2005年12月02日

経理アレルギー

経理という作業自体には生産性はなく、これがもとで販売を司るセールス部門からすれば、一日会社にこもって伝票をいじくりまわしている経理部門は軽視される傾向にあると思う。
実際営業行為に従事していない経理畑出身者が販売部門の管理者になろうものなら、勢いとかインスピレーションとかで進めてきた仕事の細部に渡ってリスクとリターンを求められ、憤りを覚える場面に出くわすのも珍しくないだろう。
それがまた”経理しか知らないアタマデッカチ”というイメージを強固なものにして、その地位を低下させているというのも事実だろうし、結果論として1億売り上げて3千万儲けたというハナシは単純明快で、まさに営業こそ”オトコの仕事”と呼ぶにふさわしいと思われるのも、無理がないコトなのかもしれない。

世の”社長”と呼ばれている人間と接していると、その経理に関する見識の深さに驚かれるコトが多々ある。
人通りも疎らな辺鄙な片田舎で、老朽化して店舗で陳腐な商売を営んでいる、手ぬぐいを下げている姿はそのへんの農家のオトッツァンと見分けがつかない、そんな社長さんであれ、大局的にお金の流れを掴むセンスというのは、どんな優秀なサラリーマンでも叶わないものがあると、そう見せつけられる瞬間によく出くわすのだ。
損益計算書に貸借対照表、それにキャシュフロー。
それらを机上の論理ではなく実戦で把握できるサラリーマンなど、名の通った経営コンサルタントでも意外にいないのではないだろうか。

片や”起業”を目指す方の多くが、この”経理”についてはなから背を向けてしまっているというのも言えるのではないだろうか。
「”経理”については分からないので、税理士さんに全てオマカセしたいが、誰か安くやってくれるヒトいませんか?」
とか、もっとグロテスクに「税理士に任せると高くつくので、FPでやってもらえないだろうか?」という質問は、自身がFP資格を持っているというハナシになった際にはまず間違いなく聞かれる”お約束”の内容となっている。

「日々の振替伝票を作っているくらいなら、クライアントを接待したり、請け負った仕事を消化したりする時間に充てた方が効率的だ。」
それはたしかにその通りで、何もルーチンワークとなった振替伝票の起票など、事務員さんを雇ってお願いするべきだろうし、事務員さんを雇う余裕がないなら奥方にお願いするというのもアリだと思う。
ただ社長であるならば、振替伝票の左側・右側にどういった項目が入ると、それぞれ貸借対照表・損益計算書にはどのように反映されるかというのを、身をもって体感しておく(”体”で覚えておく)必要があるというのを、アタマに入れておくべきだと思うのである。
もしかしたら個人事業主から脱皮して、”事業主”となれるかどうかの境目は、こんなトコロにあるのかもしれない。

私自身月商で億単位を担当する営業部門から、経理部門への異動を内示されたトキにはかなり悩んだ。
それはいっそ誘われている先へ転職してしまおうかと思うほどの悩み様だった。
ただ、このハナシを懇意にして頂いている社長サンに相談した際言われたコトバが、「どんな会社の経理であれ”経理”というものは一度経験して損はないと思う。それが年商100億規模でれあれば尚更だ。」というものだった。
いま思い起こせば、確かに貴重な経験をさせて頂いたと思うし、そのアドバイスを聞いてよかったと本心から思う。
師走の声を聞いて一年を思い起こし、そんなコトをふと思った。
そういえばあの社長サンに、年末くらいは挨拶に行こう。  
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2005年12月01日

スキマ

安定した収益をあげる事業を営む企業を、クライアントに持つコト。
FPがFPとして成立しうるかどうかの境目は、ソコにあるという。
世の中には、『ここをもう少しこうしたら』と口だししたくなる企業というか、店舗は多く、実際自身が店舗を構えていたトキも、そういうアドバイスを聞いてもいないのにご教授頂くケースに、よく出くわした。
ただ、本当にアドバイスを求めている企業というのは、ごく稀なケースでしかない。

そも自身が関わる前からその企業はあった訳で、そういう意味ではご意見無用は当たり前なのかもしれないが、そんな儲かってそうな企業の社長にかぎって社交的で、なんか入り込めそうな雰囲気を醸し出すから不思議だ。
ただなかなかうまくはいかない。
『儲かってる企業』には、卒なくおこぼれを頂く取り巻き企業が、ガッチリと企業群を形勢しているのが常だ。
それでも、そんな企業群に遠慮していたんでは、いつまで経っても優良なクライアントを掴むコトなんてできない。
そう思って取り入ろうと頑張っちゃうのだが…

