2005年03月30日

録音ラブストーリー

以前メルマガに掲載していた、「録音ラブストーリー」をまとめました。

これは私が恋をして、しかもその会話のほとんどを録音したという話です。

私の恋愛話など述べるのは、おこがましく退屈だと思っておりますが、
ちょっとばかし異色な展開になったので、お伝えすることにします。

「ナンパの録音」にも関係してくる話なので、参考にしてください。


┏□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┓

      ** 【 録音ラブストーリー 】  **

         ■ ついに録音がバレる!■

 その女の子とは、ある映像作品のトークショーで出会いました。

 会場に入ると、色白で童顔の女の子がその場に似つかわしくない様子で、
 チョコンと座っていました。美術系のファッションでちょっとお洒落な感じ。
 会場には女性がほとんどいなかったし、その子の隣りに座ったんです。

 いつものナンパとは違って、ごく普通に話せました。
 要するに、マイナーなイベントに来てるということは、
 同じような趣味なので、最初から普通に接続できるわけです。

 年齢は20才。大阪出身。今は東京の大学に行っているそうです。
 旧式のカメラを持っていたり、映画スクールにも通っているらしい。
 私はかっこいいなと、すぐ好きになりました。 

 話しているうちに、すっかり打ち解けます。すでに聞き上手ですから、
 最後には、親友にも言っていない悩みまでも、全て聞くことになりました。

 その悩みとは「何か面白いことやりたいのにできない。行動できない。」
 でした。私はこれほどウブで、簡単に口説けてしまう状況はないと思い、
 また同時に、好きになっちゃったので、ビルの階段でキスをしました。

 その時は無一文ではなかったのですが、お金は500円もなく、
 居酒屋に入ったはいいものの、何も注文しませんでした。
 今度、その子が自分の部屋に招待してくれるというので、
 その日は別れ、再会することにしました。

 この時点で、私はかなり油断していたのです。
 驚くべきことに、この女の子は私に送られた刺客でした。

 後に、フミトバンクは最大の危機を迎えます。

 まさか、あんな展開になるとは思ってもいませんでした。

 まず言えるのが、すでに録音していることはバレていたのです・・・。
       
                          (つづく)

┗□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┛
┏□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┓

 <前回までのあらすじ>

 あるイベントで出会った、芸術系の、はたちの女の子。
 私と彼女は趣味が合ったこともあり、すぐに仲良くなる。
 しかし、この童顔の女の子は、かなりの曲者であった・・・。

 
      ** 【 録音ラブストーリー 】  **

          ■ そんな殺生な! ■

 二度目に会った時は、すぐさま彼女の部屋に行きましたが、
 何も出来ませんでした。弱気にも、ただ会話しただけです。

 なお、その時、録音のためのレコーダは持っていきませんでした。
 私は、初対面の女性と仲良くなることだけをナンパと定義しており、 
 二度目に会う時は、すでにデートなので、録音しないのです。
 (それに、二度目に落ち着いて会うと、録音もバレやすい。)

 しかし、その時のデートで、私はすっかり惚れてしまいました。
 「何か面白いことがしたい。」と悩みに悩んでいる姿が可愛くて、
 助けたくなったのです。一緒に何かやりたいと思いました。

 彼女は、高校の時はチアリーダーをやって活動的だったのに、
 今では、学校とバイト(スナックみたいな小料理屋)だけで、
 そんな退屈な日々に、ずっと悶々としていたそうです。

 しかも、一人で部屋にいるのが怖いからという理由で、
 自分の部屋にはほとんど戻らず、バイト先のお客さんだった、
 40才の男性(彼氏)の部屋で、同棲しているとのこと。

 そうです、40才の男性と同棲している20才の女性を、
 好きになってしまったのです。しかも大阪出身の彼女が
 東京に住んでおり、東京出身の私が大阪に住んでいる。

 皮肉にも、大阪に行ったとたん、東京にいる大阪人と
 遠距離恋愛です。しかも、お金もほとんどない状況で、
 会うのも限定され、それが恋心を燃え上がらせました。

 私はその頃、携帯電話がなく、彼女もパソコンを持っていないので、
 何通か手紙のやりとりをしました。いわばラブレターで「文通」です。
 このアナログなコミュニケーションが、さらに気持ちを高めます。

 すっかりその子に惚れてしまった私は、少し嫉妬も芽生え、
 一緒に同棲している、40才の男性が気になってきました。


 ●そこで、私はこの物語を決定づける、ある珍しい手を打ちます!


