January 13, 2012
KILLING YOURSELF TO DIE: Legendary Master
今回取り上げるのは、年末年始に聴き込んだこちら。
WHITESNAKEの「DRAGONSNAKE」同様、アナログ時代からおなじみの1977年4月21日のスウェーデン・ルンド公演を収めたもので、ショウの模様やライヴの中味は「勝手知ったる」内容ですが、こちらも1stゼネレーション マスターからの音盤化という事で、音の向上やカット部分の登場など、聴くべき部分は多々ありました。

この音源の収録内容は以下の通り。
1. Supertzar
2. Symptom Of The Universe
3. Snowblind
4. War Pigs
5. Gypsy
6. Black Sabbath
7. Dirty Woman
8. Drums Solo
9. Rock'N'Roll Doctor
10. Guitar Solo
11. Electric Funeral
12. Band Jam
13. N.I.B.
14. Paranoid
(ENCORE)
15. Children Of The Grave
収録している楽曲そのものは過去の「KILLING YOURSELF TO DIE」と同じ。しかし1stゼネレーション テープから起こしたというだけあって、随所に違いは見られます。
まず目立つのが「Gypsy」の位置。アナログ盤ではA面での時間的都合からこの曲が「N.I.B.」の後ろに移動させられていて、CD化後も曲順が修正されないままでした。それが今回は当時のセット通りライヴ前半で聴けます。またアナログでは時間を稼ぐため短縮されていたオープニングやエンディング、切り詰められていた曲間やギターソロなども既発より長く(あるいは完全に)収録されていて、全体的な長さでは今回のほうが3〜4分ほど長いように思われます。
この日の録音は過去の盤でもかなり優れた音質で楽しめたAUDでしたが、アナログ由来のノイズや音質補正のイコライジングが気になった既発に対し、こちらはスクラッチ等のノイズは無く、クリアさや音の広がりも一段上がった印象です(「Snowblind」や「War Pigs」辺りからかなりダイレクトな音になります)。イコライジングは今回もしていると思いますが、それも不自然というほどではありません。
観客の歓声も臨場感のレベルで邪魔になるほどではありません。ただ曲間の所々(「Paranoid」や「Children Of The Grave」の冒頭など)でテーパーと思しき人物が「Black Sabbath Live in Lund」とか「Black Sabbath Live in Sweden」と呟いているのが気になる人はいるかも。テープ内容の確認のためかな?
ライヴの迫力は言わずもがなですが、この時期は個人的にセットリストが好き。ファストな「Symptom Of The Universe」で始まるライヴは"いかにもメタル"という感じ。定番が固まって、そこに新曲とプラスアルファでレア曲(ここで言う「Electric Funeral」のような)という構造も'80年代的になりつつあります。短くなったとはいえライヴ後半では'70年代らしいジャムパートも残っていて、この"変化している感"や"過渡期感"もイイですね。演奏面では「SABOTAGE」ツアー以上にミックスされるようになったキーボードも特徴でしょうか。この時期のジェズ ウッドロフは'80年代のジェフ ニコルズと違う味付けで、「Snowblind」や「War Pigs」・「Children Of The Grave」といった定番で聴き比べると面白いです。
「TECHNICAL ECSTASY」からの新曲「Gypsy」・「Dirty Women」はそれまでのSABBATHナンバーと較べてもメロディ重視という印象の曲で、キーボードもアイオミのギターに負けないくらいフォーチャーされています。前作の「SABOTAGE」で今のメタルに通じるヘヴィでガチガチなサウンドを聴かせていた事を思うと、その揺り戻しというか、振幅の幅も面白い。この当時にアイオミが志向していたサウンドや実験精神というものが、このアルバムごとの違いからも見える気がします。
当時のSABBATHはビジネス面の行き詰まりがメンバーのモチベーションを下げ、オジーやギーザーが特に落ち込んでいたらしいですが(だからアイオミがこれまで以上に仕切る必要があった)、このライヴではオジーやギーザー、ビルもかなり元気にプレイしていると思います。音質だけでなく演奏の中味も上級の部類でしょう。
今週は'76年と'78年の定番AUDをセットにしたアイテムが出るようなので、それらと一緒に過去の音源をアップグレードする良い機会かもしれません。
WHITESNAKEの「DRAGONSNAKE」同様、アナログ時代からおなじみの1977年4月21日のスウェーデン・ルンド公演を収めたもので、ショウの模様やライヴの中味は「勝手知ったる」内容ですが、こちらも1stゼネレーション マスターからの音盤化という事で、音の向上やカット部分の登場など、聴くべき部分は多々ありました。