先の気さくな社長さんも、パートナーというよりは販路拡大を目論んでいる場合が多く、なんだかんだ言ってこちらが金を払う段になり、首を傾げる。
そんなのもよくあるハナシだ。
ちょうど可愛いコほど男慣れしているのと、似たようなハナシかもしれない。

楽天とTBSも、決裂ていうコトで和解したらしい。
楽天から資本参加を伴う提携などされなくとも、提携先はゴマンとあると言いたいのだろう。
勝手に株式を買い漁って、取り巻きに入れろと騒ぐのはこれからの手法かもしれないが、ことIT企業と呼ばれる企業のソレは、おおよそ世間での評判がよくない。
実体の見えない虚の領域での事業だからだろうか。

ちょっかい出されるまで、これといったネットとの連携を考えなかったメディア側の経営者にも、問題は大いにあると思うのだが…。  
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2005年11月28日

身だしなみ

化粧なしでは外出できない女性もいる中で、ポリシーで化粧をしない女性もいる。
待ち合わせの時間に遅れても化粧を優先するのもいかがなものかと思うが、女性なら化粧しろとまでは言うつもりもないが、やはりファンデーションなど多少の化粧は女性の身だしなみではないのだろうか。
たしかに市販の化粧品には肌に強い成分を含有するものもあり、また化学成分の相性とかの問題もあり、敏感肌などの症状をきたし”したくてもできない”という方のハナシも聞く。
ウチの嫁も、なかなか肌に合う化粧品が見つからなくて苦労したと言っている。
世の化粧しない女性ももしかしたら大半がそういうトラブルをかかえているのかもしれないが、それでもあえて言わせてもらえば、薄化粧は身だしなみのうちと思っている。

不動裕理 (ふどうゆうり)選手、2005年賞金女王おめでとうございます。”化粧しない”をポリシーとする方のご意見としてよく、”女性という要因を排除して、純粋に仕事の能力のみで評価をして頂きたい”という趣旨のご発言を聞く。
”女性であること”も能力のうちと考えてはどうかと思うのだが、面と向かってそういう議論をするほど好戦的ではないので、こんな場所でコソっと書かせてもらう。
片やで基礎化粧品を使用する男性も相当数いるのではないだろうか。
ファンデーションまではいかなくとも、髭を剃り化粧水をたたいて鼻毛を整え、意外に忙しい朝を過ごす男性は、少なくないハズだ。

身だしなみは相手に不快感を与えない最低限のマナーであり、そういう配慮は非常に大事だと思う。
”女性であること”を排除するために、悪印象で女性であるメリットをデメリットにしてはいないだろうか。
多少の気配りを省く口実として、”化粧しないポリシー”を口にしてはいないだろうか。
そういう配慮のなさを不快に思い、仕事は気分良くしたいものだと思うし、また「もう少し気配りするだけで、周囲の扱いも変わるのに」と歯がゆく思う場面にもよく出くわす。

そういえばワタシは、相手に不快な印象を与えていないだろうか。
不快な印象ではなく威圧感?
ソレ、よく言われるのです。

続きを読む!?  
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2005年11月27日

ワレワレクラス

どんな仕事でも、どんな職種でも、どんな職場にも、仕事の能力で優劣はつく。
相対的なコトだから、それはそれでしょうがないのだが、往々にして一部の能力的に最も劣ってしまったヒトというのは、これまた一部の能力的に勝ってしまった側から、まあ迫害とまではいかなくとも、似たような仕打ちを受ける。
個々の能力差はあくまで相対的なハナシなので、この現象はどんな小さなコミュニティでも起こるから不思議だ。

こういう場合の勝っている側が、組織内での自身のポジションを指して使うコトバが『ワレワレクラス』。
現在の労使環境において経営者が求めるものはごく一握りのエキスパートと、安価な労働力。
経営者にとってその『安価な労働力』のカテゴリに、何等の違いもない。
だから多少の能力差に賃金の格差はない。
それが、ワレワレクラスには面白くない。
だからこそ能力の劣る方から順に排除にかかるが、欠員は必ず補充され、また優劣がつくから終わりがない。
次第に待遇に違いがないコトに不満を覚え、揚句自身も組織を去るコトになるのだが、去っても尚ワレワレクラスの不満は消えるコトはない。

安価な労働力に多少の仕上がりの違いなり、作業時間の短さなりあったとしても、そも経営者が期待していない範囲では評価のされようもないというもの。

『自分の能力を過大評価してない?』
たまたま流れていたドラマの再放送。
そのセリフにドキリとした。
自然体でいられれば、もっと楽しくなる職場は、意外に多いと思う。  
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2005年11月25日

