さて久々となる今回の「JUNKな日々」では、Sophiaモバイル nanica7という電子POP端末を取り上げる。「nanica7? 電子POP端末? 何それ? おいしいの?」という声が聞こえてきそうだが、仕様を見る限り、けっこーおいしそうだ。
OEM元であるGroupSenseの製品紹介に詳しい仕様が載っているが、WVGA(800*480)液晶、ARM系CPU、128MByteのDDRメモリ、ストレージとして128MByteのフラッシュメモリ、SDカードスロット、通信機能に無線LAN内蔵、W-SIMスロット内蔵(W-SIMモジュールは付属せず)・・・とまるでPDA並み。OSはLinuxとWindowsCE 5.0に対応。
まともに動作すれば、モバイル端末として使うことも夢ではない。
・・・まともに動作すれば、ね。
当然と言うか、当たり前と言うか、マトモな状態ではなかった。「電源を入れても反応なし」とデカデカとPOPに書かれてた。
ちなみに売られていたのはマルツ電波 高林店。値段は1個500円で、1/30時点でコンテナ2つに山のように、約50個ぐらいはあったと思う。ちなみに2/6時点で約半分(コンテナ1個)に減っていたので、けっこー人気のようだ。とはいえ、まだまだ手に入れることは出来ると思う。
ということで、何とかマトモに動作するよう復旧させたいところだが、当方はARM系のアーキテクチャの知識は皆無。かなり厳しいと言わざるを得ない。
とりあえず、なぜ起動しないのか、動作検証から始めてみよう。
| 購入店 | マルツ電波 高林店 |
|---|---|
| 値段 | 500 (税込) |
| 備考 | 専用のACアダプタは別売りで500円。 |
とりあえずはACアダプタを接続して電源ON。
ACアダプタは店頭で本体が入っていたコンテナの隣で、同じように山と積まれていたモノを使用。電圧5.0V、電流は2.3A。極性は中央端子がプラス。型番が「GS-GPOP」で製造元も「Group Sense Corporation」となっているため、nanica7専用のACアダプタだろう。
まずはACアダプタを差し込む。おぉ、本体表面の電源ランプ(左側に3つ並んだLEDの一番上)が点灯した!
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・・
・・・
が、何も画面に表示されん。
一応、本体裏にある電源スイッチをONにする。電源ランプが4回点滅するだけで変化なし。う〜む、看板に偽りなし。確かにコレでは使い物にならん。
その後、いろいろいじっていて、ACアダプタを接続せずに電源スイッチを入れると、電源ランプが5回点滅し、その後電源ランプは消灯、代わりに無線LANのLED(左側に3つ並んだLEDの一番下)が点灯することが判明。
ただし、画面はやっぱり反応無し。
ふ〜む、なかなかに手強そうだ。
とはいえ、ここまで確認できたことで、ある程度は起動しない原因を推測できる。
電源スイッチやLEDが反応していることから、ハードウェア的には問題な無そうに思える。おそらく、フラッシュメモリのBIOS的なソフトウェアが、まっさらにされているんじゃないだろうか。
しかし・・・復旧できるのか、コレ?
いわゆるPCならROMライタや別のPCで書き込んだBIOS ROMを移植したりすれば何とかなるが、ARMではどーなんだろ?
ちょっと・・・いや、かなり難しそうな気がするが、とりあえずその辺を探りつつ、分解してみよう。
分解しようと思ったが、その前に外見とかを見ておこう。店頭で見ると小さく見えたが、実際には210 * 140 * 35と、それなりに大きい。比較用にキーボードとタバコの箱、そしてPentiumII Xeon(ヒートシンク無し)を置いた写真を掲載するので、参考にしてほしい。
・・・PentiumII Xeonとの比較が、参考になるか疑問だが。
ちなみにキーボードはHPの標準タイプ。ML115とかに添付されていたのと同じもの。
こちらは裏から見たところ。右端(表面から見れば左側)にVolume、Menu、Enter、Resetのボタンが並ぶ。その左には電源スイッチ。横にスライドさせるタイプだが、ロックはされない。
左側(表面から見れば右側)には、USBコネクタ(Aタイプ)、ヘッドホン端子、そして電源コネクタが並んでいる(写真ではアイコンしか写っていないが)。
5つ並んだボタンの一番下の左隣には、SDカードスロットがある。Webにも記載が無いが、たぶんSDHCには非対応と思われる。なお、挿入する際はSDカードのラベル面を液晶側に向けて差し込む。
電源スイッチとSDカードスロットの間にある出っ張りは、ストラップ・ホールだ。これがけっこークセモノ。かなり出っ張っているため、nanica7を重ねた状態・・・店頭でコンテナに入っているとか・・・だと、他のnanica7の液晶画面に当たりまくる。そのせいで、店頭で売られていたnanica7のほとんどは、液晶に傷がついていた。
購入する際は、このへんも気にしたほうがよいだろう。
本体上部には、W-SIMモジュール用のスロットがある。W-SIMモジュールを差し込んでLinuxでもインストールすれば、PDAとして使えるんじゃないか・・・とか妄想が膨らむが、マトモに起動できない状態では絵に描いたモチ状態だ。
外見についてはこのぐらいにして、分解してみよう。
分解はそれほど難しくなく、裏面から外周部にある12本のタッピングビスを外せば、裏面のカバーが外れる。
各種コネクタの載ったシンプルなメイン基板、右側には操作ボタン用の基板が姿を現す。一部、部品が実装されていないランドや未使用のコネクタがあるが、オプション用のものだろう。nanica7には液晶下に非接触型ICカードのリーダー/ライターが装備されているが、GroupSenseの製品紹介によると操作キー、バーコードリーダーなどを搭載したモジュールに交換できるようになっている。おそらくそれらを搭載したときに用いると思われる。
注目すべきは電源スイッチ付近にある空きランド。「UART」とシルク印刷されている。UARTの意味から考えるに、おそらくシリアルポート端子と考えてよいだろう。
これを使えば、nanica7を復旧できるかもしれない。
UARTについてはひとまず後にして、分解を続けよう。
基板は6本のタッピングビスで固定されているので、こちらを外した後、操作スイッチ用の基板に繋がっているフィルムケーブル、および3本線の太いケーブル(一枚目の写真で上側)のコネクタを外せば開けることができる。
これがメインの基板を起こした状態。分解一枚目の写真とはnanica7の上下が異なる点に注意。基板の中央は鉄板で覆われており、おそらくここにメインプロセッサなどが収められていると思われる。ちなみに使用されているプロセッサはFreescaleのi.MX31だ。
それから、見てのとおりバッテリが搭載されている。3.7V 1100mAhとかなりの小容量。いくら消費電力が少ないi.MX31でも液晶が大きいこともあり、何時間とかは持たないんじゃないだろうか。
さて、分解のところで、「UART」とシルク印刷された空きランドがあり、「復旧できるかも」と書いたが、その理由について述べよう。
最初のほうで起動できない理由として「フラッシュメモリのBIOS的なソフトウェアが、まっさらにされている」という推測を立てたが、その「BIOS的なソフトウェア」をARM系アーキテクチャでは「ブートローダ」と言う・・・らしい。
で、この「ブートローダ」は通常フラッシュメモリに書かれているのだが、ジャンパの設定などによりシリアルポート経由で転送して、そこから起動できるようだ。
PC的に表現すれば、「BIOSが壊れたPCで、シリアルポート経由でBIOSイメージを送って、それを元に起動」・・・みたいな感じだろうか(そんなPCは存在しないが)。
OSが起動できないと言う意味では、LANから起動する「ネットワークブート」というものがあるが、こっちのほうがイメージ的に近いかもしれない。
いずれにせよ、シリアルポートを増設できれば、何とかなりそうな雰囲気である。
残る問題は、「UART」と書かれた空きランドのピンアサインが不明という点。最低限GND、TxD、RxDが分かれば何とかなりそうだが・・・。
・・・とりあえず今のところは、情報集めに奔走しているところ。
まだまだARM系は理解が浅く、上に書いたシリアルポート経由での起動の話も、どこまでが正しいか分からないし、できるかどうかの確信も持てない。それらが固まったら、また挑戦してみたいと思う。
こっから先は、まったくの余談。
上のほうでPentiumII Xeonを出していて、なんとなく思いついたネタ。
現れたな、連○の白いヤツ!!
ジェットス○リームアタックだーーッッ!!
んッ!??
んんッッ!!!!????
マッ○ュ「うわぁぁッッ!!! 白いヤツがあんなにたくさんッッ!!!
オ○テガ「減速できませんッ!! 少佐ッ!! シ○ア少佐ぁーーッッ!!!
ガ○ア「落ち着けぇーーいッ!! これは地球の『カミナリ』というヤツだッ!!!
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・・
・・・
なんか、いろいろ混ざってしまった気がするが、気にしないように。
ついでに、nanica7が3台あるように見えるが、きっと目の錯覚なので、これも気にしないように。
今日の格言:
認めたくないものだな・・・。安さゆえの大人買いというものを。
To be continued...
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