

学生時代の後輩の舞台に行ってきた。
劇団四季ファミリーミュージカル
『人間になりたかった猫』
我らが後輩『山崎義也』の役名は
ライオネル。
主役である。
まさに「人間になりたかった猫」の役である。
凄いもんだ。
会場は文京シビックホール。
客席1800席の会場満員の公演。
でもって全国50ヶ所以上をまわる公演だ。
その主役だ。
まず、観る方としての心構えというか、心の準備というか、何も定まらず、フワフワした状態でホールに行く。
いざ開幕!
高まる緊張。ママフラ譲りのお節介な性分が、必要以上に身体の中を駆け巡る。
「あぁ〜、どうしよ、どうしよう・・・」
いきなり登場するのだが、着ぐるみを着て、全身も、勿論顔も覆われていたことで、緊張が少しでも和らいだのは、本人でなく、アタシだけだったのかもしれない。
しかし、すぐに思った。愚想であったと。
堂々としたものである。
確かにもうすでに何十という公演をうって来ているわけだ。
何より劇団四季のミュージカルの主役なのだ。
そんな不安定なわけはなかろう。
そして、身を委ねる。
本人の成長ぶりに、ただただ傍観。ため息の連発である。
「もう、ステキすぎ!」
成長はありえない程していたが、本人は本人。
昔の、一緒にやっていたころの彼も垣間見ることもでき、嬉しかったり、なんだか照れくさかったり、思い返してみると当時から素要はあったんだなと偉そうに感じてみたり。
気がつきゃ、彼を憧れの眼差しで観てました。そして、分かりやすく誇らしく感じてました。
終わりに近づき、ファミリーミュージカル特有のクサイ内容というのもあり、胸がどんどん熱くなっていきました。
♪人はみんな誰でも
一人では生きて行けないから
いつもすてきな友達と
この手をつなぐのさ
時と場所によっては大爆笑か、赤面である。
でも、これを、全国何万という子供達に歌っているのだ。
もう胸いっぱいでした。
最後のカーテンコール。
手拍子、拍手の嵐の中、ソロで踊る彼を観て涙が止まりませんでした。
「なんて、なんて、立派なんだ」
終演後、挨拶をする。
ミーハーモードに入っていたので、写真をとってもらい、サインをもらう。
後輩なので、向こうが敬語。
なんか妙なギクシャク感。とまでは言わないが、2日前に飲んでいた時とは間違いなく違う空気感がそこにはあった。
一緒に行ったすーとも話したのだが、
「新年一発目にみれて良かったね」
凄く力をもらえた。よし!ガンバルぞ!と。
テンション、タイミングによっては、もの凄い打ちひしがれる状況である。
前向きな燃料になりましたよ。
その時にそういう意味だとは言ってないけと、力をもらったよありがとう!義也。
人間的にもイイヤツだし、非のうちようがない。
感心し、感無量になって家に帰る途中でメールが
「今日は本当にありがとうございました・・・中略・・・
またハナフラさんの芝居も観たいのでやるとき連絡下さい!では!
山崎義也」
また一つ、ギアの入る音が聞こえました。
『己道』
エンジンはすでにかかってます。