
読売新聞の社説に、ここ4代ほど立て続けに1年内外で退陣するに至った内閣総理大臣を、批判する内容が書かれていた。
今回の菅内閣のように、「主要閣僚が前政権からの留任」であればまだマシだが、それでもトップが替われば風向きも変わる。
「政治主導だ」なんて言われて、そんな大臣の顔色を窺うというか、いちいちトップの攻略法を練らなくてはならない官僚からすれば、「マトモな行政などできやしない」といったトコロだろう。
では、政権は長いほうがいいのか?なのだが、あのまま鳩山さんに4年間続けられていたら、と考えると、一概に「長ければイイ」というものでもないことに気付く。
直近では一番長かった小泉さんだって、基本的に向かっている方向(これは好みの問題もあろうが)が悪くはなかったとはいえ、結果的には我田引水みたいな部分も最後には露呈しているので、「長期安定政権の弊害」ってのもある、というコトは間違いないのである。
で、ちょっと気になったので、「
内閣総理大臣の一覧 - Wikipedia」なんてなページで歴代の内閣総理大臣の在職日数を確認してみると、日本国憲法制定後の1947年以降でも、
1年足らずの在任期間の総理大臣というのは、結構多いもんである。(ま、死んじまっては仕方がないが。)
その傾向が顕著になるのは、在任通算1806日の
中曽根康弘以降で、結局後継に、国民にも国会議員にもあんまりウケていない
竹下登(在任576日)を派閥の論理で持ってきたのが原因と思われるが、その後の
宇野宗佑(在任69日)から元号が「平成」になったことを考えると、
「平成に入ってから総理大臣がコロコロ変わる」のではなく、
「中曽根以降、自民党は安定した政権を築けなくなった」と言ったほうがいいのではないだろうか。
5年以上やって有り余るぐらいの人気を得た、小泉さんが例外なのである。
で、民主党である。
こと「安保」において、社民党と政策を異にする以前に、
もともと民主党の半分は社民党(旧社会党)の人間である。
のみならず、
残りの半分は小沢が連れてきた自民党の人間なのである。(ま、現実はもうちょっと複雑だが。)
そんなの、「選挙」という目標に向かっている間はいいが、その後は
政策的に最大公約数を得ることすら、不可能なのである。
持って、1年。まあ、そんなトコだろう。
それ以上やったらボロが出る。
ボロが出ると叩かれる。
叩かれて耐えられなくなったら、交代する。
交代すると何故か、前政権の失政については追及しなくなる。
おそらく今回も、もう「普天間合意は公約違反」といった声は上がらなくなるだろう。
そうやって、次の総選挙までお茶を濁すのが、今の政治なのである。
(んな、「自分」抜きに「国民の生活が大事」とか、有り得ねぇて。w)
なので、今度の菅さんも、おそらくは1年内外だろう。
(ヨーロッパあたりから始まる金融のゴタゴタの、対応に失敗あたりが現段階では有力。)
残る任期は2年。
計算上は、あと2人が民主党から総理大臣になれる計算になる。
1人は小沢さんだろうか。
総理大臣になりたくて、あれだけやってきたのである。
ならずに死ねるか。
なれなければ、
また民主党をぶっ壊す。
そんなワケで、「小沢から距離を置いた菅」の後は、たぶん小沢だろう。
そして「横暴」、「豪腕」、「自分勝手」と批判が集まり、1年で退陣。
というか、総理大臣になりさえすればそれでいいのであって、
在任期間はカンケーないのである。
(あの森喜朗だって、在任は通算で
たったの387日。それであの大物ぶりである。)
で、その次。
小沢の後だから、当然小沢から距離を置いている人間、である。
多分前原さんか岡田さんだろうけど、岡田さんは代表やってる時に選挙で大敗しているので、前原さんで行くんじゃないだろうか。(つか、岡田さん外務大臣やってからやつれすぎ。死んじゃうよ?)
少なくとも、「タルトコさん」なんていう、聞いた事もない人が出てくるハナシじゃないのである。(そりゃそうだ。みんな「1度は」総理大臣になりたくて、子分を連れて集まったのだから。)
で、選挙で負けて、ほいでもって小沢が復権して、・・・
「政策で政党を選ぶ」って、そういうことだと思うし、その時までには、自民党も支持できるような政策を掲げていることだろう。
そう期待する。
そうなれば、総理大臣がコロコロ変わったとて、何の問題も生じないのである。
そんなワケで、菅さんにこれといった期待はないけれども、少なくとも国益を損なうような決断はしないでほしい、今日この頃なのである。
(いや、ガス田とか竹島とか、マジで(人∀・)タノム あと外国人参政権も。)