 その準備が全て整い、その子と会うために再び、東京に戻りました。 
 今回はドキドキしながら、録音のためのレコーダーも持ってきています。

 その子と会うのは三度目です。

 もう恋をしてしまって、私自身が夢中になっていました。 

 しかし・・・、

 その子は、すっかり冷めていました。

 えーっ!!!

 手紙ではアツアツだったのに、そんな・・・。
 
 食費も削り、無理して会いにきたのに・・・。


 この時点では、まだよくある恋愛話です。

 その後、話は急展開!

 フミトバンクは最大の危機を迎えます。

 まさか、あんな展開になるとは思ってもいませんでした。

 まず言えるのが、「録音」は、すでに会う前からバレていて・・・。
      
                          (つづく)

┗□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┛
┏□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┓

 <前回までのあらすじ>
 
 あるイベントで出会った、芸術系の20才の女の子。
 私は大阪、彼女は東京に住み、大昔の恋愛のように熱い手紙を交換。
 そして完全に惚れてしまった私が会いに行くと、彼女は冷めていた・・。 


      ** 【 録音ラブストーリー 】  **

          ■ 録音してくるね! ■

 三度目に会った時、彼女の気持ちは変わっていました。

 私はすっかりホレていたので、緊張して普通に会話ができない状態。
 ぎこちない雰囲気の中、「私、もう冷めてるよ。」と言われたのです。

 彼女は、二十才も年上の40才男性と、今も同棲中ですし、
 やはり彼女の心に入るのは無理だったかと、ガッカリしました。
 
 しかも、さらに悪いことに、録音までバレてしまったのです!

 その時、私はピンマイクをつけて、会話を録音していました。

 なお最初に出会ったときに、「これ、何?」とピンマイクをつつかれ、
 バレたのが初めてだったので、この子すごいなと感心したものです。

 その時は、何とかごまかしましたが、今回は、そうはいきません。

 「何、録音してるの?」さすが自分で映画を撮ろうとするだけあって、
 胸元につけてるモノが音声器具だと、簡単にバレてしまいました。

 私は今回バレたら、全てを打ち明けようと決めてましたが、
 さすがに、普段からナンパを録音しているんだ、とは言えず、
 ただ、面白い会話や、ハプニングを録音してるとだけ伝えました。

 「へー、前から知ってたけど、いつも何を録音してるのかと思ってた。
  でも、私との会話も録音する、その意図がわからん。」
 
 彼女の意見も、ごもっとも。私が思いついて、やりたかったのは、
 お互いが録音しあって、編集した音声を交換しあうことです。

 いわば音声による文通、『ボイスレター』です。

 そういう付き合い方も、面白そうかなと思ったのですが、
 すでに彼女は冷めてるし、この時、変態だと思ったそうです。 
 
 彼女の部屋には入れてもらいましたが、全然いい雰囲気になりません。
 なんだか私自身も、もうどうでもよくなり、彼女に頼みました。

 「一緒に同棲している男の部屋に戻って、その模様を録音してきてよ。」

 複雑な気持ちで、どうせダメだろうけどと、言ってみたわけです。
 すると彼女は、「録音してもいいよ。」と、言うではないですか!

 そこで私は、テープレコーダーとマイクを渡し、
 使い方を簡単に教えて、彼女を見送ります。

 この時点では、私は何の期待もしておりません。

 まさか、あんな展開になるとは思ってもいませんでした!


 次の日、彼女が同棲先から戻ってきました。

 なんだか様子が変です。

 「あれ、オレのテープは?」

               

 その後、話は急展開!

