentium4 641(CedarMillコア)だと2.4GHzまで下がる。
Pentium4のEISTは2.8GHzが下限だと思っていたので意外だ。
さて、そろそろまとめに入ろう。
ビデオカードの追加によって、フルHD動画の再生もこなすようになったLesance DTは、メインマシンとしても十分通用する。
少なくともWindowsXPで使っている限り、Pentium Dual-Core E6600(3.06GHz)と比較してもなんら不満を感じなかった。これがVistaとか7とかになるとまた違うのかもしれないが、よほど重いことをさせない限りは十分な気がする。
実際のところ、性能の差を感じるには動画エンコードや3Dゲームとかやらない限り、分からないんじゃないかと思う。
あとは仮想マシンかな? 仮想マシンとなると物理的に複数のコアや仮想支援機能がないと厳しいかもしれない。とはいえ、これもあまり一般的な使い方とは言いにくい。
発熱や消費電力もCedarMillコアのおかげで、かなり低いのも大きなポイントだ。これがPresccotだとちょいと躊躇してしまうレベルになるが、このPCなら十分許容範囲内だろう。
こんなPCが2,000円で転がっているとは、恐ろしい時代になったものだ。
Lesance DTの話はこれでお終い。
今回の「JUNKな日々」は久々だったが、途中で忙しくなったり病気(溶連菌感染症)になったりと、遅遅として進まない状況だった。
病気は何とか治ったが、現在も多忙な日々が続いており、なかなか更新できないことが多いかもしれない。
まぁマッタリユックリ続けていくつもりなので、今後ともよろしくです、はい。
今日の格言:
CedarMillを侮るなッ!!
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