2012年05月13日

蹄葉炎の治療はいつから始まるのか?


 蹄葉炎を発症した馬の装蹄に関して装蹄師が非難されているケースに遭遇することがある。

レントゲンを撮ってみると、あるケースでは蹄踵が高すぎであり、

あるケースでは蹄底を切りきれていなかったり(蹄葉炎の馬ではあまりないケースではある)、

あるケースでは蹄尖壁の鑢削が不十分であったりといった具合だ。


急性期をすぎて慢性期に移行した蹄葉炎を発症した蹄は、蹄骨がローテーションし、血流の変化によって蹄踵がよく伸びる

ようになり、よく言われる魔女の靴のような外貌を呈すようになる。

そこで装蹄師がしなくてはいけないのは蹄底を愛護しながらの蹄踵壁の多削、

つまりデローテーションと蹄鉄のセットバックの2つである。


この2つの作業を行う際の基準になるのは現在の蹄骨の状態であり、それを知る唯一の方法はレントゲンをとることである。

 レントゲンを撮影するまえの装蹄は暗闇のなか一歩一歩足元を確かめながら歩くようなもので、

いかなければいけない場所は分かっているもののどの程度足を前に出したらよいのかおぼつかない状態である。

特に、蹄葉炎を発症している馬の蹄というのは通常の蹄よりもデリケートで大胆に削蹄すると激しく跛行することがあるのでど

うしても装蹄する際、慎重な作業が要求されるのだ。


やりすぎると装蹄直後から強烈な跛行をすることがある。

(私が経験したケースでは回復するのに半月ほどかかった)

レントゲンはおぼつかない足元を照らす照明のようなものである。



どんなに優秀な外科医だって経験や勘だけで手術はしない。もしかしたら最後の究極の部分では勘や経験に頼らなければな

らない部分があるにしてもそこに至る過程は絶対に科学的な検査に基づくものであるはずだ。



そこで私が考える蹄葉炎の馬の装蹄はいつから始まるかという問題の答えは、

レントゲンを撮るところから

ということになる。


もちろんポイントをはずしすぎた装蹄の言い訳にしてはいけないのだが。




DSCN0011.JPG


あらあら、豆助、あんまりハッスルしすぎるとコブラ返り起こしますよ。
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 07:07  |Comments(0)TrackBack(0) | 蹄葉炎について

2012年04月28日

踏着・・・その瞬間





馬の蹄が地面に接地する瞬間は次の3つに分類すると理解しやすい。

フラットランディング
ヒールファーストランディング
そして
トーファーストランディング

 の3つだ。


 
Posted by 遠藤装蹄師 at 14:52  |Comments(4)TrackBack(0) | 歩様について

2012年04月10日

クロスドミナンス

クロスドミナンスとは、用途によって使い勝手のいい手が違うことを指す。

生まれつき左利きで幼少期に右利きに矯正された私は現在クロスドミナンスである。

例えば字を書くときは右手、

歯を磨くときは絶対左手、

箸とマウス(パソコンの)と包丁は右でも左でも使える。

自販機に小銭を入れるときは本当は左手を使いたいのだが右手で入れている。

というのも、右利きの人には絶対わからないと思うが、

自販機は右利きの人が自販機の正面に正対した時に右手で入れやすい位置

つまり向かって右手に小銭の投入口があるので

左利きの人は手を斜め前に出さなければならず入れにくいのだ。

装蹄の時はどうかというと、

普通に鉄を叩くときは右手にハンマーを握り、

釘をうつときは左手でハンマーを握る。

右手でも釘を打てればよかったのだけれど今のところ右手ではあまり力が入らず普段はつかっていない。




picsay-1334048160.jpg

























この頃はまだ左利きだったかも


PA251463.JPG
















子供の時に利き手の矯正をされた人って性格がひねくれるって聞いたことがあるけど・・・
そんなことないですよね?

 
Posted by 遠藤装蹄師 at 18:18  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク

2012年04月03日

白帯病?

hooo-001.jpg















局所的な白帯の肥厚。
中心にある茶色く変色した部分は異物が侵入した跡であろう。

異物の侵入による炎症が白帯の肥厚の原因であろうか?

