2012年02月08日
ほら、これが最初のチップだよ フレンズ6-12その4
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売れない俳優のジョーイは、仕事がなくて金欠状態。
それを聞いたガンターは、セントラルパーク(コーヒーハウス)のウェイターとして、ジョーイを雇うことにします。
ジョーイがウェイターとして働いているのを知って、
チャンドラー: I think it's great that you work here. You're going to make a lot of money, and here's your first tip. Don't eat yellow snow. (He laughs, then picks up a pen, glares at Ross, and writes in his journal) Ah ha ha, 2:15, coffeehouse. (お前がここで働くのはいいことだと思うよ。たくさん金を稼ぐことになる。で、これがお前の最初のチップだ。黄色い雪は食べるな。 [チャンドラーは笑い、それからペンを取り、ロスをにらんで、日記を書く] あはは、2時15分、コーヒーハウス。)
レイチェル: Well, you know what? This is great. Finally, I have someone I can pass on my wisdom to. Let me tell you about a couple of things I learned while working at the coffeehouse. First of all, the customer is always right. (Joey nods.) A smile goes a long way. (Joey smiles) And if anyone is ever rude to you? Sneeze muffin. (ねえ。これって最高よ。ついに私にも、私の知識を与えられる人ができたわ。このコーヒーハウスで働いていた間に私が学んだいくつかのことをあなたに話させて。まず最初に、客はいつも正しい。[ジョーイはうなずく] 笑顔は大いに役立つ。[ジョーイは微笑む] そして、もし誰かがあなたに失礼なら? くしゃみ・マフィンよ。)
ジョーイがコーヒーハウスで働くのはいいことだよ、とチャンドラーは言います。
金を稼ぐことになるし、と言った後、here's your first tip. と言っていますね。
Here's... は、何かを手渡す時のお決まりフレーズで、「はい、これが…だよ」と言いながら手渡す感覚。
「金が稼げる」と言った後に、「はい、これがお前の最初のチップだよ」と言っているわけですから、チャンドラーが、ウェイターをやっているジョーイに、サービスの対価として、チップ(お金)を渡そうとしているのかと思いきや、チャンドラーはお金を出すことはせずに、ただ、"Don't eat yellow snow." という言葉を言うだけです。
これは、tip という言葉をかけたダジャレ、おやじギャグみたいなものですね。
チップは、日本語にもなっている「チップ」、つまり、ウェイターなどに渡す「心付け」という意味がありますが、ここでチャンドラーが言ったのは、「こつ、秘訣、ヒント」「情報、助言」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) での、それぞれの語義は以下の通り。
tip [noun] :
2. MONEY a small amount of additional money that you give to someone, such as a waiter or a taxi driver.
3. ADVICE a helpful piece of advice
つまり、2. は、「誰か、例えば、ウェイターやタクシー運転手に与える少額の追加のお金」。
3. は、「役に立つアドバイス」。
「お前に初めてのチップをあげるよ」と言っているように思わせておいて、「お前に、ちょっとした助言をあげるよ」という意味で、「黄色い雪は食べるな」と言っているわけです。
そう言った後、自分の発言に大ウケしている様子のチャンドラー。
「黄色い雪を食べるな」という言葉の内容については、その後、何も説明はありませんが、これは想像すると何となくわかってしまいますね。
真っ白できれいな雪は、かき氷みたいで思わず食べたくなることもあるけど、黄色い雪は、誰かがおしっこした後だから、食べちゃだめだ、みたいなアドバイスだったということです。
自分のジョークに大笑いのチャンドラーは、メモを取りだし、「2時15分、コーヒーハウス」とメモしています。
これは、ロスに自分のジョークを盗まれたと主張するチャンドラーが、「これからはジョークを言った時間と場所を記録しておく」と宣言するシーンが少し前にあったのですが、それを実行に移しているわけですね。
チャンドラーが、ウェイターの仕事には全く関係ないアドバイスをくれた後(笑)、レイチェルは同じように、ジョーイがここで働くことはグレイトだと言っています。
その理由は、「ついに、私の知識を渡す相手ができたから」みたいなことですね。
以下の文章で、レイチェルが言う、wisdom とは、「私がこのコーヒーハウスで働いていた時に学んだこと」であることがわかります。
レイチェルがジョーイに教えたことの第一は、「客は常に正しい」。
その次には、A smile goes a long way. と言っています。
go a long way を直訳すると、「長い道を行く、遠くまで行く」ということから、「長持ちする」「大いに役に立つ」というような意味になります。
LAAD では、
go a long way toward doing something : to help greatly in achieving something
つまり、「何かを達成するのに大いに助けになる」。
お客様に笑顔で応対したら、効果が高いわよ、みたいなことになります。
「お客様は常に正しい。そして、笑顔を忘れずに」という、標語みたいなアドバイスをした後、「もし誰かがあなたに失礼なら? 失礼なことをしたら?」と付け加えるのもまた、レイチェルらしいところ。
その答えは、Sneeze muffin.
sneeze は、名詞で「くしゃみ」、動詞では「くしゃみをする」という意味があります。
辞書を見ると、動詞としては、「自動詞」扱いになっています。
この「スニーズ・マフィン」は、おそらく、「(客に出す前に、それに向けて)くしゃみをしたマフィン」という意味でしょう。
「むかつくお客がいたら、マフィンにくしゃみしろ」という意味のアドバイスとして、sneeze を動詞の命令形として使いたいのであれば、Sneeze on/at their muffin. みたいになるように思います。
フレンズ2-5 では、チャンドラーの悪乗りに気分を害しているらしいウェイターに、
チャンドラー: You're gonna sneeze on my fish, aren't you? (俺の魚にくしゃみするつもりだろ?)
と言っているセリフもありましたね。
今回の場合は、名詞 sneeze を、形容詞的に名詞 muffin の前につけて、「くしゃみ・マフィン」みたいなイメージで言っているように私は思いました。
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売れない俳優のジョーイは、仕事がなくて金欠状態。
それを聞いたガンターは、セントラルパーク(コーヒーハウス)のウェイターとして、ジョーイを雇うことにします。
ジョーイがウェイターとして働いているのを知って、
チャンドラー: I think it's great that you work here. You're going to make a lot of money, and here's your first tip. Don't eat yellow snow. (He laughs, then picks up a pen, glares at Ross, and writes in his journal) Ah ha ha, 2:15, coffeehouse. (お前がここで働くのはいいことだと思うよ。たくさん金を稼ぐことになる。で、これがお前の最初のチップだ。黄色い雪は食べるな。 [チャンドラーは笑い、それからペンを取り、ロスをにらんで、日記を書く] あはは、2時15分、コーヒーハウス。)
レイチェル: Well, you know what? This is great. Finally, I have someone I can pass on my wisdom to. Let me tell you about a couple of things I learned while working at the coffeehouse. First of all, the customer is always right. (Joey nods.) A smile goes a long way. (Joey smiles) And if anyone is ever rude to you? Sneeze muffin. (ねえ。これって最高よ。ついに私にも、私の知識を与えられる人ができたわ。このコーヒーハウスで働いていた間に私が学んだいくつかのことをあなたに話させて。まず最初に、客はいつも正しい。[ジョーイはうなずく] 笑顔は大いに役立つ。[ジョーイは微笑む] そして、もし誰かがあなたに失礼なら? くしゃみ・マフィンよ。)
ジョーイがコーヒーハウスで働くのはいいことだよ、とチャンドラーは言います。
金を稼ぐことになるし、と言った後、here's your first tip. と言っていますね。
Here's... は、何かを手渡す時のお決まりフレーズで、「はい、これが…だよ」と言いながら手渡す感覚。
「金が稼げる」と言った後に、「はい、これがお前の最初のチップだよ」と言っているわけですから、チャンドラーが、ウェイターをやっているジョーイに、サービスの対価として、チップ(お金)を渡そうとしているのかと思いきや、チャンドラーはお金を出すことはせずに、ただ、"Don't eat yellow snow." という言葉を言うだけです。
これは、tip という言葉をかけたダジャレ、おやじギャグみたいなものですね。
チップは、日本語にもなっている「チップ」、つまり、ウェイターなどに渡す「心付け」という意味がありますが、ここでチャンドラーが言ったのは、「こつ、秘訣、ヒント」「情報、助言」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) での、それぞれの語義は以下の通り。
tip [noun] :
2. MONEY a small amount of additional money that you give to someone, such as a waiter or a taxi driver.
3. ADVICE a helpful piece of advice
つまり、2. は、「誰か、例えば、ウェイターやタクシー運転手に与える少額の追加のお金」。
3. は、「役に立つアドバイス」。
「お前に初めてのチップをあげるよ」と言っているように思わせておいて、「お前に、ちょっとした助言をあげるよ」という意味で、「黄色い雪は食べるな」と言っているわけです。
そう言った後、自分の発言に大ウケしている様子のチャンドラー。
「黄色い雪を食べるな」という言葉の内容については、その後、何も説明はありませんが、これは想像すると何となくわかってしまいますね。
真っ白できれいな雪は、かき氷みたいで思わず食べたくなることもあるけど、黄色い雪は、誰かがおしっこした後だから、食べちゃだめだ、みたいなアドバイスだったということです。
自分のジョークに大笑いのチャンドラーは、メモを取りだし、「2時15分、コーヒーハウス」とメモしています。
これは、ロスに自分のジョークを盗まれたと主張するチャンドラーが、「これからはジョークを言った時間と場所を記録しておく」と宣言するシーンが少し前にあったのですが、それを実行に移しているわけですね。
チャンドラーが、ウェイターの仕事には全く関係ないアドバイスをくれた後(笑)、レイチェルは同じように、ジョーイがここで働くことはグレイトだと言っています。
その理由は、「ついに、私の知識を渡す相手ができたから」みたいなことですね。
以下の文章で、レイチェルが言う、wisdom とは、「私がこのコーヒーハウスで働いていた時に学んだこと」であることがわかります。
レイチェルがジョーイに教えたことの第一は、「客は常に正しい」。
その次には、A smile goes a long way. と言っています。
go a long way を直訳すると、「長い道を行く、遠くまで行く」ということから、「長持ちする」「大いに役に立つ」というような意味になります。
LAAD では、
go a long way toward doing something : to help greatly in achieving something
つまり、「何かを達成するのに大いに助けになる」。
お客様に笑顔で応対したら、効果が高いわよ、みたいなことになります。
「お客様は常に正しい。そして、笑顔を忘れずに」という、標語みたいなアドバイスをした後、「もし誰かがあなたに失礼なら? 失礼なことをしたら?」と付け加えるのもまた、レイチェルらしいところ。
その答えは、Sneeze muffin.
sneeze は、名詞で「くしゃみ」、動詞では「くしゃみをする」という意味があります。
辞書を見ると、動詞としては、「自動詞」扱いになっています。
この「スニーズ・マフィン」は、おそらく、「(客に出す前に、それに向けて)くしゃみをしたマフィン」という意味でしょう。
「むかつくお客がいたら、マフィンにくしゃみしろ」という意味のアドバイスとして、sneeze を動詞の命令形として使いたいのであれば、Sneeze on/at their muffin. みたいになるように思います。
フレンズ2-5 では、チャンドラーの悪乗りに気分を害しているらしいウェイターに、
チャンドラー: You're gonna sneeze on my fish, aren't you? (俺の魚にくしゃみするつもりだろ?)
