2007年05月09日

水と安全は・・・

むかし「(日本では)水と安全はタダ」なんてよく言われた。
水道水も飲用に適さない硬水がほとんどで、飲料水はミネラルウオーターを買うのが「当たり前」のヨーロッパと対比して、飲用可能な水道水が上水道から潤沢に供給される日本を指しての事。
それも、先の「ナントカ還元水」問題では、現職の農林水産大臣である松岡利勝氏が釈明会見で、「今、水道水を飲んでいる人の方がすくないのでは」と言い出すくらいに、(水道水は)「塩素臭い」「不味い」と言われ、日本でも「飲料水はミネラルウオーター」が定着しつつある。
また何かと物騒な世の中になったので、「安全もタダ」というよりは「自分の身は自分で守る」という意識が定着しつつあるのではないだろうか。

むかし「日本は世界で最も社会主義的な国家である」ともよく言われた。
公の提供するサービスに「採算」とか「効率」などが求められなかったので、過疎地までくまなく道路が整備され、弱者保護の名の下「手厚い生活保護」(これは加入暦によっては年金を受給するよりも高額になる場合があり、ごく最近問題となっているが)とか「オイシイ母子手当」(子供が
いるなら、むしろ離婚した方が生活が楽になる?)など、まさに至れり尽くせりの状況ではあった。

これらの「採算」が最近になるまで問題視されなかったのは、田中角栄の時代の「所得倍増計画」などに代表される、国を挙げての極度のインフレ政策と、足りない部分をとりあえず補える各種国債の発行によるものが大きい。
最近でこそ「消費税」という税金が買い物の度に出現して、国民の納税意識も多少は上がっていると思われるが、「給与天引きされる源泉徴収制」と「将来の税収で補填する赤字国債の濫発」によって、「国(公)の運営は税収によって成り立っている」という意識は極端に低いのが日本人ではないだろうか。
それに、戦後のリベラル教育が「権利」主張を強く叩き込まれるが、対して「義務」である納税についてはほとんどスルーという状況が拍車をかける。
地面を掘ると出てくる油が高値で売れるアラブあたりには、税金がほとんど免除の国もあるらしいが、そもそもの「仕組み」が分かっていないのでは仕方ない。

つい先日は給食費の未納が騒がれ、今回は保育費の未納が騒がれている。
そもそもこの種の負担
金を支払わない背景にあるのは、「提供されて当たり前」という意識。
これをいくらモラルに訴えたトコロで、「仕組み」の分かっていない者にモラルは通用しない。
だから何度も言うが、「提供しておいてお金下さい」の後日徴収方式ではもう無理なのだ。
料金先払い方式であれば、「期待されたサービスが満足に提供されなかったので、カネ返せ」という輩も中には居るには居るが、払う気のない大半はスゴスゴ帰って行く。
今さら保育しといてカネもらえないと騒ぐのは、愚の骨頂以外の何ものでもないではないか。

そういう貨幣経済の基本を国が分かっていないのだから、そんな国が提供する教育で貨幣経済の基本が教えられなくても当たり前。
だから一見の冷やかしなのに、店舗などで尊大な態度を取るジャリが、後を絶たないのである。
「アレはそういう態度を取れるくらいに店舗に貢献している人だから出来る事」
水も安全も、そもそもタダではなかったというハナシなのである。

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2007年05月08日

上がれる時に、上がっとけ

麻雀というゲームは、4人のプレイヤーが順番に親を2回づつ、通常8ゲーム(局)で1セット(ハンチャン)とし、その間に取り合った点数棒の多い人が勝ちとなる。
ゲームは13枚の自分の手牌の図柄を揃えれば「上がり」となり、その「上がり」の完成形の難易度によって、他のプレイヤーからもらえる点数が変わってくる。
難易度の高い「上がり」は高得点となり、容易に完成形となる「上がり」ではほとんどゲームには影響しない点数しか得られない。
アカの他人でやるよりは、顔見知り以上の親しい関係にある4人でプレーする場合が多いので、得点の高低を問わず「上がり」を狙うというよりは、多少難易度の高い「上がり」を、たとえ上がれる可能性が低くても狙うというのが「お約束」の空気となる場合が多い。

4人で8ゲームを競うのであるから、単純に考えれば1セットで2回は、自分が上がれる順番が回ってくる計算になる。
ただ、「ツキ7、腕3」と言われるくらい、ゲームの最初に配られる13枚の手牌が「上がり」を左右するので、ツイていれば1セットに4回も5回も上がれる場合もあるし、逆にツキが無ければ1セット8ゲームで1回も上がれない場合もある。
(これを通称「ヤキトリ」と呼んで、ペナルティにするローカルルールもある。)

慣れてくれば1セット30〜40分程度。
なので「テツマン」と呼ばれる夜を徹して行われるゲームというのは、10セットも15セットもゲームを繰り返していることになる。
親しい関係の4人なので、「勝ち逃げ」というのが許されない空気感もあり、勝っているプレイヤーからゲームの終了を提案する場合は殆ど無く、負けているプレイヤーが「止めよう」と言うまで付き合うのも、暗黙のルールとなっている場合が多い。
(なので負けず嫌いのプレイヤーが負けると徹夜になる場合が多く、この場合勝っているプレイヤーは付き合わざるを得ないのだが、この辺がプレーしない奥方には理解されず、毎度肩身の狭い思いをしているお父さんは少なくないハズだ。)

ならまた次回すればいいぢゃん。
なのだが、先の「ツキ」の問題があり、後日の仕切りなおしでは「あのゲームの続き」が見られないというのが、プレイヤーの言い分でもある。
ゲーム開始当初は「ツキ」というものもあまり出ず、4人がイコールの条件で上がりを狙っていく。
ところがある段階で、何かをきっかけにある1人のプレイヤーに「上がり」が集中するようになる。
これが「ツキ」だ。
ココからは3分の「腕」の見せ所で、いかにツイている時間を長く保ち、いかに高得点を稼ぐかがツイてるプレイヤーの使命になり、対する3人はこの「ツキ」をいかに落とすかを考える。
なのでゲームの勝敗は、「ツキ」を持続させ続けて他のプレイヤーからギブアップを取るか、「ツキ」を掴むことが出来ずに一人負けしているプレイヤーがギブアップするか、まで続けられる。
だから朝までかかる場合もあるし、「続きはまた今度」ではダメなのである。

この「ツキ」を掴む要因になるのが「上がり」であって、1セットに2回来る「自分が上がる順番」をキチンと見極めて、手堅く「上がり」を拾うことが、「ツキ」を呼び込む方策となる。
ここで、ゲーム開始序盤で、どうしようもないくらい容易な完成形の「上がり」が迷い込んだら、どうするか。
序盤から点数の低い「上がり」では、ゲームとしては消化試合みたいになる。
空気的には、多少「上がり」を遅らせてでも、もう少し難易度の高い「上がり」を狙わなければならない。
と、「上がり」を見送った瞬間に、他のプレイヤーに「上がり」を奪われる。
それ以降、そのプレイヤーが「ツキ」始める。
よくあるハナシなのだ。

ソコから、ギャンブラーが口にする鉄則が生まれる。
「上がれる時に、上がっとけ。」
低い点数の上がりで多少「場」の空気を壊したとしても、上がらなければならない時があるのである。

人生にも、そんなタイミングがあるように思う。
商売でも、異性とのお付き合いでも。
「上がれる時に、上がっとけ」、だ。



  
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2007年05月06日

24hマック

070506_010216.JPGマクドナルドの本業は不動産業であって、ハンバーガーはツールでしかない。
その証拠に「フランチャイズチェーン」と謳っていながら、直営店が98パーセントを占める。
マックより美味しいハンバーガーを提供する、なんて張り合ったトコロで、てんで見当違いなのである。

なんて藤田氏の独裁で全国制覇した頃の魔法はとっくに解けて、今は新社長の下で有名な「作り置き」も廃止し、株価を上げるべく体質改善に日々尽力している。
「最近、変わった」と思うのはワタシだけだろうか。

ともかく、そんなマクドナルドが24時間営業を始めた。
「夜中にハンバーガーなんか食うかい!」
なんだけど、渋滞を避けて夜中にロングドライブをする時など、開いていれば助かることは間違いない。

一般に、店舗が営業時間を延長する場合に、一番問題になるのが「来店客数」であり、今まで営業していなかったのであるから、開けたトコロですぐに千客万来とはいくワケがない。
何軒かの店舗である程度長い期間試験運用してデータを蓄積し、その傾向から「閉店前一時間の来店客数」などを元に営業時間延長の可否を決めることになる。