(この馬は蹄鉄をつけてはいなかったので釘が原因ではない)
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 17:47  |Comments(0)TrackBack(0) | 問題のある蹄

2012年04月02日

ロックンロールシュー


DSCN0494.JPG













これは、以前、紛失して紹介することの出来なかったお手製ロックンロールシューの写真だ。


蹄の形に合わせた蹄鉄の接地面にふた周りぐらい小さい蹄鉄を溶接してある。


 
Posted by 遠藤装蹄師 at 15:56  |Comments(1)TrackBack(0) | 蹄鉄

2012年03月27日

白帯病(3)

2006.7.21(1).JPG























白帯病と呼ぶべきか?それとも蹄壁剥離症と呼ぶべきでしょうか?
とにかく質が悪く、釘をうち込んでもすぐに緩んでしまう。





20067.21(2).JPG

























釘穴の周囲に見られる黒い部分は釘を打ち込むことで蹄への感染が起こることを示している。
質の悪いはしっかりと釘を支持することができず、釘が緩む原因となる。
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 15:35  |Comments(0)TrackBack(0) | 問題のある蹄

2012年03月24日

白帯病(2)

PA261465.JPG
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 18:07  |Comments(0)TrackBack(0) | 問題のある蹄

2012年03月20日

白帯病

DSCN0838.jpeg
















重度の白帯病と言うべきだろうか・・・
蹄質も非常に悪い。

 
Posted by 遠藤装蹄師 at 17:17  |Comments(0)TrackBack(0) | 問題のある蹄

2012年03月13日

ねがてぃぶぱーまーあんぐる


2012-03-13 18.38.30.252.jpg





















蹄骨の先端が浮き上がってしまっているこの状態は、ねがてぃぱーまーあんぐると呼ばれる状態で、あまり好ましい状態ではないと考えられている。

実際には現在この馬の歩様に問題はないのだが早いうちに改善しておいたほうが良いだろう。




PA251464.JPG
















 フェイスブックを本格的に始めようと考えています。ブログには載せていない写真や動画をばんばん載せていきたいと考えているので興味のある方は遊びに来てください。
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 18:50  |Comments(0)TrackBack(0) | 蹄について , 問題のある蹄

2012年03月12日

あ〜あ

ちょっと前の話なんだけど、スマートフォン水没させて壊してしまいました。

昔の携帯は洗濯機で洗ってしまっても乾かせばまた使えるようになったのに・・・

結局、電源は入るんだけどタッチパネルがまるで反応しないので廃棄処分しました。

と言うわけで電話帳のデータを全部紛失してしまいました。
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 18:16  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク

2012年03月05日

可動域カメラ

 
スマホのアプリに可動域カメラというものがある。

 

88876497.jpg































245443.jpg



























 写真を撮ったあとに赤と青の棒を動かして関節の角度を導き出すことができる。

これって馬にも使えるんだな。


 
Posted by 遠藤装蹄師 at 16:25  |Comments(0)TrackBack(0)

2012年02月21日

日進月歩


 天皇陛下の心臓の手術は、心臓を動かしたまま手術をするオフポンプ手術と呼ばれる術式だったそうだ。






 
人の医学の発展するスピードは驚くべきものだ。


などど思っていたらきょうのスポーツ新聞に

馬の骨折を手術するときに馬を寝かして手術するのではなく、

立たせたまま手術をする方法が紹介されていた。

後肢の骨折などのときはこちらのほうがよいそうだ。




馬の医学もまけずに進歩しているようだ。

装蹄だって負けてはいられない。

現状維持ではとりのこされてしまうだろう。






mail.jpeg

























ニャンコ先生、洗い場でも手術できるんですか?
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 17:31  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク

2012年01月25日

直ぐに冷やせ!!(3)


 馬の下肢を冷やすときに最適な温度とされているのは華氏40°。

 摂氏に直すと約4.5度ということになる。

この温度を維持するためには、

水の中に氷を入れる必要があるかもしれない。



 冷た過ぎるという気もしないではないが・・・

 一般的に馬の肢は人間などにくらべ冷たさには強いようだ。

日本装蹄師会の青木先生によるとAVAS(動静脈シャント)と呼ばれる馬の下肢に存在する独特の構造によるものらしい・・・

しかし、一日中冷やしておくというわけではない。

 一日三回、一回につき20分程度といったところであろうか?