と言っているセリフもありましたね。
今回の場合は、名詞 sneeze を、形容詞的に名詞 muffin の前につけて、「くしゃみ・マフィン」みたいなイメージで言っているように私は思いました。
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2012年02月06日
ハイ・メインテナンス フレンズ6-12その3
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プレイボーイ誌を3人で見ていた女性陣。付き合うならどの子がいいか?という話から、モニカは、「私たちの中で付き合うとしたら、誰がいい?」と質問します。
レイチェルは「わからないわ」と言うのですが、フィービーは「レイチェル」と即答してしまい、それからモニカのご機嫌が悪くなってしまいます。
フィービーとレイチェルの部屋にやってきたモニカは、「フィービーが、モニカではなくレイチェルを選んだ」時の話を持ち出して、「あれは面白かったわね」というので、それにフィービーが同意すると…。
モニカ: (angrily) It wasn't funny at all! Why would you do that? Why, why didn't you pick me? ([怒りながら] 全然面白くなかったわ! どうしてあんなことするの? どうして私を選んでくれなかったの?)
フィービー: Fine. The reason that I was leaning a little bit more toward Rachel than you is just, you know, you're just... kinda high maintenance. Okay, let's go to lunch! (わかったわ。私が(私の気持ちが)、モニカよりもレイチェルに、ほんのちょっぴり傾いていた理由はね、ただ、ほら、あなたが…ちょっと、手がかかる人だからよ。オッケー、ランチに行きましょう!)
モニカ: That is completely untrue. You think I'm high maintenance? Okay, prove it. I want you to make a list, and we're going to go through it point by point! (そんなの、全くでたらめだわ。私が手がかかる人間ですって? いいわ、証明して。あなたにリストを作って欲しいわ。そして、私たちがそれを一つ一つ検討していくのよ。)
恋人にするならどっち?という質問に、モニカではなくレイチェルを選んだフィービー。
負けず嫌いのモニカは、ずっとそのことを根に持っています(笑)。
わざわざ自分からその話題を持ち出して、「どうして私を選ばなかったの?」と怒っています。
Why don't you...? のように、don't を使った文は、「…したらどうですか?」のように、提案や勧誘でよく使われるフレーズですね。
今回は、Why didn't you...? なので、実際に(過去において)…しなかった、その理由はなぜか?を尋ねている文章、つまり、「どうしてあなたは…しなかったの?」と理由を問う文章になります。
モニカが怒っているのは明らかなので、フィービーは、これ以上モニカを怒らせないように彼女なりに気を遣って話そうとしているようです。
lean は「上体を曲げる、体を乗り出す」「傾く、傾斜する」という動詞で、物理的に傾くことを指す言葉ですが、精神的に「(気持ちや関心が)…に傾く」という意味にもなります。
傾く方向を指す言葉として、toward 「…に向かって」という前置詞が使われているのですね。
フィービーのセリフの基本構造は、The reason that I was leaning toward Rachel is... 「私の心がレイチェルに傾いていた理由は…」ということになりますが、それをもう少しマイルドに聞こえるように、レイチェルとモニカを比較する中で、a little bit more toward Rachel than you 「あなた(モニカ)よりも、”ほんのちょっとだけ”レイチェルの方に(傾いていた)」と表現しています。
ほんとにごくわずかの差なのよ、そんなに怒るような話じゃないのよ、みたいなことが言いたいわけですね。
そのように「いささかほんのちょっぴり」と表現することで、モニカの怒りを鎮めようとしたフィービーでしたが、その後に述べた理由が、you're just... kinda high maintenance. という内容だったので、モニカはさらにそれについても激怒することになってしまいます。
maintenance は、「メンテナンス」という日本語表記があり、さらには「メンテ」と略語にもなっており、意味は、「持続、維持」「整備、保全、保守」などですが、発音は「メンテナンス」というより、「メインテナンス、メインタナンス」という感じになります。
英辞郎には、
high-maintenance=【形】手がかかる、世話が焼ける、自己主張の強い、わがままな
と出ています。
Macmillan Dictionary では、
high-maintenance : [adjective, humorous] : used for describing someone or something that always needs a lot of help or attention
つまり、「(ユーモラスな表現) 常に多くの助けや世話を必要とする人やものを描写するために用いられる」。
humorous と書いてあるように、手のかかる人、世話が焼ける人を、「メンテナンスの必要性が高い」みたいな言い回しで表現しているわけですね。
「かまってちゃん」みたいなタイプの人のことをそう表現する、という感覚でしょう。
high maintenance だと言われて、モニカは猛烈に抗議しています。
That's not true. 「それは真実じゃない」でもいいわけですが、それよりもさらに強い感じの、That is completely untrue. (あえて言葉通り日本語化すると)「そんなの、完全に、非・真実よ」みたいな感覚になるでしょうか。
「全く事実とは異なる」という感じの強い否定ですね。
その後、Prove it. 「それを証明して」と言ったモニカは、リストを作って、リストの内容を逐一、一つ一つ、みんなで検証していきましょう、と提案しています。
「手がかかる人」と言われたので、「どんなふうに、どの辺が手がかかるのかを、リストに挙げてもらって、それが真実かどうかを一つ一つみんなでチェックするのよ」と言ったわけですが、そんな風に「リストを作って、逐一チェックするわよ!」と周りの人を巻き込まずにはいられないところが、「手がかかり、世話の焼ける人」(high maintenance)であることを思いっ切り証明しているわけですよね。
気付かぬは本人ばかりなり…的な面白さが感じられるセリフだと思いました。
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レイチェルは「わからないわ」と言うのですが、フィービーは「レイチェル」と即答してしまい、それからモニカのご機嫌が悪くなってしまいます。
フィービーとレイチェルの部屋にやってきたモニカは、「フィービーが、モニカではなくレイチェルを選んだ」時の話を持ち出して、「あれは面白かったわね」というので、それにフィービーが同意すると…。
モニカ: (angrily) It wasn't funny at all! Why would you do that? Why, why didn't you pick me? ([怒りながら] 全然面白くなかったわ! どうしてあんなことするの? どうして私を選んでくれなかったの?)
フィービー: Fine. The reason that I was leaning a little bit more toward Rachel than you is just, you know, you're just... kinda high maintenance. Okay, let's go to lunch! (わかったわ。私が(私の気持ちが)、モニカよりもレイチェルに、ほんのちょっぴり傾いていた理由はね、ただ、ほら、あなたが…ちょっと、手がかかる人だからよ。オッケー、ランチに行きましょう!)
モニカ: That is completely untrue. You think I'm high maintenance? Okay, prove it. I want you to make a list, and we're going to go through it point by point! (そんなの、全くでたらめだわ。私が手がかかる人間ですって? いいわ、証明して。あなたにリストを作って欲しいわ。そして、私たちがそれを一つ一つ検討していくのよ。)
恋人にするならどっち?という質問に、モニカではなくレイチェルを選んだフィービー。
負けず嫌いのモニカは、ずっとそのことを根に持っています(笑)。
わざわざ自分からその話題を持ち出して、「どうして私を選ばなかったの?」と怒っています。
Why don't you...? のように、don't を使った文は、「…したらどうですか?」のように、提案や勧誘でよく使われるフレーズですね。
今回は、Why didn't you...? なので、実際に(過去において)…しなかった、その理由はなぜか?を尋ねている文章、つまり、「どうしてあなたは…しなかったの?」と理由を問う文章になります。
モニカが怒っているのは明らかなので、フィービーは、これ以上モニカを怒らせないように彼女なりに気を遣って話そうとしているようです。
lean は「上体を曲げる、体を乗り出す」「傾く、傾斜する」という動詞で、物理的に傾くことを指す言葉ですが、精神的に「(気持ちや関心が)…に傾く」という意味にもなります。
傾く方向を指す言葉として、toward 「…に向かって」という前置詞が使われているのですね。
フィービーのセリフの基本構造は、The reason that I was leaning toward Rachel is... 「私の心がレイチェルに傾いていた理由は…」ということになりますが、それをもう少しマイルドに聞こえるように、レイチェルとモニカを比較する中で、a little bit more toward Rachel than you 「あなた(モニカ)よりも、”ほんのちょっとだけ”レイチェルの方に(傾いていた)」と表現しています。
ほんとにごくわずかの差なのよ、そんなに怒るような話じゃないのよ、みたいなことが言いたいわけですね。
そのように「いささかほんのちょっぴり」と表現することで、モニカの怒りを鎮めようとしたフィービーでしたが、その後に述べた理由が、you're just... kinda high maintenance. という内容だったので、モニカはさらにそれについても激怒することになってしまいます。
maintenance は、「メンテナンス」という日本語表記があり、さらには「メンテ」と略語にもなっており、意味は、「持続、維持」「整備、保全、保守」などですが、発音は「メンテナンス」というより、「メインテナンス、メインタナンス」という感じになります。
英辞郎には、
high-maintenance=【形】手がかかる、世話が焼ける、自己主張の強い、わがままな
と出ています。
Macmillan Dictionary では、
high-maintenance : [adjective, humorous] : used for describing someone or something that always needs a lot of help or attention
つまり、「(ユーモラスな表現) 常に多くの助けや世話を必要とする人やものを描写するために用いられる」。
humorous と書いてあるように、手のかかる人、世話が焼ける人を、「メンテナンスの必要性が高い」みたいな言い回しで表現しているわけですね。
「かまってちゃん」みたいなタイプの人のことをそう表現する、という感覚でしょう。
high maintenance だと言われて、モニカは猛烈に抗議しています。
That's not true. 「それは真実じゃない」でもいいわけですが、それよりもさらに強い感じの、That is completely untrue. (あえて言葉通り日本語化すると)「そんなの、完全に、非・真実よ」みたいな感覚になるでしょうか。
「全く事実とは異なる」という感じの強い否定ですね。
その後、Prove it. 「それを証明して」と言ったモニカは、リストを作って、リストの内容を逐一、一つ一つ、みんなで検証していきましょう、と提案しています。
「手がかかる人」と言われたので、「どんなふうに、どの辺が手がかかるのかを、リストに挙げてもらって、それが真実かどうかを一つ一つみんなでチェックするのよ」と言ったわけですが、そんな風に「リストを作って、逐一チェックするわよ!」と周りの人を巻き込まずにはいられないところが、「手がかかり、世話の焼ける人」(high maintenance)であることを思いっ切り証明しているわけですよね。
気付かぬは本人ばかりなり…的な面白さが感じられるセリフだと思いました。
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2012年02月03日
プレイボーイ誌のヒュー・ヘフナー フレンズ6-12その2
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ロスは、自分の作ったジョークがプレイボーイ誌に掲載された、とみんなに自慢するのですが、チャンドラーは「それは俺が作ったジョークだ」と主張して譲りません。
ジョーイにそのジョークを説明しながら、ロスとチャンドラーはジョークに大ウケするのですが…
チャンドラー: (stops laughing, to Ross) You are not allowed to laugh at my joke. ([笑うのをやめて、ロスに] お前は俺のジョークで笑っちゃだめだ。)
ロス: Your joke? Well, I think the Hef would disagree. Which is why he sent me a check for one hundred ah-dollars. (お前のジョークだって? そうだなぁ、ザ・ヘフは同意しないと思うよ。だから彼は僕に、100ドルの小切手を送ってくれたんだ。)
チャンドラー: So you stole my joke and you stole my money? (それじゃあ、お前は俺のジョークを盗んだ上に、俺の金まで盗んだんだな?)
ロス: Well, I was gonna stick it in the ATM. But now I think I'll show the sexy teller that I am a published writer. (うーん、(最初は)その小切手を ATM にぽんと入れとくつもりだったんだけど、でも今は、銀行のセクシーな窓口の子に、僕は(雑誌に)掲載されたライターだって教えようと思うんだ。)
ジョークに大笑いするロスに対して、チャンドラーは、「俺の作ったジョークで笑うことは許されない、笑っちゃだめだ」と言っています。
Your joke? 「お前の(作った)ジョークだって?」と不満そうに言ったロスは、その後、I think the Hef would disagree. と言います。
この the Hef というのは、「プレイボーイ」誌の発刊者である、ヒュー・ヘフナーのこと。
Wikipedia 日本語版: ヒュー・ヘフナー
Wikipedia 英語版: Hugh Hefner
日本語版ウィキペディアにも、愛称は「ヘフ」 と書いてある通り、the Hef と言えば、誰もがあのヒュー・ヘフナーだとわかる、という有名人なわけです。
ウィキペディアの「私生活」には、彼の華やかな女性遍歴が書いてありますが、つい最近の2011年にも、クリスタル・ハリスというプレイメイト(Playmate:プレイボーイ誌に掲載されるモデルのこと)の25歳の女性と婚約するも(彼はその時、85歳!)、結婚式直前に婚約破棄となった、というニュースが、ゴシップニュースで話題になっていました。
そのハリスさんの情報はこちら。
IMDb : Crystal Harris (I)
プレイボーイ誌に載ったジョークは俺のものだ、とチャンドラーが主張するので、「ジョークの権利を主張するチャンドラーの意見に、プレイボーイ誌の発刊者であるヒュー・ヘフナーは同意しないと思うな」とロスは言っているわけですね。
その後にも、Which is why... という文章を続けていますが、which は前の文章を指していて、That's why... 「それが…の理由である、そんなわけで…だ」と同じようなニュアンスになります。
「ヒュー・ヘフナーは、チャンドラーの意見に同意しない、だから彼は(チャンドラーではなく)僕に100ドルの小切手を送ってくれたんだ」と言っていることになります。
ネットスクリプトで、one hundred ah-dollars と表記されているように、実際のロスの発音は、「ワン・ハンドレッド、ア、ダラーズ」みたいに言っています。
ちょっと気取って節(ふし)をつけている感じですね。
それを聞いたチャンドラーは、steal 「盗む」の過去形 stole を使って、「お前は俺のジョークを盗んだ上に、俺の金まで盗んだ」と怒っています。
「僕がお金をもらったんだから、僕が作ったジョークだと証明されたようなもんだ」というロスの主張に対して、「ジョークもその金も、ほんとは俺のものなのに!」とロスを非難しているのです。
その後のロスのセリフについて。
I was gonna.... But now I think I'll... という形になっていますね。
I was going to、つまり、「…するつもりだった」けど、今は、「…しようと思ってる」という時制の違いの感覚を意識したいところです。
I was gonna 「…するつもりだった」と言った時点で、「そうするつもりだったけど、今は違う」というニュアンスがすでに出ています。
それを裏付ける形で、「今は、こうしようと思ってる」という今の考えが明らかにされているわけですね。
show は「示す、見せる」という感覚ですが、ここでは「見せることで何かを示す、教える、明らかにする」というニュアンスになるでしょう。
この「プレイボーイ誌が僕に送ってきた小切手」を見せることで、the sexy teller に、I am a published writer であるということを教えようと思うんだ、と言っていることになります。
ATM は、automated teller machine 「現金自動預払機」ですね。
その teller は元々、「(銀行の)金銭出納係、窓口係」という意味で、ロスのセリフでは、後半でその「窓口係」の意味で teller が使われているわけです。
a published writer を直訳すると、「出版されたライター、書き手」みたいな意味になりますが、つまりは、書いたものが(雑誌の記事として)出版された人、という感覚ですね。
ロスのセリフでは、stick it in the ATM という表現が出てきますが、この動詞 stick について見てみましょう。
stick は「刺す、突き刺す」という動詞で、この場合は「(ものを)ぽんと突っ込む」というニュアンスで使われています。
研究社 新英和中辞典では、以下のように出ています。
stick
〔+目+【副(句)】〕 《口語》〈ものを〉(ある場所に)ぽんと[無造作に]突っ込む、入れ込む
stick papers in a drawer 書類を引き出しにしまう。
Stick it back under the bed when you've finished. 終わったらそれをベッドの下に戻しておきなさい。
その語義説明にある「無造作に」という表現が、この動詞のニュアンスを良く表しているように思います。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
stick : PUT (informal) to put something somewhere, especially quickly and without thinking carefully
つまり、「何かをどこかに置く・入れること、特に、素早く、そして注意深く考えることなしに」。
LAAD の語義にあるように、やはり、without thinking carefully がこの動詞のポイントだと言えるでしょう。
日本語でも「引き出しに突っ込んどく」みたいに言ったりすることがありますが、その場合もやはり、「ぽんと突っ込む」「無造作に突っ込む」というぞんざいなニュアンスが感じられますよね。
ロスのセリフの場合も、「あまり深く考えずに、とりあえず、ATM に入れとくか…みたいに思ってた」けど、それを思い直して、その小切手をセクシーな窓口の女の子に見せびらかして自慢の種に使おうかな、と今は思ってるんだ、みたいなことですね。
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ロスは、自分の作ったジョークがプレイボーイ誌に掲載された、とみんなに自慢するのですが、チャンドラーは「それは俺が作ったジョークだ」と主張して譲りません。
ジョーイにそのジョークを説明しながら、ロスとチャンドラーはジョークに大ウケするのですが…
チャンドラー: (stops laughing, to Ross) You are not allowed to laugh at my joke. ([笑うのをやめて、ロスに] お前は俺のジョークで笑っちゃだめだ。)
ロス: Your joke? Well, I think the Hef would disagree. Which is why he sent me a check for one hundred ah-dollars. (お前のジョークだって? そうだなぁ、ザ・ヘフは同意しないと思うよ。だから彼は僕に、100ドルの小切手を送ってくれたんだ。)
チャンドラー: So you stole my joke and you stole my money? (それじゃあ、お前は俺のジョークを盗んだ上に、俺の金まで盗んだんだな?)
ロス: Well, I was gonna stick it in the ATM. But now I think I'll show the sexy teller that I am a published writer. (うーん、(最初は)その小切手を ATM にぽんと入れとくつもりだったんだけど、でも今は、銀行のセクシーな窓口の子に、僕は(雑誌に)掲載されたライターだって教えようと思うんだ。)
ジョークに大笑いするロスに対して、チャンドラーは、「俺の作ったジョークで笑うことは許されない、笑っちゃだめだ」と言っています。
Your joke? 「お前の(作った)ジョークだって?」と不満そうに言ったロスは、その後、I think the Hef would disagree. と言います。
この the Hef というのは、「プレイボーイ」誌の発刊者である、ヒュー・ヘフナーのこと。
Wikipedia 日本語版: ヒュー・ヘフナー
Wikipedia 英語版: Hugh Hefner
日本語版ウィキペディアにも、愛称は「ヘフ」 と書いてある通り、the Hef と言えば、誰もがあのヒュー・ヘフナーだとわかる、という有名人なわけです。
ウィキペディアの「私生活」には、彼の華やかな女性遍歴が書いてありますが、つい最近の2011年にも、クリスタル・ハリスというプレイメイト(Playmate:プレイボーイ誌に掲載されるモデルのこと)の25歳の女性と婚約するも(彼はその時、85歳!)、結婚式直前に婚約破棄となった、というニュースが、ゴシップニュースで話題になっていました。
そのハリスさんの情報はこちら。
IMDb : Crystal Harris (I)
プレイボーイ誌に載ったジョークは俺のものだ、とチャンドラーが主張するので、「ジョークの権利を主張するチャンドラーの意見に、プレイボーイ誌の発刊者であるヒュー・ヘフナーは同意しないと思うな」とロスは言っているわけですね。
その後にも、Which is why... という文章を続けていますが、which は前の文章を指していて、That's why... 「それが…の理由である、そんなわけで…だ」と同じようなニュアンスになります。
「ヒュー・ヘフナーは、チャンドラーの意見に同意しない、だから彼は(チャンドラーではなく)僕に100ドルの小切手を送ってくれたんだ」と言っていることになります。
ネットスクリプトで、one hundred ah-dollars と表記されているように、実際のロスの発音は、「ワン・ハンドレッド、ア、ダラーズ」みたいに言っています。
ちょっと気取って節(ふし)をつけている感じですね。
それを聞いたチャンドラーは、steal 「盗む」の過去形 stole を使って、「お前は俺のジョークを盗んだ上に、俺の金まで盗んだ」と怒っています。
「僕がお金をもらったんだから、僕が作ったジョークだと証明されたようなもんだ」というロスの主張に対して、「ジョークもその金も、ほんとは俺のものなのに!」とロスを非難しているのです。
その後のロスのセリフについて。
I was gonna.... But now I think I'll... という形になっていますね。
I was going to、つまり、「…するつもりだった」けど、今は、「…しようと思ってる」という時制の違いの感覚を意識したいところです。
I was gonna 「…するつもりだった」と言った時点で、「そうするつもりだったけど、今は違う」というニュアンスがすでに出ています。
それを裏付ける形で、「今は、こうしようと思ってる」という今の考えが明らかにされているわけですね。
show は「示す、見せる」という感覚ですが、ここでは「見せることで何かを示す、教える、明らかにする」というニュアンスになるでしょう。
この「プレイボーイ誌が僕に送ってきた小切手」を見せることで、the sexy teller に、I am a published writer であるということを教えようと思うんだ、と言っていることになります。
ATM は、automated teller machine 「現金自動預払機」ですね。
その teller は元々、「(銀行の)金銭出納係、窓口係」という意味で、ロスのセリフでは、後半でその「窓口係」の意味で teller が使われているわけです。
a published writer を直訳すると、「出版されたライター、書き手」みたいな意味になりますが、つまりは、書いたものが(雑誌の記事として)出版された人、という感覚ですね。
ロスのセリフでは、stick it in the ATM という表現が出てきますが、この動詞 stick について見てみましょう。
stick は「刺す、突き刺す」という動詞で、この場合は「(ものを)ぽんと突っ込む」というニュアンスで使われています。
研究社 新英和中辞典では、以下のように出ています。
stick
〔+目+【副(句)】〕 《口語》〈ものを〉(ある場所に)ぽんと[無造作に]突っ込む、入れ込む
stick papers in a drawer 書類を引き出しにしまう。
Stick it back under the bed when you've finished. 終わったらそれをベッドの下に戻しておきなさい。
その語義説明にある「無造作に」という表現が、この動詞のニュアンスを良く表しているように思います。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
stick : PUT (informal) to put something somewhere, especially quickly and without thinking carefully
つまり、「何かをどこかに置く・入れること、特に、素早く、そして注意深く考えることなしに」。
LAAD の語義にあるように、やはり、without thinking carefully がこの動詞のポイントだと言えるでしょう。
日本語でも「引き出しに突っ込んどく」みたいに言ったりすることがありますが、その場合もやはり、「ぽんと突っ込む」「無造作に突っ込む」というぞんざいなニュアンスが感じられますよね。
ロスのセリフの場合も、「あまり深く考えずに、とりあえず、ATM に入れとくか…みたいに思ってた」けど、それを思い直して、その小切手をセクシーな窓口の女の子に見せびらかして自慢の種に使おうかな、と今は思ってるんだ、みたいなことですね。
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2012年01月31日
痛烈なジャーナリズムも載っている フレンズ6-12その1
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シーズン6 第12話
The One With The Joke (ジョーク泥棒はどっち?)
原題は「ジョークの話」
[Scene: Central Perk, Chandler, Phoebe, Rachel and Monica are there. Ross walks in with a magazine in his hand.]
セントラルパーク。チャンドラー、フィービー、レイチェル、モニカがそこにいる。ロスが雑誌を手に持って入ってくる。
ロス: Hey! You're not gonna believe this. I made up a joke and sent it in to Playboy. They printed it! (やあ! 君たちはこんなこと信じられないだろうね。僕はあるジョークを作って、それをプレイボーイに送った。それが印刷されたんだ[掲載されたんだ]!)
フィービー: I didn't know Playboy prints jokes. (プレイボーイがジョークを載せてるなんて知らなかったわ。)
ロス: Yeah, they print jokes, interviews, hard-hitting journalism. It's not just about the pictures. (ああ、プレイボーイは載せるんだよ、ジョークや、インタビューや、痛烈なジャーナリズムをね。写真ばっかりじゃないんだよ。)
モニカ: Didn't work on Mom, it's not gonna work on us. (ママに効果がなかったのよ。(そんな言い訳)私たちにも効かないわ。)
ロス: (showing them the page) Here, check it out. It's, it's the first one, too. ([フレンズたちにそのページを見せながら] ほら、見てみて。最初のやつだよ。)
ロス: Right there. (ちょうどそこだよ。)
(They all laugh indifferently, except Chandler, who's a little angry.)
みんながあまり感動しない様子で笑う、ただしチャンドラーを除いて。彼は少し怒っている。
チャンドラー: That is funny. It was also funny when I made it up. (それは面白いね。俺がそれを作った時も面白かったけどね。)
ロス: What? (何だって?)
チャンドラー: I made that joke up. (俺がそのジョークを考えたんだ。)
ロス: Uh, oh-oh, no, you didn't. I did. (おーおーおー。違うよ、チャンドラーが考えたんじゃない。僕が考えたんだ。)
チャンドラー: Oh, oh, oh! Yes, I did. I told it to Dan at work, and he said it was the funniest joke he'd ever heard. (おーおーおー! 俺が考えたんだ。職場でダンにそのジョークを言ったんだ。そして彼は、それまで聞いた中で最も面白いジョークだって言ったんだぞ。)
ロス: Hey, tell Dan thanks. (ねぇ、ダンに、ありがとって言っといて。)
ロスは入ってくるなり、You're not gonna believe this. と言っています。
this つまり、今から僕が言おうとしていることを、君たちは信じないだろう、という感覚ですね。
君らが信じられないような、びっくりするようなニュースを今から言うよ、という場合の前振りのセリフになります。
ジョークを作って・考えて、それをプレイボーイ誌に送った、というロスは、They printed it! と嬉しそうに言っています。
この they は、プレイボーイ誌の関係者・編集部の人を漠然と指しています。
プレイボーイ誌の人たちが、僕の作ったジョークを印刷したんだ、ということはつまり、僕のジョークが掲載されたんだ、ということになりますね。
その話を聞いたフィービーは、I didn't know Playboy prints jokes. と言って驚いています。
prints という「現在形」は、これまでも何度も説明してきたように、「習慣・習性」を表しています。
「プレイボーイ誌が常に・いつもジョークを掲載する」「プレイボーイ誌はジョークを掲載するような雑誌である」ということを知らなかったわぁ、みたいな驚きで、「へぇ、プレイボーイって、ジョークも載せたりするんだぁ」みたいなニュアンスです。
そのフィービーのセリフを受けて、ロスは得意げに、「そうさ、ジョークやインタビューなんかも載せるんだ」と説明していますが、ここでもまた主語が they になっているのもポイントでしょう。
ロスの頭の中では、プレイボーイ誌の編集部の複数の人たちが、あれやこれやと掲載項目を選んで載せているイメージが浮かんでいる、ということなのでしょう。
hard-hitting を直訳すると「強く打つ」みたいなことですから、「強力な、パンチのきいた、痛烈な」というような意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hard-hitting [adjective] : criticizing someone or something in a strong and effective way
例) a hard-hitting TV documentary
つまり、「誰かや何かを強く、そして効果的な方法で非難する」。例は、「痛烈なテレビ・ドキュメンタリー」。
モニカのセリフにある、work on は、「…に有効である、効果を発揮する」というような意味。
ママに対しては「効果がなかった」という過去形で、私たちに対しては「効果がないだろう」という未来形が使われており、時制で対比した形になっています。
「ジョークも載せるんだぁ」とフィービーが驚いたように、「プレイボーイ」と言えば、女性のセクシーな写真満載の雑誌として有名ですが(笑)、そういう写真以外にも、ジョークとか、硬派なジャーナリズムも扱ってるんだ、みたいに言ったロスに対して、「そういう言い訳を過去にママにも使ったことあったけど、通用しなかったでしょ。私たちにも同様にそんな手は通用しないわよ」と言っていることになります。
エッチな雑誌を買ったのがバレた時に、「真面目な記事も載ってるんだよ!」とその雑誌の硬派さを力説するのが少年たちのいつもの手だけど、そんなこと言ってもムダよ、みたいなことですね。
ロスは、掲載されている自分のジョークをみんなに見せます。
ト書きの laugh indifferently は「無関心に・冷淡に笑う」という意味。
実際のシーンを見ても、フレンズたちは、バカウケというほどの大爆笑はしておらず、ハハーン、みたいに口だけで笑っている感じです。
indifferent の英英辞典の語義を見てみると、
LAAD では、
indifferent [adjective] : not interested in someone or something, or not having any feelings or opinions about a person, thing, event etc.
つまり、「誰かや何かに興味がない、または人やものや出来事について何の感情も、意見も持っていない」。
まさに英英の語義のような感じで、「ふーん」みたいな無関心さが感じられる笑いだということです。
みんなが一応笑ってあげている、という感じの中、チャンドラーだけが一人、怒った顔をしています。
「俺がそのジョークを考えた時も面白かった」という言い回しから、チャンドラーは「これはロスが作ったんじゃなくて、俺が作ったジョークだ」と主張していることがわかります。
自分のジョークだと主張するチャンドラーは、そのジョークを最初に披露した時の状況を語っています。
職場で(おそらく)同僚のダンにそのジョークを話した時に、それまで聞いた中で最も面白いジョークだって、ダンは言ってくれたんだ、と説明しています。
ロスはそれを聞いても動じる風もなく、ポケットに手を入れて余裕な感じで、「ダンに、ありがと、って言っといて」と言っていますね。
チャンドラーは、「俺が言ったそのジョークを聞いて、ダンは確かにそう言ってくれたんだ!」と主張することで、自分のオリジナル作品であることを訴えているわけですが、ロスは「”僕の”ジョークを、史上最強に面白い、と言って褒めてくれてありがとう、礼を言ってたとダンに伝えといて」みたいに言ってみせて、チャンドラーが何と言おうと、これは僕のジョークだということを一歩も譲らないロスの気持ちがよく出ていますね。
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シーズン6 第12話
The One With The Joke (ジョーク泥棒はどっち?)
原題は「ジョークの話」
[Scene: Central Perk, Chandler, Phoebe, Rachel and Monica are there. Ross walks in with a magazine in his hand.]
セントラルパーク。チャンドラー、フィービー、レイチェル、モニカがそこにいる。ロスが雑誌を手に持って入ってくる。
ロス: Hey! You're not gonna believe this. I made up a joke and sent it in to Playboy. They printed it! (やあ! 君たちはこんなこと信じられないだろうね。僕はあるジョークを作って、それをプレイボーイに送った。それが印刷されたんだ[掲載されたんだ]!)
フィービー: I didn't know Playboy prints jokes. (プレイボーイがジョークを載せてるなんて知らなかったわ。)
ロス: Yeah, they print jokes, interviews, hard-hitting journalism. It's not just about the pictures. (ああ、プレイボーイは載せるんだよ、ジョークや、インタビューや、痛烈なジャーナリズムをね。写真ばっかりじゃないんだよ。)
モニカ: Didn't work on Mom, it's not gonna work on us. (ママに効果がなかったのよ。(そんな言い訳)私たちにも効かないわ。)
ロス: (showing them the page) Here, check it out. It's, it's the first one, too. ([フレンズたちにそのページを見せながら] ほら、見てみて。最初のやつだよ。)
ロス: Right there. (ちょうどそこだよ。)
(They all laugh indifferently, except Chandler, who's a little angry.)
みんながあまり感動しない様子で笑う、ただしチャンドラーを除いて。彼は少し怒っている。
チャンドラー: That is funny. It was also funny when I made it up. (それは面白いね。俺がそれを作った時も面白かったけどね。)
ロス: What? (何だって?)
チャンドラー: I made that joke up. (俺がそのジョークを考えたんだ。)
ロス: Uh, oh-oh, no, you didn't. I did. (おーおーおー。違うよ、チャンドラーが考えたんじゃない。僕が考えたんだ。)
チャンドラー: Oh, oh, oh! Yes, I did. I told it to Dan at work, and he said it was the funniest joke he'd ever heard. (おーおーおー! 俺が考えたんだ。職場でダンにそのジョークを言ったんだ。そして彼は、それまで聞いた中で最も面白いジョークだって言ったんだぞ。)
ロス: Hey, tell Dan thanks. (ねぇ、ダンに、ありがとって言っといて。)
ロスは入ってくるなり、You're not gonna believe this. と言っています。
this つまり、今から僕が言おうとしていることを、君たちは信じないだろう、という感覚ですね。
君らが信じられないような、びっくりするようなニュースを今から言うよ、という場合の前振りのセリフになります。
ジョークを作って・考えて、それをプレイボーイ誌に送った、というロスは、They printed it! と嬉しそうに言っています。
この they は、プレイボーイ誌の関係者・編集部の人を漠然と指しています。
プレイボーイ誌の人たちが、僕の作ったジョークを印刷したんだ、ということはつまり、僕のジョークが掲載されたんだ、ということになりますね。
その話を聞いたフィービーは、I didn't know Playboy prints jokes. と言って驚いています。
prints という「現在形」は、これまでも何度も説明してきたように、「習慣・習性」を表しています。
「プレイボーイ誌が常に・いつもジョークを掲載する」「プレイボーイ誌はジョークを掲載するような雑誌である」ということを知らなかったわぁ、みたいな驚きで、「へぇ、プレイボーイって、ジョークも載せたりするんだぁ」みたいなニュアンスです。
そのフィービーのセリフを受けて、ロスは得意げに、「そうさ、ジョークやインタビューなんかも載せるんだ」と説明していますが、ここでもまた主語が they になっているのもポイントでしょう。
ロスの頭の中では、プレイボーイ誌の編集部の複数の人たちが、あれやこれやと掲載項目を選んで載せているイメージが浮かんでいる、ということなのでしょう。
hard-hitting を直訳すると「強く打つ」みたいなことですから、「強力な、パンチのきいた、痛烈な」というような意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hard-hitting [adjective] : criticizing someone or something in a strong and effective way
例) a hard-hitting TV documentary
つまり、「誰かや何かを強く、そして効果的な方法で非難する」。例は、「痛烈なテレビ・ドキュメンタリー」。
モニカのセリフにある、work on は、「…に有効である、効果を発揮する」というような意味。
ママに対しては「効果がなかった」という過去形で、私たちに対しては「効果がないだろう」という未来形が使われており、時制で対比した形になっています。
「ジョークも載せるんだぁ」とフィービーが驚いたように、「プレイボーイ」と言えば、女性のセクシーな写真満載の雑誌として有名ですが(笑)、そういう写真以外にも、ジョークとか、硬派なジャーナリズムも扱ってるんだ、みたいに言ったロスに対して、「そういう言い訳を過去にママにも使ったことあったけど、通用しなかったでしょ。私たちにも同様にそんな手は通用しないわよ」と言っていることになります。
エッチな雑誌を買ったのがバレた時に、「真面目な記事も載ってるんだよ!」とその雑誌の硬派さを力説するのが少年たちのいつもの手だけど、そんなこと言ってもムダよ、みたいなことですね。
ロスは、掲載されている自分のジョークをみんなに見せます。
ト書きの laugh indifferently は「無関心に・冷淡に笑う」という意味。
実際のシーンを見ても、フレンズたちは、バカウケというほどの大爆笑はしておらず、ハハーン、みたいに口だけで笑っている感じです。
indifferent の英英辞典の語義を見てみると、
LAAD では、
indifferent [adjective] : not interested in someone or something, or not having any feelings or opinions about a person, thing, event etc.
つまり、「誰かや何かに興味がない、または人やものや出来事について何の感情も、意見も持っていない」。
まさに英英の語義のような感じで、「ふーん」みたいな無関心さが感じられる笑いだということです。
みんなが一応笑ってあげている、という感じの中、チャンドラーだけが一人、怒った顔をしています。
「俺がそのジョークを考えた時も面白かった」という言い回しから、チャンドラーは「これはロスが作ったんじゃなくて、俺が作ったジョークだ」と主張していることがわかります。
自分のジョークだと主張するチャンドラーは、そのジョークを最初に披露した時の状況を語っています。
職場で(おそらく)同僚のダンにそのジョークを話した時に、それまで聞いた中で最も面白いジョークだって、ダンは言ってくれたんだ、と説明しています。
ロスはそれを聞いても動じる風もなく、ポケットに手を入れて余裕な感じで、「ダンに、ありがと、って言っといて」と言っていますね。
チャンドラーは、「俺が言ったそのジョークを聞いて、ダンは確かにそう言ってくれたんだ!」と主張することで、自分のオリジナル作品であることを訴えているわけですが、ロスは「”僕の”ジョークを、史上最強に面白い、と言って褒めてくれてありがとう、礼を言ってたとダンに伝えといて」みたいに言ってみせて、チャンドラーが何と言おうと、これは僕のジョークだということを一歩も譲らないロスの気持ちがよく出ていますね。
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2012年01月27日
それより退屈なことが1つだけある フレンズ6-11その6
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チャンドラー&モニカ、ジョーイ&ジャニーンは、今度こそ仲良くなろうと、また4人で出掛けました。
前はあんな態度を取ってごめんなさい、今日は楽しかったわ、と言うジャニーン。
廊下でさよならして、それぞれが部屋に入ります。
[Cut to Joey and Janine's, they're entering.]
ジョーイとジャニーンの部屋に画面がカット。二人が入ってくる。
ジョーイ: See? Eh, wasn't that fun? (ね? あー、今のは楽しくなかった?[楽しかっただろ?])
ジャニーン: We have got to move! (私たち、引っ越さないといけないわ!)
ジョーイ: What? (何だって?)
モニカ: (bursting in) I knew it! Y'know, you're not so quiet yourself, missy! ([勢いよく部屋に入ってきて] やっぱりね!(わかってたわ!) ほら、あなた自身もそんなに声が静かじゃないわよ、お嬢ちゃん!)
チャンドラー: And I'm blah? Listen, the only thing more boring than watching modern dance is having to listen to you talk about it. (Imitating her) "Oh, Chandler, I just lost myself in the moment." (で、俺がつまらない、だって? ねぇ、モダンダンスを見るよりも、もっと退屈なことが1つだけある。それは君がモダンダンスについて話すのを聞かないといけないことだ。[ジャニーンの口真似をして] 「あー、チャンドラー、その瞬間に夢中になっちゃうのよね。」)
ジャニーン: Y'know, I know you're talking, but all I hear is blah-blah-blah-blah. (ねぇ、あなたが今、話してるってことはわかってる。でも、私に聞こえるのは、ブラブラブラブラ…(何たらかんたら)ってだけよ。)
モニカ: (steps up and points at her) All right, you and me! Let's go, right now! ([一歩前に出て、ジャニーンを指差して] いいわ、あなたと私! 外に出ましょう、今すぐ!)
ジャニーンが楽しかったという顔をしながら別れたので、今度こそ仲良くなれたと思ったジョーイでしたが、やっぱりそれも「演技」だったようです。
have got to = have to で「…しなければいけない」ですね。
アメリカ英語だと、have got to は、got to となり、さらにはそれを gotta と発音する場合が多いですが、ジャニーンはオーストラリア出身(つまり、オージーイングリッシュ)であるため、gotta ではなく、have got to を使っている、ということになるでしょう。
廊下と部屋の中で、態度や言うことがコロっと変わるジャニーンですが、今回はモニカもそれを察していたらしく、廊下から中の話を聞いていたようです。
部屋に乱入してきたモニカたちは、I knew it! と言っていますね。
I knew it. を直訳すると、「私はそれを知っていた、わかっていた」ということですから、「やっぱり、こんなことだろうと思っていた、私には前からわかってた」みたいなニュアンスになります。
I knew は、意味としては「前からわかっていた」ということですから、必ずしも「こんなこったろうと思ってた」みたいな悪い意味ばかりではなく、例えば、I knew you could do it. だと「君はそれができると思ってた」→「それができるなんて、さすがは君だね」という感じの「さすが!」というニュアンスで使うこともできます。
You're not so quiet yourself. は「あなた自身も[あなた本人も]、それほど静かではない」。
モニカのことを「(体が小さいのに)声がデカい」と言ったことに対して、「あんただって、人の声のデカさを非難できるほど、声が小さいわけでもないわよ!」と言っているのですね。
「(モニカたちに耐えられないから)引っ越さないと」と言った声が、廊下まで筒抜けだったわよ、ということです。
missy は「お嬢さん」。ここでは喧嘩の時に相手に挑むような感じで「お嬢ちゃん!」と言うニュアンスになるでしょう。
チャンドラーはここで、、自分のことを blah だと言ったことをジャニーン本人に向かって非難しています。
The only thing more boring than watching modern dance is having to listen to you talk about it. は、主語が長いですが、構造を簡単にすると、
The (only) thing... is having to listen 「…である(唯一の)ことは、聞かなければならないことである」になります。
長い文章であればあるほど、前から順番にイメージしていく必要があります。
唯一のこと→…よりもっと退屈な(こと)→(何より退屈かというと)→モダンダンスを見る・鑑賞すること
ここまでが主語で、そういう「モダンダンスを見るよりももっと退屈な唯一のこと」というのは、それ以下の動名詞 having to listen 「…を聞かなければいけないこと」→何を聞かなければならないかと言うと→君がそれについて話すのを(聞かなければならないこと)、になります。
上の構文解釈では、ちょっと細かくフレーズを切り過ぎた感はありますが、こういう文章を聞き取る時に、「予期すべきこと」は、
1. The only thing で始まっていれば、「唯一のことは…である」というような構文であることを想像する。
2. more が出てきたら、その後に比較の対象である than が出てくる可能性を想像する。
(出てこない場合は、何と比べての比較級なのかをイメージして聞く)。
3. is doing のような is +動名詞、が、主語の「唯一のこと」を説明した、述部「…することである」であると確認する。
などが挙げられるでしょう。
lose oneself in は「…に夢中になる」。
直訳すると、「自分自身を失う」ということですが、日本語でも、何かに夢中になることを「我を忘れる」と言いますから、その感覚は同じですね。
ト書きの通り、チャンドラーはジャニーンの口真似をしていますが、彼女のオージーイングリッシュをわざと特徴的に真似ている感じがします。
モダンダンスを見るのはすごく退屈だけど、ジャニーンがその話をするのを聞くのはさらに退屈だ、と言われたジャニーンも負けていません。
自分がチャンドラーのことを blah と言ったことをさらに強調するように、「あなたは今、何かしゃべってるみたいだけど、私には、blah-blah-blah-blah としか聞こえないわ」みたいに言い返します。
あなたのしゃべってる内容がよくわからない、あなたの話すことなどどうでもいい、という感じの、ブラブラブラ…ですね。
もはや完全な対決状態となったジャニーンとモニカ。
All right, you and me! Let's go, right now! は、「このあなたの部屋じゃなくて、廊下に出て、勝負しましょう!」みたいなノリですね。
人の家で喧嘩するのは気が引けるのか、中立地帯(?)である廊下に出て、勝負をつけようじゃないの、みたいな喧嘩を売るセリフだということですね。
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チャンドラー&モニカ、ジョーイ&ジャニーンは、今度こそ仲良くなろうと、また4人で出掛けました。
前はあんな態度を取ってごめんなさい、今日は楽しかったわ、と言うジャニーン。
廊下でさよならして、それぞれが部屋に入ります。
[Cut to Joey and Janine's, they're entering.]
ジョーイとジャニーンの部屋に画面がカット。二人が入ってくる。
ジョーイ: See? Eh, wasn't that fun? (ね? あー、今のは楽しくなかった?[楽しかっただろ?])
ジャニーン: We have got to move! (私たち、引っ越さないといけないわ!)
ジョーイ: What? (何だって?)
モニカ: (bursting in) I knew it! Y'know, you're not so quiet yourself, missy! ([勢いよく部屋に入ってきて] やっぱりね!(わかってたわ!) ほら、あなた自身もそんなに声が静かじゃないわよ、お嬢ちゃん!)
チャンドラー: And I'm blah? Listen, the only thing more boring than watching modern dance is having to listen to you talk about it. (Imitating her) "Oh, Chandler, I just lost myself in the moment." (で、俺がつまらない、だって? ねぇ、モダンダンスを見るよりも、もっと退屈なことが1つだけある。それは君がモダンダンスについて話すのを聞かないといけないことだ。[ジャニーンの口真似をして] 「あー、チャンドラー、その瞬間に夢中になっちゃうのよね。」)
ジャニーン: Y'know, I know you're talking, but all I hear is blah-blah-blah-blah. (ねぇ、あなたが今、話してるってことはわかってる。でも、私に聞こえるのは、ブラブラブラブラ…(何たらかんたら)ってだけよ。)
モニカ: (steps up and points at her) All right, you and me! Let's go, right now! ([一歩前に出て、ジャニーンを指差して] いいわ、あなたと私! 外に出ましょう、今すぐ!)
ジャニーンが楽しかったという顔をしながら別れたので、今度こそ仲良くなれたと思ったジョーイでしたが、やっぱりそれも「演技」だったようです。
have got to = have to で「…しなければいけない」ですね。
アメリカ英語だと、have got to は、got to となり、さらにはそれを gotta と発音する場合が多いですが、ジャニーンはオーストラリア出身(つまり、オージーイングリッシュ)であるため、gotta ではなく、have got to を使っている、ということになるでしょう。
廊下と部屋の中で、態度や言うことがコロっと変わるジャニーンですが、今回はモニカもそれを察していたらしく、廊下から中の話を聞いていたようです。
部屋に乱入してきたモニカたちは、I knew it! と言っていますね。
I knew it. を直訳すると、「私はそれを知っていた、わかっていた」ということですから、「やっぱり、こんなことだろうと思っていた、私には前からわかってた」みたいなニュアンスになります。
I knew は、意味としては「前からわかっていた」ということですから、必ずしも「こんなこったろうと思ってた」みたいな悪い意味ばかりではなく、例えば、I knew you could do it. だと「君はそれができると思ってた」→「それができるなんて、さすがは君だね」という感じの「さすが!」というニュアンスで使うこともできます。
You're not so quiet yourself. は「あなた自身も[あなた本人も]、それほど静かではない」。
モニカのことを「(体が小さいのに)声がデカい」と言ったことに対して、「あんただって、人の声のデカさを非難できるほど、声が小さいわけでもないわよ!」と言っているのですね。
「(モニカたちに耐えられないから)引っ越さないと」と言った声が、廊下まで筒抜けだったわよ、ということです。
missy は「お嬢さん」。ここでは喧嘩の時に相手に挑むような感じで「お嬢ちゃん!」と言うニュアンスになるでしょう。
チャンドラーはここで、、自分のことを blah だと言ったことをジャニーン本人に向かって非難しています。
The only thing more boring than watching modern dance is having to listen to you talk about it. は、主語が長いですが、構造を簡単にすると、
The (only) thing... is having to listen 「…である(唯一の)ことは、聞かなければならないことである」になります。
長い文章であればあるほど、前から順番にイメージしていく必要があります。
唯一のこと→…よりもっと退屈な(こと)→(何より退屈かというと)→モダンダンスを見る・鑑賞すること
ここまでが主語で、そういう「モダンダンスを見るよりももっと退屈な唯一のこと」というのは、それ以下の動名詞 having to listen 「…を聞かなければいけないこと」→何を聞かなければならないかと言うと→君がそれについて話すのを(聞かなければならないこと)、になります。
上の構文解釈では、ちょっと細かくフレーズを切り過ぎた感はありますが、こういう文章を聞き取る時に、「予期すべきこと」は、
1. The only thing で始まっていれば、「唯一のことは…である」というような構文であることを想像する。
2. more が出てきたら、その後に比較の対象である than が出てくる可能性を想像する。
(出てこない場合は、何と比べての比較級なのかをイメージして聞く)。
3. is doing のような is +動名詞、が、主語の「唯一のこと」を説明した、述部「…することである」であると確認する。
などが挙げられるでしょう。
lose oneself in は「…に夢中になる」。
直訳すると、「自分自身を失う」ということですが、日本語でも、何かに夢中になることを「我を忘れる」と言いますから、その感覚は同じですね。
ト書きの通り、チャンドラーはジャニーンの口真似をしていますが、彼女のオージーイングリッシュをわざと特徴的に真似ている感じがします。
モダンダンスを見るのはすごく退屈だけど、ジャニーンがその話をするのを聞くのはさらに退屈だ、と言われたジャニーンも負けていません。
自分がチャンドラーのことを blah と言ったことをさらに強調するように、「あなたは今、何かしゃべってるみたいだけど、私には、blah-blah-blah-blah としか聞こえないわ」みたいに言い返します。
あなたのしゃべってる内容がよくわからない、あなたの話すことなどどうでもいい、という感じの、ブラブラブラ…ですね。
もはや完全な対決状態となったジャニーンとモニカ。
All right, you and me! Let's go, right now! は、「このあなたの部屋じゃなくて、廊下に出て、勝負しましょう!」みたいなノリですね。
人の家で喧嘩するのは気が引けるのか、中立地帯(?)である廊下に出て、勝負をつけようじゃないの、みたいな喧嘩を売るセリフだということですね。
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2012年01月25日
俺がそのことを知らないとでも? フレンズ6-11その5
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ジャニーンがチャンドラーとモニカを嫌っていることがバレて、二人は怒ってしまうのですが、何とか仲直りしてもらおうと、ジョーイがモニカたちの部屋にやってきます。
4人で一緒に映画に行こうと誘っても、それに応じないモニカを見て、
ジョーイ: Ha-ha, very funny. Look! I don't know what to do. I really want you guys to get along. Just please come to the movie with us. I mean, you owe me! (はは、すっごく面白いね。ほら! 俺はどうしたらいいかわからない。俺は本当に、君らに仲良くして欲しいんだ。ただ俺たちと一緒に映画に行ってくれよ。だって、君らは俺に借りがあるだろ!)
モニカ: We owe you? (私たちがあなたに借りがある、ですって?)
ジョーイ: That's right. I helped you guys out a lot in the start of your relationship. Huh? I helped you guys sneak around for like six months, and I looked like an idiot! And I was humiliated. And I only made 200 dollars! (そうだよ。君らの関係の始まりの頃に、俺は君らをたくさん助けてやったろ? 6か月くらい、君らがこそこそ動き回るのを(こそこそ付き合うのを)俺は助けてやったんだ。で俺は(そのせいで)バカみたいに見えたんだ。それに俺は恥をかいた。で、俺はたったの200ドルしか稼げなかった。)
モニカ: We didn't give you any money! (Chandler is motioning, "No!") (私たちは、あなたに少しもお金なんてあげてないわよ! [チャンドラーは「だめだ!」という身振りをする])
ジョーイ: You don't think I know that? (俺がそのことを知らないとでも思ってるのか?)
4人で映画に行こうと誘っても、いい返事がもらえないので、ジョーイは必死に説得しようとしています。
get along は「仲良くやっていく」というようなニュアンスですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
get along [phrasal verb] : to have a friendly relationship with someone or a group of people
例) Dave and Vince get along really well.
with
例) Rachel doesn't get along with Cyrus at all.
つまり、「誰かや人々のグループとフレンドリーな関係を持つこと」。
例文は、「デイブとヴィンスは非常に仲が良い」「レイチェルはサイラスと全く仲が良くない」。
「俺の彼女ジャニーンと、君らとが、仲良くして欲しいんだ」という希望を述べた後、ジョーイは、切り札を出すかのように、You owe me! 「君らは俺に借りがある!」と言っています。
ジョーイの言う「借り」は、彼自身がその後、説明しているように、チャンドラーとモニカが付き合い始めた頃に、たまたまそのことを知ってしまったジョーイが、他のフレンズたちに気付かれないように二人を助けてあげていたことを指します。
sneak around は「こそこそうろつく」というニュアンスですが、これは、「人に気付かれないように付き合う」様子を指すでしょう。
そういう君らを助けたせいで、俺はバカ(an idiot)みたいに見えたし、恥もかいた、と言っています。
この「バカみたいに見えた、恥をかいた」という部分に該当するシーンはいくつかありますが、特に、フレンズ5-9 での、チャンドラーとモニカが自分たちのエッチを録画しようと設置したビデオを、ジョーイが設置したものと誤解されたり、チャンドラーが持っていたモニカの裸の写真をジョーイのものと誤解されたり…ということが、それをよく表していたと思います。
「俺はお前らのせいで、恥をかいて…」と言った後に、And I only made 200 dollars! と言っています。
make ... dollars は、make money の make と同じで、「金を作る」、つまり「金をもうける、金を稼ぐ」。
ジョーイは、「そして俺はたったの200ドルしか稼げなかった」と言っていることになります。
「私たちの仲を隠すために、あなたが恥をかいたのはわかるとして、私たちはあなたにお金なんて渡してないわよ」とモニカは言うのですが、その隣にいるチャンドラーは、モニカに見えないように、「それは言うな、言っちゃだめだ」みたいに、ジョーイに向かって手を否定のしぐさで振っています。
それがト書きの、Chandler is motioning, "No!" 「チャンドラーは No! の身振りをする」ですね。
チャンドラーが否定の合図を送るのを見て、ジョーイは、You don't think I know that? と言っています。
直訳すると、「俺がそれを知ってるって君らは知らないのか?」みたいなことですが、「それ」とは、その前にモニカが言ったこと、「チャンドラーとモニカはジョーイにお金をあげていないということ」を指します。
つまり、「君らが俺にお金をくれてないことくらい(当然)俺はわかってるさ・知ってるさ、俺がそのことをわかってないとでも思ってるのか?」みたいになるでしょう。
ジョーイは自分で「200ドルしか稼いでない」と言っておきながら、モニカに「お金なんてあげてないわよ」と否定されたので、「もちろん、君らからお金なんてもらってないさ。そんなことわかってるよ。冗談で言ったに決まってるだろ」としらばっくれている、ということなのでしょうね。
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ジャニーンがチャンドラーとモニカを嫌っていることがバレて、二人は怒ってしまうのですが、何とか仲直りしてもらおうと、ジョーイがモニカたちの部屋にやってきます。
4人で一緒に映画に行こうと誘っても、それに応じないモニカを見て、
ジョーイ: Ha-ha, very funny. Look! I don't know what to do. I really want you guys to get along. Just please come to the movie with us. I mean, you owe me! (はは、すっごく面白いね。ほら! 俺はどうしたらいいかわからない。俺は本当に、君らに仲良くして欲しいんだ。ただ俺たちと一緒に映画に行ってくれよ。だって、君らは俺に借りがあるだろ!)
モニカ: We owe you? (私たちがあなたに借りがある、ですって?)
ジョーイ: That's right. I helped you guys out a lot in the start of your relationship. Huh? I helped you guys sneak around for like six months, and I looked like an idiot! And I was humiliated. And I only made 200 dollars! (そうだよ。君らの関係の始まりの頃に、俺は君らをたくさん助けてやったろ? 6か月くらい、君らがこそこそ動き回るのを(こそこそ付き合うのを)俺は助けてやったんだ。で俺は(そのせいで)バカみたいに見えたんだ。それに俺は恥をかいた。で、俺はたったの200ドルしか稼げなかった。)
モニカ: We didn't give you any money! (Chandler is motioning, "No!") (私たちは、あなたに少しもお金なんてあげてないわよ! [チャンドラーは「だめだ!」という身振りをする])
ジョーイ: You don't think I know that? (俺がそのことを知らないとでも思ってるのか?)
4人で映画に行こうと誘っても、いい返事がもらえないので、ジョーイは必死に説得しようとしています。
get along は「仲良くやっていく」というようなニュアンスですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
get along [phrasal verb] : to have a friendly relationship with someone or a group of people
例) Dave and Vince get along really well.
with
例) Rachel doesn't get along with Cyrus at all.
つまり、「誰かや人々のグループとフレンドリーな関係を持つこと」。
例文は、「デイブとヴィンスは非常に仲が良い」「レイチェルはサイラスと全く仲が良くない」。
「俺の彼女ジャニーンと、君らとが、仲良くして欲しいんだ」という希望を述べた後、ジョーイは、切り札を出すかのように、You owe me! 「君らは俺に借りがある!」と言っています。
ジョーイの言う「借り」は、彼自身がその後、説明しているように、チャンドラーとモニカが付き合い始めた頃に、たまたまそのことを知ってしまったジョーイが、他のフレンズたちに気付かれないように二人を助けてあげていたことを指します。
sneak around は「こそこそうろつく」というニュアンスですが、これは、「人に気付かれないように付き合う」様子を指すでしょう。
そういう君らを助けたせいで、俺はバカ(an idiot)みたいに見えたし、恥もかいた、と言っています。
この「バカみたいに見えた、恥をかいた」という部分に該当するシーンはいくつかありますが、特に、フレンズ5-9 での、チャンドラーとモニカが自分たちのエッチを録画しようと設置したビデオを、ジョーイが設置したものと誤解されたり、チャンドラーが持っていたモニカの裸の写真をジョーイのものと誤解されたり…ということが、それをよく表していたと思います。
「俺はお前らのせいで、恥をかいて…」と言った後に、And I only made 200 dollars! と言っています。
make ... dollars は、make money の make と同じで、「金を作る」、つまり「金をもうける、金を稼ぐ」。
ジョーイは、「そして俺はたったの200ドルしか稼げなかった」と言っていることになります。
「私たちの仲を隠すために、あなたが恥をかいたのはわかるとして、私たちはあなたにお金なんて渡してないわよ」とモニカは言うのですが、その隣にいるチャンドラーは、モニカに見えないように、「それは言うな、言っちゃだめだ」みたいに、ジョーイに向かって手を否定のしぐさで振っています。
それがト書きの、Chandler is motioning, "No!" 「チャンドラーは No! の身振りをする」ですね。
チャンドラーが否定の合図を送るのを見て、ジョーイは、You don't think I know that? と言っています。
直訳すると、「俺がそれを知ってるって君らは知らないのか?」みたいなことですが、「それ」とは、その前にモニカが言ったこと、「チャンドラーとモニカはジョーイにお金をあげていないということ」を指します。
つまり、「君らが俺にお金をくれてないことくらい(当然)俺はわかってるさ・知ってるさ、俺がそのことをわかってないとでも思ってるのか?」みたいになるでしょう。
ジョーイは自分で「200ドルしか稼いでない」と言っておきながら、モニカに「お金なんてあげてないわよ」と否定されたので、「もちろん、君らからお金なんてもらってないさ。そんなことわかってるよ。冗談で言ったに決まってるだろ」としらばっくれている、ということなのでしょうね。
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2012年01月23日
風邪には大食、熱には小食 フレンズ6-11その4
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2晩連続でモニカたちと過ごすのはいや、というジャニーンの意見を聞き入れて、ジョーイはモニカとチャンドラーに、ジャニーンが夕食に参加できないことを伝えます。
ジャニーンはひどい風邪を引いちゃって…とジョーイが説明した直後に、「前からお芝居の予定が入ってたから、ごめんなさいね」と言って元気そうに出て行くジャニーン。
風邪を引いてるようには見えないけど、と不信感いっぱいのチャンドラーたちに対して、
ジョーイ: No, no, she really is sick! (違う、違うよ。ジャニーンは本当に病気なんだ!)
チャンドラー: Then why, why is she going to a play?! (じゃあ、どうして、どうして、彼女は芝居を見に行こうとしてるんだよ?)
ジョーイ: Uh, y'know, "Starve a fever, go to a play for a cold." (あー、ほら、「熱には小食、風邪には観劇」って言うだろ。)
モニカ: Joey! Why is Janine not coming over for dinner? (ジョーイ! どうしてジャニーンは夕食に来ないの?)
ジョーイ: Well, uh, she didn't want to hang out with you guys two nights in a row. I'm so sorry. (うーんと、ジャニーンは2晩連続で君らと過ごしたくなかったんだ。ほんとにごめんよ。)
チャンドラー: Why, why does she not wanna hang out with us? (どうして俺たちと過ごしたくないんだよ?)
ジョーイ: Because she uh, she, she thinks that you are "blah," and, and that you, Monica, are too loud. (それは、ジャニーンがこう思ってるからだ。お前は、つまらなくて、それからモニカは声が大きすぎるって。)
モニカ: (loudly) What?!! (Quietly) What? ([大声で] 何ですって?! [静かに] 何ですって?)
チャンドラー: So she was just pretending to have a good time last night? She was lying to our faces? (それじゃあ、昨日の晩は、楽しい時を過ごしたふりをしていたわけ? 彼女は俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?)
モニカ: Ugh, I cannot believe this! I mean, who is she to judge us? We could not have been nicer to her! (あー、こんなことって信じられない! だって、私たちを批判するなんて彼女は一体何様なの? これ以上はないってくらいに、彼女に良くしてあげたのに!)
チャンドラー: And I am not "blah," I am a hoot! (それに俺は「つまらない」なんてことはないぞ。俺は最高に面白いんだ!)
「ジャニーンはひどい風邪なのに、芝居を見に行くなんてどういうことだ?」と問い詰められたジョーイは、 "Starve a fever, go to a play for a cold." という言葉を言っています。
引用符がついていることから、ことわざや格言っぽい言葉として、それを挙げていることが想像できますね。
Google の検索ボックスに、starve a fe... まで入れると、グーグル・サジェスト機能で、feed a cold starve a fever という言葉が候補に出てきました。
それだけで、そういう言い回しが英語に存在するんだな、ということがわかります。
Wiktionary (ウィクショナリー)の語義は以下。
Wiktionary : feed a cold, starve a fever
ウィクショナリーの説明にあるように、proverb 「ことわざ」のようですね。
ウィクショナリーによると意味は、
Eating more will cure the common cold, and eating less will cure a fever.
直訳すると、「より多く食べることが、一般的な風邪を治す、そして、より少なく食べることが熱を治す」。
つまり、「風邪を治すにはたくさん食べ、熱を下げたいならあまり食べるな」みたいなことですね。
ウィクショナリーには、Translations という項目があり、show というボタンをクリックすると、
日本語訳も出てきます。その訳は、
Japanese: 風邪には大食, 熱には絶食
日本語もことわざっぽい言い回しに訳されていますね。
また、The Free Dictionary にも載っていました。
The Free Dictionary : Feed a cold and starve a fever
ネット上の検索で、そういうことわざがあるとわかったので、改めて手持ちの辞書で調べてみると、
研究社 新英和中辞典には、feed の項目で、
Feed a cold and starve a fever. 《諺》 かぜには大食, 熱には小食(がよい)
英辞郎にも、feed の項目に、
・Feed a cold and starve a fever. 《諺》風邪には大食、熱には小食が良い。
と載っていました。
元のことわざがそれだと考えると、ジョーイの言ったセリフは、starve a fever の部分は一緒としても、他の部分は、cold という単語以外は全くと言っていいほど違いますね。前後の順番も逆ですし。
聞いたことのあることわざに、とりあえず go to play を当てはめた、というような「無理やり感」が感じられるセリフだということなのでしょう。
ジャニーンが断った理由を問い正すモニカたち。
「2晩連続で一緒に過ごしたくないから」と言った後、とうとう、「チャンドラーは blah で、モニカは too loud だと思ってるから」という本当の理由を伝えることになります。
ジャニーンが自分たちの悪口を言っていると知ったモニカは、まさにト書きの通り、loudly 「大きな声で」 What?! と叫ぶのですが、そこがまさに欠点だと言われた箇所だと気付いて、今度は静かな声で、What? と言い直しているのが面白いですね。
楽しいと言っていたのに、あれは嘘だったのか?とチャンドラーも言っています。
pretend to は「…であるふりをする」。
lie to somebody は「(人に)嘘を言う、嘘をつく」ですが、今回のセリフは、She was lying to us? 「彼女は俺たちに嘘をついてたの?」ではなく、to our faces になっていますね。
to someone's face は「(人)に面と向かって」という意味になります。
つまり、「俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?」という感じですね。
俺たちの前で、にこやかな顔を見せながら、実は嘘をついてたのかよ!という、楽しそうなふりをしていたくせに腹の底ではそんなことを思ってたのか、「よくもまぁぬけぬけと」みたいな怒りが、lie to our faces には出ている気がします。
Who is she to judge us? を直訳すると、「私たちをジャッジする、つまり、(良いか悪いかを)判定する、批判・非難するなんて、彼女は誰?」みたいな感じになるでしょうか?
私たちのことをあれこれ言うなんて、一体自分を何様(なにさま)だと思ってんの?みたいな感じですね。
えらそうに、人のことをあれこれ言える立場なの?みたいな感覚です。
We could not have been nicer to her! を直訳すると、「私たちは、彼女に対して、それ以上ナイスであることはできなかっただろう」みたいな感じ。
つまり、「彼女に対しては、これ以上できない、というくらい、ナイスに接した、よくしてあげた」みたいなことですね。
チャンドラーは、自分が blah だと言われたことに対して、俺は blah じゃなくて、a hoot だと言っています。
hoot (発音は「フート」)の意味としては、まず、「ホー」という「フクロウの鳴き声」という意味があります。
そう言えば、Twitter のクライアントソフトに HootSuite 「フートスイート」というのがありますが、そのソフトのマークには、フクロウの絵が描いてありますよね? (ちなみに私は HootSuite ではなく、TweetDeck を使っていますが…)
それ以外の hoot の意味としては、「面白いこと、面白いもの」という意味もあるようです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hoot [noun] [countable] :
1. a shout or laugh that shows you think something is funny or stupid
例) Leary's speech drew hoots from the crowd.
3. be a hoot (spoken) to be very funny or amusing
例) I thought the movie was a hoot.
つまり、1. は「何かが面白い、または愚かだと思うことを示す叫びや笑い」
例文は、「レアリーのスピーチは群衆の叫び声(or笑い)を引き起こした(招いた)」。
3. の be a hoot は、「非常に面白い、または楽しい」。
例文は、「その映画は非常に面白いと思った」。
Macmillan Dictionary では、
hoot : a short loud sound made by people who are laughing or criticizing something
つまり、「笑っている人や何かを批判している人から発せられる短く大きな音」。
オンラインの Macmillan Dictionary の hoot の項目
Macmillan Dictionary : hoot
では、語義の前に♪マークがついていて、それにポインタを当てると、Sound effect: hoot と出ます。
2か所ある♪マークのどちらも同じ音らしく、「ホーホー or フーフー」みたいな「フクロウの声」を聞くことができます。
LAAD やマクミランの語義を見ていると、hoot には「笑い声」と「批判の声(やじ、あざけり)」の両方の意味があるように見えますね。
そのどちらになるかは、文脈から判断せざるを得ない、ということでしょうか?
研究社 新英和中辞典では、
hoot 【名】【C】
I
1 ホー 《フクロウの鳴き声》.
2 ブーブー, ポー 《汽笛・警笛の音》.
II やじる声, あざけり[不賛成]の叫び.
III 《口語》
1 笑い.
2 おかしなこと, こっけいなこと.
IV [否定文で] 《口語》 無価値なもの, 少量
と出ています。
つまり、III で「口語」として「笑い」「おかしなこと、こっけいなこと」と出ていることを考えると、元々は「やじる声、あざけりの叫び」という意味だったのが、現代口語では「おかしなこと」という「笑い」の方面でも使われるようになった、ということかなぁ?と。
be a hoot = be very funny ということだと、チャンドラーが、「俺は blah じゃない!」と言った後に、I'm very funny! と言っても良かったように思いますが、そこをあえて、I am a hoot! と言ったのは、blah も hoot も「擬音語(または擬音語のようなもの)」という共通点があるからかな?と思ったりします。
LAAD のそれぞれの単語の Etymology (Word Origin) 「語源」を見てみると、
hoot : From the sound
blah : From the sound of empty talk
のようにどちらも、「音から来た」という説明がありますね。
ですから、「チャンドラーってつまらない」という意味で、blah という言葉を使ったジャニーンに対して、俺のことを擬音語で表現するなら、ブラーじゃなくて、フートだろ、みたいに、つまり、「同じ”音カテゴリーの言葉”で言うと、こっちだろ!」的な言い方をしたのかなぁ、と思いました。
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ジャニーンはひどい風邪を引いちゃって…とジョーイが説明した直後に、「前からお芝居の予定が入ってたから、ごめんなさいね」と言って元気そうに出て行くジャニーン。
風邪を引いてるようには見えないけど、と不信感いっぱいのチャンドラーたちに対して、
ジョーイ: No, no, she really is sick! (違う、違うよ。ジャニーンは本当に病気なんだ!)
チャンドラー: Then why, why is she going to a play?! (じゃあ、どうして、どうして、彼女は芝居を見に行こうとしてるんだよ?)
ジョーイ: Uh, y'know, "Starve a fever, go to a play for a cold." (あー、ほら、「熱には小食、風邪には観劇」って言うだろ。)
モニカ: Joey! Why is Janine not coming over for dinner? (ジョーイ! どうしてジャニーンは夕食に来ないの?)
ジョーイ: Well, uh, she didn't want to hang out with you guys two nights in a row. I'm so sorry. (うーんと、ジャニーンは2晩連続で君らと過ごしたくなかったんだ。ほんとにごめんよ。)
チャンドラー: Why, why does she not wanna hang out with us? (どうして俺たちと過ごしたくないんだよ?)
ジョーイ: Because she uh, she, she thinks that you are "blah," and, and that you, Monica, are too loud. (それは、ジャニーンがこう思ってるからだ。お前は、つまらなくて、それからモニカは声が大きすぎるって。)
モニカ: (loudly) What?!! (Quietly) What? ([大声で] 何ですって?! [静かに] 何ですって?)
チャンドラー: So she was just pretending to have a good time last night? She was lying to our faces? (それじゃあ、昨日の晩は、楽しい時を過ごしたふりをしていたわけ? 彼女は俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?)
モニカ: Ugh, I cannot believe this! I mean, who is she to judge us? We could not have been nicer to her! (あー、こんなことって信じられない! だって、私たちを批判するなんて彼女は一体何様なの? これ以上はないってくらいに、彼女に良くしてあげたのに!)
チャンドラー: And I am not "blah," I am a hoot! (それに俺は「つまらない」なんてことはないぞ。俺は最高に面白いんだ!)
「ジャニーンはひどい風邪なのに、芝居を見に行くなんてどういうことだ?」と問い詰められたジョーイは、 "Starve a fever, go to a play for a cold." という言葉を言っています。
引用符がついていることから、ことわざや格言っぽい言葉として、それを挙げていることが想像できますね。
Google の検索ボックスに、starve a fe... まで入れると、グーグル・サジェスト機能で、feed a cold starve a fever という言葉が候補に出てきました。
それだけで、そういう言い回しが英語に存在するんだな、ということがわかります。
Wiktionary (ウィクショナリー)の語義は以下。
Wiktionary : feed a cold, starve a fever
ウィクショナリーの説明にあるように、proverb 「ことわざ」のようですね。
ウィクショナリーによると意味は、
Eating more will cure the common cold, and eating less will cure a fever.
直訳すると、「より多く食べることが、一般的な風邪を治す、そして、より少なく食べることが熱を治す」。
つまり、「風邪を治すにはたくさん食べ、熱を下げたいならあまり食べるな」みたいなことですね。
ウィクショナリーには、Translations という項目があり、show というボタンをクリックすると、
日本語訳も出てきます。その訳は、
Japanese: 風邪には大食, 熱には絶食
日本語もことわざっぽい言い回しに訳されていますね。
また、The Free Dictionary にも載っていました。
The Free Dictionary : Feed a cold and starve a fever
ネット上の検索で、そういうことわざがあるとわかったので、改めて手持ちの辞書で調べてみると、
研究社 新英和中辞典には、feed の項目で、
Feed a cold and starve a fever. 《諺》 かぜには大食, 熱には小食(がよい)
英辞郎にも、feed の項目に、
・Feed a cold and starve a fever. 《諺》風邪には大食、熱には小食が良い。
と載っていました。
元のことわざがそれだと考えると、ジョーイの言ったセリフは、starve a fever の部分は一緒としても、他の部分は、cold という単語以外は全くと言っていいほど違いますね。前後の順番も逆ですし。
聞いたことのあることわざに、とりあえず go to play を当てはめた、というような「無理やり感」が感じられるセリフだということなのでしょう。
ジャニーンが断った理由を問い正すモニカたち。
「2晩連続で一緒に過ごしたくないから」と言った後、とうとう、「チャンドラーは blah で、モニカは too loud だと思ってるから」という本当の理由を伝えることになります。
ジャニーンが自分たちの悪口を言っていると知ったモニカは、まさにト書きの通り、loudly 「大きな声で」 What?! と叫ぶのですが、そこがまさに欠点だと言われた箇所だと気付いて、今度は静かな声で、What? と言い直しているのが面白いですね。
楽しいと言っていたのに、あれは嘘だったのか?とチャンドラーも言っています。
pretend to は「…であるふりをする」。
lie to somebody は「(人に)嘘を言う、嘘をつく」ですが、今回のセリフは、She was lying to us? 「彼女は俺たちに嘘をついてたの?」ではなく、to our faces になっていますね。
to someone's face は「(人)に面と向かって」という意味になります。
つまり、「俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?」という感じですね。
俺たちの前で、にこやかな顔を見せながら、実は嘘をついてたのかよ!という、楽しそうなふりをしていたくせに腹の底ではそんなことを思ってたのか、「よくもまぁぬけぬけと」みたいな怒りが、lie to our faces には出ている気がします。
Who is she to judge us? を直訳すると、「私たちをジャッジする、つまり、(良いか悪いかを)判定する、批判・非難するなんて、彼女は誰?」みたいな感じになるでしょうか?
私たちのことをあれこれ言うなんて、一体自分を何様(なにさま)だと思ってんの?みたいな感じですね。
えらそうに、人のことをあれこれ言える立場なの?みたいな感覚です。
We could not have been nicer to her! を直訳すると、「私たちは、彼女に対して、それ以上ナイスであることはできなかっただろう」みたいな感じ。
つまり、「彼女に対しては、これ以上できない、というくらい、ナイスに接した、よくしてあげた」みたいなことですね。
チャンドラーは、自分が blah だと言われたことに対して、俺は blah じゃなくて、a hoot だと言っています。
hoot (発音は「フート」)の意味としては、まず、「ホー」という「フクロウの鳴き声」という意味があります。
そう言えば、Twitter のクライアントソフトに HootSuite 「フートスイート」というのがありますが、そのソフトのマークには、フクロウの絵が描いてありますよね? (ちなみに私は HootSuite ではなく、TweetDeck を使っていますが…)
それ以外の hoot の意味としては、「面白いこと、面白いもの」という意味もあるようです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hoot [noun] [countable] :
1. a shout or laugh that shows you think something is funny or stupid
例) Leary's speech drew hoots from the crowd.
3. be a hoot (spoken) to be very funny or amusing
例) I thought the movie was a hoot.
つまり、1. は「何かが面白い、または愚かだと思うことを示す叫びや笑い」
例文は、「レアリーのスピーチは群衆の叫び声(or笑い)を引き起こした(招いた)」。
3. の be a hoot は、「非常に面白い、または楽しい」。
例文は、「その映画は非常に面白いと思った」。
Macmillan Dictionary では、
hoot : a short loud sound made by people who are laughing or criticizing something
つまり、「笑っている人や何かを批判している人から発せられる短く大きな音」。
オンラインの Macmillan Dictionary の hoot の項目
Macmillan Dictionary : hoot
では、語義の前に♪マークがついていて、それにポインタを当てると、Sound effect: hoot と出ます。
2か所ある♪マークのどちらも同じ音らしく、「ホーホー or フーフー」みたいな「フクロウの声」を聞くことができます。
LAAD やマクミランの語義を見ていると、hoot には「笑い声」と「批判の声(やじ、あざけり)」の両方の意味があるように見えますね。
そのどちらになるかは、文脈から判断せざるを得ない、ということでしょうか?
研究社 新英和中辞典では、
hoot 【名】【C】
I
1 ホー 《フクロウの鳴き声》.
2 ブーブー, ポー 《汽笛・警笛の音》.
II やじる声, あざけり[不賛成]の叫び.
III 《口語》
1 笑い.
2 おかしなこと, こっけいなこと.
IV [否定文で] 《口語》 無価値なもの, 少量
と出ています。
つまり、III で「口語」として「笑い」「おかしなこと、こっけいなこと」と出ていることを考えると、元々は「やじる声、あざけりの叫び」という意味だったのが、現代口語では「おかしなこと」という「笑い」の方面でも使われるようになった、ということかなぁ?と。
be a hoot = be very funny ということだと、チャンドラーが、「俺は blah じゃない!」と言った後に、I'm very funny! と言っても良かったように思いますが、そこをあえて、I am a hoot! と言ったのは、blah も hoot も「擬音語(または擬音語のようなもの)」という共通点があるからかな?と思ったりします。
LAAD のそれぞれの単語の Etymology (Word Origin) 「語源」を見てみると、
hoot : From the sound
blah : From the sound of empty talk
のようにどちらも、「音から来た」という説明がありますね。
ですから、「チャンドラーってつまらない」という意味で、blah という言葉を使ったジャニーンに対して、俺のことを擬音語で表現するなら、ブラーじゃなくて、フートだろ、みたいに、つまり、「同じ”音カテゴリーの言葉”で言うと、こっちだろ!」的な言い方をしたのかなぁ、と思いました。
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