ただ現場からすれば、営業時間の延長はすなわち就労環境の悪化を意味し、24時間営業ともなれば「夜間勤務」の可能性だって出てくる。
全てのスタッフが営業時間延長に賛成ではない状況では、接客が疎かになったり、酷い場合には営業していたことにして店を閉めてしまうなど、その時間帯の客層の獲得に後ろ向きな行動も十分予想される。

それを個々のモラルとかやる気に訴えて、「皆さんの力で深夜時間帯のお客様を定着させましょう」とだけやらないのがマック流ではないだろうか。
写真はマックのレシートの裏側なのだが、深夜0時から5時まで有効なフリードリンク券になっている。
このレシートロールを本部が配布するだけで、「クーポンを渡せよ」とか「笑顔で告知しろよ」とかいう、現場スタッフ誰一人の手を煩わせることなく、新たに設けた深夜営業時間帯の、顧客の取り込みをしてしまうのである。

原価など限り無くゼロに近い、カップもののソフトドリンクなど、くれてやっても痛くも痒くもない。
しかも「Mサイズ」としている辺りもミソだろう。
この、「客が来るかどうかはこちら(店舗経営側)の問題であって、働いている皆さんは『来た客』についてだけ考えれば良い(決められた接客をすればいい)」という当たり前のハナシが、分かっていない経営者は多い。

こんな紙切れにやたらと感動するのは、タダでジュースが飲めるからだけでは、ないんだよ。

  
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2007年05月03日

ルールはルール

野球部員の特待制度問題で、名門校有名校常連校の大会出場辞退が相次ぎ問題となっている。
『野球だけが認められていない』とはいえ、禁止されている特待制度で有力選手を招いていたのだから、ペナルティは当たり前だろう。
『(実態にそぐわない)野球協約の見直しを』と唱えるのは、ルールを遵守していることが大前提となる。
自らルール違反をしている立場で、言うべきことではない。

「急に、何故?」
といかにも被害者面のコメントを寄せる当事者達を見ていると、『厚顔無垢』というコトバが浮かんでくる。
どうせ「みんなやってるから大丈夫(野球協約は名目だけのもの)」くらいに思っていたに違いないのに。

まあ、いい機会だから、脳ミソが筋肉のスポーツ特待生制度について、その是非をとことん議論して頂きたい。
ワタシですか?
ワタシは、「スポーツに特化するなら中卒でいいだろ」です。
だってスポーツしか出来ないのに大卒、なんてオカシイでしょ?
  
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2007年05月02日

まあだだよ

「いつ値上げするの?」と最近よく聞かれるのがガソリンの小売価格。
それって
ガソリン、130円台に上昇=首都圏の店頭価格―卸値引き上げで
5月1日20時2分配信 時事通信
*ガソリンの店頭価格が上昇し始めた。原油高を受けて新日本石油など石油元売り大手が5月の卸値を大幅に値上げしたことなどから、首都圏では1日までに、レギュラーガソリン1リットル当たり数円程度値上げし、130円台前半の看板を掲げる給油所が目立ち始めた。大型連休の後半を控え、家計にとっては予想外の出費につながりそうだ。
みたいなニュースによるものだろうか。
なんかあたかも店頭小売価格が上がったように言われているが、実際の店頭販売価格が変わらない。
それで冒頭の質問になるようだが、それって消費者は小売価格の値上げを既に許容しているというコトだろうか。
なんだか上げていないのが悪いように聞こえてくる。
まあ、それくらい、大手石油元売によるメディアを使った洗脳効果というのは絶大というコトだろう。

ついには「高速道路で給油した方がオトク」なんて怪情報を垂れ流す情報番組まで出現したが、ちょっと待って頂きたい。
東日本高速道路株式会社-NEXCO(ネクスコ)東日本(元の道路公団ね)は、『高速道路は閉鎖的空間であることから、東/中/西日本高速道路の3会社ではお客さまに不利益となることがないよう、給油所の石油製品販売価格の上限価格(ガソリンなどの販売額の上限)を定めています。上限価格には、経済産業省が毎週公表している「給油所石油製品市況週動向調査」の全国平均価格を採用し、毎週土曜日に改定しています。』というコトで、さらに『※「給油所石油製品市況週動向調査」の5月第1週の公表がないため、今回の上限価格の改定は5月11日(土)まで適用されます。次回の改定は5月9日(水)の公表をもとに5月12日(土)に行います』という理由で、4月28日0時〜5月11日24時までの価格をハイオク142円レギュラー131円軽油111円(いずれも1リットルあたり)と設定している。
この値段、近所のスタンドの値段と比べてどうだろうか。

ガソリンの値段には地域的な格差があり、常に高値安定しているエリアでは確かに「高速のスタンドの方が安い」というのもあるかもしれない。
しかしゴールデンウイークに行楽に出掛ける大半の方が住む都市部とその近郊では、果たしてそうだろうか。
都市が大きくなればなるほどスタンド間の競争も激しく、首都圏近郊の実売価格は今日でもレギュラーで120円台後半といったトコロではないだろうか。
それもそのはずエリアの販売価格(特に店頭掲示価格)をコントロールしている業界団体(いわゆる「組合」)はGW真っ只中。
事務局がカレンダー通り動いたとしても、その活動の中核をなす有力組合員(いわゆる「老舗」と呼ばれる会社のオヤジ(社長)と、大手元売から出向している販売子会社の経営幹部の皆さん)はとっくに休暇を取ってしまって、肝心の「話し合い」は連休明けになってしまうからで、いくら元売が能動的に値上げ情報を流したとしても、実売価格の値上げ気運を高めるくらいにしかならないのである。

ところで「給油所の石油製品販売価格の上限価格(ガソリンなどの販売額の上限)」というコトバを見て、「下限」の間違いでは?とは思わないだろうか。
たしかに、他に給油する場所のないSAで「レギュラー1リットル500円」では、利用者からの苦情があるだろう。
しかしSAで日本一売れる海老名SAでさえも、上限価格一杯で販売されている現状はどうだろうか。
東北自動車道の盛岡より北の区間では、冬季の通行止め期間が長すぎて上限価格での運営がままならず、運営が返上されるSAのGSが多々ある。
しかし海老名であれば、企業努力以前に利益が出て当たり前ではないのだろうか。
さすれば、若干たとえ1円でも、上限価格よりも安く販売できておかしくはないハズである。
この、繁盛GSであっても上限価格にベッタリの状況には、「上限価格=下限価格」という暗黙のルールが見え隠れしてならない。
それには、NEXCO(旧道路公団)が売上金のパーセントで「営業料」を徴収している事情があるワケで、利用者は通行料の他に、SAの施設を利用すればするほど余分に費用を徴収されているのだ。
(だから売上を販売業者が勝手に下げるのを、好ましく思わないんですね。)
だから近年SAへのゴミの不法投棄が騒がれていますが、極端に大きな家庭用ゴミ袋とか、粗大ゴミ産業廃棄物の類でなければ、オマエラ黙って処分しろよというのもあります。

ちなみに『経済産業省が毎週公表している「給油所石油製品市況週動向調査」の全国平均価格』なんて言われると「いかにも」なカンジがしますが、コレって全国の販売業者からFAXなどで「今、いくら?」なんてのをヒアリングして作っているワケで、真面目に答えても店頭掲示価格程度。
実勢価格なんて書くワケもないし、時間的なタイムラグも「あって当たり前」のテキトーなものなのです。
(調査を書いてた本人が言うんだから間違いない。ちなみに「物価積算資料(物価版)」の価格算定根拠も似たようなものww)
つまり「全国平均」とは、「実際よりもちょっと高い価格」というのが正確なワケで、それと同値ということは、「高速道路はコンスタントに高い」というコトなのです。
(3ヶ月毎の価格改定だった過去には、一時的に安くなることも確かにあったさ。)

「家計に影響」「GWの財布に打撃」なんてコトバが踊っていますが、仮に10円値上げになって、この週末に1000KM走ったとして、燃費リッター10KMならその差1000円、燃費5KMでも2000円。
そんな、「ハシタガネ」でガタガタ言うんぢゃねえよっ!
とでも言いたい、今日この頃なのです。

  
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2007年04月30日

エンジョイ・プレイ

「ボウリング」のテレビ中継があった。
「中継」とは言っても録画されたもの、実際に競技が行われたのは4月1日のことらしい。
放映されていたのはDHC レディースボウリングツアー2006/2007
http://top.dhc.co.jp/bowling/index.html
その最終戦となる第5戦の模様であり、優勝賞金は300万円也。
これが多いか少ないかはともかく、スポンサーが付いて大会が開催されていることが、ちょっと意外な感じがした。

ボウリングの全盛期は昭和50年代だろうか。
ちょうど定年を迎える団塊世代の皆さんには、昔取った杵柄でキレイなフォームから高得点を叩き出す方も多く、年に1回やるかやらないか、人生で投げたのも30ゲーム程度の団塊ジュニアが不用意に勝負を挑むと、無様な負け姿を晒すこととなる。

昔ながらの古臭いボウリング場は姿を消し、最近では近代化された複合型アミューズメント施設の一部で、楽しむことができる場合が多い。
そんなボウリング場に生き残っている昭和組がいる。
全盛期には毎日のようにボウリング場に通い、今でも週に最低1、2回は投げている。

1回で10〜15ゲームを投げ、アベレージは200前後。

見たことない?
複数階に跨るボウリング場では、通常のエントランスがある階は素人さん向けで、仙人達は別の階に居る場合が多い。
こちらは照明も明るめで、レーンのワックスも丁寧に仕上げられている。
「レーンにワックス塗ってあるんだー」くらいの素人さんには関係のないハナシなのだが、プロは自らその作業をするくらい、高得点には重要なファクターとなる。
マイボール・マイシューズは当たり前、ボールは俗に「曲がる球」と呼ばれるキレイなカーブがかかる球と、「曲がらない球」と呼ばれる主に10番ピンのスペアを取る時に使う球の2つは必須で、さらに「試合用」のとっておきも隠し持っているのがほとんど。
そもそもボウリングの球とは使っているうちにレーンのワックスを吸ってしまい、次第にピンの弾きが悪くなるものなのだとか。
オイシく使えるのはせいぜい100ゲームくらいなのだとか。
(だから気に入った球は練習で使わずに、「試合用」にするんだそうです。)
そんな道具たちをこれまた「マイ」ロッカーから出して
きて、日々研鑚に励む仙人達。

練習は「狙ったトコロに投げられるかどうか」を見ているので、結果的にストライクになったとしても、ポケットに入っていない投球に拍手をすると怒られたりもします。
投球も「ずっと同じトコロに投げていればいい」というものでなく、ボールが通る度にワックスはピン側に流れていき、3ゲームも投げると次第にピンの手前でボールが曲がらなくなるのだそうで。
その微妙な変化を敏感に察知して、投げる場所、ボールの曲がりを変えながらスコアを作っていく。
なんて聞かされると、プレイ料金5ゲームで1500円ソコソコ、ボールもシューズもそんなに高額ではないボウリングを、いっちょ本格的にやってみますか、とも思い出してくる。
(実はかなり熱心に誘われているのだが・・・)

「そもそも遊びでやっているうちは、カネが出て行くばかりで競技場からもこれといったサービスがない」
そんなボウリングが斜陽になった原因を、仙人はこう分析する。
それで最近では、「チャンスタイム中のストライクに景品進呈」などのアトラクションを企画しているレーンも多い。

しかしながらテレビ中継を見ている限りでは、それ以前に「競技が地味」という感が否めない。
(特にピンが倒れる瞬間、選手の後頭部がカブって見えなくなっては、せっかく1ピン2ピンを争う最終フレームも台無しだ。)
もっとボウリングの奥深さを知れば、ファンも増えるハズ、なのだが、常識知らずの「教わり魔」が居て、良心的な仙人も素人にはあまり社交的ではない。
やっぱり、昔ながらの「専属プロ」が、レーンの片隅でにこやかに技を披露しながら、気軽にレッスンに応じてくれる、そんなトコロから始めるしかないのかもしれません。

久しぶりに会った父親に「太った」と騒がれ、ボウリングでもやってみようかと真剣に考えている今日この頃なのです。
えっ!?
ゴルフはどうしたんだって?

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2007年04月28日

3%

ETBEとして添加されているので、アルコールとしての添加量はその半分以下。
しかもETBE量で全体の3%以下というのだから、「バイオガソリン」という呼称自体が「ウソ・大袈裟」の類いではないだろうか。
そんなワケで、昨日から試験販売の始まったバイオガソリンについて、今日も書いてみようかと思う。

先日行われたインディジャパンでは、燃料としてほぼ100%のバイオエタノールが使われていて、記者会見でも質問はその部分に集中していた。
効率良くいかにパワーを引き出すかにかかっているエンジン屋にとっては、もちろんこの時代の流れとも言える燃料のバイオエタノール化は、市販エンジンへのフィードバックが非常に期待される分野だ。
本田宗一郎の提唱した「レース場は実験室」の最たるものだろう。

だがレースドライバーにとって、殊「勝つ」という大命題において環境とは、正直「どうでもいい」こと。
なので「今年から燃料が環境に優しいバイオエタノールになりましたが、ドライバーの皆さんは環境の為にどういった行動をされていますか」などと聞かれても、「ゴミは分別して出すようにしています」ぐらいしか答えられないのも、当たり前と言えば当たり前のハナシだ。

そんな、「ほぼ100%エタノール」で走るインディカーは確かに排気ガスもマイルドで、ガソリンを燃やす一般的なレースカーや、去年のインディカーの100%メタノールのような、「目がチカチカするような」類いのものではなかった。
ただこのレース用燃料をこの場所に用意するまでに掛かった費用と、費やしたCO2を考えると、デモンストレーションとしての効果以上のものは期待出来ないのではないだろうか。

これはバイオエタノール全般にも言われ出しているコトで、穀物を生産しアルコールに加工するまでの工程で消費されるCO2を考えると、CO2の排出量は石油燃料を使った場合よりもむしろ増える、と唱える論文さえ出てきているのだ。
そもそもよく考えてみて欲しい。
さとうきびやトウモロコシで車が走るような、もうそんな夢のような時代が、果たしてもう来ているのかというコトを。

人間の文化的な生活とは「火」の文明であって、CO2をいかに排出するかによって支えられているとも言える。
だから本当にCO2の排出を削減したいなら、CO2を出さない核でドンパチやるのが一番手っ取り早い。
それが出来ないなら、「カーボンフリー」なんて下らないジャイアンルールを作ってないで、いかに効率良く生きるかを考えるべきだと思う。
そういう意味では、佐川の「拠点間輸送をトラックから電車にシフト」は特筆すべきだし、国やJRはもっと力を入れるべきだと思う。
排出権を買うだけがCO2対策ではないのだ。

それにしても(前置きが長くなったが)今回のガソリンへのエタノール添加について、国の体たらくは甚しい。
まずもって肝心のエタノールを確保出来ていないとは、どういうコトだろうか。
自ら「やる」と言っておいて、国内で生産すらままならず、輸入に頼り切る需給状況をどう考えているのだろうか。
それもこれも、米農家ばかり気にして、米以外の生産をないがしろにしてきた自民党政治のツケでもあるのだが、オーストラリアの砂漠に大規模国営農場を地上げ出来ないのであれば、海洋で栽培する海藻からのアルコール生成を、真剣に研究する必要があるだろう。

さらにバイオエタノールの添加方式にしても、世界的に主流のE3方式ではなく、ETBE方式採用という石油業界の横暴を何故許したのであろうか。
仮にETBE100%でも、含有するエタノールは半分以下。
ブラジルやアメリカでは添加上限80%と言われている時代に、そんな限界の見えている方式を採用する意味合いに、業界の私意的な部分以外の何も感じない。
これで掛かるコストの、レギュラーガソリンと同値で売ることによって生じる逆ざや分は、国とメーカーが折半というのだからたまらない。
国のカネとは、つまり税金で賄おうと言うのだ。
(わざわざコストの掛かる方を採用しておいて。)

そもそも道路特定財源の一般財源化を言うのであれば、アルコール燃料へのガソリン税課税は見直すべきだろう。

そんなワケで、地球温暖化の救世主には絶対にならない、今の日本のバイオガソリン。
その「ウソ・大袈裟」をJAROに訴えてみようかと思う。
  
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2007年04月26日

万波方式

「万波方式」という表現が適切かどうかは知らないが、治療の為に摘出した臓器を移植する行為を指しているらしい。
その「万波方式」が、厚生労働省の指針により明確に否定された。
「治療の為に摘出した臓器」とはすなわち「摘出が必要なほど病んでいる臓器」なワケで、具体的にはガンなどに侵されている腎臓が、「万波方式」のメインだったらしい。

ガンに侵された腎臓を移植するとは、素人目にはにわかに信じ難い行為ではあるが、腎機能が失われ定期的な人工透析が必要な患者にとっては、ガンに侵された部分を切除して、たとえ本来の5%程度しか機能しない腎臓であっても、「あらゆるリスクを伴ってでも欲しい」ものであったらしい。
その証拠に当の当事者達は、被害ではなく万波医師の医療行為の継続を訴えている。

