2012年05月22日

袴田事件関連記事

DNA鑑定受け3者協議 袴田事件
日本経済新聞 2012/5/11 11:56

 1966年に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人を殺害したとして強盗殺人罪などで死刑判決が確定した袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、証拠となった衣類に付いた血痕のDNA鑑定が出そろったことを受け、静岡地裁、静岡地検、弁護団による3者協議が11日、同地裁で開かれた。
 今後の審理をどのように進めるか協議するもよう。
 確定判決では犯行時の着衣とされる「5点の衣類」のうちシャツには袴田死刑囚の血痕が付いたとされたが、鑑定ではDNAは一致しなかった。5点には被害者の血痕も付いたとされるが、2人の鑑定人は被害者に由来するかどうか異なった見解を出した。
 同地裁は鑑定結果を慎重に検討するとみられる。〔共同〕
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E3E2E3E08DE3E3E2E7E0E2E3E09191E2E2E2E2

袴田事件:第2次再審請求 DNA鑑定人尋問、早期実施に反対−−地検
毎日新聞 静岡
 2012年05月11日

 1966年に清水市(現静岡市清水区)で起きた強盗殺人「袴田事件」の第2次再審請求で、静岡地検は9日、DNA型鑑定を行った2人の鑑定人尋問の早期実施に反対する意見書を静岡地裁に提出した。弁護団が10日、明らかにした。
 意見書で検察側は、鑑定対象の衣類が「DNAの劣化を招きやすい極めて劣悪な環境にあった」などと指摘。事前にそれらの問題点の解明や争点整理のため、裁判官抜きの予備質問の場や鑑定人からの説明が必要で、「直ちに両鑑定人の尋問を実施することには反対」と述べた。
 静岡地裁が鑑定人2人に委託し、昨年12月と今年4月に明らかにされた証拠衣類の血痕のDNA型鑑定では、確定判決の内容と異なる結果が出ている。弁護団は袴田巌死刑囚(76)の無罪を裏付けるとして、早期に鑑定人尋問で結果の確認を行うべきだとしていた。
 同地裁は11日に今後の日程について話し合う。【平塚雄太】
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120511ddlk22040239000c.html


鑑定人の「求釈明」実施 袴田事件第2次再審請求
静岡新聞
 2012/5/11 14:24

 旧清水市(静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された「袴田事件」の第2次再審請求で、静岡地裁、静岡地検、弁護団は11日、3者協議を同地裁で開き、同地裁は職権でDNA型鑑定を行った鑑定人から鑑定手法などを説明させる手続き「求釈明」を行うことを決めた。弁護団が早期実施を求めている鑑定人尋問には言及しなかった。
 求釈明をめぐっては、同地検が同地裁に対し、鑑定人に対する質問事項などを記した「求釈明申立書」を提出し、鑑定人尋問前の実施を求めていた。
 この日の3者協議で、同地裁は、弁護団に対して今月18日までに鑑定人に対し質問事項を同地裁に提出するように指示した。鑑定人には6月22日までに同地検と弁護団から出された質問に対し、文書で答えさせることを決めた。次回の3者協議は、7月9日に開かれる予定。
 確定判決で犯行着衣とされた「白色半袖シャツ」右肩の血痕と、袴田巌死刑囚(76)のDNA型が一致するかどうかを調べた今年4月の鑑定では、双方が「不一致」とした。弁護団は「再審開始の基盤は整った」、同地検は「右肩の血痕は、それだけで死命を決する(有罪の)証拠ではない。科学的検証も必要」と、見方が分かれていた。
http://www.at-s.com/news/detail/100122904.html


袴田事件 DNA鑑定の詳細説明へ 弁護団、尋問に期待
中日新聞 静岡
 2012年5月12日
 
 袴田事件の第二次再審請求で、静岡地裁は十一日、袴田巌死刑囚(76)が犯行時に着ていたとされる「五点の衣類」に残された血痕のDNAを分析した鑑定人二人に、鑑定内容の詳細な説明を求めることを決めた。質問事項を地裁が取りまとめ、五月中に鑑定人に書類を郵送する。六月二十二日までに回答するよう求める。
 弁護団が求める鑑定人尋問の実施は決まっていないが、この日会見した西嶋勝彦弁護団長は「説明は証人尋問の前段階と捉えている。今後、尋問を行うことになるだろう」と期待を込めた。
 昨夏から今年四月までに行われた一連の鑑定で、弁護団推薦の鑑定人は、衣類には被害者の血も、死刑囚自身の血も付着していないと判断した。一方、静岡地検推薦の鑑定人は「衣類の血痕から死刑囚と一致するDNAは認められない」としたが、被害者の血は付いている可能性があると指摘した。
 鑑定結果を受け、地検は詳細な分析データの開示などを求める「求釈明申立書」を、弁護団は鑑定人尋問の早期実施を求める意見書を、それぞれ四月に地裁へ提出している。
 この日の弁護団、地検、地裁による三者協議では、弁護団が衣類の発見経緯の不自然さなどを指摘する再審理由補充書を提出。袴田死刑囚の供述に登場する関係者二十一人の供述調書など、新たな証拠の開示も求めた。
 また、袴田死刑囚の姉秀子さん(79)らは十一日、静岡地裁と静岡地検に早期の再審開始や即時釈放をあらためて求めた。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120512/CK2012051202000185.html


鑑定人に説明求める書面を/袴田事件
朝日新聞 静岡
 2012年05月12日

 静岡市清水区(旧清水市)で1966年、一家4人を殺害したとされる袴田巌(いわお)死刑囚(76)の第2次再審請求で、静岡地裁と静岡地検、弁護団の三者協議が11日、同地裁であった。地裁は弁護団に対し、犯行時の着衣とされる「5点の衣類」のDNA型を鑑定した鑑定人2人に説明を求める事項を書面でまとめ、18日までに地裁へ提出するよう指示した。
 弁護団が協議後、会見して明らかにした。
 弁護団はこれまで、一刻も早く再審を開始すべきだと主張して、鑑定人に説明を求める手続きは不要だとしてきた。弁護団長の西嶋勝彦弁護士は「裁判所が慎重な手続きをとった。やむを得ない」と話した。
 地検は4月2日付で、鑑定人に求める説明事項を書面で地裁に提出。詳細な鑑定データの提出や、鑑定手法の説明を求めている。
 弁護団によると、地裁は地検と弁護団が提出した書面を両鑑定人に送付し、6月22日までに回答するよう要請するという。
 次回の三者協議は7月9日に開かれる見通し。
 また、弁護団事務局長の小川秀世弁護士はこの日、追加の証拠開示請求書と再審請求理由補充書を提出したことを明らかにした。
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001205120001


袴田事件:第2次再審請求 弁護団、DNA鑑定の2人に質問書
毎日新聞 静岡
 2012年05月21日

 1966年に清水市(現静岡市清水区)で起きた「袴田事件」で、第2次再審請求弁護団はこのほど、今月11日の3者協議を受け、DNA型鑑定をした鑑定人2人に対する質問書を静岡地裁に提出した。
 提出は18日付。弁護団などによると、質問は鑑定人2人にそれぞれ十数項目あり、鑑定の方法や使用した器具などを尋ねている。地裁は、すでに提出されている検察側の質問書と合わせ、6月22日まで回答するよう鑑定人に求める。
 11日の協議で、鑑定の経緯などを鑑定人に文書で質問することが決まっていた。【平塚雄太】
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120521ddlk22040117000c.html


Posted by 袴田巌さんを救う会 at 00:03  | 袴田事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

公開学習会 (PART 24)「国家と命」(講師:福島みずほさん)

      公開学習会 (PART 24)
         「国家と命」


袴田事件は、新たなDNA鑑定により、また一歩再審へ
近づきつつあります。今回は、袴田巌さんのバースディ
・コンサートにもメッセージを寄せていただいた、社民
党党首の福島みずほさんに講演していただきます。
会場がいつもと違いますが、ひとりでも多くのみなさま
のご参加をお待ちしています。

日 時 2012年5月23日 (水) 1時半〜3時(開場1時)
会 場 参議院議員会館B-104(地下1階)

     千代田区永田町2-1-1
講 師 福島みずほさん(社民党党首 参議院議員)

     1955年12月24日宮崎県生まれ。1980年東京大学法学部卒業。
     1987年弁護士登録、第二東京弁護士会所属。1998年7月社民党
     から参議院比例第一位で当選。2001年10月社民党幹事長、
     2003年11月社民党党首に就任。2009年9月内閣府特命担当大臣
     に就任(少子化・消費者・男女共同参画・食品安全担当)。
     国会では、環境・人権・男女平等・平和・雇用を5本柱に据え、
     幅広く活動中。超党派で成立させたドメスティック・バイオレンス
     防止法や児童虐待防止法、そして労働者派遣法の改正に積極的に
     取り組んでいる。参議院予算委員会、厚生労働委員会に所属。
     議員活動と平行し、「女性の家HELP」の協力弁護士も務める。

<ゲスト> 袴田秀子さん(袴田巌さんのお姉さん)

参議院議員会館のロビーで、12時50分から1時20分まで、救う会担当者が
入館証を配布します。入館証がないと入れませんので、ご注意下さい。


最寄り駅
永田町駅(地下鉄有楽町線、半蔵門線、南北線)出口1よりすぐ
国会議事堂前駅(地下鉄丸ノ内線、千代田線)出口1より徒歩7分
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

主 催 無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会 
     東村山市久米川町1-50-1-4-401 門間方
      http://www.h3.dion.ne.jp/~hakamada/
共 催 カトリック東京教区 正義と平和委員会

お問い合せ ☎&FAX 042(394)4127(もんま)
           090-7717-0961(当日のみ)

※インターネット中継を予定しています。
http://www.ustream.tv/channel/公開学習会

※急な委員会出席のため、福島さんが講演出来ない場合もありますので、
ご承知おき下さい。その場合は、別のプログラムをご用意します。


Posted by 袴田巌さんを救う会 at 00:07  | 公開学習会 , 人権問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

ビデオ「”再審を” 袴田事件は冤罪か」YouTube

4月13日に、日本プロボクシング教会・袴田巌支援委員会「特別セミナー」で
上映された5分間の袴田事件のビデオをYouTubeで見ることができます。




http://www.youtube.com/watch?v=sR7DYD1Y9bk


(注)ビデオ中、「救う会 新田渉世さん」とあるのは、
   「日本プロボクシング協会/東日本ボクシング協会 袴田巌支援委員会委員長     新田渉世さん」です。


Posted by 袴田巌さんを救う会 at 23:43  | 袴田事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月27日

袴田事件:お姉さんが成年後見人を申し立て

袴田死刑囚に認知症の疑い
日刊スポーツ新聞
  2012年4月25日17時8分

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、第2次再審請求中の袴田巌死刑囚(76)の姉秀子さん(79)は25日、袴田死刑囚は認知症の疑いがあり、正常な判断ができないとして、成年後見の開始を同日付で東京家裁に申し立てたことを明らかにした。
 袴田死刑囚の成年後見は2004年にも弁護団が申し立てたが、東京家裁は09年に「正常に判断できないほどの精神障害はない」として、後見より程度の軽い保佐の開始を決定。現在は秀子さんが保佐人を務めている。
 成年後見制度は認知症などで判断能力が低下した高齢者らに対し、後見人が財産や健康を管理する。弁護団によると、後見が認められれば、法律で死刑執行が禁じられている心神喪失状態と家裁が認定したことになるため、死刑の執行停止にもつながるという。
 弁護団は09年8月以降、財産分与のために訪れた家裁の調査官や、秀子さんに面会拒否を続けていることが、判断能力の低下を裏付ける事実になると指摘。袴田死刑囚の病状自体も前回の時より悪化していると考えられることから、再度の申し立てを決めた。
 記者会見で秀子さんは「後見人になって、巌の健康状態をきちんと確認したい」と話した。(共同通信)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120425-940007.html


袴田死刑囚の後見開始申し立て=「認知症悪化」と姉が東京家裁に
時事通信
 2012/04/25-18:00

 静岡県で1966年、一家4人が殺害された「袴田事件」で、強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌死刑囚(76)=第2次再審請求中=について、姉の秀子さん(79)は25日、東京家裁に成年後見制度に基づく後見開始の申し立てを行った。2009年に袴田死刑囚の保佐人に選任された秀子さんは「認知症の病状が年々悪化している」と説明。弁護団は「後見開始で心神喪失状態と認められれば、死刑執行の停止につながる」としている。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%B8%D3%C5%C4%BB%E0%B7%BA%BC%FC%A4%CE%B8%E5%B8%AB%B3%AB%BB%CF%BF%BD%A4%B7%CE%A9%A4%C6&k=201204/2012042500857


袴田死刑囚の姉 成年後見人申し立て
テレビ静岡
 2012/04/25/水)

いわゆる「袴田事件」で死刑が確定した袴田巌死刑囚の認知症が進んでいるとみられることから、死刑囚の姉がきょう後見人として認めるよう東京家庭裁判所に申し立てを行いました。成年後見人制度とは判断能力が低下した人の代わりに後見人が財産の管理や契約の締結を行う制度です。袴田死刑囚は「認知症が強く疑われる」と診断されていて、姉の秀子さんはきょう、後見人として認めるよう東京家裁に申し仕立てました。拘置所の袴田死刑囚とは1年8カ月面会できていませんが、後見人に認められれば拘置所で健康状態を確認できる可能性もあるということです。後見人の申し立ては8年前にも行っていますが、「判断能力がないとはいえない」として保佐人としての認定に留まっています。
http://www.sut-tv.com/news/n0425-4.php


袴田死刑囚の姉 後見の適用申請 「正常な判断できてない」 静岡
産経新聞
 2012.4.26 02:02

 清水市(現・静岡市)で昭和41年、みそ会社の一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑判決を受け、静岡地裁に第2次再審請求中の袴田巌死刑囚(76)の姉、秀子さん(79)は25日、「成年後見制度」のうち、判断能力がまったくない人の財産や健康を管理する「後見」としての適用を東京家裁に申請した。
 同制度は判断能力が不十分な人を保護するため、本人の権利を制限し、代行して行う者を定めるもの。
 秀子さんは、21年3月袴田死刑囚の判断能力が不十分として、同制度の「保佐」に選任された。しかし、保佐では、遺産相続について本人の同意が必要なため、亡くなった父親の遺産相続問題の解決ができないとして、今回「後見」の適用を申請した。
 同日会見した秀子さんは、「(弟の)巌から『関係ない』などと1年半以上面会を拒否されているのは、正常な判断ができていないからだ」と申請した理由を述べた。
 弁護団によると、「後見」に選任されれば、秀子さんが直接、袴田死刑囚の健康状態を確認できる可能性も出てくるという。今後、死刑の執行停止や医療刑務所への移送なども合わせて求めていきたい考え。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120426/szk12042602020001-n1.htm


「後見人に姉を」弁護団が申請/袴田事件
 朝日新聞 静岡
 2012年04月26日

 清水市(現静岡市清水区)で1966年に一家4人を殺害したとされる袴田巌(いわお)死刑囚(76)の第2次再審請求で、弁護団は25日、袴田死刑囚の姉のひで子さん(79)を成年後見制度の後見人として選任するよう東京家裁に申し立てたと発表した。
 申請が認められれば、後見人の職務として本人の生活を支援できる。弁護団は「(袴田死刑囚が)心神喪失状態であることを明らかにし、刑の執行を停止させ、医療刑務所に移送させるよう働き掛けたい」としている。
 弁護団によると、袴田死刑囚とは面会できない期間が1年以上経過し、認知症の疑いが強いことから、後見開始の審判を求めた。
 ひで子さんは、面会できないのは、病気や精神が不安定なためと推測し、「健康を害していると思う。顔を見れば分かる。状態を確認したい」と話した。
 ひで子さんは2004年2月、静岡家裁浜松支部に後見人の選任を申請。申し立ては東京家裁に移された後、却下された。08年7月に即時抗告し、東京高裁は家裁の審判を取り消して審理を差し戻した。家裁は09年3月、後見開始の申し立ては却下したが、保佐人としての選任を認めた。
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000311204260001


袴田事件:袴田死刑囚の姉が成年後見人申請 認定なら直接面会も /静岡
毎日新聞 静岡
 2012年04月26日

 1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で起きた強盗殺人「袴田事件」で、袴田巌死刑囚(76)の姉秀子さん(79)が25日、袴田死刑囚の成年後見人になることを求める申立書を東京家庭裁判所に提出した。静岡市内で記者会見を開いた弁護団の岡島順治弁護士は、「後見人になれば、刑の執行停止や袴田死刑囚との直接の面会ができる可能性がある」と述べた。
 成年後見人の申立は04年2月以来2回目。前回は「袴田死刑囚が完全に心神喪失状態とはいえない」という理由で却下され、法的な代理権のない「保佐人」のみ認定された。
 成年後見人は本人の判断能力が常に欠けている場合に適用される。弁護団によると、袴田死刑囚が被後見人になれば心神喪失状態が認められたことになり、医療刑務所への移送や、秀子さんが拘置所内へ入ることができる可能性があるという。秀子さんは「一刻も早く直接会って健康状態を確認したい」と話した。【荒木涼子】
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120426ddlk22040275000c.html


「袴田死刑囚の後見人に」 姉が認知症理由に審判申し立て
中日新聞 静岡
 2012年4月26日
 
 「袴田事件」で第二次再審請求中の袴田巌死刑囚(76)が認知症で判断能力が低下しているとして、姉の秀子さん(79)=浜松市中区=は二十五日、東京家裁に袴田死刑囚の成年後見人になるための審判を申し立てた。
 静岡県庁で会見した弁護団の岡島順治弁護士によると、後見人になれば、本人の健康状態を観察して管理する権限が与えられ、面会が可能になるという。同席した秀子さんは「せめて顔色を見られれば、元気かが分かる。後見人に認めてもらいたい」と話した。
 審判を通じて袴田死刑囚の精神状態が「心神喪失状態にある」と認定されれば、刑事訴訟法に基づき死刑執行が停止される可能性もある。岡島弁護士は「通常は半年ほどで審判結果が出る。袴田さんの精神状態を正しく判断し、医療刑務所への移送など適切な措置を取ってほしい」と述べた。弁護団によると、袴田死刑囚は二〇〇九年三月、東京拘置所の精神科診察で「脳の萎縮が進み認知症が強く疑われる」と診断された。一〇年八月以降、秀子さんが拘置所を訪れても「必要ない」「関係ない」と面会に応じない状態が続いている。
 袴田死刑囚の精神状態については、東京家裁が〇九年三月に「妄想的思考がある」と判断。秀子さんは、本人の同意の下に資産管理などができる成年後見制度の「保佐人」に認定されている。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120426/CK2012042602000191.html

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2012年04月22日

袴田事件 揺らぐ「有罪」 再審促すDNA鑑定(東京新聞こちら特報部)

袴田事件 揺らぐ「有罪」 再審促すDNA鑑定
東京新聞
 2012年4月20日

 一九六六年に静岡県清水市(現静岡市)でみそ製造会社専務一家四人が殺害された袴田事件。有罪の決め手とされたのが、血染めの「五点の衣類」だ。弁護側と検察側双方の鑑定人が今月出したDNA型の鑑定結果は、袴田巌死刑囚(76)とも被害者とも完全には一致しなかった。袴田死刑囚の四十六年にも及ぶ無実の訴えは、ようやく認められるのか。(小坂井文彦、上田千秋、静岡総局・唐沢裕亮)

 「鑑定結果は、警察が『五点の衣類』を捏造したことを示している。すぐにでも再審を始めるべきだ」。弁護団事務局長の小川秀世弁護士(59)は十九日、静岡市内の事務所で力説した。
 ・・・・・・

精度向上「闇」破る
 「捏造示す」弁護側自信
 「時間切れ」許されぬ
  姉「早く出してあげたい」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2012042002000119.html


<記事全文は図書館等でご覧下さい>


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2012年04月19日

袴田事件:5月に三者協議

袴田事件再審請求 5月に3者協議開く
日刊スポーツ
 2012年4月18日21時51分

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、無実を訴えている袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、静岡地裁は18日、静岡地検、弁護団との3者協議を5月11日に開くことを決めた。弁護団が18日、明らかにした。
 有罪の証拠となったシャツに付着した血痕について、地裁が委嘱した鑑定人2人がいずれも「袴田死刑囚のDNAと完全には一致しない」などと否定的な結論を出してから初めての協議。鑑定結果の検証方法を含め、今後の審理の進め方について話し合うとみられる。
 弁護団は衣類のDNA型鑑定の結果が出そろったことを受け18日、2人の鑑定人から詳しい説明を聞く尋問を開くよう地裁に申し入れた。検察側は鑑定人同士が討論し合う「カンファレンス」の開催を求めている。(共同)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120418-936150.html

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2012年04月18日

袴田救援議員連盟の牧野会長らが、法務省に緊急申し入れ書を提出

状況は確実に動いています。最終ゴングが鳴る日も近いでしょう。
ひき続き、再審開始を要請する署名を始めとした皆さまの温かい
ご協力をお願い申しあげます。(佐)


袴田事件:袴田死刑囚の執行停止要請 法務省に4国会議員 /静岡
毎日新聞
 2012年04月18日 地方版

 1966年に清水市(現静岡市清水区)で4人が殺された「袴田事件」で、第2次再審請求のDNA型鑑定で判決内容と食い違う結果が出たことを受け、「袴田巌死刑囚救援議員連盟」(牧野聖修会長)の国会議員4人が17日、法務省を訪れ、袴田巌死刑囚(76)の刑の執行停止や即時釈放を求める緊急申し入れ書を提出した。対応した滝実(まこと)副法相は「鑑定結果は重要だと受け止めている。これからのことはよく検討したい」と答えたという。

 牧野議員は「死刑執行停止は当然。釈放して外部で病気療養させ、再審への道を早く開いてほしい」と訴え、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」の再審を求める要請書も併せて提出した。

 確定判決で袴田死刑囚のものとされた血痕のDNA型鑑定は今月13、16日に相次いで結果が公表された。弁護側、検察側がそれぞれ推薦した鑑定人はいずれも袴田死刑囚のDNA型と一致しないと結論付けた。【平塚雄太、小玉沙織】
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120418ddlk22040233000c.html

   ■アムネスティ・インターナショナル日本の要請文
   http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=1078


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袴田事件:犯行着衣とされたシャツの血痕と袴田さんのDNA型、検察側鑑定も一致せず(続)


袴田事件DNA検察も不一致
日刊スポーツ
社会ニュース [2012年4月17日8時42分 紙面から]

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、無実を訴えている元プロボクサーの袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、DNA鑑定について、検察側が推薦する鑑定人が「袴田死刑囚のものと完全に一致するDNAは認められなかった」との結論を出したことが16日、分かった。有罪の決定的な証拠となったシャツに付着した血痕について、袴田死刑囚のものか調べていた。弁護側はすでに不一致との鑑定を出しており、再審開始の可能性も出てきた。

 検察側の推薦する鑑定人の鑑定書によると、袴田死刑囚のものとされたシャツの右肩の血痕と、袴田死刑囚から採取した血液のDNA型が一部で異なっていた。シャツには袴田死刑囚と被害者の血痕が付着しているとされる。昨年8〜12月に被害者の血液とDNA型が一致するか鑑定したのに続き、今年3月から、袴田死刑囚本人のDNA型との照合を実施していた。

 静岡地検の千葉雄一郎次席検事は16日の会見で「シャツの血痕からDNAがきちんと検出できているか確かめる必要があり、今回の鑑定結果がどれほど信頼できるか分からない」と主張。鑑定人が使用したデータなどを開示した上で、鑑定手法が妥当か検証するよう求める方針を固めた。ただ、シャツとともに犯行時の着衣とされたブリーフの血痕は「袴田死刑囚のものである可能性を否定できない」との見解も示した。

 13日に判明した弁護側の鑑定では、袴田死刑囚のDNA型とは一致しないと結果を発表していた。検察側の鑑定結果を受け、静岡市で記者会見した弁護団は「検察側の鑑定でも、血痕は袴田さんのものでないことが確認された」と評価。「再審開始の判断ができる環境が整った」と述べた。

 技術の進歩で これまで被害者の血痕との照合では、弁護側の鑑定人が、衣類の血痕全てから「被害者の血液と同一のDNAを検出できなかった」と判断する一方、検察側鑑定人は「同一人物に由来する可能性がある」と結果を示し、見解が分かれていた。

 証拠とされるシャツの発見は、1966年6月の事件発生から1年2カ月後。さらにDNA鑑定が決定したのが事件から32年後の98年で、そして00年には「鑑定不能」とされた。静岡地検は「鑑定手法などを検証せずに評価はできず、鑑定人から説明を聞く必要がある」との見解を示した。地検は鑑定の妥当性を検証するよう静岡地裁に求めている。

◆袴田事件 1966年6月30日、静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務橋本藤雄さん方から出火、焼け跡から一家4人の遺体がみつかった。県警は同年8月、強盗殺人容疑などで工場の従業員袴田死刑囚を逮捕した。袴田死刑囚は59年、プロボクサーになるために故郷の静岡県から上京し不二拳闘クラブに入門。61年3月、ノンタイトルながら日本バンタム級王者と戦い判定で敗れる。同5月、目と足に異常を訴え引退、日本フェザー級6位だった。再起を期し、静岡に戻り、みそ製造会社に住み込みで就職した。

<袴田事件の経過>

▼1966年6月30日 みそ製造会社で一家4人が殺害され、家屋が放火される事件が発生
▼同8月 静岡県警が強盗殺人容疑で袴田巌死刑囚を逮捕
▼同9月 殺害を認める供述。静岡地検が強盗殺人罪などで起訴
▼同11月 初公判で無罪主張
▼67年8月 血のついた「5点の衣類」がみそ製造会社工場のタンクから見つかる
▼68年9月 静岡地裁が死刑判決
▼76年5月 東京高裁が控訴棄却
▼80年11月 最高裁が上告棄却。死刑確定
▼81年4月 静岡地裁に再審請求
▼94年8月 地裁が請求棄却。弁護団は東京高裁に即時抗告
▼04年8月 東京高裁が即時抗告棄却
▼08年3月 最高裁が特別抗告棄却
▼同4月 姉秀子さんが第2次再審請求
▼10年9月 地検が初の証拠開示
▼11年8月 地裁が衣類のDNA再鑑定を決定
▼12年3月 DNA再鑑定で袴田死刑囚が血液を提供
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20120417-935347.html


袴田事件:第2次再審請求 検察側鑑定もDNA「不一致」 弁護団が会見
「再審の基盤整った」 /静岡
毎日新聞
 2012年04月17日 地方版

 1966年に清水市(現静岡市清水区)で4人が殺された「袴田事件」の第2次再審請求で、検察側推薦鑑定人が16日、判決で袴田巌死刑囚(76)のものとされた血痕と、袴田死刑囚本人の血液からとったDNA型が一致しないと結論づけた。13日に弁護側推薦鑑定人が同様に「不一致」と結論を出しており、弁護団事務局長の小川秀世弁護士は記者会見し「難しい議論なく再審を開始できる基盤は整った」と述べた。

 鑑定書は、犯行時に着ていたとされる5点の衣類の血痕に付着し、袴田死刑囚や被害者のものとされた血痕と、袴田死刑囚の血液とを比較し、「袴田死刑囚に由来するものか完全に一致するDNAは認められなかった」と明確に述べた。

 一方で、誰のものかわからない血とされた下着の「血痕様の部分」について、「袴田死刑囚に由来するとして排除できない」と補足し、部分的に一致する可能性があると指摘している。

 これで袴田死刑囚と被害者のDNA型鑑定結果が出そろった。小川弁護士は、「検察側推薦鑑定人からもはっきりした鑑定が出て驚いた。弁護側推薦人の結果に続き、衣類が袴田死刑囚のものではないとはっきりした」と話した。
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120417ddlk22040249000c.html

Posted by 袴田巌さんを救う会 at 16:23  | 袴田事件 , 再審 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月17日

袴田事件:犯行着衣とされたシャツの血痕と袴田さんのDNA型、検察側鑑定も一致せず

検察側推せんの鑑定人の鑑定結果が出ました。
2つのDNA型は一致しませんでした。
いよいよ再審に向けてカウントダウンです。(松・佐)


袴田死刑囚DNA型鑑定 検察側も伝える
日刊スポーツ
 2012年4月16日11時35分

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、無実を訴えている袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、有罪の証拠となったシャツに付着した血痕が袴田5 件死刑囚のものか調べていたDNA型鑑定について、弁護側に続き検察側の鑑定人も結果を静岡地裁に伝えたことが16日、分かった。袴田死刑囚の弁護団が同日、明らかにした。
 13日に明らかになった弁護側の鑑定では、袴田死刑囚のDNA型とは一致しないとの結果が出ていた。
 シャツは犯行時の着衣とされた5点の衣類の1つで、袴田5 件死刑囚と被害者4人の血痕が付着しているとされる。昨年8〜12月に被害者の血液とDNA型が一致するか鑑定したのに続き、今年3月から、袴田5 件死刑囚本人のDNA型との照合を実施していた。(共同)
http://nikkansports.co.jp/general/news/f-gn-tp0-20120416-934983.html


検察側も「不一致」 袴田事件DNA型鑑定
産経新聞
 2012.4.16 11:45

 静岡県清水市(現・静岡市)で昭和41年、みそ会社の一家4人が殺害された「袴田事件」の第2次再審請求で、袴田巌死刑囚(76)のDNA型と、犯行時の着衣とされたシャツに付着する血痕のDNA型が一致するかどうか調べていた検察側推薦の鑑定人は16日、「完全に一致するDNAは認められなかった」との鑑定結果を出した。事実上の「不一致」とみられる。同日午後、弁護側、検察側が鑑定結果を受けて会見する。
 今月13日に、弁護側鑑定人は「一致しない」との鑑定結果を出しており、両鑑定ともほぼ同じ内容となった。
 今回、両者の鑑定が「不一致」となったことで、弁護側は再審開始に向けた準備を加速させるとみられる。確定判決では、犯行時の着衣を、袴田死刑囚の犯行と結論づけた「中心証拠」としており、13日の会見で小川秀世弁護士は「死刑が確定した事件で捏造(ねつぞう)があったことが裏付けられた。これ以上議論することはない」と再審開始の意義を強調した。
 一方で、検察側はこれまで「ほかの証拠などを合わせた総合評価で再審を判断すべきで、鑑定結果が出たからといって何らかの方向性が明確に決まるような話ではない」と早期の再審開始に否定的な見解を示しており、弁護側の主張に対し、反発することも予想される。
 また、検察側は、衣類に付着した血痕が被害者のものかを調べた昨年12月の鑑定結果が、弁護側、地検側の双方の鑑定人で見解が分かれたため、「DNA型鑑定の精度や信憑性(しんぴょうせい)も検証すべき」と主張している。
 今後、裁判所による鑑定人尋問が開かれることも予想され、検察側、弁護側推薦の鑑定人が裁判所に出向き、双方のDNA型鑑定の調査方法の正当性などが主張されるとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120416/trl12041611460002-n1.htm


袴田事件:「一致DNA認められず」 検察側の鑑定結果で
毎日新聞
 2012年04月16日 12時00分(最終更新 04月16日 12時55分)

 1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で起きた強盗殺人「袴田事件」の第2次再審請求で、検察側推薦の鑑定人が行ったDNA型鑑定結果が16日、公表された。証拠の衣類に付着し袴田巌(はかまだ・いわお)死刑囚(76)のものとされた血痕と、袴田死刑囚本人とのDNA型について「完全に一致するDNAは認められなかった」とした。弁護団が明らかにした。弁護側推薦鑑定人は既に「不一致」と鑑定している。
 確定判決は5点の衣類に袴田死刑囚と被害者の血痕が付着しているとして、袴田死刑囚が犯行時に着用していたと断定した。しかし、袴田死刑囚は「自分のものではない」と主張、無実を訴えてきた。
 鑑定対象は、袴田死刑囚の着衣とされた白半袖シャツ。事件当時の鑑定では「右肩部分の血痕が袴田死刑囚と同じB型」とされたが、今回の検察側推薦の鑑定人は、袴田死刑囚の血痕ではなかった可能性が高いことを認めたことになる。
 一方、5点の衣類のうち、下着に付着し誰のものか分からないとされてきた「血痕様の部分」について、検察側推薦の鑑定人は「袴田死刑囚に由来するとして排除できない」とした。
 昨年12月、弁護側推薦の鑑定人は、5点の衣類に付着し被害者のものとされた血痕が、被害者のDNAと不一致だったと鑑定。検察側推薦の鑑定人は「一部一致の可能性」を指摘した。【平塚雄太】
http://mainichi.jp/select/news/20120416k0000e040177000c.html


「袴田事件」 犯行着衣付着の血液DNA型、検察側も死刑囚本人と一致しないと判断
テレビ静岡
 04/16 12:08

 いわゆる袴田事件の裁判のやり直しをめぐり、犯行着衣についた袴田 巌死刑囚(76)のものとされる血のDNA型について、検察側の鑑定人は、死刑囚本人と完全に一致するものはなかったと判断したことがわかった。
 46年前の1966年、当時の静岡・清水市で、一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田死刑囚をめぐっては、犯行着衣とされるシャツの右肩の血液が、袴田死刑囚のものなのか、DNA鑑定が進められてきた。
 これについて、弁護団が推薦した鑑定人は、4月13日、「シャツの血は、死刑囚のDNA型と一致しない」とする鑑定結果を裁判所に提出した。
 一方、検察側の推薦した鑑定人は16日、完全に一致するDNAは認められなかったとする鑑定結果を提出し、弁護団、検察とも、血液は死刑囚のものと一致しないとする結果となった。
(フジニュースネットワーク)


袴田死刑囚のDNA型 検察側鑑定も「不一致」  弁護側に有利な内容
スポニチ
  2012年4月16日 12:24

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、無実を訴えている袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、有罪の証拠となったシャツに付着した血痕が袴田死刑囚のものか調べていたDNA型鑑定について、検察側が推薦する鑑定人が「袴田死刑囚に由来するものか完全に一致するDNAは認められなかった」との結論を出したことが16日分かった。袴田死刑囚の弁護団が明らかにした。

 13日に明らかになった弁護側の鑑定では、袴田死刑囚のDNA型とは一致しないとの結果が出ていた。再審開始決定に向け、弁護側に有利な内容といえそうだ。

 シャツは犯行時の着衣とされた5点の衣類の一つで、袴田死刑囚と被害者4人の血痕が付着しているとされる。昨年8〜12月に被害者の血液とDNA型が一致するか鑑定したのに続き、今年3月から、袴田死刑囚本人のDNA型との照合を実施していた


 被害者の血痕との照合では、弁護側の鑑定人が、衣類の血痕全てから「被害者の血液と同一のDNA型を検出できなかった」と判断した一方、検察側鑑定人は「同一人物である可能性を否定できない」との結果を示し、見解が大きく分かれていた。

 事件は1966年、静岡県清水市(現静岡市清水区)で、みそ製造会社の専務一家4人が刺殺された。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/04/16/kiji/K20120416003058360.html


袴田事件 検察側も「DNA不一致」 
中日新聞
 2012年4月16日 14時17分

 静岡県清水市(現静岡市)で1966年、一家4人が殺された袴田事件の第2次再審請求審で、犯行時の着衣とされた白色シャツの右肩部分に付いた血痕が袴田巌死刑囚(76)の血かどうかをDNA鑑定した静岡地検推薦の鑑定人が「本人と完全に一致するDNAは認められなかった」と結論付けた。弁護団への取材で分かった。
 13日に判明した弁護団推薦の鑑定人の鑑定結果は、血痕と本人の血のDNA型は「不一致」としており、2つの鑑定は矛盾しない結果となった。血痕を「当時右肩にけがをしていた死刑囚本人の血」と認定した80年の確定判決の一部に疑いが生じたことで、再審開始につながる可能性も出てきた。
 静岡地裁は、昨年のDNA鑑定の結果と合わせ、鑑定人尋問などで再審開始の条件となる「新規かつ明白な証拠」に当たるかどうかを検証する。
 地検側鑑定人の鑑定書は、シャツの血痕と死刑囚本人の血から「完全に一致するDNAは認められなかった」と指摘。一方、証拠の「5点の衣類」の一つである緑色パンツの血痕様の部分と死刑囚本人のDNAも照合し、死刑囚本人のDNAである可能性は排除できないと言及した。
 シャツのDNAを「不一致」と判断した弁護団側鑑定人の鑑定書は、血痕の劣化や、血痕部分への第三者の汗や唾液の混入があったとしても、不一致の「確度が高い」と付け加えている。
 鑑定は弁護団の要請を受け、地裁が委託して実施。弁護団、地検双方が推薦する専門家2人が3月から、東京拘置所の袴田死刑囚から採取した血液と血痕とを照合し、本人の血かどうかを調べていた。
 静岡県庁で16日午後に会見した弁護団事務局長の小川秀世弁護士は「地検推薦の鑑定人の結果からも袴田さんの無実が明らかになった」と指摘した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012041690141718.html


検察側も「DNA不一致」 袴田事件再審請求
静岡新聞
 2012/4/16 14:24

 旧清水市(静岡市)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された「袴田事件」の第2次再審請求で、静岡地検が推薦した鑑定人のDNA型鑑定結果で、袴田巌死刑囚(76)の犯行着衣とされた「白色半袖シャツ」の右肩部分に付着した血痕のDNA型と、袴田死刑囚のDNA型は一致しなかったことが16日、分かった。弁護団が明らかにした

 弁護側推薦の鑑定人のDNA型鑑定結果でも、DNAは不一致で、「(血痕は)袴田死刑囚に由来しない」との結論が出された。静岡地裁は今後、2人の鑑定人の鑑定結果の信ぴょう性について、鑑定人尋問などを通じて、慎重に分析を行うとみられる。

 検察側鑑定人は鑑定書で、3月に袴田死刑囚から採取した血液のDNA型と、白色半袖シャツから検出したDNA型が不一致だったことから、「袴田死刑囚と完全に一致するDNAは認められなかった」と説明した。

 地検は今月2日、職権で検察側推薦の鑑定人と弁護団が推薦した鑑定人に鑑定手法などを説明させることを求める「求釈明申立書」を地裁に提出した。地検幹部は「鑑定結果の信用性を検証すべき」と訴えている。

 確定判決となった1980年の最高裁判決では、白色半袖シャツの右肩部分の血痕について、犯行時の袴田死刑囚の右肩部分の傷が原因となり内側から付着したと認定し、有罪とする根拠の一つにしていた。
http://www.at-s.com/news/detail/100116082.html


袴田事件「死刑囚とDNA不一致」 検察側鑑定結果
東京新聞
 2012年4月16日 夕刊
 
 袴田事件の第二次再審請求審で、犯行時の着衣とされた半袖シャツの右肩部分に付いた血痕が袴田巌死刑囚(76)の血かどうかをDNA型鑑定した静岡地検推薦の鑑定人が「本人と完全に一致するDNA型は認められなかった」と結論付けたことが十六日、明らかになった。弁護団への取材で分かった。 
 十三日に判明した弁護団推薦の鑑定人の鑑定結果は、血痕と本人の血のDNA型は「不一致」としており、二つの鑑定は矛盾しない結果となった。血痕を「当時右肩にけがをしていた死刑囚本人の血」と認定した一九八〇年の確定判決の一部に疑いが生じたことで、再審開始につながる可能性も出てきた。
 静岡地裁は、昨年のDNA型鑑定の結果と合わせ、鑑定人尋問などで再審開始の条件となる「新規かつ明白な証拠」に当たるかどうかを検証する。
 地検側鑑定人の鑑定書はシャツの血痕と死刑囚本人の血から「完全に一致するDNAは認められなかった」と指摘。一方、証拠の「五点の衣類」の一つである緑色パンツの血痕様の部分とも照合し、死刑囚本人のDNAである可能性は排除できないと言及した。
 双方のDNA型を「不一致」と判断した弁護団側鑑定人の鑑定書は、血痕の劣化や、血痕部分への第三者の汗や唾液の混入があったとしても、不一致となるのは「偶然では極めて起こりにくい」と付け加えている。
 鑑定は弁護団の要請を受け、地裁が委託して実施した。
 静岡県庁で十六日午後に会見した弁護団事務局長の小川秀世弁護士は「地検推薦の鑑定人の結果からも袴田さんの無実が明らかになった」と指摘した。
<袴田事件> 1966年6月30日、静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務橋本藤雄さん方から出火、一家4人の遺体が発見された。県警は8月、強盗殺人容疑などで工場の従業員袴田巌死刑囚(76)を逮捕。袴田死刑囚は公判で無罪を主張したが、67年8月に工場のみそタンクから見つかった血の付いた衣類が有罪の証拠とされ、80年に死刑確定した。81年からの第1次再審請求は2008年に最高裁が特別抗告を棄却したが、姉秀子さんが同年に申し立てた第2次再審請求では検察側が新たな証拠を開示。11年には静岡地裁が衣類のDNA型鑑定を実施し弁護側鑑定人は付着した血痕のDNA型が被害者と一致しないと指摘した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012041602000211.html


袴田事件、検察側鑑定も「別人」
TBS
 16日16:44

 46年前、静岡県旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、検察側は袴田巌死刑囚が犯行時に着ていたとされるシャツの血痕について、袴田死刑囚とは別人のものであるとの鑑定結果を提出しました。


 1966年、当時の静岡県清水市で一家4人が殺害された「袴田事件」をめぐっては、犯行着衣とされたシャツについた血液が袴田死刑囚のものかどうか、DNA鑑定が進められてきました。これについて検察側の推薦した鑑定人は16日、「袴田死刑囚と完全に一致するDNAは認められなかった」とする鑑定結果を提出しました。


 一方、弁護団が推薦した鑑定人も先週、DNAは「不一致」と結論づけています。


 シャツについた血は、袴田死刑囚本人の血と認定した1980年の確定判決の一部に疑いが生じたことで、再審開始につながる可能性も出てきました。裁判所は今後、再審に向けた判断を迫られることになります。


検察側“DNA 本人と完全一致なし”
NHK
 4月16日 16時59分

 昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる袴田事件で、袴田死刑囚が犯行時に着ていたとされる衣類について、検察側の推薦で鑑定を行った専門家は「本人と完全に一致するDNAはなかった」とする結果を裁判所に提出しました。
すでに弁護側の鑑定でも「一致しない」とされていて、弁護団は、無実を裏付ける新たな証拠だとして裁判のやり直しを求めています。
 袴田事件は、昭和41年、現在の静岡市清水区で、みそ製造会社の専務の一家4人が殺害されたもので、会社の従業員だった袴田巌死刑囚(76)が強盗殺人などの罪に問われ、昭和55年に死刑が確定しました。
袴田死刑囚は、無実を訴えて2度目の再審請求をし、静岡地方裁判所は、検察と弁護側が推薦した2人の専門家に依頼して、袴田死刑囚が犯行時に着ていたとされる衣類のDNA鑑定を行っていました。
その結果、検察の推薦した専門家は「衣類から検出されたDNAに本人と完全に一致するものはなかった」とする鑑定結果をまとめ、16日に裁判所に提出しました。
一方、弁護側推薦の専門家も「本人と一致しない」とする結果をすでに出しています。
会見した弁護団は「鑑定結果は無実を裏付ける新たな証拠で、再審の開始を強く求めていきたい」と述べました。
これに対し検察は「鑑定の手法などを検証せずに評価はできない。専門家から詳しい説明を聞くよう裁判所に求めていく」としています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120416/k10014483151000.html


検察側「検証が必要」…袴田事件、DNA不一致
読売新聞
 2012年4月16日19時35分 

 1966年に静岡県清水市(現・静岡市清水区)で起きた「袴田事件」の第2次再審請求審で、検察側推薦の鑑定人が、「(袴田死刑囚と)完全に一致するDNAは認められなかった」とする鑑定結果を出したことについて、静岡地検の千葉雄一郎次席検事は16日、「結果の検証が必要で、現段階では評価できない」と述べ、慎重に鑑定結果を検証していく姿勢を示した。
 弁護側推薦の鑑定人は「すべて不一致」との結果を13日に開示しており、検察側の鑑定結果について弁護団は、「検察側鑑定でも袴田さんの無罪が明らかになった」と評価した。今後、静岡地裁が鑑定内容を精査し、新証拠として採用できるかを判断する。
 鑑定は、確定判決で袴田死刑囚が犯行時に着ていたとされた5点の衣類から検出されたDNA型と、袴田死刑囚のDNA型が一致するかを調べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120416-OYT1T00920.htm


袴田事件 検察側DNA鑑定でも「不一致」
(静岡県)
静岡第一テレビ
 4/16 19:42

 再審が請求されている袴田事件で死刑判決の根拠となった衣類のDNA型は袴田死刑囚のDNA型と一致しないとする検察側の鑑定結果が発表された。このDNA鑑定は、死刑判決の根拠となった5点の衣類について、去年12月に発表されたDNA鑑定の結果が検察側と弁護側で異なったため、犯行着衣とされるシャツに付着していた、袴田死刑囚と同じB型の血液について、袴田死刑囚のものかどうかを判定するために行われたもの。16日検察側の鑑定が発表され、その結果、犯行着衣とされるシャツのDNAは袴田死刑囚のものと一致しないことが明らかになった。これを受けて検察側では、鑑定に用いられた証拠資料の信頼性が十分でないため現段階で評価はできないとコメントしている。また、シャツのDNAは袴田死刑囚に由来しないとする鑑定結果を発表していた弁護側は16日会見を開き、検察側からもシャツのDNAが袴田死刑囚と一致しないとする結果が出たことについて評価した。弁護側では、検察側が鑑定資料などの信頼性を確認するために求めている説明に応じるかどうかも含めて、4月26日に弁護団会議を開き今後の対応を協議する方針。
(日本テレビ系列)

袴田事件「完全一致のDNAなし」 検察側鑑定
朝日新聞
 2012年4月16日20時19分

 静岡県清水市(現静岡市清水区)で1966年に一家4人を殺害したとされる袴田巌(いわお)死刑囚(76)の静岡地裁での第2次再審請求で、検察側推薦の鑑定人によるDNA型鑑定結果が16日、明らかになった。犯行時に袴田死刑囚が着ていたとされた「5点の衣類」から検出されたDNA型は、袴田死刑囚本人と「完全に一致するDNA型は認められない」との内容だった。
 13日に公表された弁護側推薦の鑑定人の鑑定結果も5点から検出されたDNA型は「袴田死刑囚本人のものではない」と結論づけていた。弁護団は、袴田死刑囚はこの5点を着ていたと認定した確定判決と矛盾すると指摘。「双方の鑑定で無実が裏付けられた。難しい議論をせず、再審が開始されるべきだ」としている。
 検察側の鑑定結果は16日、地裁から結果の通知を受けた弁護団が公表した。5点のうち、「白半袖シャツ」の右肩に付着し、確定判決で袴田死刑囚のものと認定されたB型の血痕のDNA型は、死刑囚のものとは一致しないとした。ただ、「緑色パンツ」から検出されたDNA型の一部については、死刑囚のものである可能性を「排除できない」との判断を示した。
 弁護団は緑色パンツについて「わずかな可能性に触れたもので問題にはならない」と話している。一方、静岡地検は「5点から検出されたDNA型の信頼性が検証されるべきだ」として、両鑑定人の鑑定方法を検証することなどを地裁に求めている。
http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY201204160441.html

Posted by 袴田巌さんを救う会 at 00:56  | 袴田事件 , 再審 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月14日

袴田事件:犯行着衣とされた衣類の血痕と、袴田巌さん本人のDNA型一致せず!(続)

袴田事件、死刑囚とDNA不一致 血液鑑定、再審請求で弁護側
東京新聞
 2012年4月13日 20時15分

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、無実を訴えている袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、有罪の証拠となったシャツに付着した血痕が袴田死刑囚のものか調べていたDNA型鑑定結果について、弁護側が推薦した鑑定人が死刑囚とは一致しないとの結果を出したことが13日、分かった。検察側鑑定人はまだ結果を明らかにしていない。
 再審開始に向け、袴田死刑囚の弁護団は鑑定結果を評価。静岡地裁の判断が今後注目される。
 同地裁の委嘱を受けた鑑定人2人が3月、収容先の東京拘置所を訪れ、袴田死刑囚の血液を採取。DNA型を鑑定した結果が13日までに地裁に報告された。(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012041301001954.html


1966年の「袴田事件」 犯行着衣とされるシャツに付着の血、死刑囚とDNA型一致せず  
フジテレビ系(FNN)
 4月14日(土)1時58分配信(最終更新7時59分)

 1966年、静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」の裁判のやり直しをめぐり、弁護団が推薦した鑑定人が、犯行着衣とされる服に付着した血について、袴田 巌死刑囚(76)のものと「DNA型が一致しない」と判断したことがわかった。
 袴田事件は1966年、当時の静岡・清水市で一家4人が殺害されたもので、袴田死刑囚の死刑が確定している。
 この事件の裁判のやり直しをめぐり、犯行着衣とされる半袖シャツの右肩についた血が死刑囚のものかどうか、DNA鑑定が進められてきた。
 弁護団が推薦した鑑定人は、「袴田死刑囚のDNA型と一致しない」とする結果を、裁判所に提出した。
 これに対し、静岡地方検察庁は、「現段階で今回の鑑定結果は評価できない」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120414-00000272-fnn-soci


袴田事件「死刑囚のDNA型と不一致」
TBSニュース
 (14日03:15)