 意外なラストを迎えます。

      
                          (つづく)

┗□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┛
┏□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┓

 <前回までのあらすじ>
 
 あるイベントで出会った、芸術系の20才の女の子。
 完全に惚れてしまった私が三度目に会いに行くと、彼女は冷めていた。 
 会話を録音していることがバレた私は、40才男性と同棲している彼女に、
 その同棲生活の様子を、録音するように頼んだのであったが・・・。


      ** 【 録音ラブストーリー 】  **


         ■ 録音どんでん返し! ■


 「あれ、オレのテープは?」「はい、録音してきたよ。」

 彼女が少し元気なかったのは、同棲している40才男性に録音がバレて、
 ケンカしたせいだったのです。なんとかテープは死守したそうなので、
 よーし!それではと、さっそく二人の同棲生活の様子を聴いてみました。

 ところが、そのテープを聴いて、

 今度は私が、急に冷めてしまったんです!


 嫉妬なのか、それともその人との生活が陳腐でつまんないと思ったのか、
 理由は、よくわかりません。ただ恋心が一気に冷めたことは事実です。

 あ、この子は、この40才男性に、お任せしようと思いました。

 私は冷めてしまうと、もう一緒にいるのが嫌になります。

 始発までまだ時間があるのに、その子の部屋で待てばいいものを、
 どうしてもガマンできず、朝の四時前に、部屋を飛び出しました。

 私は態度を変えて、「もう二度と会うことはないだろう、サヨナラ。」
 とダッシュで走り去ります。(冷めたので、もう録音もしません)

 しかし、その子にとっては、あまりに急な展開で驚いたことでしょう。
 さっきまで好きだ好きだと言っていた男が、テープ一本聴いただけで、
 冷たい態度に急変して、ついには逃げ出してしまったわけです。

 「私の何がいけなかったのかしら?」と悩ませてしまったことでしょう。
 そして、その答えを知りたくて、一本のテープに手を伸ばします。

 そのテープとは、私が置いていったものでした。

 その内容は、彼女と初めてあった時の、二人の会話を録音したものです。
 さらに私は編集までして、声によるラブレターにまで仕上げていました。
 
 そして、この安っぽいボイスレターが、しらけていた彼女の心に、
 革命を起こすことになろうとは、まったく予想していませんでした。


 私自身がまだ冷める前に、「聴いてよ、音のラブレターなんだから。」
 と何度も、彼女に聴かせようとしていたのですが、
 彼女は「絶対に、いや!」と頑なに拒否していたのです。

 ちなみに、そのボイスレターをどうしても聴きたくない理由は、
 「どうせ、私のあげ足とってるんでしょ。」とのことでした。

 ところが、私は急にその子がイヤになり、部屋から逃げ去ります。

 彼女は、私のことがそんなに好きではなかったのですが、
 少なからずショックです。というか、ワケがわかりません。
 
 そして手元には、私が残していったテープがあります。
 気持ちを安定させるためにも、聴かざるを得ないでしょう。
 
 そこでついに彼女は、私の編集したテープを聴いて、
 その後、衝撃的な変化を遂げることになります!

 そうです!たったテープひとつで、
 私に完全にほれてしまったのです!

 私の置いていったテープが、まるで時限爆弾のように、
 時間差で炸裂してしまったわけです。

 というよりも、炸裂しすぎです!

 その後、彼女はストーカーと化しました・・・。


<なお衝撃の最終回はこちら

              
┗□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□┛





 (2008年:後日談)

 ナンパを始めた初期の頃は、けっこう恋をしていました。
 この録音ストーリーの子も、その一人ですが、実をいうと、
 九州の、久留米の女の子にも恋をして、フラれています。

 その失恋は、かなり落ち込んでしまったので、
 恥ずかしくて、まったく触れませんでしたね。

 しかし、その後からは、全然、恋をしなくなっていきます。
 それは今考えると、とても寂しい話ですが、この頃は、
 成長した証拠だとばかりに、いい気になっていました。


Posted by fmtbank at 10:26  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする