Rolandが続くね。BOSSブランドのSP-303というサンプラーです。『Dr.Sample』というBOSSの一番下のランクの製品に良く付く全く意味の解らない名前が付いてます。結構前に発売になったんですけど、いまだに現行品。最近のこの種のRolandの製品にしては息の長い方じゃないでしょうか?それだけ売れてるって事で結構中古でも数が出回ってたけど、最近なんか有名人が使ったとかで注目を浴びてしまい、中古市場でも値段が上がりつつ数も減りました。ここ最近は落ちつきつつあるようですが・・・。
確かにこれは結構即戦力的に使えるんですよ。前の型となるSP-202という製品があったんだけど、それを踏襲しつつ改良、バージョンアップという事で、ちょっとこなれた部分があるんだろうね。頑張ればこれだけで曲が作れるだけの機能は持ってます。
今まではライブのときにポン出しサンプラーとしてしか使ってなかったんだけど、ちょっと又見直してもう少し使い込もうかと思っています。実際、RCA端子が付いていることからもDJ向けという事で考えられていると思うんで、ポン出し的に使うのはアリですよね、きっと。実際レゲエ系とかで使ってる人は多いみたい。例のサイレン系とかね。少なくともライブ向けの機材だと思う。記憶媒体としてはスマートメディアが使えます。64MBまでが推奨。パッドにサンプルをアサインするんだけど、バンクがA,B,C,Dと4つあって、サンプルはAとBが本体のメモリー上に置かれて、CとDはスマートメディアから直接読む。これが結構ありがたくて、スマートメディア上に結構な長さのロングサンプルを置いとけるんで使い勝手を少し犠牲にすれば、メモリを気にすることが少なくて済むんだよね。例えば、ちょっと長め目のループ系は、C,Dのバンクに置いて、ワンショットものはA,Bに置いとけば結構良いでしょ?。
ちなみに曲のテンポに合わせてループのテンポを調整してくれるとかいう機能は残念ながら無いです。手動でやれば何とかなるかも。
エフェクトは種類も多いし掛かりも良いのだけど、デジタル臭さが気になる場合があるかもしれない。リアルタイムにエフェクトのパラメータをツマミでグリグリ出来るんだけど、このとき階段状にパラメータが変化するのが気になるとか。まあこの手の機材にはよくある事だけどね。エフェクトによっては気にならない場合もあるんだけど、このクラスであれば仕方が無いし、そこは素直に割り切った方が前向きに使える。
ディスプレイは3桁のLEDだけなんで情報量は少ない。サンプラーでこの辺が弱いという事は致命的とも思われかねないんだけど、スマートメディア経由でPC等を使って外部で編集しろという事でしょうね。ネタはコイツでサンプリングするという感じじゃなくて、スマートメディア経由で取り込めという事でしょう。ネタを使ってどうリアルタイムに表現していくかという事の方が重要視されたマシンだと思う。この事からもライブ向けサンプラーとう感じがする。つまり音源系のサンプラーとは違うということ。これは、例えばサンプラーでドラムキットを組むときに使われるハットのオープンが鳴っている最中にクローズが鳴ったらオープンはそこでストップといったという機能が無いことからもうかがい知れる。この機能は普通Chokeとかいうのかな?
音質面では、本体でサンプリングした場合は試したことが無いので解らないけど、スマートメディア経由でネタを44.1kHz/16bitで取り込んでも音質がちょっと変わります。ネタによっては気になるかもしれない。良い意味で言えば荒れた感じなんだけど、逆に言えばHi-Fiさが失われるというか、低ビットレートのデジタル臭さと同じものを感じる。なのでネタを取り込むとき、その辺の考慮は必要かも。MPCとかの上のランクの(現行の)サンプラーの場合にはあまり気になることは無いけど、まぁSP-303にそこまで求めるのは酷だし、レコーダーというわけじゃないし、音源系のサンプラーでもなく、楽器系のサンプラーなんで、そういう部分も踏まえて使いこなすのが本物だと思う。まあライブでデカイ音で鳴らした場合は気にならないかな。こういう音の癖みたいなのはどんな機材にもあるわけで、確かに予想してたり他の機材と比べた場合問題となることはあると思うけど、それを踏まえて使いこなすことを考えた方が健全だし、面白みもあって良いと思うな。まず、その機材についての全てを受け入れてからがスタートラインという事だね。
それからデザインについてだけど、Rolandの製品はココ最近デザインがアレだなって気がしてたんだけど、そのころの発売にあってSP-303は僕は気に入っています。(最近はデザインは復帰しつつあるみたいですが、SP-606は頂けなかったなあ。機能的にかなり欲しいんだけど、あのデザインで買うのを躊躇してしまった…。)
とまあ、ちょっと長くなりすぎてしまったので、後日に続きます。