2011年11月07日
第27回宮島全国短歌大会
11月6日、第27回宮島全国短歌大会が行われた。講師は米川千嘉子氏(「かりん」編集委員など)で、午前は「〈場面〉の発見、〈こころ〉の発見」と題する講演、午後からは入選した歌について講評(写真)が行われた。
前日から生憎の雨であったが、6日は小降りとなり、来場者も多く盛会であった。
入選した歌は、11月20日(日)まで、厳島神社回廊の出口近くの左側の梁に展示されている。
近く、宮島観光協会のホームページの行事欄・宮島全国短歌大会のところに掲載されるだろう。
宮島桟橋を出ると、正面にハゼノキが半ば紅葉していた。宮島は‘紅葉谷’など紅葉の名所があり、11月20日ごろが見ごろだと思われる。
2011年09月03日
誰(た)が決めし秋の七草
誰(た)が決めし秋の七草 慎みを忘れて葛は野のあばれ草 gikou
人間が自然と上手に付き合って里山を維持していたころは、クズ(葛)も自らの分を守り、秋の七草として慎み深く生きていたのであろう。
2011年07月10日
第二十七回 宮島全国短歌大会 要項
第二十七回 宮島全国短歌大会 要項
平成23年11月6日(日)に表記短歌大会が開催される。主催は、宮島全国短歌大会実行委員会および(社)宮島観光協会である。
講師(および選者)は米川千嘉子氏(かりん)、講演の演題は「〈場面〉の発見、〈こころ〉の発見」となっている。
応募作品の締め切りは8月25日(消印有効)
送付先は 〒739−0505 広島県廿日市市宮島町1162−18
(社)宮島観光協会 短歌大会係
詳しくは、宮島観光協会のホームページの行事予定欄を。応募用紙もダウンロードできる。
厳島神社の真裏辺りから・・・ここから写真を撮っている人を時々見かける。
2010年04月05日
第26回宮島全国短歌大会

第26回宮島全国短歌大会
4月4日(日)、「国民宿舎 みやじま杜の宿」において、第26回宮島全国短歌大会が開催された。
今年の講師は「塔」選者の栗木京子氏で、午前の部では「言葉が輝くとき」と題する講演があり、午後の部では入選歌(特別賞16首および優秀賞15首)について栗木京子氏による講評が行われた。
大会の模様および入選歌は、宮島観光協会のホームページに載っている。
http://www.miyajima.or.jp/

厳島神社の回廊に展示されている入選作品
大会の入選作品は厳島神社の回廊の出口近くに掲示されている。
展示期間は4月18日(日)までであるが、宮島観光協会のホームページでも入選歌を見ることができる。
2010年01月20日
宮島・厳島神社回廊
宮島・厳島神社回廊
昨年10月のことだが、中国新聞ホールで、中国新聞文化センターの30周年記念講演として、佐佐木幸綱氏(心の花 編集人)による「牧水の旅・西行の旅」と題する講演が行われた。
その時、講演の資料として挙げられた歌の中に、牧水が宮島を詠んだ歌に初めて出会った。次の歌である。
青海はにほひぬ宮の古ばしら丹なるが淡う影うつすとき 若山牧水
まだ大学生であった牧水が、宮崎へ帰省する途中に、京都を見物し、神戸から友人と別れて、ひとり岡山、広島、山口、下関を巡り、さらに九州耶馬渓にを旅した時、宮島に立ち寄って詠んだものと思われる。明治40年6月から7月にかけての頃らしい。(一部『日本の詩歌4』中公文庫を参照)
この歌と同じ光景を撮ろうと思ったが、潮や光の加減で期待するものが撮れない。写真の左端の方が少しこの歌の場面に似るであろうか。
この旅で、牧水は有名な「幾山河越えさり行かば寂しさの終(は)てなむ国ぞ今日も旅ゆく」を残している。中国山地の岡山県と広島県の県境、国道182号線沿いにこの歌碑が立っている。
2009年09月25日
柿本人麿の歌碑

柿本人麿の歌碑
石見海浜公園の大崎鼻に柿本人麿の歌碑が立てられている。(人麿は人麻呂と書いたものも多い)
頂いた資料によれば、「妻の依羅娘子(よきみのいらつめ)と別れて京に戻る時」に詠んだ長歌の冒頭の部分である。碑文の読みおよび意味はは次のとおりである。
つのさはふ 石見の海の 言(こと)さへく
辛(から)の埼なる 海石(いくり)にそ
深海松(ふかみる)生(お)ふる 荒磯(ありそ)にそ
玉藻は生ふる
*つのさはふ(角障経)は枕詞で、人名「磐之媛(いわのひめ)」、地名「磐余(いわれ)」、「石見(いわみ)」にかかる。
*言さへく(ことさへく)は枕詞で、「言葉が通じない」の意味から、ここでは「唐」(異国)にかかる。
*「辛の埼」は「唐の埼」としたものもある。
石見の海の唐の先にある暗礁に深海藻は生えている。荒磯に玉藻は生えている。
2009年04月06日
第25回宮島全国短歌大会

第25回宮島全国短歌大会
4月5日、第25回宮島全国短歌大会が「みやじま杜の宿」で行われた。
毎年4月の第1日曜日に、現在の短歌界の第一線で活躍されている歌人を招いて行われる大会で、今年は「未来」の選者・加藤治郎氏(4月から「NHK短歌」の講師に就任)が講師として招かれた。
午前の部は「家族の短歌」と題する講演、午後からは入選歌31首について講評が行われた。
大会の模様と入選作品は、宮島観光協会のホームページで見ることができる。
宮島全国短歌大会・入選作品展示

宮島全国短歌大会・入選作品展示
第25回宮島全国短歌大会の入選作品31首が厳島神社の回廊(出口近く)に展示されている。(4月19日まで)
また、宮島観光協会のホームページの「新着情報」に第25回宮島全国短歌大会の歌会報告記が載ったので、「第25回大会入選作品一覧はこちら」をクリックすれば入選作品を見ることができる。(4月19日追記)
2008年12月11日
畳替え
畳替え
10日ばかり出歩かないと、ブログの写真のネタがなくなる。(古いものならたくさんあるのだが〜) そこで、今日は窮余の一策。
3年余り前に畳替えをした。畳屋さんの言うには「この畳表は、中国製ではなく備後表ですから、これを使っておけば生涯物ですよ。」だそうだ。
と言うことは、この畳がダメにならない内に、ぼくはこの世を去らなければならないということだ。畳屋さんは、この畳表が上等だと言いたかったのだろうが〜。
「この畳は生涯物です」畳屋はわれの命を測りたるらし
近ごろは「女房と畳」と言わないで「亭主とキチン」というのだそうだ (gikou)
2008年12月10日
奈良・興福寺東金堂
奈良・興福寺東金堂
(2007年晩秋)
昨年の11月末に、1泊2日で奈良の仏像めぐりの旅に出かけた。
今までに何度か奈良を訪れているが、仏像を拝することだけを目的にするのは初めてである。事前に少し仏像に関する本を読み、基礎的な勉強をしておいた。
写真は、興福寺東金堂のライトアップである。宿から近く夜の散策も楽しんだ。
ライトアップされて影濃き東金堂かばうがごとく懸かる薄月
秋深き大和の国の寺々の仏に会わんまず廬舎那仏
万物の始めは「阿」とぞ終わりは「吽」 阿吽の仁王の間(あわい)に立てり
会わんかな戒壇院の多聞天亡き義兄(あに)に似るそのまなざしに
ああ阿修羅 眉根よせたるまなざしは遠くに及びわが目に合わず (gikou)
有名な歌人が詠んだ歌2首
うなじ清き少女ときたり仰ぐなり阿修羅の像の若きまなざし (岡野弘彦『冬の家族』)
頬に指手(た)触るるまへの弥勒像おもへば仄かに乱れ給へり (稲葉京子『柊の門』)
(2首いずれも、高野公彦編『現代の短歌』講談社学術文庫より)
*弥勒菩薩といえば、京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏像となら・中宮寺の菩薩半跏像がよく知られる。
2008年05月13日
新庄のはやし田−9−
新庄のはやし田ー9−
(北広島町大朝 5月11日)
花田植えもいよいよ大詰めに入る。牛も引き上げ、田植えが全部終わると花田植えが終わりとなる。
以下は gikou が作った「何の音」という花田植えの短歌(連作)である。
天のこぼす楽と聞こえてほととぎすの声は明るし風そよとあり
天高く声が聞こゆる何ならん 田植えせよとや鳴くほととぎす
おもしろき音するあれは何の音 やれ花田植えのささら打つ音
モーという声が聞こゆる何の声 代掻く牛のよろこびの声
どどどんと揃う音する何の音 田植え囃子の太鼓打つ音
声揃え唄うよあれは何のうた 早乙女うたう花田植え歌
苗取りの上手が苗を取るさまを水もゆるがぬさまを見よとぞ
ほととぎすこすげの笠をかたむけて飽かず聞くとぞ 鳴けほととぎす
赤き帯 赤き襷に苗植うる早乙女ほのかに色こぼしつつ
天上にほととぎす鳴き田んぼにはかわず鳴くなり風さやかなり
2008年04月07日
第24回宮島全国短歌大会

第24回宮島全国短歌大会
(4月6日)
昨日・6日に、第24回宮島全国短歌大会が、国民宿舎「みやじま杜の宿」で行われた。
講師・選者は、女性歌人として今もっとも活躍中の一人、「コスモス」選者の小島ゆかりさんで、午前中は「日常の歌」と題する講演、午後からは入選歌について講評が行われた。
入選作は、厳島神社の回廊にしばらく掲示されるが、宮島観光協会のホームページの「宮島の行事」から入れば見ることができる。現在は、昨年度の入選作が出ているが、近く更新されるはずである。「宮島観光協会」で検索すればよい。
最近は、高野公彦(「コスモス」選者)、馬場あき子(「かりん」主宰)、永田和宏(「塔」主宰)など現在の短歌界の第一線で活躍中の各氏を講師に招いており、40に近い都道府県から応募者があるほど盛会となっている。
来年度の大会については、10月ごろ宮島観光協会のホームページに要項が掲載されるはずなので、関心のある方はぜひ応募していただきたい。

