2007年05月30日

安かろう愉しかろう!

 ☆フンメル、ドゥセック、オンスロウ:ピアノ5重奏曲集
  ネポムク・フォルテピアノ5重奏団
  2006年録音
  <BRILLIANT>93203

 海外で活躍中のフォルテピアノ奏者福田理子を中心としたピリオド楽器アンサンブル、ネポムク・フォルテピアノ5重奏団の演奏による、フンメル、ドゥセック、オンスロウといった古典派後期からロマン派初期の作曲家のピアノ5重奏曲集のCDを聴く。
(なお、ネポムク・フォルテピアノ5重奏団のアルバム第一弾、リースとリンマーのピアノ5重奏曲のCDに関しては、こちらをご参照のほど)

 正直言っていずれの曲も、既視感、ならぬ既聴感を抱かせる作品で、特に「剽窃」の天才フンメル(なお、このフンメルのミドルネーム「ネポムク」に演奏団体の名前は由来している)など、それってあの人の影響もろじゃない? と思わせるような思わせないような曲調に仕上がっているのだが、それでも、各々再聴再々聴に耐えうる「よく出来た」音楽にもなっているのでないだろうか。
(個人的には、オンスロウのどこか「不安定」で「エネルギッシュ」な作風が強く印象に残る)

 ネポムク・フォルテピアノ5重奏団は作品の特徴を活かした音楽づくりを行っており、福田理子の妙技はもちろんのこと、弦楽器奏者陣のみずみずしい演奏を愉しむことができる。

 ブリリアント・レーベルということで、新品でも税込み600円程度で入手が可能ゆえ、これはぜひともお試しいただきたい一枚だ。
 安かろう愉しかろう!
 

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