2011年01月24日

スーパーカブを電動化

静岡のTOSMOがホンダのスーパーカブを電動バイクに改造して販売しています。
中古のスーパーカブのエンジンを外し、
独自開発の電動化キット「EVKシリーズ」を搭載することで
最高速度60km/h、航続距離30〜200kmの電動バイクに生まれ変わります。
航続距離に幅があるのはバッテリーが鉛、シリコン、リチウムの3種類あるため。
シリコンバッテリーとは聞かない名なので、調べると、
鉛電池の電解液を希硫酸からシリコン電解液に変えたものらしいです。
中国で発明されたもので、容量が1.2倍になるなど高性能なんだとか。
この電動バイク、価格はキットのみで10万円から、改造したバイクは15万円からと安価。
性能は推して知るべしですが、ひょっとしたら人気が出るかも。
それにしても、ハンドルの下に鎮座する不恰好なハコは一体、なんでしょうか?
 (写真
【オートモーティブ ワールド11】スーパーカブ を電動化してリユース…TOSMO(レスポンス 1/24)
 

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この記事へのコメント
郵便配達のバイクを電動化するの、でも性能がまだ無理だの
とニュースになってるこの頃。
この件は無理をして電動バイク ではなく、
かといってカブの性能を神格視しておしまい でもなく、
両方の良いとこ取りのカブのハイブリッドは考えられないのでしょうか?

カブは確かにエンジンだけでなく各部が"無茶な"使い方に応えられる素晴らしいバイクだと思います。
しかしエンジン車の不利な部分はどうしようもありません。
特に  少し走っては停車し、乗員が徒歩で配達、又発進
なんて使い方ではエンジンの悪い面が顕著に。
郵便事業会社も住宅地での騒音や排気ガス、アイドリングが環境に悪いと電動化を考えたのでしょうし。

だから基本は従来通りエンジンで、
 アイドリングなし
 発進はモータ
 電池のあるうちは低速はモータ
 できれば制動力を回生。

これなら現場で整備不足や充電忘れがあっても
"従来のカブ"の部分で酷使できるでしょう。

原付(一種二種)の車体でフレームから何からHV専用に造るのはメーカにはキツイかもしれませんが、
当面純EVで配達業務などの過酷な用途を代替できるとは思えません。
四輪車同様HVはかなり長く"つなぎ"を務めると思います。
Posted by 黄 聰基 at 2011年01月26日 00:27
率直に言って、ベースが安過ぎるので、ハイブリッド化は無理だと思います。
技術的にやれても、商業的に成り立たないからです。
私はむしろ、ベースは今のままで、アイドリングストップを付けたり、
排ガス浄化性能を高めるのが最も合理的じゃないかと思うんですが。
Posted by ヒロ at 2011年01月26日 20:02
ハイブリッドじゃないということは
発進や低速走行もエンジンなんですね。
配達業務ではアイドリングストップが効果絶大ですが。。。

ただその範囲の効果では
郵便屋さんが今あるカブから買い替えてくれないとも思うし。
現に使える車両を保有してるんだから。

全国で郵便配達バイクが約9万台とのこと。
従来カブより大幅に高くなっても買うとなれば
ハイブリッド二輪の世界が大いに進歩してうれしいところですが、
郵便の会社はまだ国有みたいなモン。
出費が回り回って市民サービスの低下につながるとツライしなあ。
Posted by 黄 聰基 at 2011年01月27日 02:21
その通り、公共の組織だからって、むやみにEVやHVに代えるべきじゃないと思います。
メルマガで書いてるように、EVだって必ずしも効率的じゃありませんから。
元々、環境インパクトの低いバイクにお金を掛けるのは関心しませんねえ。
Posted by ヒロ at 2011年01月27日 10:13
はじめまして。MCタイチと申します。

「スーパーカブ電動化」というタイトルを見て飛んできました(^^実は僕もスーパーカブを電動化したので。
http://www.projectev.info/example/bike/115-evcub
電池容量は少なめですが、股下にすっきり収まっていると思います。

仰るようにミニバイクをHV化する意味はどう考えてもありません。しかし、ピュアEVとしてなら十分実用化に耐えられると思います。実際、日本の新興電気バイクメーカが新聞配達や郵政用にカブ風EVを受注して作っているそうです。別の会社では、中華ベースの電気スクータも宅配業務で運用されているそうです。

勿論、正直に600W(原付一種枠)のモーターを使えば非力すぎますが(僕の1000Wでも辛い)メーカーならそこは何とでも…
一番問題になるバッテリー容量も20-30km程度の走行距離なら何とかなると思います。