長時間つけていると凍傷になる可能性も否定できないので気をつける必要はある。






DSC_0154.JPG





















そろそろ三種混合ワクチンの季節だね
 
Posted by 遠藤装蹄師 at 17:35  |Comments(0)TrackBack(0) | 跛行について , 蹄葉炎について

2012年01月23日

直ぐに冷やせ!!(2)

 昔私が馬に乗っていた頃は、管にホースを押し当てタオルをまきその上からプロテクタ−で固定して水冷をしていたが、

最近はこのようなバックを使う人もいるようだ。



DSC_0153.JPG






















 水温をきちんと管理したい人や
(最大限の効果を得るためには水温が高すぎても低すぎてもよくない)

薬剤を使用するときなどはこちらのほうがよいだろう。


 
Posted by farrieranvil at 17:20  |Comments(0)TrackBack(0) | 跛行について

2012年01月15日

直ぐに冷やせ!!


近年、プロ野球のピッチャーが試合終了後のインタビューの際肩にプロテクターのようなものを見かけるようになった。

アレはアイシングサポーターというのだそうだ。

 古くから行われている治療法である水や氷による冷却は私たちのその効果に対する理解がふかまるにつれますます重要なものになっている。

たとえば、

 蹄葉炎の痛みがひどくならないうちに水冷を実施すれば蹄葉炎の程度を軽くすることができることが分かってきた。

 
  冷やすとは

痛みをとることであり


  冷やすとは

代謝を抑制することであり

  冷やすとは

血管を収縮させることである


  


 
Posted by farrieranvil at 18:19  |Comments(0)TrackBack(0) | 跛行について , 蹄葉炎について

2012年01月09日

市船(イチフナ)、

全国高校サッカー選手権優勝オメデトー!!

やったね!!



総理大臣も船高(フナコウ)出身だし、

今年は船橋の年だな
 
Posted by farrieranvil at 17:37  |Comments(0)TrackBack(0)

2012年01月01日

新年、

NewYear-2012-01-05-12.48.47.jpg
 
Posted by farrieranvil at 12:55  |Comments(0)TrackBack(0)

2011年12月31日

年末年始は

この本を読み込もうとおもっている。






DSC_0138.JPG

















DSC_0139.JPG
















DSC_0141.JPG








































GreGory's TextBook of Farriery

著者は雑誌によく記事を投稿しているChris Gregory。

さびさびのひどい道具できれいな鉄を造鉄する人だ。

その道を極めた人にとっては道具の見てくれなど関係ないのかもしれないが・・・


あっ別にChris Gregoryのことを批判しているわけではないですけどね。

戦艦大和の砲身を作った旋盤が一昨年まで現役だったという報道を耳にしていたので・・・

やっぱりね・・・きれいに手入れされた長年使い込んで手になじんだ道具というのがいいよね。

あっ本はとてもよい本ですよ。



DSC_0142.JPG














でもね昼間はこれをみていました
 オーフレイム強いね〜
 レスナーまったくいいとこなしだ。

 
Posted by farrieranvil at 17:20  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク

2011年12月29日

Acute Aortic Rupture


先日競技会中に突然死した北京オリンピックで障害のゴールドメダルを取ったHicksteadの死因だそうだ。

急性大動脈破裂。

Aorta が大動脈という意味なので

Aorticは“大動脈の”といったところであろう。



エィオータァと発音するらしいが私にはオートーとか聞こえない。









エィオータァが詰まってしまうことで後肢の歩様がおかしくなることがある。

えいぉーたーいりあっくとろんぼしす。

骨盤にある動脈の血流が妨げられると

歩様に異常が出たり

汗が出なくなってしまうのだそうだ。

私は実際には見たことないんですけどね。
 
Posted by farrieranvil at 14:07  |Comments(0)TrackBack(0)

2011年12月19日

誰にでもおこりうる事


今年の3月、イギリス人装蹄師Mark Aikensは大きな災難に襲われた。







この仕事をしていれば怪我はつきものである。

私も昔親指の爪を半分もっていかれたことがある。

肢のせ台に馬の蹄をのせて鑢がけしているときに馬が急に前肢を上方に蹴り上げながら後肢で立ち上がり、前肢の蹄が再

び肢のせ台のうえへ落ちてきた。

そのとき、私は親指を肢のせ台と蹄の間に挟んでしまったのだ

血は出たが痛みはそれほどではなかったのでそのまま仕事を続けた。



しかし、Mark Aikensを襲った災難はそんなものではなかった。


(注)続きを読むをクリックするとグロい写真が出ます。


続きを読む
 
Posted by farrieranvil at 16:49  |Comments(0)TrackBack(0)

2011年11月23日

野生馬の蹄は健康か?

オーストラリアとニュージーランドに生息する野生馬ブランビー種を対象にした研究によると
答えはのNo。

 
 研究によると

蹄の形状は土壌の質と運動の量に影響を受ける

蹄は生息する環境特有の形状に変化する。

調査したうち3つのグループにおいて40%から90%の確率で蹄葉炎を発症した痕跡を確認した。

硬い土壌に生息する馬の蹄は生長する量よりも磨耗する量のほうが多い

軟らかい土壌では蹄が磨り減る量よりも伸びる量のほうが多く蹄ば伸びすぎ湾曲する

土壌が硬くなるにつれ蹄軟骨化骨症や衝撃が原因の蹄葉炎を発症している蹄が増加する。

移動量が多い馬の蹄は磨耗がはげしい。硬い土壌を長距離移動する馬は深刻な蹄の問題を抱えやすい。


とある
 
Posted by farrieranvil at 15:56  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク

2011年11月11日

エチルアルコールによるPIP関節の不動化(3)


 エチルアルコールにより不動化した関節以外に整形外科的な問題を抱えている7頭の馬のオーナーは経済的な理由が原因で外科的な関節固定術ではなくエチルアルコールによる関節固定術を選んだ。

 エチルアルコールによる関節固定は立位の馬の関節内に注射をするのと同じ様に施術することができるし、同時に2箇所の関節に施術することだって可能だ。

 外科的な方法よりも復帰までにかかる時間が短いことも魅力の一つだろう。



-

-

-


大学受験のとき英語が一番苦手だった。
偏差値45くらい

あとのはよかったんですよ(笑)。



今でも1〜2回文献を読んだくらいで内容を把握するなんてことはできはしない。
10回20回読み込んでようやく腑に落ちるといった感じだし、どうしても理解できない部分は泣く泣くはしょったりしているのだ。



DSC_0121.JPG
















時計は眠る時間を知るためにあるものではない。
時計は起きる時間を知るためにあるものである。

           
 
Posted by farrieranvil at 18:14  |Comments(0)TrackBack(0) | 病変

2011年11月06日

エチルアルコールによるPIP関節の不動化(2)


 
エチルアルコールを注入されたすべての馬は一ヶ月後に二度目のアルコールの注入をうけた。


この実験をしたキャストンはPIP関節のエチルアルコール注入による不動化が成功したかどうかを以下の点において評価した。

    前と同じレベルの運動をすることができるようになる
    オーナーが満足している



実験の結果、21頭中19頭が治療後ある程度の運動に復帰した。

その内訳は

13頭は前の運動と同等のレベルの運動
 5頭は前よりも軽めの運動
 一頭は運動に復帰したが他の整形外科的な疾患により安楽死処分
  
 であった。

2頭は治療に良好な反応を示さず、一頭はオーナーが6ヶ月後に外科的な関節固定術を選択し、一頭は安楽死された。

この実験では一時的に跛行した馬が2頭、バクテリアによる感染症(Cellulitis)を発症した馬が一頭確認された。



 
Posted by farrieranvil at 17:17  |Comments(0)TrackBack(0)

2011年11月01日

エチルアルコールによるPIP関節の不動化

DSC_0120.JPG































 骨関節症による跛行の治療は獣医師にとってもっとも難しい問題の一つであるらしい。

最近はエチルアルコールによる関節の不動化によってこの問題を解決しようと試みているグループがあるそうだ。

もともと可動域の狭い関節の骨関節症ならいっそのこと不動化することによって痛みを取り除いてしまおうというわけだ。

この関節の不動化(Ankylosis)という現象は自然に起こったりもする。

しかし、進行性の関節の疾患が完全な関節の不動化による痛みの消失という結果になることはまずないようだ。

そこで外科的にボルトで固定したりレーザーを使ったりアルコールを使用して関節を不動化する必要が出てくるのだ。




 
Posted by farrieranvil at 18:30  |Comments(0)TrackBack(0) | 病変 , 跛行について

2011年10月22日

ロックンロールシュー





ここ

でヨーロッパでもトップクラスに入る馬場馬”Fuego”の雄姿を見ることができる。

まず目を引くのはその頸。力強く弧を描く頸は太く逞しくそして美しい。

そしてつぎに目を引くのは履いている蹄鉄。


ロックンロールシュー。

なぜこのような蹄鉄を履かせているのは記事の途中にあるDr. Hans Castelijnsのイラストを見ればすぐに理解できる。

近年は使用する材質の変化により馬場が従来に比べ固くなってきていることがこのような蹄鉄を使用する機会を増やす原因
となっているようだ。






昔、実験でつかったことがあるのだがそのときの写真をどうしてもみつけることができない。
そのときはいいとも悪いともなんともいわれなかった。

実際にお客さんの馬に使うにはちょっと勇気がいる鉄だな。




えっ後ろに写っている赤いジャケットのおネーさんの方が気になる?

