ふと、こんなページに辿り着きました。
「男性の方にグラビアについて質問です。」と題された質問は、私が予てから疑問に思っていたことです。
なので――
人混みで石を投げればグラビアアイドルにぶつかる、といわれるほど、今や日本政府もその正確な数を把握していないと言われるグラビアアイドルの「意義」について適当かつ退廃的に深く考えることにしました。
まず、質問の「グラビア写真集はエロか芸術か?」という質問に対しては、確実に「エロ」です。ただ、これは私にも明確なメカニズムの解明が難しく、唯一ハッキリ言えるのは「断じて芸術などではない」という消去法から導き出された結論であるということです。
しかしながらこれがエロ本と同等に扱っていいのかとなれば、それも賛成しかねます。つまり、彼女たちグラビアアイドルの写真集は、世の下衆な男どもの性欲を刺激するという、エロ本の成立要件を満たしているのかは疑問を呈するところだからです。
グラビア写真集は「エロ」か「非エロ」かという、厳格なカテゴライズができない事象により、この命題が如何に難解かというのがお分かりいただけるでしょう。
近年、写真集のムーヴメントも多岐に亘り「コスプレ」というすっかり市民権を得た主流ジャンルから、「パンチラ」や「着エロ」というフェティシズムまで派生し、グラビア界ではなんと呼ばれているのかは分かりませんが果てには「マンすじ」をクッキリと見せているアイドルまで出現しています。
昨年は遂にグラビア界からAV界へと転身するアイドルが出現し、その似て非なる故に越えてはならない境界までもが崩壊しました。
しかしその一方で、エロとは結びも付かないようなアイドルがいるのも現実です。スカパー!にはそういった「海辺で遊ぶの図」「みんなで陶芸をやってみようの図」「街へ出てみようの図」といった、ホームビデオを観てるみたいなどこが面白いんだか分からない番組が腐るほど放送されています。
ただそういう番組を放送しているチャンネルでも深夜はAVや、そこまでならずとも裸の出てくる番組を放送しているので、「グラビアアイドルにも『エロ派』と『非エロ派』が存在する」という斯くも真っ当すぎる仮説すら揺らぎかけています。
グラビアアイドルにとっての活動は写真集だけでなく、イメージビデオというものもあります。
これもまた厄介で、明確に『エロ系』と『非エロ系』に分類するのが難しい考察材料であります。
「AVと遜色ない」とまで言われた松嶋初音やかでなれおんのIVは言わずもがなで、下手なAVよりもずっとエロいわけです。下衆的に言えば「抜ける」ビデオなわけです。
ただ、かつてタモリ倶楽部で「北陽でアイドルビデオを撮ってみよう」という企画があり、現役アイドルのイメージビデオを観て参考にしようという段になり、そこでは神戸みゆきのビデオが取り上げられていました。
奔放なキャラの彼女にピッタリで爽やかなシーンの映像だったのに、自転車に乗ってるシーンでは股間にズームインです。
本人曰く「男の人はそこが見たいじゃないですか!」とのことでしたが、彼女のファンにも彼女に対して「エロ」を求め、また、本人もそれを自覚しているという私の埒外な事実を目の当たりにしました。
思えばこの日からずっとその答えを探している気がします。
以上より、結論を導き出すにはもう一つの検証結果が必要ということです。
いわゆる清純派とされるグラビアアイドルは、果たしてどのような意識でアイドルとしての仕事に臨んでいるのかということです。
ファンの男の人にとって「おかず」になることを自覚し、その写真集やイメージビデオで「抜いて」いることを良しとしているのでしょうか?
……今気付いたのが、ファンにも2種類あってアイドルを性欲の対象ではなく、純粋に好きな人もいるんでした。今更そこに気付いたのかよ。
というのも私自身、グラビアアイドルというものに全くと言っていいほど興味がなく、もし「明日、グラビアアイドルというジャンルの芸能人は絶滅します」と言われても「ふ〜ん」としか思わないものですから。
スカパー!の番組を観ていても、その貧相な画質と編集の所為か、この中に将来のスターが埋もれている気がしないですし。
それよりも「この番組が彼女(たち)にとって、もしかしたら唯一つの芸能活動かも……」と余計にも感傷的になって、萌えるとか好きになるとか以前に可哀想だ思っちゃうんです。
ですから今の私に言えるのは、どうでもいいやってこと。
みんな頑張ってるんだよ。
それだけでいいじゃない。
楽しそうに笑っている彼女の表情に、疲れたあなたも癒されなっさぁ〜〜い。
抜くとか抜かないは「自己責任」です。