
中学生の群像劇はたまらんね。
主役の夏帆のすがすがしさ。
タイトル:天然コケッコー
監督:山下敦弘
出演:夏帆/岡田将生/夏川結衣/佐藤浩市/柳英里沙/藤村聖子
製作:2007年日本
右田そよ(夏帆)中学2年生。田舎の学校は小中一緒の学校。生徒は6人しかいない。そんな学校に大事件発生。東京から転校生がやってきた。
小学校1年生のさっちゃんがおしっこもらして、私がぱんつを洗っていたら、先生が転校生を連れてきた。
私と同級生の転校生大沢広海(岡田将生)。
「イケメンさんじゃー」
同級生ができたのは初めてだし、さよはどきどきした。
給食の時間に大沢くんに言われた。
「手洗ったか?おしっこくさいといやだからな」
浮かれた気持ちがいっぺんでさめた。
家で寝てたらお父ちゃんが言った。
「お母ちゃんを手伝うたれ」
「今行こうと思ってたのに」
− 誰でもこんないいわけするよな。
手伝っていたらみんなが迎えに来た。
海水浴行くぞ。
6人そろってぞろぞろ歩く。
伊吹が「大沢君誘わんの」と聞く。
「大沢のじいちゃんの孫だよ」
「えっ、大沢のじいちゃんの・・」
急に大沢君が身近な人になった気がした。
下級生の篤子と伊吹がじいちゃんの家まで走っていって誘ってきた。みんな友達が増えてうれしいんじゃ。
こんなふうに一年が過ぎていく。
大沢君もみんなの仲間になってきた。
今年もバレンタインデーがやってきた。
今までのバレンタインはあげる相手がいつも同じじゃけぇ楽しみがない。私は弟の浩太郎にしかあげたことがない。
浩太郎も私からしかもらったことがない。
仲のいい篤子と伊吹がチョコを買いにいこうと誘う。
「大沢君にあげてもええんか?」と伊吹が聞いた。
みんなたまには変わった人にあげてみたいんじゃ。
いいよと答えた。
篤子と伊吹ははりきって手作りチョコ。
なぜかさよはパイプチョコ。
さよはずっと弟の浩太郎にパイプチョコを買っていて、
弟よりいいものを大沢に買うのが嫌だった。
東京に修学旅行に行くことになった。
大沢君の育った東京ってどんな町なんだろう。
新宿駅で迷子になりかけて、
ルーズソックス買って、
人いきれに当たって頭の中がぐるぐるしてダウンした。
私はやっぱり田舎がいい。
3年生になって進学の話になった。大沢君に聞いてみた
「X高に行くんじゃろ?ここの人はみんなそこじゃあ」
「東京の高校に行こうと思う」
せっかくできた同級生なのに。
もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう。
・・・
主演の夏帆がすがすがしい。
正直に同級生の伊吹の家の美容室を田舎くさいといって後で友達の気持ちを思って後悔したりする。
ほんとうに真っ直ぐに、のびのびと育ってきた女の子。
タイトルは天然育ちってことですかね。
★★★★/5