そんなのしらない・・・ニャン(笑)。

 
Posted by farrieranvil at 18:03  |Comments(0)TrackBack(0) | 蹄鉄

2011年10月14日

フラクタン


 フラクタンとはフルクトース(果糖)の多糖体のことである。

ステッドマンには少量の他の糖類を含むフルクトースからなる多糖類(たとえばイヌリン)で、ある種の塊茎に存在する。

とある。

牧草に含まれているこの糖質は炭水化物などと同じように蹄葉炎の原因になることが知られている。

ちなみに炭水化物=澱粉質+糖質+繊維質なのだそうだ。

フラクタンの性質については2008,7/12の記事をご覧ください。


穀類を減らしていても放牧中に牧草を飽食することによって蹄葉炎を発症することがあるのは、

このフラクタンが原因であるようだ。


そのような場合は放牧する時間を制限するとか、
牧草の生えていない場所に放牧し人間が与える飼料を管理するとか、
口かせをつけたほうがよいとかいわれている。

個人的には口かせをつけて放牧というのはかわいそうだと思いますが・・・


 牧草中のフラクタンは水に一時間浸すことで約20%程度除去することができるようだ。蹄葉炎を何回も発症しているような馬にはフラクタンを除去した牧草を与える方が無難でしょう。

ただしこの際フラクタンと同時に馬が必要とするビタミン、ミネラルも一緒に水に溶け出してしまうのでサプリメントで補わなければいけない。



  じゃあどんなビタミンやミネラルをどのくらいの量添加したらいいの?

  そ・・・それを聞かれるとちょっと・・・






DSC_0082.JPG















箱根の関所跡





DSC_0081.JPG















コレってやっぱり馬をつなぐところ?
 
Posted by farrieranvil at 17:23  |Comments(0)TrackBack(0) | 蹄葉炎について

2011年10月09日

サッカーボーイ


 DSC_0118.JPG




















サッカーボーイ。15年位前の日本装蹄師会の北海道研修でのひとコマ。


ここのところ蹄葉炎というキーワードを検索してくる人が多いのはサッカーボーイが蹄葉炎で死亡したのが理由のようだ。

 26歳。

20代後半でも元気に運動している馬をちらほら見かける現在では超高齢とはいえないのかもしれない。

年齢からしてクッシング病が原因の蹄葉炎かと思っていたら、どうも現役の頃から蹄葉炎に悩まされていたようだ。

 もしかしたらイージーキーパーと呼ばれる蹄葉炎を発症しやすい体質だったのかもしれない。

ニュースによると飼葉もいろいろと調整していたようだ。

おそらく炭水化物やフラクタンの除去はしていたのだろう。

それでも蹄葉炎が悪化したのだとするとやはりクッシング病だったのだろうか?

2011.jpg

 
Posted by farrieranvil at 18:09  |Comments(0)TrackBack(0) | 蹄葉炎について

2011年10月07日

今日の仕事

DSC_0116.JPG


















前回通常使っているカークハートの蹄鉄からこの写真の蹄鉄に変更した。

結果はGood!!

オーナ様に

”調子がよい”

とお褒めの言葉をいただきました。


写真は左後肢。


 
Posted by farrieranvil at 17:35  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク

2011年10月05日

今日の仕事

DSC_0102.JPG

















おっちゃんの爪きり

毎日熱心に爪とぎしているのにたまに切ってやらないと巻きづめになってしまうのだ。
 
Posted by farrieranvil at 19:08  |Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月27日

今日の仕事

今日装蹄した馬の蹄

DSC_0027.JPG













この馬の蹄はきわめて浅く、過去に蹄葉炎を発症したであろうと推測されるが、
現在、歩様にはまったく問題がない。

使用している鉄は前に紹介したイングリット・クリムケの馬がはいている蹄鉄である。

 
Posted by farrieranvil at 19:40  |Comments(0)TrackBack(0) | コーヒーブレイク