ゴー&ストップを繰り返す配達業務にはEVの効果は絶大で、先ずライダーの疲れ方が圧倒的に少ないと言います。そして、騒音が無い事は住民にとって大変助かります。早朝の新聞配達のバイク音で目が覚めた事のある人は多いでしょう。

最近認知され始めましたが、EV化はこうしたスモールコミューターから進行していくのだと思います。
Posted by MCタイチ at 2011年01月29日 19:25
MCタイチさん 電動カブ素晴らしいですね。
いやホントおっしゃるように
小型のバイクにHVは、
複雑すぎて重すぎて高くなりすぎる。

ただ業務で使われる場合、
ロクに手入れしないで酷使しても壊れないような
機関部の信頼性(実績) と、
エネルギー補充のしやすさは大切。

店舗の前に何台も止めてる配達バイクに
コード伸ばして充電 ってなんか不用心だし、
屋内で充電できても
そもそも一度にたくさん充電するとなると、
場合によってはブレーカー落ちやしないか と。
また朝刊の配達って朝2時や3時から始まったりします。
すると深夜の安い電気がどれほど使えるか。

私としてはそんなEVのハードルは下がってほしいです
(原付一種二種の低すぎるモータ出力枠も)  が、
今のところは現行エンジン車と全く同じには使えませんよね。
プリウスじゃないけど今までの車と(基本的に)同じように使える
っていうことは  ある場面では  とっても重要。

例えば私は純EVのベクトリックスVX-1や
125ccエンジン+モータのMp3ハイブリッドなんか欲しいところですが
使うとしたら普通のバイクじゃないとしてアレコレ気を使うでしょう。

あと高速走れるくらいのバイクなら
EVよりはHVの方がいいんじゃないかな。
Posted by 黄 聰基 at 2011年01月29日 22:49
黄さん。有難うございます。

僕は業務で荒っぽく使われるからこそ、EVにアドバンテージがあると思います。新聞屋のカブなんかはブン回すので、オイル交換などを含むエンジンメンテコストはバカにならないようです。実際僕の電気カブもエンジンが壊れたプレスカブの車体を買取ったものですから。

その点、EVのモーターは基本的にメンテナンスフリー。DCモータの場合ブラシ交換が偶に必要な位です。

充電に関しては、幸か不幸かそんなに電流は流せませんので、容量的には問題ないでしょう。バッテリー交換式は充電時間の節約の点で有望ですね。車と違って小型バイク程度なら交換作業も大げさな設備は不要。近所の中小メーカでも宅配便でテストしてるようです。

深夜電力の割引料金は、昼間の電力が高いプランやオール電化にしないと適用されないようなので、どのみちよ昼間料金になってしまうかも。それでもガソリン代と比べたら1/4くらいのランニングコストじゃないかな?

そんなこんなで、電気バイクは配送業務に向いてるからこそ、ホンダやヤマハがテスト運用してるんだと思います。

僕を含むEV派の見解では「ガソリン車と同じように使えなければ」と言うのは一種の固定観念で、これがある限りEVのメリットは享受しにくいと思います。

殆どのカーユーザーは日常の移動距離が20-30km程度だった筈。偶の遠出はレンタカーや公共交通機関、というのが今後のエコでエコノミーなライフスタイルだと思います。逆にEVに慣れてしまうと「昔は態々GSに行って、高いガソリン買ってたよね」なんて懐かしむ事でしょう(^^;
Posted by MCタイチ at 2011年01月29日 23:44
MCタイチさん、はじめまして。
タイチさんの電動カブ、すばらしいですね。
あまりコストも掛けずに、実用的なバイクに仕上がっているとお見受けします。
こういうのを見ると、改めてバイクの電動化のしやすさを感じます。
バッテリーなどの資源も少なくて済むし、
特に小型だと近距離優先の使い方だし、充電時間も短い。
既存のガソリン車とのギャップが小さいから、もう少し条件が整えば、自然に増えていくのかもしれませんね。
電動アシスト自転車のように。
この分野に関しては、変にエコとか意識せずに、時代の流れに任せればいいような気がします。
Posted by ヒロ at 2011年01月30日 10:08
ヒロさん、コメント有難うございます。

コストダウンのポイントは何と言っても中国製の燐酸鉄リチウムイオン電池ですね。これがもし日本製のリチウムイオン電池なら、材料費だけで軽く20万円オーバーのバイクになるでしょう。

僕もミニバイクからEV化するのが自然だと思っていて、中国や欧米では既にそうなってます。日本で普及しない原因は、大手メーカやその配下のバイク店が消極的な事。電池メーカーがコストダウン競争を避けて現実的な値段の電池が出てこない事。そして法規制の問題ですね。

中国や欧米では最高速が20km/hとか30km/h以下なら電気バイクも自転車と同じ扱いになるようですが、日本の場合はモーターだけで走った時点で全て原付扱いになってしまいます(シニアカーは介助用品として除外される)。

電動アシスト自転車は人間がペダルを漕いで始めて、そのトルクに比例してモーターがアシストするという結構なハイテク商品です。だけど冷静に考えてそんな複雑な制御をする意味は無いし、海外では売れないでしょう。これも所謂「ガラパゴス仕様」ですね。

僕もエコとか意識せずに、利便性や経済性だけで電気バイクを選べば良いと思いますが、行政や大手関連企業がボトルネックになっていると思います。
Posted by MCタイチ at 2011年01月30日 16:41
やはり、リン酸鉄系のバッテリーでしたか。
安くて安全と聞きますが、それを中国から取り寄せるとは、なかなかのバイタリティですね。
中国では電動バイクが大流行と聞きますが、発展途上国ゆえの要因も大きいでしょう。
良くも悪くも先進国の日本では、長い目で見守る必要がありそうです。
Posted by ヒロ at 2011年01月30日 18:16
バッテリーを取り寄せただけでなく、カスタムメイドなので何ヶ月もかけて仕様を詰めました(^^;
http://www.projectev.info/example/bike/101-lifeso4
テストケースのつもりで使っています。

中国はちょっと特殊事情で、上海や北京(?)などの大都市ではエンジンバイクの乗り入れ自体が禁止されているそうです。しかも30km/h以下なら見た目立派なスクータでも自転車扱いなので、免許もヘルメットも無しで乗れるとか。

ただ、欧米は同じ先進国ながら、日本より遥かに電気バイクが売れてると言います。日本は良くも悪くも4大メーカの力が強すぎるんでしょうね。とは言え原付バイクが販売台数で電動アシスト自転車に抜かれたので、バイクメーカもそろそろお尻に火が付くかも。
Posted by MCタイチ at 2011年01月30日 22:56
連続投稿すみませんが、「EVがそれほど効率的じゃない」と言う件について、気になった点を一言。

ヒロさんの電気自動車についての記事を読みました。
http://www.ab.auone-net.jp/~ecosuki/sub24.html
ガソリン機関の効率23%というのは殆ど理論値で、現実モードでの効率はミッションも含めて大体15%位が相場だと思います。よって実用燃費がその1.6倍ほど伸びるTHSの効率は24%位かと。

一方EVついては色々試算があり、良い方のは内燃機に大差をつけていますが、僕の計算では30%弱になりそうです。これについては今まとめていますので、後ほど自分のサイトで記事にしたいと思います。
Posted by MCタイチ at 2011年01月30日 23:36
EVの効率については諸説、入り乱れていて、なかなか見極めが難しいですね。
(ガソリンエンジンの効率はタイチさんの指摘どおりかも)
ただ、私が言いたいのは、
”EVなら燃費も安くて、省エネになって、全てハッピー”
にはならないことです。
見かけ上の燃料コストは下がっても、発電源も含めたエネルギー効率は大したことが無い場合もあります。
そういった冷静な議論ができるよう、私の方でも記事を見直していくつもりです。
Posted by ヒロ at 2011年01月31日 09:54
私も最後に一言付け加えさせてください。

”全てハッピー”な方法など存在しませんが、EVは少なくとも「内燃機関及びHVより燃費が安くて省エネ」なんではないでしょうか。

発電源の話をするなら、石油による発電は全世界で5.6%しかありません。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/shuyoukoku/sw_index_03/index.html
なのに「石油1単位あたりの仕事量」で比較するのは、EVに不利(内燃機に有利)な方法です。また、EVは深夜の余剰電力を使える事も考慮されていません。

勿論、石炭発電はCO2を多く出すとか、原子力は核廃棄物が心配とか言う問題はありますが、電力の良いところは作り方も買い方も多彩で融通が利くところです。時代や地域にあった作り方、使い方が出来るのです。ここがEVの利点です。

一方、ガソリンや軽油は石油からしか採れません。バイオ燃料はコストや効率的に厳しいでしょう。「中東からの原油が安く安定的に供給される」事を前提としたこれまでの文明生活が、実は危ういものだと思うのです。
Posted by MCタイチ at 2011年01月31日 20:32


 
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