2010年01月23日
他の国を知る絵本/今話題のセンダックの画です テレジン収容所で上演されていた子どものためのオペラ「ブルンディバール」
わるいやつらは かならず まける!
こどもたちが やっつけた!
ひどいことするやつ、いばってるやつは、
ちからをあわせて やっつけよう!
ともだちがいれば、つよくなれるよ!
1942年にチェコのユダヤ人孤児院で初演、その後テレジンのナチスの収容所で55回にわたって上演されたアドルフ・ホフマイステル脚本ハンス・クラーサ作曲による子どものためのオペラ「ブルンディバール」をもとにつくられた絵本。
病気のお母さんのために町にミルクを買いに出かけた幼いきょうだいが、町の子どもたちの助けを借りてミルク代を稼ごうとするが、悪党ブルンディバールがそれを奪おうとする。子どもたち、そして町のおとなたちも力をあわせてブルンディバールをやっつけるが・・・。
作者が、子どもたちが、どんな気持ち、どんな思いを込めてこの作品をつくりあげ、演じたか、この中にどんな願いが託されていたか。それを考えると、本当に胸に迫るものがあります。そして、いまだにどれだけの子どもたちが、世界で悲しい状況におかれていることでしょうか。
「おれはいつだってもどってくる。わるいやつらは、ひとりがきえても、またつぎがくる。ゆだんをするな。」という、ブルンディバールの置手紙。その言葉の真実に、わたしたちは目をそむけてはならないと思います・・・。
ちなみに、画を描いているのは、いまや映画にもなったあの「かいじゅうたちのいるところ」のモーリス・センダック。このオペラはアメリカで近年何度か上演されているそうで、センダックはその舞台美術や演出なども手がけているそうです。この絵本も、ぜひ映画化してほしいですね。
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↓ オペラのCDもあるみたいですね。
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