復旧といっても、お亡くなりになったHDDは潔く諦め、代わりにコンパクトフラッシュを搭載する。
前回ラストに書いたように、似非SSD化だ。
Inspiron Mini 12に搭載されているHDDはパラレルATAの1.8インチ、接続方法はZIFというタイプ。性能はあまり芳しくなく、はっきり言えば遅い。
そのため、たとえHDDが無事だったとしても、いずれ交換していたと思う。
てなことで、さっそくInspiron Mini 12の似非SSD化を行ってみようッ!!
注:こちらは続編になります。前回の投稿を先に見てね!!
さて、似非SSDだが、ここ数年ですっかり下火となった。以前参考にしていたモバイルPCからハードヂスクが無くなる日まであと○○♪ まとめサイトも更新が止まっており、スレ自体も閑古鳥が鳴いている。
その理由として、本物のSSDが安くなったのに加え、恐ろしく高速化したことが大きい。最初に当ラボで似非SSDを取り上げた頃(2007年)は、32GByteで6万円ぐらいと高嶺の花であったが、現在は1万円以内で手に入る。
また速度もHDDを遥かに凌駕し、実効速度400GByte/sオーバーの製品も出てきた。
わざわざ変換アダプタを用いてまで、似非SSDにする利点が無くなった。
もう一つ理由として挙げられるのが、似非SSDに適したコンパクトフラッシュが減ったというのも挙げられる。MLCのチップを採用したモノが増え、SLCはほとんど姿を消している。
本物のSSDではキャッシュの搭載や並列化などにより問題は少ないが、コンパクトフラッシュではそういった改良があまり行われておらず、MLCの弱点がモロに現れる。
すなわち、ランダム書込の遅さだ。MLCのコンパクトフラッシュだとコレがかなり遅く、プチフリが多発するようだ。
価格や速度でのメリットも無くなり、適したコンパクトフラッシュも手に入らない・・・これでは下火になって当然だ。寒い時代だと思わんか?・・・
とはいえ、当ラボにはSLCのコンパクトフラッシュを既に持っているので、いまさらZIFのHDD・SSDを買うよりは手軽にInspiron Mini 12の復活させることができる。
DELLの場合、サービスマニュアルが公開されているので、分解はこれにそって行えばよい。ただ、ヒンジカバーがかなり硬くハマっていたため、ちょっと外すのに苦労した。
パームレストまで外すと、このようにHDD交換が行えるようになるのだが・・・キタねぇーーーッ!! そしてスッカスカッ!!
綿埃が基板上に積もっていやがる・・・よくショートとかしなかったな、これ。 よく見ると、前所有者のモノと思われる毛髪が・・・。まぁ、縮れ毛じゃないだけマシか。
そして、予想以上にスカスカだ。
他のページなどでも書かれているが、やたらと隙間が多く基板が小さい。1.8インチHDDがあと2つくらい入りそうだ。
うまいこと配置すれば、2.5インチHDDでも良かったんじゃないのか、これ・・・。
よくよく見てみると、ファームウェアのリビジョンが書いてある。「NK100-05」・・・うーむ、DELLにある更新ファイルと同じっぽい。
つまり、そもそも更新する必要すらなかったようだ。ぬぬぬ・・・。
まぁ壊してしまったものは、今更元には戻らない。気を取り直して似非SSDへの交換を続けていこう。
元々はSmartCaddie EXで使っていたが、SmartCaddie EX自体まったく使用していなかったため、引っぺがして再利用。
注意点はケーブルの挿し方。コネクタにある黒いレバーを起こした状態でケーブルを挿す必要がある。このレバーが非常にヤワなので、壊さないように慎重に作業しなくてはならない。
また、ケーブルの裏表も分かりづらいのに加え、CR-1000ZIFでは隙間がユルいようで、レバーを倒してもちょっと引っ張るとケーブルが抜けてしまう。
一度挿したら、あまり手を触れないほうがよさそう。
何とか交換作業が終わったので、基板上を掃除を行った。綿埃はエアダスターで吹き飛ばし、残った埃はウェットティッシュで拭き取った。
よっしゃ、正常に認識されている!
言い忘れたが、今回交換したコンパクトフラッシュは2008-12-13に買ったADATA Turbo Series CF 266X 8GB(ACFC008G266ZZ)。当時は4,000円を切っていたが、今や流通在庫しか残っていないようで、新品だと10,000円近い。
2008年末ぐらいがSLCのコンパクトフラッシュの底値だったのだろう。いまさら新規に買うぐらいなら、ZIF接続のSSDを買ったほうがマシだ。
ATA identifyで転送モードを確認してみると、無事Ultra DMA Mode4 (UATA/66)で動作している。
UDMA2病が発症しないか心配だったが、杞憂だった。
残念ながら元のHDDは速度計測する前にあぼ〜んしてしまったので、定量的な比較ができないのだが、体感的には速くなったように感じられる。
容量が8GByteと少ないのが玉にキズだが、Windows XPならOfficeを加えても十分運用可能だ。ただ、アプリケーションの追加は、ある程度吟味して行ったほうが良いだろう。たまに想像以上に容量を食うアプリもあるので。
なお、今回はその43のようにEWF導入とか、FlashFireの導入は(とりあえず)行っていない。今のところ素のままで十分実用的なので、システムをいじってまで導入しなくても良いんじゃないかと思っている。
ということで、無事復活したInspiron Mini 12。一通りドライバをインストールして操作してみたが、十分使用に耐えると感じた。
とはいえやはりAtom。Core2 Duoとかと比べると明らかに「遅い」と感じることもあり、「使えることは使えるけど、やっぱり重いね」ってな感じ。まぁこの辺はCPUとしての方向性もセグメントも異なるので、致し方ないところ。
ただ、Atomと言えどもInspiron Mini 12に積んでいるのはZ5xxシリーズ。対になるチップセットUS15Wの内蔵グラフィック機能GMA 500には、HDビデオの再生支援機能を備えている。
これはAtomのNシリーズと比較して大きなアドバンテージ。ただし色々検索してみると、WindowXPではドライバの出来が悪く、あまり有効に活用できない・・・という記載が多かった。
メモリが1GByteに限られるInspiron Mini 12では、Windows7はちょっと荷が重い。できればXPで再生支援機能が使えると嬉しい。
ということで、次回は再生支援機能について突っ込んでみるつもり。
今日の格言:
メーカーだって遊びでやっているんじゃない。
需要が無くなればディスコンになる・・・当たり前の話じゃないか?
To be continued...
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