 1966年に静岡県で起きた、いわゆる「袴田事件」の第2次再審請求で、DNA鑑定を行った弁護側の鑑定人は「証拠のシャツについた血のDNA型と袴田巌死刑囚のDNA型が一致しなかった」と結論づけました。
 弁護側の鑑定人によりますと、先月、袴田死刑囚から採取した血液のDNA型と、犯行着衣とされる半袖シャツについた血液のDNA型が一致しなかったということです。
 シャツの血は確定判決で証拠とされ、弁護団は「証拠はねつ造。速やかに再審を開くべき」と訴えました。
 一方、検察側は別に鑑定を依頼していて、「現段階で評価はできない」としています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5003585.html


袴田事件 弁護側DNA鑑定 シャツ血痕は死刑囚と別人
中日新聞 静岡
 2012年4月14日

検察側は未提出
 「袴田事件」の第二次再審請求審で、袴田巌死刑囚(76)の弁護団は13日、犯行時の着衣とされた半袖シャツの右肩部分に付いた血痕は本人の血ではないとする弁護団推薦の鑑定人によるDNA鑑定の結果を明らかにした。弁護団事務局長の小川秀世弁護士は「今回の鑑定で袴田さんの無実がはっきり裏付けられた」として再審開始を急ぐよう地裁に働きかける。
 静岡地検推薦の鑑定人はまだ鑑定書を静岡地裁に提出していない。地裁は両鑑定書がそろった段階で鑑定人尋問などで鑑定結果を検証する見通し。昨年の鑑定同様、今回も双方の結果が食い違えば、再審開始の是非の判断は難航するとみられる。
 昨年の鑑定では、弁護団、地検双方が推薦する鑑定人2人が「5点の衣類」のうち半袖シャツ右肩の血痕から被害者とは別人の可能性があるDNA型を検出。袴田死刑囚のDNA型は鑑定対象でなかったため弁護団の要請で追加鑑定していた。
 今回の鑑定は前回と同じ鑑定人が、3月から1カ月間程度をめどに、東京拘置所の袴田死刑囚から採取した血液とシャツの血痕とを照合し、本人の血かどうかを調べた。
 弁護団側鑑定人が提出した鑑定書によると、血痕から検出したDNAは袴田死刑囚のDNAの型と一致しなかった。被害者とも別人のDNA型で、日本人にはまれな型が含まれていると指摘した。
 地検の千葉雄一郎次席検事は「今回の結果を評価するには、昨年の鑑定結果の信頼性を検証することが欠かせない」と話した。

「有罪証拠なくなった」 弁護側、再審開始へ手応え

 13日夜に静岡県庁で会見した袴田死刑囚の弁護団は「袴田さんを有罪にした証拠はなくなった」と再審開始への手応えを強調した。一方、検察側は「昨年の鑑定結果を検証する方が先だ」と慎重な姿勢を崩さなかった。
 「5点の衣類は事件の中心証拠だ。それが捏造(ねつぞう)と分かり、これ以上何を議論するのか」。小川秀世弁護士は語気を強めた。
 1980年の確定判決は、5点の衣類の1つ、半袖シャツの右肩の血痕を袴田死刑囚の血と認定した。有罪の証拠となったが、今回の鑑定結果は、確定判決に疑問を投げかけた格好だ。
 地検推薦の鑑定人の結果は判明していないが、小川弁護士は「5点の衣類に袴田さんの血は付いていないという結論が変わるとは考えられない」と自信を見せた。会見に同席した死刑囚の姉秀子さん(79)は「46年前から巌は無実を叫び続けている。早く再審を始めてほしい」と訴えた。
 45年前のシャツに残る血痕からDNAを分析した昨年12月の鑑定結果は、同じ検体を使いながら、2人の鑑定人で結果がほとんど一致しなかった。
 静岡地検の千葉雄一郎次席検事も同日夜、地検で会見し「袴田死刑囚のDNAを正しく分析していたとしても、比較する半袖シャツの鑑定結果には多くの疑問が残る」と指摘。双方の鑑定人に分析データの提出や鑑定内容の説明を求めていく考えを示した。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120414/CK2012041402000155.html


袴田事件、死刑囚とDNA不一致 再審請求で弁護側 
静岡新聞
 2012/4/14 07:48

 旧清水市(静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された「袴田事件」の第2次再審請求で、今年2月に静岡地裁が実施を決めたDNA型鑑定のうち、弁護側推薦の鑑定人の鑑定結果で、袴田巌死刑囚(76)の犯行着衣とされた「白色半袖シャツ」の右肩部分に付着した血痕のDNA型と、袴田死刑囚のDNA型は一致しなかったことが13日、明らかになった。

 確定判決では、シャツ右肩部分の血痕は袴田死刑囚の血液とされていた。弁護団が会見で明らかにした。今回のDNA型鑑定では、静岡地検推薦の鑑定人もDNA型鑑定をしているが、13日現在、結果は判明していない。

 確定判決は、白色半袖シャツの右肩部分に付いたB型の血痕について、犯行時の右肩の傷が原因となり内側から付着したと断定し、有罪とする根拠となっていた。

 弁護側鑑定人は鑑定書で、3月に袴田死刑囚から採取した血液のDNA型と、白色半袖シャツから検出したDNA型が不一致だったことから、「(血痕は)袴田死刑囚に由来しない」と結論付けた。

 弁護団は第2次再審請求で地裁に提出した補充書などで、犯行着衣とされた白色半袖シャツなどの「5点の衣類」が事件発生から約1年2カ月後に発見されたことから、「発見の経緯が不自然で警察のねつ造証拠だ。白色半袖シャツの右肩部分の血痕は袴田死刑囚の血液ではない」と訴えていた。

 一方、静岡地検は昨年12月に地裁に提出した意見書などで、「弁護団の主張に沿った新証拠は提出されていない。その主張自体全く意味がない」などと反論していた。

 弁護側「有罪裏付け崩壊」 検察側「鑑定評価できず」

 袴田巌死刑囚の血液と、犯行着衣とされる衣類に付いた血痕のDNA型鑑定の結果を受け、袴田死刑囚の姉(79)が13日、県庁で会見し「巌は一審から無実と叫んでいた。鑑定結果を受けてなるべく早く再審を始めてほしい」と訴えた。弁護団事務局長の小川秀世弁護士は「衣類が有罪を裏付ける証拠にならないことが明らかになった」との認識を示した。

 一方、犯行着衣とされる衣類に被害者の血痕が付いているか調べる昨年12月のDNA型鑑定の結果をめぐる求釈明申立を静岡地裁に行った静岡地検の千葉雄一郎次席検事は同日、「前回のDNA型鑑定結果の検討が済んでいない今の段階で、今回の鑑定の評価はできない」と述べた。

 第三者の再鑑定を
 日大医学部の押田茂實教授(法医学)の話
 弁護側推薦の鑑定人の鑑定結果だけでは、再審開始に向けた有力な証拠とは判断できず、検察側の鑑定結果を待つべきだ。前回昨年12月のDNA型鑑定同様、今回の鑑定でも検察側と弁護側の双方で、鑑定結果に食い違いが生じるとすれば、信頼できる第三者の鑑定人による再鑑定が必要なのではないか。
http://www.at-s.com/news/detail/100115433.html

Posted by 袴田巌さんを救う会 at 14:52  | 袴田事件 , 再審 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする