2006年11月29日

シーランド公国亡命政権

「世界最小の国家」として有名なシーランド公国。最近では爵位(称号)の販売もしていて有名ですね。ところで、このシーランド公国にはもう一つのシーランド公国、「シーランド公国亡命政権」が存在することをご存じでしょうか?

シーランド公国はイギリス人パティー・ロイ・ベーツ(君主としてはロイ・ベーツ公)が1967年に作った国家ですが、かつてドイツ人投資家を宰相にしたことがありました。ところが1978年、そのドイツ人投資家がシーランド公国でクーデターを起こし、ロイ・ベーツ公はシーランド公国から追放されてしまいました。しかしその後、ロイ・ベーツ公は20人の武装した友人を率いてヘリコプターでシーランド公国を急襲し、クーデターを鎮圧。クーデターを起こしたドイツ人投資家はオランダに追放されたそうです。

しかし事件はこれで終わった訳ではありませんでした。クーデターに失敗してシーランド公国を追放されたドイツ人投資家が「我こそがシーランド公国の正統な政権だ!」と主張し、ドイツで「シーランド公国亡命政権」を樹立したのです。公式Webサイトは以下の通りです(ドイツ語と英語のページがあります)。

シーランド公国亡命政権公式Webサイト
Principality of Sealand
http://principality-of-sealand.at/

なお、シーランド公国亡命政権においては元首は空位となっており、ドイツ人投資家とその後継者が「枢密院議長」を名乗り、元首の代行をしているそうです。シーランド公国自体も面白い存在ですが、シーランド公国亡命政権についても今後の動向に注目です。


 

 

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この記事へのコメント
公爵様

「ロイ・ベーツ公は20人の武装した友人を率いてヘリコプターでシーランド公国を急襲し」
無茶苦茶、笑いました。
ロイ・ベーツ公は元々は軍人だったのですね。
(女王陛下に忠誠を誓わんかったんか!と突っ込みたいところですが)

しかし、このドイツ人投資家も気の毒です(汗)
きっと、最初は冗談半分だったんでしょうけど、実際に「宰相」なんて呼ばれているうちに、本気になってしまったんでしょうね・・・。
Posted by 西京子 at 2006年12月05日 20:34
西京子様
シーランド公国は元々は非武装だったそうですが、このクーデター騒ぎからショットガンで武装するようになったそうです。

>実際に「宰相」なんて呼ばれているうちに、
>本気になってしまったんでしょうね・・・。
まぁ、君主と宰相の対立は良くあることですけどね。
Posted by 公爵 at 2006年12月05日 23:18
あれ、でもこれ皇太子がショットガン間違って撃ったから解決したんじゃないんでしたっけ?
Posted by ひいろ at 2008年06月30日 15:14
ひいろ様
ドイツ人に乗っ取られてからショットガンで武装するようになったそうですよ。
Posted by 公爵 at 2008年07月03日 02:03