腎機能不全による人工透析は、かなり高い等級が認定される重度の障害だ。
短い間隔で行う透析は「治療」というよりも「延命」に近く、「死なない」とはいえ透析直後後も「快調」とはほど遠い倦怠感らしい。
それがたとえ病気腎であっても、移植後はスッキリとした体の軽さを味わえるというのだから驚く。

腎臓は人体に一対で二個あるので、健康な人からの移植は比較的容易に行える。
「万波方式」を受けた患者の多くは、親族特に親から提供された健康な腎臓の移植を受けている。
その腎臓が機能不全になって、今回の万波方式採用となるワケだ。

両親から最大で二個は提供される腎臓を、ことごとく機能不全にしてしまう理由は病気によるものもあるが、暴飲暴食による肥満が原因の場合もある。
つまり移植は症状の改善であって、本当の意味での治療ではないのだろう。
この部分において、「万波方式」と万波医師は、批判される部分を持つ。

では万波医師は、金銭の為に移植を繰り返したのか。
弟などとグループを作って、ややもすれば強引に臓器を摘出してきたのであるから、その批判は当然のものであるが、当の万波医師は離婚後一人暮らしをしており、居宅も質素というより粗末なものだ。
家は寝に帰るだけで、病院に泊まる日も少なくないという。

つまり腎機能不全に悩む患者の症状を緩和したいあまりに、万波移植を繰り返したと考えるのが自然ではないだろうか。
治療法の根っこの部分が間違っていただけ。
万波先生は移植マニアなのであって、名医ではないのである。

それもこれも、売買による移植が国内で禁止されている部分が大きい。
暗躍する臓器密買に対抗するべく、フィリピンでは売買を認める法律の整備が進んでいる。
背景には臓器を買い漁る日本人の存在が、否定出来ない。
腎臓が一対で二個あるのは、それだけ重要な臓器だからなのだろうが、「二個あるなら一個は売りたい、売ってスラムから抜け出したい」と考える、売り手と買い手の需要がそこにはあるのだ。

出る杭を打ち続ける医師学会の言い分よりも、出た杭の言い分の方が、よっぽど患者のことを考えているように聞こえなくもないのだが、急に代理母を公募してしまったセンセー始め、突き詰めると「ただのマニア」な杭には両手を挙げて賛同は出来ない。
業界に属さない第三者が、イニシアチブを取ってもいいのではないだろうか。

議長はもちろん猪瀬氏、で♪
  
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2007年04月24日

悪寒

人間思わぬところで恨みをかってしまうこともあるわけで、得も言われぬ寒気が背筋を走った時には、もしかしたらどこかで誰かが、自分を疎ましく思っているのではないかと勘ぐってしまうこともある。

先日一人暮らしをしているご婦人が脳梗塞で倒れた。
これまで病気という病気をしたことがないご婦人は健康そのもので、広い交遊関係から頻繁にあちこちを旅行して周り、それが仇となって倒れた後も周囲は、また旅行だろうぐらいに思っていた。
実に三日間の間、ご婦人は脳梗塞で身動きできないまま、俯せで倒れていたのである。

助かった、と言うよりは、死に損なった、と表現した方が正確だろう。
運動神経は麻痺するも意識のはっきりしていたご婦人は、この身動きできない三日間で明確に『死』というものを悟ったのだろう。
ただ自身が最期を迎えるにあたって、思い起こせばやり残したことがたくさんある。

老後の蓄えにとコツコツ貯めた貯金は十二分にあり、人も羨む悠々自適、勝手気ままな一人暮らしではあるが、使い切れずに残る分をどうするかキッチリしていなかったのである。
一命を取り留めたベッドの上で、意識が戻ると開口一番に、遠縁の親戚の娘さんで小さい頃から目を掛けていた一人を呼んで、養子縁組の手続きをするように、見舞いに来た兄弟に告げた。

近しい親戚にはご婦人の蓄えをアテにしていた組が居る。
寝耳に水の養子縁組話を指を咥えて見ているだけでは居られない。
脳梗塞の後遺症による認知障害ということにして、早々に後見人を名乗り財産の保全に入った。

当のご婦人はと言うと、発見の遅れから回復は絶望的という医師の診断に反して、日増しにリハビリの成果が現れている。
意に反する周囲の動きに、このままでは居られないという一心なのだろうか。
人間の『生』に対する執着心というのは、計り知れないものがある。
意識がはっきりされては後見人は不用。
急浮上した遠縁の娘さんを苦々しく思う周囲の念の強さに、不意に背筋に走る悪寒に、一人首を傾げる人が居る。