この音源の収録内容は以下の通り。
1. Supertzar
2. Symptom Of The Universe
3. Snowblind
4. War Pigs
5. Gypsy
6. Black Sabbath
7. Dirty Woman
8. Drums Solo
9. Rock'N'Roll Doctor
10. Guitar Solo
11. Electric Funeral
12. Band Jam
13. N.I.B.
14. Paranoid
(ENCORE)
15. Children Of The Grave
収録している楽曲そのものは過去の「KILLING YOURSELF TO DIE」と同じ。しかし1stゼネレーション テープから起こしたというだけあって、随所に違いは見られます。
まず目立つのが「Gypsy」の位置。アナログ盤ではA面での時間的都合からこの曲が「N.I.B.」の後ろに移動させられていて、CD化後も曲順が修正されないままでした。それが今回は当時のセット通りライヴ前半で聴けます。またアナログでは時間を稼ぐため短縮されていたオープニングやエンディング、切り詰められていた曲間やギターソロなども既発より長く(あるいは完全に)収録されていて、全体的な長さでは今回のほうが3〜4分ほど長いように思われます。
この日の録音は過去の盤でもかなり優れた音質で楽しめたAUDでしたが、アナログ由来のノイズや音質補正のイコライジングが気になった既発に対し、こちらはスクラッチ等のノイズは無く、クリアさや音の広がりも一段上がった印象です(「Snowblind」や「War Pigs」辺りからかなりダイレクトな音になります)。イコライジングは今回もしていると思いますが、それも不自然というほどではありません。
観客の歓声も臨場感のレベルで邪魔になるほどではありません。ただ曲間の所々(「Paranoid」や「Children Of The Grave」の冒頭など)でテーパーと思しき人物が「Black Sabbath Live in Lund」とか「Black Sabbath Live in Sweden」と呟いているのが気になる人はいるかも。テープ内容の確認のためかな?
ライヴの迫力は言わずもがなですが、この時期は個人的にセットリストが好き。ファストな「Symptom Of The Universe」で始まるライヴは"いかにもメタル"という感じ。定番が固まって、そこに新曲とプラスアルファでレア曲(ここで言う「Electric Funeral」のような)という構造も'80年代的になりつつあります。短くなったとはいえライヴ後半では'70年代らしいジャムパートも残っていて、この"変化している感"や"過渡期感"もイイですね。演奏面では「SABOTAGE」ツアー以上にミックスされるようになったキーボードも特徴でしょうか。この時期のジェズ ウッドロフは'80年代のジェフ ニコルズと違う味付けで、「Snowblind」や「War Pigs」・「Children Of The Grave」といった定番で聴き比べると面白いです。
「TECHNICAL ECSTASY」からの新曲「Gypsy」・「Dirty Women」はそれまでのSABBATHナンバーと較べてもメロディ重視という印象の曲で、キーボードもアイオミのギターに負けないくらいフォーチャーされています。前作の「SABOTAGE」で今のメタルに通じるヘヴィでガチガチなサウンドを聴かせていた事を思うと、その揺り戻しというか、振幅の幅も面白い。この当時にアイオミが志向していたサウンドや実験精神というものが、このアルバムごとの違いからも見える気がします。
当時のSABBATHはビジネス面の行き詰まりがメンバーのモチベーションを下げ、オジーやギーザーが特に落ち込んでいたらしいですが(だからアイオミがこれまで以上に仕切る必要があった)、このライヴではオジーやギーザー、ビルもかなり元気にプレイしていると思います。音質だけでなく演奏の中味も上級の部類でしょう。
今週は'76年と'78年の定番AUDをセットにしたアイテムが出るようなので、それらと一緒に過去の音源をアップグレードする良い機会かもしれません。
【レア音源(ブート)レビューの最新記事】
Posted by 船橋所属 at 01:00
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| レア音源(ブート)レビュー , BLACK SABBATH (トニー アイオミ) , オジー オズボーン
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