2011年08月10日

メインマシン冷却性能テスト

いい感じで気温が上昇したので新メインマシンの冷却性能テストをやってみました。ついでにcore i7 2600kの倍率変更(Turbo Boostのみ)も試してます。



まずはTurbo Boostのおさらい。なんかいつでも最大クロックで動作すると思っている人が私の周りにいたりするんで一応。2600k(3.4GHz)を例にすると、Turbo Boost作動時の最大クロック数は以下のようになっています。


負荷がかかるコア数Turbo Boost倍率動作クロック
1383.8GHz
2373.7GHz
3363.6GHz
4353.5GHz


つまりシングルコア状態でない限り最大の3.8GHzにはならないということです。最近のPC環境では1コアしか使用しない状態はまれなのでTurbo Boostの動作状態をモニタしていても最大クロック状態はほとんど見ることができません。せいぜい2コアぐらい。4コア同時に負荷がかかる動画エンコードなどの場合ノーマル状態の最大クロックからわずか0.1GHzしか上がらないということになります。Intelがわざわざ「最大3.8GHz」と唄っているのはこういった理由があるからです。ということでおさらい終わり。

環境は「真夏の締め切った室内でレンダリング&エンコード」という最も過酷な状態にします。私は数時間かかるレンダリングやエンコードを仕掛けて外出ということをよく行うからです。今回は室温37度・湿度55%という人がまともに行動できないような状況下でテストしました。

cuda.jpg

使用したソフトはTmpegEnc4.0。1080/29.97PのAVIファイルを解像度そのままでmpeg4にエンコードさせます。実際の作業状態を再現するためCUDAはON。ビデオカードもエンコードに使用するためケース内温度はかなり高くなるはず。ちなみにTmpegEncはCUDAを有効にすると最適化を行ってCUDAの使用率を自動で設定してくれます。画像を見ての通りかなりCUDAの使用率が高いです。

normal cpu.jpg

normal temp.jpg

まずはクロック倍率ノーマルでのテスト。Turbo Boost作動時で3.5GHzになります。CPU温度63度でほぼ安定しました。ケース内蔵型の小規模水冷システムでも思ったより冷えてます。水冷侮りがたし。

次にTurbo Boostのクロック倍率を上げた状態でのテスト。CPUの倍率及びVCoreはいじっていません。お手軽にTurbo Boostの最大クロック数である3.8GHzを4コア同時高負荷時に設定。


負荷がかかるコア数Turbo Boost倍率動作クロック
1414.1GHz
2404.0GHz
3393.9GHz
4383.8GHz


oc cpu.jpg

oc temp1.jpg

CPU温度は70度で安定。2600kのTCASEが72.6度というのを考えるとギリギリですが、Turbo Boostはクロックダウンされることなく動作してます。

bench.jpg

CINEBENCHのCPUベンチでオーバークロック状態の性能を見てみる(オレンジ色の部分)。クロック上昇率とほぼ同じ程度の性能UP。体感的にはほとんどわからないレベルです。これだけのためにリスクを負うのは割に合わないかも。

oc temp2.jpg

ちなみに室温28度だとオーバークロック状態でも65度で安定します。夏を避ければオーバークロックはアリかも。とりあえず安定性重視のため夏の間だけはオーバークロックしないことにします。あと、水冷ユニットはケース内にCPUの熱を放出しないようになっているんでシステム温度がオーバークロック有り無しに関係なく45度で安定していました。これは非常にうれしい。3D専用機も水冷にするかな。

bench 2.jpg

おまけ。CINEBENCHのOpenGLベンチの結果。やたらいい性能がでてますねぇ。これが本当ならQuadroなんていりませんね。まぁ、作るモノ次第ですけど。

 

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