コトがこうなってしまっては弁護士の範疇であるし、相続税、贈与税のハナシなら税理士の出番だ。
もっと健康なうちに、ファイナンシャルプランナーに相談する土壌を、日本にも定着させる必要があるだろう。

とかく日本では、「お金」のハナシをすることが「イヤラシイ」と言われ、自らが死んだ場合の相続についてキチンと準備している場合など稀だ。
三途の川を渡ってしまえは見ることの無かったその後の処理を、幸か不幸かご婦人は目の当たりにしてしまった。
もし自分がご婦人の立場なら、看護士さんに弁護士でも呼んで貰って、聞いたこともない事前団体に全額を寄付する道を選ぶであろうと夢想しながら、ご婦人の無念を思った。

一人暮らしの老人世帯の、緊急時通報システムの拡充もさることながら、「イヤラシイハナシ」を堂々と出来る仕組みはもっと必要だと思った。
何より、人間恨まれたくはないものである。
  
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2007年04月23日

ギャンブリング アメリカンモータースポーツ

インディジャパン2007.jpg行って来ましたINDY JAPAN 300マイル in ツインリンクもてぎ。
かなりの渋滞を想定して水戸に前泊し、9時過ぎに県道39号線からもてぎを目指したのですが、これが意外にスムーズ。
10時過ぎにはロードコース特設駐車場へと誘導されたのであります。
まあ渋滞が無いに越したことはなく、また普段はマイカーでなんてなかなか入れないサーキット場をドライブできただけで、充分満足してしまったりします。

駐車場所から最寄りのゲートをくぐるとそこはバックストレート観戦席。
ソコからホームストレート側のメインスタンドまでは、たっぷり1時間は歩かせられてしまうのですが、途中でINDYフラッグを配るオネエサンがいたり、串焼きベーコンを売る屋台があったりと楽しませてはもらえます。
メインスタンドに陣取り缶ビール2本目に手が伸びるあたりでオープニングセレモニーが始まる。
ナベサダのサックスで君が代とか、面白い趣向の中でブルーインパルス飛来。
なんかINDYよりもブルーが主役なんぢゃね?的は空気の中で、難易度の高い縦方向の動きの技は見せずに帰ってい
くブルー。
もう豪快は下方空中開花は見られないのですね。

と、程なくLadys and gentlemen,Start your Engins.
INDYカーってあんまりうるさくないのね、な空気の中でフォーメーションラップ開始。
なんだい、こんなもんなら耳栓いらねぇじゃん、と言いそうになったその瞬間ローリングスタート。
すんげえ音。
ホンダ3.5リッターV8エンジンが、その咆哮を上げたのであります。
と直後にミスター松浦1コーナーでクラッシュ。
スポンサーも居るというのに、母国日本でのレースで0周リタイヤという結果は、「なにやってんだよ度120%」ではないでしょうか。
その後の再スタートから各車がばらけてくると、目の前をひっきりなしに通過する車の轟音によりもはや会話は不可能。

トップグループのパッシングシーンではパラパラと拍手の出るなか、なんとなく順位が固定された展開に昼間っからのビールも手伝って、レースはダレ気味となってきます。
と、各車一斉にピットストップ。
ココも見せ場なのですが、トップチームは卒なくこなして順位変更なし。

の後首位が入れ替わる見せ場もありつつ残り60周ほどでマルコ・アンドレッティ無念のクラッシュ。
目の前をクラッシュしたマシンが火花を散らしながら通り過ぎ、またまたテンションが上がってきます。
ここから残り60周足らず、時間にして30分程度の時間が一番の見せ場なんでしょうね。
ココでギャンブルに出た(詳しくはTAKAのブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/rockondave_indy_takaにそのうちアップされると思います。)チームペンスキー・サムホーニッシュJrの勝利を祈りながら、ラスト10周波乱の展開はあっという間の出来事でした。
結果サムのギャンブルは吉と出ず、優勝したトニーを祝福しないワケではないのですが、期待が外れたので早々に会場を後にしたわけです。

INDYを頂点として、オーバルでの草レースが身近にあるアメリカ。
その雰囲気を垣間見れたかどうかは分からないが、まあこんな週末もアリかな、と思った1日。
印象に残るのは、エンジン音によって左手でビビる缶の振動の感触かな。

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Posted by dubrock at 12:29Comments(0)TrackBack(0)