
リメイク版公開記念でオリジナルを劇場公開、リメイク版よりお気に入りのこちらを劇場で見てみたいなと、行ってきました。何回見てもすばらしい映画。
タイトル:イルマーレ
監督:イ・ヒョンスン
出演:イ・ジョンジェ/チョン・ジヒョン
製作:200年韓国
霧のかかった湖に浮かぶように建っている家。
その家から女性がひとり荷物を持って出てくる。引越しをしているようだ。郵便受けにメモを残して去っていく。
同じ家に越してきた男。男はポストからメモを取り出した。
「私は、この家の前の住人です。誰かから手紙が届いたら以下の住所に転送してください。1999年12月XX日」
この家は新築で自分が始めての住人のはずだった。おまけに日付は2年も先になっている。でも、男は気になって返事をポストに入れておいた。
「今は97年、ぼくはこの家の最初に住人です」
彼女からは、また返信が届く。
「あなたの手紙を見るといたずらとも思えないけれど、今は確かに99年よ」
男は半信半疑で手紙を読んでいた。
彼女は1月の9日に大雪が降って風邪をひいたことを覚えていた。
1月9日男は、本当に雪が降るかと空を見上げていた。夕方頃から雪が降り始めて男は風邪を引いてしまった。
「私のことを信用しないからよ」なんだか変な文通が始まった。
どうも家のポストを通じて現在と2年先がつながっているようだ。
男も、女も不思議な縁で知り合った、会うことのできない友人には自分の気持ちを正直に打ち明けることができた。
お互いに人には話せないような、プライベートなことまで相談するようになった。
彼女は恋人がアメリカに留学してだんだん疎遠になり、もう振られてしまっていることを告白する。
彼は7歳のときに自分を捨てた父と会うべきか悩んでいる。
落ち込んでいる彼に彼女は提案する。遊園地に行ってベンチでビールを飲んで、バイキングまで走るのよ。心臓がばくばくしているうちにバイキングに乗ると最高よ。
彼は彼女とのバーチャルナデートを味わった。
今度は彼が彼女に、提案する。
田舎の並木道を歩けば気がまぎれるよ。
歩き疲れるまで歩くと、僕がいつもワインを飲む店がある。
彼は2年前に店にワインを預けていた。彼女は店で彼からのプレゼントを受け取る。
そうして、実は2年という期間は短くて会うこともできるということに気がつく。
彼にとって2年後のある日、彼女にとっては1週間後、二人は会おうと約束を交わす。
その日彼女は、彼が来るのを待っていたが彼は来なかった。
彼は彼女のことが好きになっていたので、その日を忘れて会いに行かないはずがないと思った。何があって彼女に会えなかったのだろう。
そんなある日彼女は偶然喫茶店で恋人に再会する。声を聞いたとたん、あきらめていた気持ちは消え去り彼への思いだけがよみがえる。
彼女は彼に、恋人が留学に旅立つ日に止めに行ってくれと懇願する。
そうして彼女は恋人が留学に旅立った日、会っていた喫茶店の前で男の人が車にはねられたことを思い出す。
あの人は・・・
いやー、もう言うことなし。
映像は透明感あふれ綺麗だし、チョン・ジヒョンとイ・ジョンジェはいい感じ。
彼が彼女を慰めるときに料理の作り方を教えて、スパゲッティのゆであがりは投げて壁にひっつくようになればいいんだよとか、本当に芸が細かい。
ストーリーは計算し尽くされていて、最後は泣ける終わり方。
これから僕のする話を信じてくれる?
★★★★★/5