統合すればよくなるか? その2
また、大阪の4つのプロのオーケストラは、長年に渡って独自の活動を続けてきた。
当然それは、各オーケストラを支えた独自の「お客さん」が存在したということでもある。
事の善し悪しは置くとしても、これまでの経緯を簡単に切り捨てることには、やはり無理があるのではないか?
それと、大阪だけではなく、関西圏全体として考えた場合、大阪のプロ・オーケストラが一つに統合された際に、需要と供給のバランスが保たれるのかどうかもしっかりと考えておかなければなるまい。
(保てる、のであればそれにこしたことはないが)
あと、一つのオーケストラに統合された場合、指揮者の顔触れという問題も発生してくる。
今期の大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会の登場指揮者に関しては、すでに一文ものしたことがあるが、一つのオーケストラにまとまることで、ある音楽事務所なりある音楽大学なりのコネクションばかりが目立つことにならないかと、僕は危惧の念を抱かざるをえない。
(特に、関西から生まれた大音楽事務所の影響力など)
少なくとも、「達者な」奏者ばかりが集ったオーケストラが、必ずしもいいオーケストラになるとは限らない。
オーケストラとは、一筋縄でいくものではない。
とはいえ、個人的には、僕は大阪の4つのプロ・オーケストラの統合に絶対反対という訳ではない。
ただ、もしそれを提言したり、ましてや実現させようとするのであれば、「近視眼的な」効率主義に陥らない長期的で広範囲な視点が必要とされると、僕は考える。
逆に、大阪の各オーケストラの事務局の人たちや楽団員の人たち(ユニオンの加盟者をはじめとした)、音楽批評を生業とする人たちには、大阪のみならず関西圏の「お客さん」を巻き込んだ、活発で実践につながる議論を今すぐ引き起こして欲しい。
これは、大阪の4つのプロ・オーケストラにとって大きな「ピンチ」でありつつも、大きな「チャンス」となるきっかけでもあるのだから。
最後に言っておきたいが、今回の問題は、関西の演劇界にとっても絶対に他人事ではない。
オーケストラでさえこうなのだ、ということを肝に銘じておくべきだろう、関西の演劇界の関係者は。
Posted by figarok492na at 16:34
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雑感
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大阪の4楽団の統合を(共同通信) 関西経済連合会の秋山喜久会長は3日の記者会見
無断でことを進めて良いのか?【sagan blog】 at 2006年04月04日 18:10
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????????若?宴?鴻?????輝???鐚?鐚【?????ャ?若?冴???純????c?】 at 2006年04月11日 18:22
はじめまして!TBいただきありがとうございます。
本当に難しい問題です。週末に南海なんば駅で電車待ちしているときに構内で近鉄特急の看板を見つけて、そういえば関西私鉄は南海=ホークス、阪急=ブレーブス、近鉄=バッファローズ、阪神=タイガース、4つの電鉄会社が4つの球団を抱えていたのだな、と眺めながら今回の問題を思い出しました。
十分なファンがいるのなら良いのですがそれがそろって補助金に頼らなければならにというのは少々問題だと思います。私個人は音楽なしでは暮らせない人間ですが、世の中そうではない人間のほうが多いのですね。もっと医療や子育て支援を手厚くしてくれという議論があれば真っ先に削られるのはこういう分野なのでしょうね。
こんばんは。
こちらこそ、コメントありがとうございます。
当方もすぐにプロ野球のことを思い出してしまいました。
(最近の近鉄のことばかりでなく)
>世の中そうでない…
確かにそうですね。
当方も音楽=オーケストラ音楽を聴くことが好きな人間ですが、そうでない人にとっては、もっと切実な問題もあるでしょうし。
そうした視点も含めて、今回の問題が活発に議論されるようになればと願います。
(行政の在り方について厳しく問われるべきkとおは言うまでもないでしょうが)