谷本歩実選手の素晴らしさだけでなく

アテネに次ぐ2連覇で、オリンピック連覇を全て一本勝ちという初の快挙を達成した谷本選手は、本当に素晴らしいですね。常に一本勝ちを狙う姿勢も良かったですし、従来の思いっきりの良さも気持ちよかったです。どれほど谷本選手を賞賛してもしつくせない気がしますが、ちょっと対戦相手の事も見て欲しいと思います。
決勝で対戦したドコス選手はもちろん、谷本選手と対戦した選手は「効果」や相手の「指導」などのポイントを狙う柔道ではなく、積極的に技をしかけに行っていました。谷本選手をねじ伏せんとする気迫に溢れ、掛け逃げなどもなく、互いが一本を狙う試合がスリリングに展開されていましたね。
本番前にドコス選手は、谷本選手との対戦を希望していましたし、その中で「二人とも一本を狙う柔道だから、面白い展開になる」と語っていました。大内狩りで谷本選手の体勢が崩れた瞬間を狙いにいったドコス選手と、崩れながらも思いっきり引き手を引いて内股にいった谷本選手の闘争心の激突がなければ、あの一本はなかったと思います。あんな体勢からの内股なんて、すかされたら一本負けの場面ですよ。それにあれほど腰が引けてバランスを崩したのに、よくあれほど左手を引き付けることができたなと思います。
谷本選手の柔道が素晴らしかったのはもちろんですが、対戦相手も素晴らしかったのです。久しぶりに勝利に酔える試合でした。
追記
解説の山口香さんが、優勝を決めた瞬間に興奮して「やったー!」と「いったー!」を同時に言って叫んでいたり、恩師の古賀稔彦さんが、まるで自分の娘を自慢するように、デレデレになって谷本選手を語っているのが面白かったです。
Posted by hanemone at 22:39
|
Comments(7)
|
TrackBack(0)
|
スポーツ
この記事へのトラックバックURL
http://blogs.dion.ne.jp/hanemone/tb.cgi/7494350
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
一本勝ちを狙う選手同士の戦いは観ていても気持ちよかったですね。谷選手や日本男子選手の対戦相手の多くは小刻みにポイントを稼いでの「優勢勝ち」狙いの選手が多くてイライラさせられました。
柔道の国際ルールも、原点に帰って「一本を取る」ことに重きを置く方向に変わってほしいものです。
トーチューの1面が谷本選手だったので読みましたが、
ドゴス選手とはライバル関係で、ともに1本をとりに行く柔道をやっていたのだとか。
以前谷本選手がポイントを取りにいって勝ったとき、ドゴス選手は残念そうな顔をしていたと書いてあります。
同じものを目指すよきライバルに出会い、ともに切磋琢磨して、大舞台で相対する。
気持ちのいい試合だったのではないでしょうか。
こういうのを生で見たいんだよ〜(笑)
決勝が始まったときの谷本選手の清々しい顔、
決まるかも!って思えましたねぇ。
金でも銀でもいいやって思えたんじゃないかなあ。
こういう、一本を取り合う「柔道」を、
世界中でみてもらえたら・・・!
柔道、男子は試合以前の状態の問題ですね。
選手は大人なんだから、監督責任というのも妙かなとも思いますが、減量・怪我の考え方はチームとしても甘いと思う。
脱水症状に水飲んだって痙攣するのは常識でしょう。
人生における、このオリンピックの試合の重みが、
想像するだけで身震いするほどな選手が、
そんなことで!と泣けちゃいます。
★さなさん
なんだかジャケット・レスリングって感じになってきていますよね。最初から投げる気がなく、倒す(つまづかせる)ことばかりを考えている選手が多いように思います。そしてポイントで先行したら逃げる逃げる逃げる・・・。
国際柔道連盟には、日本人の理事が一人もいませんからね。この傾向は加速しそうな気がします。。。
★フサイっちさん
あの2人は子供の頃からのライバルですからね。互いに戦うのが楽しくて仕方ないみたいです。こういう関係って貴重ですよね。
私もこういうのを生で見たいです。興奮するんだろうなぁ。
★yuruさん
始まった時に思わず笑ってしまったなんて谷本選手は言っていましたが、本当に楽しそうでしたね。ああいうライバル関係は本当に貴重だと思います。谷本選手自身も、国際大会での優勝がないのに選抜されて批難を浴びたりしていましたので、ホッとしたと思います。
男子の方はかなり深刻な状態になっていますね。斉藤監督が辞意の意向だとか噂が飛び交っていますが、敗因に関しては改めて考えてみたいと思います。しかし今日の鈴木選手はショックでした。彼は確実に勝ち上がってくると思ったんですけどねぇ。。。
谷本歩美さんの金取った瞬間の喜び方、両手を挙げて足をジタバタする感じが芋洗坂係長の「ボ〜ラレ〜タ〜♪」にそっくりでしたね(笑)とってもかわいらしかったです☆
★とろろさん
芋洗坂係長とは思いつきませんでした(^_^)
あの時は、はしゃぎすぎってぐらいに喜んでましたからね。しかし見事な2連覇でした!