2006年05月09日

大型店

最近オープンしたアリオ亀有大型ショッピングモールの台頭が最近気になる。
最近勢いがいいのはセブンアンドアイが中核になるアリオ(Ario)だろうか。
母体となるスーパーをメインに「専門店」と呼ばれるテナントが並び、ほとんどが「MOVIX」も併設。
ターゲットとする年代は30代から40代を狙った、安さよりも品質を打ち出した「ちょっといいもの」がコンセプトなのもどれもほとんど同じ。
郊外に巨大な駐車場を併設し、休日のショッピングならとりあえずココで済んでしまう的な発想がウケているらしい。

とはいえ傍目には、コンビニの雄を企業イメージに据えたセブンと、潤沢な資金力で圧倒するイオンの”2強対決”というイメージが強い。
こういったスーパーの好調に乗れない企業再生中のダイエーを叱咤する声も聞かれるが、店舗の大型化による拡大均衡で破綻したダイエーからすれば、この業態が乗っているとは言えスグには追随できないというのも容易に推察できる。

そもそも3月期決算でコンビニ各社の好調が伝えられるが、売上を伸ばした要因が新規出店によるものであり、既存店売上ではむしろ売上減という現実の方が無視できない。
とくにコンビニの雄セブンなども、既存店をわざわざ廃止してその直近に新規出店する手法が目立つ。
そのどれもが駐車場が狭小であったり、イレギュラーな三角地に立地する店舗を廃止し、幹線道路沿いに長方形の土地を取得し”スタンダードな店舗”を建設するというもの。
そもそもの出店立地のミスを自ら認めているとしか思えないものだ。

ソレを企業・ブランドイメージの統一とか、スクラップアンドビルドであるとか、一般人には聞き慣れない今風のコトバで新しい経営手法に思わせるならそれも良いが、新築して5年ソコソコで閉鎖された店舗の、建物建築費と内装費でざっくり3500万と言われる設備投資は無くなるワケではない。
個々の契約にもよるだろうが多少なりともFC本部の負担分が発生しているワケで、全体として伸びているから「多少の」費用負担増と不良資産の保有は致し方ない、なんては全く思わない。

コンビニが新規にルートを開拓する場合には、日に4回5回と行われる配送のコストが最優先される。
配送ルートとして採算ベースに乗らないと死活問題となるので、新規に開拓されたエリアには半強制的に新規出店が繰り返され、ほぼ半年以内にエリアとなる。
今岩手から青森にかけてもそのエリア獲得の為の出店ラッシュが相次いでいるが、首都圏におけるコンビにとは周辺の人口密度が違いすぎる。
傍目にも明らかに無理目、火を見るより明らかに失敗な出店というのも珍しくない。
そんなオープン1年も持たない閉鎖店舗を尻目に繰り返される新規出店の波。
それで売上を伸ばして誉められたものなのだろうか。

新しい業態としても大型ショッピングモールも、物珍しさは何年も続くものではない。
寂れたショッピングモールほど悲惨なものはない。
何年か先、今大盛況の大型ショッピングモールが足を引っ張って、大手の破綻から公的資金注入なんてコトにならなければいいのだが、どうも最近の”スクラップアンドビルド”には担当者レベルでのリベートの存在が気になってならない。
ホントに必要な設備投資ならいいのだけれど。  
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2006年05月07日

キリンは泣かない

昔読んだマンガが突然思い出され、また無性に読みたくなる時がある。
『GTロマン』というマニアックな車を題材にしたオムニバス形式のマンガが、ついこの間から頭の中にちらついて離れなかった。
ちらついている割には、肝腎のそのタイトルが思い出されなかったのだけれども。

で、どうしてもそのタイトルだけでも知りたくなって、得意のインターネット検索をしてみた。
『車+マンガ』『自動車+マンガ』なんてのではもちろん出てこない。
タイトルはたしか『〜〜ロード 』だったかなと『自動車+マンガ+ロード』とするも、『気まぐれオレンジロード』ばかりが出て来てしまう。
苦し紛れにストーリーに出て来た『ロールスロイス+エスハチ+マンガ』としたら、なんと一発でひっかかった。
検索結果はたったの4件。
それで、探していたマンガのタイトルがようやく『GTロマン』てあったコトが分かった。

分かったら分かったで読みたくなる、欲しくなるのが人情というもの。
安い古本でもないかと探すと、アマゾンが最初に出て来た。
ただ全11巻揃いではなくあちこちの本屋からかき集めたバラの11冊。
クレジットカードで先に決済だ送料だと考えていると鬱になりそうなので、とりあえずパスした。
ヤフオクに11巻揃いを発見するが、1冊300前後とかなり強気な上、送料だ決済だを素人さんとやりとりするとなるとこれまた鬱だ。

結論的に近くの古本屋を回ってみようというコトになり、遊びがてら近くのブックオフを回ってみたのだが、このマイナーなマンガがあるハズもなく『またの機会』というコトになった。
似たように『また読みたいマンガ』に『キリン』というのがあって、東名高速でポルシェを追い掛け回すバイク野郎がメインのものなのだが、これまたブックオフではお目にかかれなかった。

『読みたい』という欲求の他に、『全巻揃えたい』という欲求も湧いてくるマンガ本。
わざわざネットオークションでまでは、と思うワタシは甘いのだろうか。
こんな雨の休日には、”たかがマンガ”をじっくり読んでみたい時もある。

  
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2006年05月06日

敵対的買収

改正会社法の施行を機に、今回の株主総会で敵対的買収への予防策を盛り込む企業が増えている。
最低資本金の規制廃止や有限会社の株式会社への統合などと合わせて、『敵対的買収へのより柔軟な対応』も改正の目玉であるから、この動きは至極当然なのであろうが、経営者の買収へのあまりに過剰な反応が気にかかる。

昨年のニッポン放送買収騒ぎで一躍周知のコトとなった『敵対的買収』だが、そもそも買収される側に敵対的買収に遭う要素があるというのが大前提のハズ。
優良な資産を安い簿価額で記載したり、自社の株価を低いままマーケットに放置したり、親会社の株式を安く大量に保有していたり、そういう『旨味』があるからこそ敵対的買収の憂き目に遭うのであって、それらは歴代から現職までの経営陣の怠慢の結果に他ならない。

つまりは『ニッポン放送や阪神電鉄の二の舞にならない為の敵対的買収防止策』は、必ずしも株主の為にはならないのではないか、とも考えられる。
得体の知れない『ファンド』に買われるリスクを言うが、ファンドとはそもそも『値上がり益』を見込んで株を買うものであり、マーケットに上場しておいて株価を実態以下に低迷させ放置していた経営陣は、いくら創業当初からの功労者であっても許されるものではないと思う。

今阪神電鉄株を大量取得している村上ファンドが話題になっている。
昨日今日株を取得し、またいつ手放すかも知れないファンドが、あくまで短期的な株主の立場で資産の売却や子会社の上場、経営の統合など言うのは『物言う株主』とは意味が違うと思うが、株主総会で自らを取締役に選任させる行為というのは批判されるものではないだろう。
そしてそれは、当初『経営権の取得が目的ではない』と言おうと言うまいと、判断の変わるものでもない。

起きているコトの次第を飲み込めていないタイガースファンを街頭で捕まえてインタビューし、『村上ファンドには”皆”不快感を持っている』式の報道しかマスコミは出来ていないが、株主総会での議決権行使を否定しては出資者である株主の権利はどうなるのか。
まして『事業の実際を全く知らずに経営できるか』と現経営陣は村上を批判するが、現状の打開策である阪急との統合も、そもそもは村上ファンドから提案されたものなのであれば、現経営陣の無策は紛れも無い事実だろう。

敵対的買収への防御策も良いが、買収されたくなければ上場しなければいいだけのハナシ。
上場して市場から資金調達しておいて、『買われては困る』は余りに虫が良すぎる。
仮に買われたとしても、経営については引き続き任されるのが、本当の経営者ではないだろうか。
真に会社の価値を高める経営者ならば、株主が誰であろうと関係ないと思うのだが、理想論だろうか。

  
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2006年05月05日

プライバシー

国勢調査の回収率が、低下しているそうだ。
背景には個人情報保護法を誤用した対応もあるらしいが、何等の公的身分を持たない民間人が、『委託された』の一言で調査票を配布回収するそのやり方には、制度を知っていても抵抗を覚える。
またこれらの調査員(新聞の勧誘員なんかもそうか?)が身分証を提示する様にもなったが、『正』がどんな物か分からない身分証ではその真贋を見分けるコトなど出来ず、あまり意味のあるものにも思えない。

調査時期には多少テレビCMなども行われるが、どうも現実味に乏しく自分も当事者であるという実感は調査票が来るまで沸かないし、単身世帯の多いアパートなど集合住宅では、調査員が調査票の回収を大家に再委託するケースも多く、扱っている個人情報の割に調査する側の意識の低さが、調査への協力を尚更否定的にする。
また『匿名』としながらも、回収の確認を容易にする為か鉛筆書きで世帯名が書かれている場合も多く、これも調査する側の意識の低さを感じてならない。

とココまでくれば回収率は低下して当たり前だし、調査への協力拒絶もさほど驚くほどのコトではないのだが、国勢調査は個人情報保護法の対象外であるコトはともかく、実は調査拒否には刑罰まであるというから驚きだ。

『国の』調査だ統計だと言えば、無条件で賛同を得られる時代はとうの昔に終わった。
調査する側はより一層の告知の徹底を計り、主旨と意義について周知に努めるべきだし、何より調査員という調査の顔というべき存在の意識の向上(それが委託先のオバちゃんに無理なのであれば、委託先や委託という行為自体の是非も含めて)を図らなければなるまい。
そもそも調査結果が内閣府のオナニーでは意味がない。
『存続の是非』も含めて検証すべき時期に来ているというコトではないだろうか。

ただ、個人を守る為に作られた『個人情報保護法』の拡大解釈、誤用濫用も気にかかる。
クレジットカードを作るのに本人が免許証のコピーを添付するのは良くて、店側がコピーするのはダメ、とか、派遣会社へスタッフ登録するのに、免許証のコピーは取れないので公共料金の領収書を持ってこい、とか、施行当初の『ただ運用ポリシーがベタベタ貼ってあるだけ』より酷いトッチラカリぶりだ。
企業がやたらと住所と名前を欲しがった過去にも問題があるが、最低限の情報も無ければ商いなど成り立たない。
一度机の上から出てみる必要が、企業にはあるのではないだろうか。

また個人の側も、被害妄想に取り憑かれるコトなく物事を適切に解釈して欲しい。
往々にして気にするほど、企業もアナタのプライバシーに興味など無かったりするのだ。
  
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2006年05月04日

余剰公務員対策に…

心地良い日差しの昼下がり、徒歩で移動中にトイレを探していた。
それも至急の用件で、座る方。
通常の立つ方であれば、女性よりも男性の方が容易に用件が済ませられるし、何となれば軽犯罪法に抵触する方法も緊急回避的に残されているのであまり気にならないのだが、座る用件の場合には女性よりも深刻となる。

ワタシが神経質なのかも知れないが、座る用件の際にあまり汚い公園とか簡易式のものは避けたいトコロだし、やたらと出入りのある主要ターミナル駅のでも落ち着けない。
かといって買いもしないのに客の居ない個人商店に入り、店主の期待を裏切り用件を済ませる度胸もない。

となるとソコソコ出入りがあって、カンパニーとして掃除する体制があり、快く貸してくれる(貸す側にオーナーとして、などの利害関係の無い)物件となるのだが、なかなかにそんな都合の良いものは無い。
最適なのは大きなスーパーにデパートの類、それに混んでいるパチンコ店だろうか。
テナントビルなども借りるには好都合だが、入口に守衛が居る場合が多く、服装がTPOに合っていないと入りづらい。
コンビニではファミマが貸し出しを全面に出しているが、その他では運営者次第だし、都内では『貸さない』というひねくれた店も多く、また借りたら借りたで何か買わなくちゃと、水物は控えたいのにまたジュースなど買ってしまうワタシとしては、可能な限り敬遠してしまう。

余談になるが千葉市内国道14号線沿いのシェルマークのセルフGSは、『トイレのみの使用の場合、お一人様300円を申し受けます』となっていた。
沿線は都内から流入すると高速からも一般道からもパーキングエリアが無く、確かにトイレを借りたい立地にあるのだが、嫁と二人でその根性の曲がりぶりに驚いた。
店頭のスタッフもトイレの利用を監視している風だし、給油のついでにトイレを利用した一般の客にも威圧的なこの掲示、およそCSの真逆を行くものなのだが、CSCS言いながらもこういうトコロを徹底しきれない石油元売りは、やはりフランチャイズとしては出来損ないなんだなあと改めて思う。

話を元に戻して、至急の用件のハナシ。
結局、駅のマイナーな方の出入り口にある施設を借用したのだが、『座る』ではなく『しゃがむ』タイプ。
汚れた『座る』タイプも困り物だが、運動不足で体重オーバーの身には拷問も同然。
しかしいくら公共性のある鉄道事業とはいえ、施設を一般開放している姿勢は立派。
『座る』タイプにしろと文句を言えた筋合いではない。

むしろ公共サービスとしての『公衆』がこういうトキの候補第一位に挙がるべきで、環境の為に公園の整備も良いが、作ったハコモノのメンテナンス、特に『施設』の清掃と備品の補充については、24時間体制で日に4回は行って欲しいと、痛む膝を摩りながら思うえふぴーなのでした。
まあ、予算が付いたら付いたで、天下り団体が出来てしまうんだろうけどね。
それでも、我慢しながら使う『施設』では、作った意味が無いと思うのです。

  
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2006年05月03日

漏れのサウンドランド

漏れのサウンドランド暦の上でたまたま祝日の続くゴールデンウイーク、その初日という印象しかないが、一応今日は59回目の憲法記念日。
GHQ主導で”造られた”ものだ、とか、なんとなく発足した自衛隊は軍事力ではないのか、とか、いろいろ問題はあるみたいだが、それでも1947年の今日この”平和憲法”と呼ばれるものが施行された日なんだとか。

昨年は自民党結党50周年というコトで、何故か「新憲法草案」なんてモノが披露され、コレが中曽根原案を何一つ採用していないとか、改めて”軍事力の保有”を明言しているとか、まあ下らないトコロでそれなりに物議を醸し出したりもしたが、「コイズミ改革ジミントー」と言えばついて来た国民も「憲法改革」にはハテナマークだったようで、なんとなくその改憲論議も草案もろともフェードアウトしてしまった。

それでも民主党は対抗して対案を掲げる構えだが、そもそもの寄せ集め集団に一番デリケートなテーマでは収拾がつかないのではないだろうか。
意見が纏まらないのが目に見えているなら、とりあえず”護憲”と言っておいた方が無難だと思うのだが。
”護憲”と言えばなにより共産党、社民党が一番護憲路線と言うのが笑わせてくれる。
”保守”と”革新”がまるであべこべなのだ。

そんな、なんで改憲するのか、なにを改めるのか、その必要性からの議論を含めて、今日は憲法について考える日、なのだが・・・国民の関心は今日からの予定と天候のことで一杯だろう。
井上陽水の名曲「傘がない」ではないけれど。

サウンドランドのデビューミニアルバム「日曜ノ朝カラ...」が発売になって、レコード会社のサイトから購入すると”ステッカー1枚プレゼント”というコトだったので、宣伝にとそのステッカーを車の後部ガラスに貼ってみた。
トコロがこのステッカー、防水ではないらしく、一雨降ったら見事に染みて、写真の無残な姿になってしまった。
まぁ乾けばいいかとそのままにしていたら、今度は日焼けでさらに無残な姿に・・・
ワタシも、ケンポーどころではないのだ。

おーいノブー、コレ見てたらステッカー10枚単位で送ってくれやー  
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2006年05月02日

華がない

卓球のテレビ中継なんて、あまり観た記憶がない。
それも”ゴールデン”と呼ばれる時間帯となれば尚更だろう。
卓球という競技自体を否定するつもりはさらさらないが、おおよそ”テレビ”という媒体で中継するには不向きな競技なのではないだろうか。
スロー再生でほとんど見えなかったボールの動きを再現して見せても、やっぱり地味なコトに変わりはない。

この競技の救世主的存在なのが「ゴルフ界のあいちゃん」に肖った「卓球のあいちゃん」の様で、最近では実力も伴って名実ともに日本のエースとなった様だが、勝負の最後の部分での「弱さ」がどうしても目に付く。
そもそも「卓球のあいちゃん」は負けそうになると目に涙をため、ついに負けてしまうと泣き出してしまい、泣きながら再戦を挑むいたいけさがウリの「(卓球好きの)ジャリタレ」くらいに思っていた。
それが青森山田に入り中国へ渡ってトレーニングしていると聞いて、マジメな”卓球選手”だったと初めて知ったくらいだ。
本人やご家族は”本気”だったのだ。

その「愛ちゃん」をエースとした布陣の決勝リーグは、エース自らが国際ランキング格上の相手に敗れ敗戦、3位となった。
「惜しかった」とか「来年こそは」とか言う気はさらさらないが、”一流”と呼ばれるプロ選手ほどこういう”勝負の分かれ目”での勝負強さを持っているものであり、そういう”土壇場での弱さ”こそが「ゴルフの藍ちゃん」にあって「卓球の愛ちゃん」に無いものなのではないだろうか。
そしてその一端というのは、幼い頃から「かわいい」と言われたタヌキ顔(”丸顔”と表現した方がいいか?)にあるのではないだろうか。
そんなコトを、典型的なキツネ顔である香港の帖雅娜選手を眺めながら思った。
気の強さと闘争本能を連想させるキツネ顔に対し、やさしくおっとりした印象を受けるタヌキ顔。
勝負事には、やっぱりキツいキツネ顔の方が向いているのではないだろうか。

”勝負弱さ”という意味では思い当たるフシがもうひとつあって、ソレは彼女を一躍有名にした”泣きながら”卓球をしていた、というコト。
”負けず嫌い”というのはいいが、トッププロとして世界で活躍してしまう程のヌケ方をする、たとえば宮里藍選手など”泣きながら”ゴルフをしたコトなど無いのではないだろうか。
泣くくらいなら、泣かずに済むように全力を尽くす。
そんな姿勢の違いが、トッププロと彼女にはあるように思えてならない。
勝負が決まる前から涙を溜めて、ついに負けてしまうと泣いてしまう。
そんな彼女を一躍有名にしたハナシが、彼女の競技人生の足を引っ張るとは非常に皮肉的なコトではあるのだけれど、土壇場での勝負弱さに彼女の選手としての”華のなさ”を感じてならない。

まぁ、スター選手の台頭でにわかに注目を集め、ついには協会と理事たちのの不透明な経理まで発覚してしまったスケート協会とフィギュア界を思えば、卓球界はこのくらいの”華のなさ”でいいのかも知れないけれど。
  
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2006年05月01日

まずは血だけでも見せて

杉本センセは産婦人科のお医者さんです。
シラフでもかなり饒舌ですが、酔うとより一層の熱弁を拝聴できます。
先日夕食をご一緒させて頂いたトキのハナシ。

話題が不妊治療に及び、女性には初診でのいきなりの触診内診に抵抗があるハナシや、「不妊治療」の代名詞とも思われる程耳にする”通称ホルモン注射(正式にどう言うかは知らない)”により思い切り体調を崩し、さらには精神的にまでダメージを受けた知り合いのハナシから、この部分について最新の婦人科ではどうにかならないのですか、と聞いてみた。
とセンセはあっさり、「まず血だけ見させてもらえないかな」と言うのです。
初診で問診の後採血して、その結果に基づいて漢方薬を処方する。
この手法でもその成果はバカにならないとおっしゃるではありませんか。
そもそも不妊治療にはメンタル的な要因も多く、問診して処方箋をもらった安心感だけで妊娠してしまう方もいるほどデリケートなものなのだとか。

そもそもなんで血でそんなコトが分かるのかは分かりませんが、このハナシを嫁にすると意外に好評。
嫁も早速周囲の主婦仲間にそのハナシをしてみたトコロ、ほとんどの方がそういう診療なら是非とも受けてみたいと大好評なのです。
後日センセは「採血でナニが分かるのか」についてブログで書いてくれましたので、ソレが「高プロラクチン血症」というものだと分かり、得意気に嫁に話すと今度は意外に反応薄。
なんでもその「高プロラクチン血症」の治療と称してされるのが”ホルモン注射”なんだとか。
主婦のお茶飲み話もなかなか侮れないものなのですね。

「高プロラクチン血症」など分かりきった主婦が魅力を感じるのは、不妊治療の手法としての「初診で採血のみ、触診内診なし」でさらに「漢方薬を処方」の方だったのです。
この漢方薬、妊婦共通の悩み(らしい)便秘に効く漢方というのもあるらしく、この漢方がついでにむくみまでとってしまうというから驚きです。
これなど嫁からしてみれば「なんとしても欲しい」類のものなのだそうです。

で、本題に立ち返って杉本センセに会いに行き、この「初診で採血のみ、触診内診なし」でさらに「漢方薬を処方」を掲げて婦人科診療に特化してみては、なんて聞いてみたのですが、日中で当然酒の入っていないセンセは意外に反応薄。
そうはいっても最後はやっぱり触診内診しないと分からないコトの方が多く、漢方薬も効果はたしかにあるのだけれど、西洋医学でガチガチに化学成分を調合された薬とは違いかなりファジーな部分があり、症状に一番効きそうなものをチョイスして経過を見ながら別なものも試していくという、確固たる答えのないものなのだそうだ。
だからソレをあまり前面に出してはいかんのですよと、いかにもお医者さんらしいお答えが返ってきました。

そうそう薬の効能書きもそういうのありましたよね。
「絶対効く」とか「治る」とかは使ってはダメで、「効いた方がいた」「治った方がいた」程度までに留めないといけないとか。
どうもノリだけで行ってしまいそうなワタシからすれば、誠に勿体無いハナシではあるのだけれど、医療特に「不妊治療」とはそういうデリケートなものなのですね。
いいと思うのですが。
この診療ポリシー。

杉本センセの病院は東京から特急さざなみ号で2時間弱、南房総は館山にあります。
東京から電車で向かうと駅に到着する直前の踏み切り左側にあるピンクの建物がそうです。
ホームページのお問い合わせフォームからの質問に、センセ自ら夜な夜なお返事を書いているそうなので、この不妊治療に興味のある方は一度質問してみてはどうでしょうか。
メールでもセンセの饒舌な一面に触れられるハズ。  
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2006年04月30日

今こそ道路特定財源の見直しを

日銀が物価の上昇からデフレ脱却の見解を示し、夏頃にはゼロ金利政策も解除されるとの見通しが広がっている。
長期金利の方は先日の量的緩和政策の解除以来上がり続けているので、余計なお世話かも知れないが住宅ローンなど長期債務をお持ちの方は、可及的速やかになるべく長い『固定金利』へと、約定を変更されるコトをオススメする。

ココから先若干のインフレ傾向で推移するのだから、起業などで使う予定のない資金をお持ちの方は、ついでに繰り上げ返済も考えるといいだろう。
またこの先インフレがどの程度続くかは未知数であるが、デフレ時代に債務者を苦しめた『ゆとり返済』なんかも、有効になるかも知れない。
ただ、その前の景気の底がいくら深かったとはいえ、戦後屈指の回復基調がかなり長く続いているだけに、そろそろ次の下り坂を考えてもおかしくはないだろう。
結局最後は自己責任、と言ってしまえばそれまでだが、自身の財産形成を何年のスパンで考えるかで答は変わってくるので、5年後を見越すのか30年後を見越すのか今一度自問自答してみて欲しい。

トコロで日銀が物価を上昇基調と判断した背景に、法外な価格に暴騰している原油価格はないだろうか。
化石燃料への依存度が高い日本では、電気、ガス、ガソリン、灯油などの直接的な産品に限らず、貨物運賃やペット製品などのプラスチックに至るまでありとあらゆる物の価格に影響を及ぼす。
これにより輸入商社各社は売上、利益ともに10年来の好決算を迎えているらしいが、末端では基本生活費を圧迫するだけで、需給バランスの均衡にめ何らの効果があるとは思えない。

ワタシの住んでいる地域はガソリン市況の陥没地帯であり、周辺よりも10円安いガソリン価格が出掛ける度に気にはなっていた。
昨日その陥没地帯もようやく談合が相整い、ゴールデンウイーク商戦前に滑り込むように、一気に9円の値上げが実行された。
WTIに飽きたらずロンドンやドバイなどでも最高値更新が伝えられ、国内元売各社が来月の仕切り価格を値上げで表明したばかりなので、いいタイミングと言えばそうかも知れないが、1日で9円もの値上げには『市場の原理』以上の不自然さを業界にいなくとも感じるのではないだろうか。

田中角栄が編み出したウルトラCである道路特定財源は、近年の見直しによりその余剰分の扱いが議論になっていた。
『黙って集まるものをわざわざ放棄してられるか』と言わんばかりに広義な解釈が成され、なんとなく一般財源に近い柔軟な運用が押し切られたが、これだけ末端価格が高騰しているのだから逆の意味で、時限立法による軽減措置(『軽減』という表現はホントは適切ではないが…)が取られても良いのではないだろうか。

そういう救済策を考えてもおかしくはない異常な原油価格であり、その引き金となったアメリカの中東支配に加担した責任が、日本政府には少なからずあるワケだから。

  
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2006年04月29日

欲しいのはトイレと駐車場

館山駅から西口を望む駅前を歩くなんて、何年ぶりだろうか。
館山駅はその最大の観光名物である西側に出入口が無かった。
それで永年に渡り駅から海を目指すには、北か南の踏切を渡るしか方法が無かった。
だから館山駅『西口』は観光の観点からすれば悲願だったのだが、地元で実力を持つ東口商店街の既得権益層に反対され、ただ観光客のみが不便な思いをしてきた。
いや、『させてきた』というのが正しい言い方なのかも知れない。

その『西口』が出来てしばらく経つが、西口駅前には大きなパチンコ店のみが目立ち、南国風情たっぷりのヤシの木もなんだかパッとしない。
対して東口はと言うと、西口開設でそれ見たコトかと言わんばかりのシャッター街道。
営業しているのは銀行くらいではないかという寂れ様だ。

元々住んでいた時分から、『観光』『観光』言う割りにはずいぶんと観光客をバカにしたコトをするもんだ、とは思っていた。
バイトしたGSには他県ナンバー用現金カード(通称ボッタクリカード)もあったし、宿や施設はどこも夏になると割増料金だった。
たいしたサービスも名物も無いのに、よくもまあ毎年毎年来るもんだ、と思っていたが、この歳になると東京圏から日帰りないし一泊で行ける手軽な観光地であり、テレビでもあれだけ取り上げられているのだからと、妙に納得してしまう。

館山道もほぼ開通し、自動車でのアクセスが格段に良くなったとはいえ、ハイシーズンには大渋滞する陸の孤島南房総を電車で訪れる人が減ったとは思えない。
今注目されている団塊世代、あまり車を運転しないシルバー世代には、やっぱり電車の方が便利なハズである。
そこであのシャッター街であるが、あれはニーズの変化を感じながら業態の変化を拒んだ結果ではないだろうかと考えた。

地元民が日常生活で必要とする店舗と、観光客が必要とする店舗はもちろん違うし、日常生活から抜け出したリゾート地で、一番見たくないのは現実生活を思い出させる日常店舗ではないのだろうか。
昔から営んできた事業であっても、時代とニーズに即して耐えず変化していかなければ生き残れない。
観光客は『一見さん』ではなく毎年来る常連さん。
ボられてもボられても、毎年性懲りもなく来るお人よしなんかでは決してない。

行く度行く度、どうも『気の利いた店』の不在だけが目に付き、同じ日帰り観光立地鎌倉との活気の違いが気にかかる。
数少ない成功例かも知れない千倉の潮風王国にしたって、ワタシからすればイマイチ落第点なのだが、他に競合するものが無いとなれば、多少のコトは『我慢して』でもご案内するしかない。
わざわざ行きたいと思う店とその集合体である商店街とはどんなものか、そんなコトを考えながら、シャッターを閉ざした店舗の利用法について考えさせられた、駅前散策なのでした。

こういうトコロに、『金儲けのネタ』が転がってる気が、するんだけどねぇ…。
  
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