証券バブル

日経平均が堅調に推移している。
前回のバブル崩壊時で3万円超の数値を示していたのだから、当時の証券業界がいかにバブルであったか想像に容易い。
平均1万8千円を切ると、ソレを資産として保有している企業の決算が困難になると言われ、ソレでもこの数値は下がりつづけた。
会計基準変更の移行期間により、株式などの時価評価にも特例が設けられていたので、評価割れが明白な企業はホッカムリをして決算を乗り切った。
平均1万2千円を切ると、企業運営にいよいよ深刻なダメージを与えると言われたが、ソレでもこの数値はさがり続けた。

その数値が今、1万2千円の壁を乗り越え堅調に推移している。
よほどのコトがなければ、”推奨株”が暴落して大恥じかくハメにはなるまい。
聞いたコトない証券アナリストが、テレビでしたり顔に”注目株”を披露している。
ネットで証券取引を行っている主婦、学生などが彩りを添える。
時流は財テク(古いなー)と言わんばかりの構成だ。
見ていて、このテの内容と番組に広告を出す企業が多いのかと感じた。
低俗と言われようとミーハーと言われようと、基準もイマイチ明確でない視聴率という数値を稼いで、より多くの広告料収入を得るコトがテレビ放送のコアビジネスであるならば、こういう射幸心を煽る放送も致し方ないのかもしれない。
そしてその広告料収入を仲介する広告代理店との密接なパイプも。

2007年問題というのがあるらしい。
団塊世代の中核が一斉に定年退職を迎えるので、退職金原資はどうするのって問題だ。
「退職金がガポガポ出れば、日本経済は活性化しますよ。」
的外れなコメントをしたり顔で言うコメンテーターがいて、稼いだカネを銀行に預けるしか術を知らなかった世代にしてみれば、ひとつ投資でもやってみようと思うには、状況は全てが整ったかに思える。
でも、もういちど考えてほしい。
テレビ的にウケる投資は、正しくは投資ではなく投機だ。
投機はギャンブルに似ている。
ルールの良くわからない投機に手を出すくらいなら、まだ週末の若槻千夏の方が分かりやすいと思う。
実際の投資とは、もっと地味で、さっぱり視聴率など稼げないもの。
踊らされて、十年後にこの数値が3万円を超えても、なお深追いしないように。続きを読む!?  
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2005年11月23日

次は、銀座

最近銀座界隈を扱った情報番組が目に付く。
地価も落ち着き、バカ高い固定資産税を耐え凌いだ名店と、再開発された高級ブランド店などの新店が独特の雰囲気を醸し出す、歴史のある街銀座に改めて目を向けてみようという意図らしい。
どうやら六本木の時代は終わったようだ。
お台場からバトンタッチしたオシャレスポットも、これといった見所と観光名所を残せないまま世代交代といったトコロだろうか。
一番のランドマークがセキュリティガチガチのオフィスビルで、観光客は登るだけでも銭払えでは、やはり息の長い商いとはいかないだろう。

その昔都暮らしをしていた頃にも、ホットスポットの変遷を感じていた。
「いいとも」全盛期は新宿アルタ前。
ソコから渋谷・池袋・原宿などと移り、ついには山手線沿線を抜け出し高円寺・吉祥寺などへ。
ホットスポットの変遷は、地価に大きく起因するように思える。
人が集まれば、商売は広がる。
自ずとその土地の価値は上昇し、その場所に留まるランニングコストを押し上げる。
それでもその場所に留まろうとすれば、商売における時間あたりの生産性はより高いものが求められる。
当然集まる人にとっては、”高い街”となる。
一部の特例を除けば、そういう街へはそうそう足が向かなくなるもの。
自分の懐具合に見合った街を探すコトとなる。

テレビCM、つまりテレビ放送における広告主は、いわゆる”チョコレート世代”をターゲットに広告を展開している。
チョコレート世代とは、チョコレートのCMを見て食べたくなったら、そのまま店頭へ向かう世代のコトらしい。
当然、若年層が想定される。
だから、知識ある大人がテレビ番組を”低俗だ”と思うのは至極当然のハナシなのだ。
それはそれとして、そのチョコレート世代は敏感に懐具合に見合う街を渡り歩いているように思う。
つまりは”女子高生が集まる街”。
それこそがホットスポットと言えるのではないだろうか。

バブル期の地価高騰により都心はその均衡崩れ、ドーナツ化と呼ばれる空洞化は中央線のかなり果てまで広がった。
バブル崩壊後の地価下落により都心部の地価はお手頃価格となり、昨今は空前の再開発ブーム。
デフレとも相まって都心も都心の六本木が注目されはしたが、そのコスト高をチョコレート世代は敏感に察知して、さらなる居心地の良い街へと渡って行く。
その矛先が銀座なのではないだろうか。

「これから来る商売って何ですか?」
転職を考える人からそう聞かれた。
お台場がアミューズメント・エンターテイメントの街であるならば、六本木はIT企業の街。
ならば、大本命銀座を象徴する企業が次代を担うのではないだろうかと思うのだが、如何に。
まぁオタクの街アキバも、侮れないので●としておこう。  
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2005年11月20日

誕生日

もともと男子なので、ガキの頃から『誕生日会』とかは開かなかったし、30を過ぎると尚更どうというコトもなくなるのだが、それでも今日は、特別な日。
近所のみんなが集まってくれて、楽しそうに誕生日会をやっている姉が、ちょっと羨ましかった日。
ちなみに最近元気のないSHUMAIちゃんとは1日違い、ミクシイ専門になったヒデエモンとは16日違いというのも、なんかの縁だろうか。
(特にSHUMAIちゃんの記事には死ぬほど驚いた。)

ついでに言えば、昔流行った動物占いでは『ライオン』で、細木センセーの占いでは『水星人(+)の霊合星人』らしい。
だからどうというコトもないんだけど、まあそういうコトらしい。

今日は日曜日。
雨も降らなそうだ。
今日が誕生日の人を探して、出掛けてみますかー  
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2005年11月19日

生命保険は、ゲームですから。

もしオレが死んだら、残された嫁に1千万払ってくれ。
その代わり、オマエに毎月2万円ずつ払うことにしよう。
生命保険の起源は古代ギリシャ時代、こういった口約束から派生したと聞いている。
根っこは「オレの馬とオマエの馬、どちらが速いか賭けよう」と同じものらしい。
ソコから、片やは残された家族を守る神聖なる生命保険へと昇華し、片やは射幸心を煽る社会悪のギャンブルへと進化した。

不当な保険金不払い問題で金融庁から行政処分を受けた明治安田生命保険は18日、松尾憲治次期社長(現常務)らの報酬カットなど、役職員120人の処分を発表した。
生命保険協会もこのコトについてコメントを発表し、曰く「業界の信用回復の為鋭意努力していく」などとあたかも世間から信用されていない実情を認めたかのような物言いだ。
10年前のバブルを社会人として経験した方なら、職場に出入りする生保レディーから半強制的に加入させられた一時払い養老保険を不慮の事故で入院・通院した時に思い出し、保険金の支払いを申請するも「満期まで据え置いた方がおトクですよ」と掛け合ってもらえず、その満期金も「こんな不景気な時代だから掛け捨ての定期保険で安心の保証を」なんて言われて有耶無耶にされた、そんな経験をお持ちではないだろうか。

「オレが死んだら、残された家族には手厚い保障を」と頼むには、戦後戦争寡婦を救済する為に創設された生保募集人制度による生保レディーは、あまりに”保険”に無知すぎた。
保険会社は、不測の事態による多額の保険金支払いに対応する為、いざというとき換金できる資産を大量に保有している。
駅前の高級ホテルしかり、1部上場企業株式しかり。
ただ片やで見れば、この不景気の時代においても中核支店の支店長ともなれば未だに年収2千万、運転手付きだ。
たしかに運用している資産総額は多額かもしれないが、それは加入者の保険金であって資産。
決して会社のものではない。
にも関わらすこれほどまでに高給優遇されるような事業を展開しているだろうか。

保険は、顧客から預った資産の運用による利益見込み、その資産を運用するに当たって見込まれる費用、想定される事故率(死亡など)によって設計される。
その当初設計との差額が利差益、費差益、死差益として本来保険契約者に還元されるべきものではあるが、グズグズの運用実績により限りなくゼロに近く設定された運用利益見込みすら上回れず、アトの2つについては差額など出た試しがない。
たいした運用益も出せない会社のトップを、黒塗りのお抱え運転手付きでゴルフを楽しませる為に、皆毎月の家計からやりくりして保険金を支払っているのだろうか。
到底理解できるものではない。

生命保険を買い取るビジネスを展開するベンチャー企業に自身の生命保険を売却した末期がん患者が、その保険契約の死亡保険金受取人を売却先ベンチャー企業へ変更する申し出を拒否した保険会社を相手取り訴訟を起こした。
結果は請求を棄却。
これについても生保団体はコメントを発表し、「生命保険が投機の対象となるべきではない」とあたかも自分たちのしているコトが神聖なものであるべきかの物言いだった。

