2010年01月18日
途絶えるオカワ(オコナイ)
湖北地方(滋賀県)のオコナイが行われている可能性がある土地を訊ね歩くと、オコナイが寂しい状況にあることが分かる。内容と様式の簡略化、あるいは直会(むしろ宴会)のみ開催とか、かつての威厳を正し厳格に行われていた様子は様変わりしている。(拙HPにUPしているオコナイの箇所は、まだ素晴らしい内容を保持している箇所ばかりである。)昨年末に調べてきた集落では、もうオカワ(添付写真の鴨居に掛かる輪)は来年からは作らないと仰った。オカワは既に拙BlogでUPしているように神の依代であり、頭屋において一年間祀られて、次年度の頭屋に引き継がれる。一年一年引き継がれることで、オコナイという儀礼を通して集落の永続的存続と団結そして繁栄を祈る神聖なアイテムがオカワである。簡略化でオカワを止めるということは、何百年か続いてきたオコナイの核心部分の聖域が途絶えるということである。このようにオコナイの形骸化が、あちこちで起こっている。もう一年早く来てくれたら、と何箇所で言われたことか、、、この状況を例えるなら、昭和48(1973)年末時点での国鉄蒸気機関車の稼働状態とも云えようか。と云っても、当時に蒸気機関車を撮影していたファンでないとピンと来ないかもしれないが、本州からは殆ど蒸機路線は消えて、北海道と九州に残って活躍している状態。最盛期には日本中で6,000両活躍していた蒸気機関車が、昭和48年末には400両くらいまで減少していた、、、そんな状況が今のオコナイと同じと云えば、分かって頂けようか。
とはいえ、まだまだしっかり行ってらっしゃる集落もあり、湖北の文化を絶えさせないよう頑張って欲しいと願ってやまない。
添付写真=民家の頭屋さんの鴨居にかかる、オカワ。次回のオコナイでは、もう更新されて引き継がれることはない。
滋賀県(旧)伊香郡高月町にて、先月29日撮影。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

とはいえ、まだまだしっかり行ってらっしゃる集落もあり、湖北の文化を絶えさせないよう頑張って欲しいと願ってやまない。
添付写真=民家の頭屋さんの鴨居にかかる、オカワ。次回のオコナイでは、もう更新されて引き継がれることはない。
滋賀県(旧)伊香郡高月町にて、先月29日撮影。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
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