2005年04月28日

"死"をめぐるマネー

”葬儀屋”さんは、とっても興味のある業種です。
”ヒトの嫌がるコトをする仕事は儲かる”とは言いますが、肉体労働系の”ヒトの嫌がる仕事”に比べればかなり”ラク”な部類に入るのではないでしょうか。

あまりそういうコトを気にしなくなった平成世代の喪主では難しいかも知れませんが、”昭和”な喪主からの”おひねり”は月給と同じくらいあるとも言われています。
ソコが”旨み”。
だから、葬祭業の求人は極端に少ない様です。
なにせ、1回入ると辞められないので。

最近は、「明瞭会計」「使い回しの祭壇に法外な料金を設定しない」と高らかに謳う業者も出てきましたし、月会費数千円を徴収する”互助会”が運営する葬祭会館での格安葬儀も流行ってきていますので、昔程の”オイシさ”はないと言われますが、ところがどこっいそれでもなかなかの商いをなさっているようです。

特に故人がそれなりの社会的地位のある方だった場合、参列者もそれなりの肩書きの方が来るので、喪主もなかなかショボい葬式はできません。
となれば、”明朗会計”葬儀屋さんではイメージが悪い。
”互助会”なんて尚更ダメです。
となると、やっぱり値札のついていない”葬儀屋さん”に”オマカセ”するしかなくなっちゃうんですね。

更に”戒名”。
人間はお寺さんの用事が近くなると、自然と仏教に興味を持ちはじめる様です。(というか、知人の葬儀に参列する機会が増えるので、イヤでも詳しくなるのかも知れませんが。)
で、故人の一番の興味は”戒名”。

本来、出家して仏門に入った段階で与えられる名前なので、戒名の”格”についてはそれまでの”寺”への貢献度により決まる、と定義されていますが、ほとんどの方は亡くなってから”戒名”を頂き、それまでの”寺”への貢献度(寄進など)はほとんどナシみたいですね。
ソコを指摘しながら、故人の生前の功績からすればこの程度の戒名がふさわしく、このレベルの戒名を頂くにはこれくらいのお志しが必要と、坊主もなかなかの商売人です。

しかも、寄進はその時ばかりでなく、今後も寺になにかあるにつけお願いするもので、と、念を押される始末。
もうこうなると、なんにもいえません。
寺には寺で、どういう戒名をつけたか総本山に報告し、つけた戒名によって上納金の額も変わるというのだから、黙って集金できるシステムは振り込め詐欺集団だけではないのですね。

このアトも、法要があり、墓の購入、墓石の購入、仏壇の購入と、喪主の頭痛はしばらくおさまりそうにありません。続きを読む!?
 

 
Posted by dubrock at 12:51│Comments(6)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
葬儀屋に就職する人って「絶対に辞めても葬儀屋として独立しません」って但し書きを書かされるって話は有名ですよね!
オイラもやってみたいと思ったことあるものな〜。

ボクは個人は宗教を信じていないようなものなのですが(長男の長男の長男の長男なんですけどね…)、家の宗教は神道で本名で墓に入るため、カネがほとんどかからずその点では楽です。
坊主丸儲けというのは本当なんでしょうね。
ウチの彼女の話によると京都の寺のアルバイトは時給がかなり高い上にアルバイトでは考えられないほどのボーナスが出たりするところもあったりするそうなんですよ…(笑)。
まあ、そこは観光収入でやっている有名な寺の話なんですが…。
Posted by SHUMAI at 2005年04月28日 13:58
お邪魔します。

わたし葬儀屋の偉いさんと知り合いなんですが、この人笑いませんね。冗談もあまり言わない、酒飲んでも酔わない笑わない。長年の職業とはえらいもんです。その顔から笑顔を奪ってしまうものらしいです。ちなみに彼は業界では名の知れた凄腕の営業マンです。葬儀を仕切らせればサマになるんです、もの腰態度顔つきが。その場に相応しい品格を備えております。その点坊さんはだらしない。酒飲んで大口あけて笑って。葬儀を執り行うに相応しい型さえ身につけてない。とその葬儀屋さんを見ながら私はいつも思うんです。
Posted by sabue at 2005年04月28日 14:15
SHUMAIさんコメントどうも。

たぶん葬儀屋の社長には、ドイツもコイツもノウハウパクって商売敵になる様にしか見えないんでしょうね。
ぢゃなきゃ、好き好んでこんな業界入らないと。

神道ですか。
祝儀の時だけ神道という方が多い中、不祝儀も神道とはなんとも珍しいハナシです。
ちゃんと神前式しなさいよ。
間違っても”チャペル”で賛美歌など歌わせぬ様に。

そんな神社は年間収入の90%を正月3日で稼ぐそうですね。
対してお寺は・・・
檀家が少ないとなかなか運営費が出てこず、夜逃げする坊主まで実在します。
そんな中、観光地・京都のお寺はなんとも羨ましいですね。
Posted by dubrock at 2005年04月28日 18:04
sabueサマ、コメントどうも。

前の会社(ガソリンスタンド運営)の部下に”笑えない”コがいまして、葬儀屋の社長から来るたびスカウトされていました。
曰く、生まれながらに葬儀屋の資質を持ち合わせているそうで・・・。

しかし、坊さんより坊さんらしい葬儀屋さんとは、坊主にとってはさぞ”やりにくい”相手でしょうね。
しかし、仕切りをお任せできる安心感からすれば、むしろ願ったりなのでしょうか。
仕切りの悪い不祝儀は、見ているコッチがソワソワしてしまうものです。

先日亡くなった伯父も、葬儀を取り仕切った葬儀屋の社長と懇意にしていたそうで、棺桶は故人から生前頼まれていた”輪島塗”のハコ、祭壇はこのタイプと言われてしまったそうです。(喪主もビックリ!)
sabueさんも、まさかそんな”約束”してはいませんよね!?
Posted by dubrock at 2005年04月28日 18:28
はじめまして。

死んだ後もかなりお金かかるんですね…。香典とかがどのくらい集まるのか分かりませんけど、やっぱ死んだ後のためのたくわえが重要なんだなぁ、と思ったらさびしくなりました。

海に撒いてくれ!戒名とか要らないから。と思います。
Posted by 嘘つき男 at 2005年04月30日 11:34
嘘つき男サマ、お初にコメントどうも。

葬式は喪主のメンツとも言います。
故人がソコソコの役職をなさっていた場合、そういう役職の方は大抵・・・といって、日本人の一番弱い”ヨソ様と同じ志向”をくすぐってきます。

ちなみに”散骨”はご希望なさる方も多い様ですが、
ブログトップからググってみると、もう既にココも商売になっていました。(例:http://yasurakaan.main.jp/)

なんとも”死”にまつわるビジネス恐るべしですね。
Posted by dubrock at 2005年05月01日 05:41