この生命保険の売買。
アメリカでもまだ認知されていないベンチャービジネスのようで、金融先進国アメリカでも賛否両輪の様だ。
基本的に余命2年以内と宣告された方の生命保険契約が売買の対象となるようで、死亡時に得られるキャピタルゲインは、売却者が早く死亡すればするほど高利回りとなる。
例えばこの日本の方の例で言うと、死亡保険金が2800万で買い取り価格は850万。
死亡時に約3倍となるのだから、この売却者が売却後1年で死亡すれば年利300%。半年なら600%の投資効率となる。
このことから日米の生命保険団体は「生命を投機の対象となってはならない」などと反発を強めているが、そもその加入者の生存年数を投機の対象としたのは生命保険会社の方ではないだろうか。
「この売買がもとで殺人事件などが起こりかねない」などとその理由を補足するが、毎月2万近い保険金を搾取しておいて解約返戻金が28万円しかないような、そんな加入者をバカにした契約を横行させておくほうが、よっぽど凶悪な犯罪なのでないだろうか。

まさかがんにかかるとは思っていなかった。
その加入者ががんにかかり、余命2年。
素直にゲームの負けを認めて、加入者が売却しようとも2親等以外への保険金受取人変更を、素直に認めることこそ保険会社の誠意ってもんではないのだろうか。
生命保険は、神聖なものではありえない。
加入者が早死にすれば勝ち
様々な装飾が施されているが、根っこはそんなシンプルなゲーム以外の何物でもないのだから。続きを読む!?  
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2005年11月17日

アンタッチャブル

行政改革の陣頭指揮を執る行革担当大臣がテレビに出演し、言う。『道路特定財源とは道路を建設するという目的で国民に了承を得て徴収している財源だから、勝手に一般財源化して使ってはいかん。この財源を一般財源として使うのであれば、改めて立法からし直す必要がある』と。
応じて道路公団作家イノセ氏が、言う。
『そういう改革に反対する分子を、抵抗勢力と言うんだ。』と。

そのイノセ氏。
発言はあたかも小泉さんから特命を受けたかのような伝聞形に終始し、当初の”抵抗勢力に立ち向かう改革の人”といったイメージは浮かばず、『虎の威をかる狐』というコトバだけが思い起こされる。
改革に前向き、と評価され就任した行革担当大臣は、道路特定財源と言われると『それだけは別』と言わんばかりに世間体も気にせず噛み付く。
こちらはこちらで『我田引水』というコトバしか浮かばない。
『道路』という定義を拡大解釈して、空港などの整備にも充ててはどうか、という意見も出たが、それもまたなにやら利権のニオイがプンプンする。

萩本欽一さんは球団を作る段からネーミング、球団ロゴなどを決めるに当たって、打ち合わせ用試案を提示された段階で独断で即決してしまったらしい。
いわく『会議など時間の無駄だ』と。

大の大人が無駄を承知で屁理屈こねる。
そうさせてしまう程、道路特定財源もまた”アンタッチャブル”な領域だったらしい。  
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2005年11月15日

しゃべるな

えふぴーは、口が軽い。
内容に関わらず喋りがノッてくるとついつい喋りすぎて、手のうちを明かしてしまう傾向にある。
それを嫁から先日注意された。
他はともかくとしても、今後の事業展開に関する内容については、喋るべきではないと。

まぁ当たり前といえばあまりに当たり前のコトなのだが、自身の今後の構想を語るコトで、聞き手から多少なりとも意見が聞きたいというのが根底にある。
それが嫁から言わせれば、意見を聞きたいのは相手であって、意見を述べる立場の側が意見を求めたトコロで、参考にはならないのではないかという指摘だ。
それに、事業の構想などはソコに行き着くまでの思考のプロセスの流れがあって初めて理解でき、また実感が湧いてくるものだから、そういうの抜きに結論だけを投げ掛けられても、こちらが期待するような反応と回答は得られないではないか、と。

確かにそれは尤もなコトであり、過去にアレコレ思い付いた構想をブチまけてはアッサリ否定され、毎度のようにヘコんでいたのは事実だ。
で、ココ最近は本気で事業化しようとしている内容については口にしないようにしている。
どうでもいいような内容を、さも最近のイチオシかのように紹介している。
確信に触れていないから、批判されてもちっとも気にならないし、思い入れとかリスクとかないので、意外に面白そうな構想に発展するコトもある。
そうなったらまた喋らなくなる。

喋るのが仕事だと思って一生懸命喋っていたが、むしろ喋らないコトがこんなに有効だとは。
あとは淡々と実現させていくのみ、だ。
今後はお喋りなのはネットの中だけ、で。  
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