前回冒頭にも書いたが、純正アプリには「さすがSONYッ!! 良く分かってらっしゃるッ!!」と言えるモノもあれば、「誰が使うんだよ・・・」と首を傾げてしまうようなモノも含まれている。
ありがたいことに、VGN-U50では必要なアプリケーションだけを個別にインストールする手段があ。そのため、必要なもののみインストールすることが可能だ。さらに今回のように、OSをProfessionalに入れ替えた場合でもインストールできる。
ということで、さっそく純正アプリのインストールを始めようッ!!
注:こちらは続編になります。前回の投稿を先に見てね!!
さて純正アプリケーションだが、格納場所がいくつかに分かれている。
1. リカバリエリア(またはリカバリディスク)の\VAIO\Applications
2. リカバリエリア(またはリカバリディスク)の特殊アーカイブ(Sony.pac?)
3. SONYのVGN-U50サポートページ
サポートページから入手できるのは、更新があった一部のアプリケーションだけである。
ほとんどはリカバリエリア(またはリカバリディスク)のみに含まれている。まぁこのへんは前回に書いたドライバの状況と同じだ。寒い時代だと(ny
2.の特殊アーカイブについては、また後で説明するとして、とりあえず1.と3.についてインストールしてしまおう。
なお、一部はインストールする順番に制限があるので注意。当ラボでは下記の順番でインストールした。
| 名称 | Sony Utilities DLL |
|---|---|
| 入手先 | リカバリ:VAIO\Applications\Sony Utilities DLL |
| 補足事項 |
SONY純正アプリケーションが使用するDLL。 これをインストールしておかないと、他のアプリケーションの起動時やインストール時にエラーとなったりする・・・ハズ。 |
| 名称 | Sony Shared Library |
|---|---|
| 入手先 | リカバリ:VAIO\Applications\Sony Shared Library |
| 補足事項 | Sony Utilities DLLと同じく、SONY純正アプリで必要となる・・・ハズだ。入れておけば間違いないだろう。 |
| 名称 | VAIO Event Service |
|---|---|
| 入手先 | VAIO Event Service Ver.1.1.00 |
| 補足事項 | 前回のドライバ編でインストールした、Sony Programmable I/O Controlなどからイベントを受け取るサービス・・・と思われる。これを入れていないと、後ほどの「Sony Notebook Setup」などで画面周りのボタンが使えなかったりする・・・のかも? |
| 名称 | VAIO Wired Remote Commander Service |
|---|---|
| 入手先 | VAIO Wired Remote Commander Service Ver.1.1.00 |
| 補足事項 |
VGN-U50にはリモコン付きのイヤホンが付属している。そのリモコンを使用するためのアプリケーション。 当方はリモコンを使用しない予定だったため、入れなかった。 |
| 名称 | VAIO 省電力設定 |
|---|---|
| 入手先 | VAIO 省電力設定 Ver.1.5.02 |
| 補足事項 | Windows標準の消費電力設定を拡張するユーティリティ。ドッキングステーションに接続したときの設定とか色々できるので、入れておいてソンはない。 |
| 名称 | NextText |
|---|---|
| 入手先 | NextText Ver.1.1.00 |
| 補足事項 |
おそらく、最も「使える」純正アプリ。 これがあればTablet PC Editionなんぞ必要なし。今回冒頭の写真でも載せているが、ログイン画面ですでにスクリーンキーボードが使えるのがすばらしい。 キーボードをはずしていることが多いVGN-U50では必須だろう。 |
| 名称 | Sony Notebook Setup |
|---|---|
| 入手先 | リカバリ:VAIO\Applications\Sony Notebook Setup |
| 補足事項 | 画面周りのボタンのカスタマイズとか、ポインティングデバイスの設定などを集中して行えるツール。これも必須と考えたほうが良い。 |
| 名称 | VAIO Launcher |
|---|---|
| 入手先 | リカバリ:VAIO\Applications\VAIO Launcher |
| 補足事項 |
ワンクリックでアプリケーションを起動するランチャーソフト。ただし、Flashで作成されているためか、メモリ消費量も多く、重い。 これはインストールせず、Windows標準の「クイック起動」ツールバーを使ったほうがよさそう。 |
とりあえずこんなところか。
これら以外にも「VAIO Entertainment Platform」や「VAIO Synchronizer」などなど、いくつかアプリケーションをインストールできるが、必要性を感じかったのでインストールしていない。
母艦がVAIOだったり、メディア再生にVIAO標準機能を使用する・・・という場合ならば、役立ちそう。一回バックアップを取った後、試してみるのも良いだろう。
続いて、2.の特殊アーカイブからインストールする純正アプリケーションについて取り上げよう。
リカバリエリア(またはリカバリディスク)のルートフォルダに、130MByte前後の「Sony.pac」というファイルがある。これが特殊アーカイブの正体と思われる。
残念ながら圧縮方法が不明。
価格.comの掲示板にも書かれているのだが、もともとのHDDのCドライブにある「Program Files\sony\VAIO Recovery Utility」以下にあるコマンド「VARU.EXE」を使用して、「アプリのリカバリ」だけを走らせることで、この特殊アーカイブから残りのアプリケーションをインストールできる。。
基本的には上記リンク先の方法で良く、1回目の実行で必須のアプリケーションがインストールされ、2回目には選択可能なアプリケーションがインストールできる。
一点だけ補足しておこう。
「VARU.EXE」でのインストールでは、「C:\Windows\Temp\VARU_S\Temp?\SP??????\BIN」(?は数字)というフォルダにインストーラが展開される。
個々のアプリケーションを選択してインストーラが立ち上がった時点で、ここをどこか別のところに保存しておけば、「VARU.EXE」は不要。これを使わなくてもインストールできるようになる。
インストールできるものとして「Do VAIO」とか「SonicStage」とか、いろいろあるのだが・・・う〜ん、必要じゃ無いヤツばっかだ。まぁ、DVDのイメージを再生させるようなら、「Sony MPEG Decoder」ぐらいは入れておいてもいいかも。
・・・てなことで、純正アプリケーションのインストールが完了したVGN-U50。
とりあえずマトモに使用できるようになったので、VGN-U50の当ラボでの活用法を挙げておく。
以前より当ラボをご覧の方なら、SH6をカーナビ代わりにしたり、SA1Fを車載メディアプレイヤー代わりにしていたりと、「当ラボでモバイルといえば車載」であることはご存知だろう。
今回もその流れである。まずは以下の写真を見てほしい。
VGN-U50の見た目と相まって、まんまカーナビみたいでしょッ!!
思った以上にキレイにハマっており、かなり大満足である。
ケーブル類はすべてカーナビボックス内から接続しており、ダッシュボード上をのたうちまわることも無い。
アルミアングル(こんなヤツ)の15mm * 15mm を1m分購入し、適当に切断・折り曲げ加工、およびネジで金具に固定。
VGN-U50は本体とバッテリの間に30mmぐらいの長さで2mm程度のミゾがあるので、そこにちょうどハマる様にして固定されている。
アルミアングルは200円もしなかったのでお金はあまりかかっていないが、幅や長さを調整するのに時間がかかり、加工には4時間ぐらいかかっている。
手間をかけたこともあり、かなりガッチリ固定されており、少々の悪路や急ブレーキでも外れない。
そもそもVGN-U50を購入したのも、SH6が純正ナビボックスにが入りきらなかったのが理由だったりする。(笑)
似非SSD化したのも、振動だらけの車内でも安心して使えるための施策の一つだ。
ちなみにカーオーディオとの接続には、VGN-U50のイヤホン端子とカーオーディオのAUX入力にて行っている。Bluetoothもやってみたのだが、エンジン停止時の再接続が手動となってしまい、使い勝手が悪くてあきらめた。
今のところはメディアプレイヤーとしての使用がメインで、地図ソフトなどは入れていない。そのうち入れてみるつもりだが、CFGPS2を真上から挿さなければならない点がいただけない(かなりジャマ)。そのうちUSB接続のヤツを買ってくるかも。
ということで、VGN-U50のレビューはこれでいったん終わりとする。
本体の小ささと相まって、思った以上に車載に適したマシンである。もちろん、道路交通法 第七十一条 五の五 :運転者の遵守事項にあるように、画面を注視しないよう気をつけなければならないが。
最後に簡単に総括を。
超小型PCというカテゴリ自体は東芝 Librettoや、DOSの時代まで遡ればHP 95LX / 100LX / 200LXと、細々ながら連綿と続いている。
しかしながら、その歴史の中でも「キーボードレス」は異端の烙印を押されていると言っても過言ではないだろう(PCに限っての話。PDAとかだとメジャーだった)。
代表的な機種は、このVGN-U50とその派生版であるVGN-U71P、それとSmart Caddieぐらいで、後はいくつか特殊用途のピュアタブレットPCがあるぐらい。そういえばASUS R2Hなんてのもあった。
残念ながら、そのどれも成功しているとは言いがたい。
VAIO TypeUの系列も後継機種のVGN-UX50ではスライド式のキーボードを搭載してしまっているし、ASUSはEeePCが好評でR2Hの後継機種の話も出てこない。Smart Caddieを発売していたPBJに至っては2008/01/17に倒産してしまった。
しかし時代は確実に変わりつつあり、キーボードレスが異端じゃなくなる時代も近いのでは?と感じている。
その理由の一つがULCPCの台頭である。
ご存知のように、IntelやMicrosoftのULCPC要件は厳しく、各メーカーはCPUなどのスペックで差別化を図ることができない。となれば、画面サイズやデザインに頼らざるを得ないのだが、どこのメーカーも「ノートPC基準」で作ってしまっている。
そんなんでは先行しているASUSやAcer追いつけない。「オンリーワン」と言える、思い切った差別化が必要なのではないだろうか。
その一つがキーボードレスである。
今のULCPCは、キーボードと画面サイズによって大きさが決まってしまっている。キーボードは小さくすればするほど使いづらくなるので思い切ってUSB接続の外付けのみ、本体には携帯互換の20キーぐらいにしてしまう。画面も思い切って携帯用の小型WVGAを流用(しかも縦長がデフォルト)の超小型PC・・・とかはどうか?
PCよりも携帯に慣れ親しんでいる世代にはウケそうな気がする。
もしそういったPCが異端からメジャーになったとき、VGN-U50はどのような評価をされるだろうか?
「早すぎた名機」となるかもしれないし、「キーボードレスの開祖」としてもてはやされるかもしれない。いずれにせよ、今の「異端」「失敗作」という評価よりも高くなることは間違い無いだろう。
そう、VGN-U50の評価はその時の販売実績だけでなくて、その後の歴史が決めることになるのだ! まさに、今現在のULCPCの動向が握っているのだッ!!
わかってんのか、ソニィィイーーーッッ!!
今日の格言:
(某メーカー開発担当者)
ちっ!
マニアが好き勝手言ってんじゃねぇよ!
こちとらマニアの「俺の考えた俺的最高PC」に何度も痛い目に合ってんだよ!!
なぜlibrettoやInterLinkが無くなったか、未だに理解できて無ぇくせにッ!!
↑
勝手な想像なんで、本気にしないように(笑)
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