2008年05月08日
原子爆弾の「暴力」を想像するために
その後の報道によって、掲載している写真が関東大震災を撮影したものであることが分かりました。お詫びして訂正させていただきます。(2008年5月16日)日本占領軍に所属していたロバート・キャップ氏が、広島市郊外の洞窟で発見した原子爆弾投下直後の写真が公開されています(“Photos of Hiroshima from the Robert L. Capp Collection”)。理由は定かでないんですけれども、2008年まで公開しないという条件でフーバー研究所に寄贈されたものだそうです。全部で10枚公開されていて、どれもが原子爆弾の恐ろしさを私たちに伝えてくれるものです。サムネイルの写真には、見渡す限り犠牲者の遺体で埋め尽くされています。フレームを左右にずらしてみても、おそらく累々と遺体があったと思われます。
僕は中学三年生の時に、修学旅行で広島を訪れました。その時に初めて見た「原爆ドーム」の姿は、今でもはっきりと覚えています。本当にショックでした。もちろん広島平和記念資料館も見学しましたが、社会科担当の先生は資料館の入り口でずっと座っていたんです。なぜなら彼女は被爆者であり、少しでも当時のことを思い出すことが辛くてできなかったのでした。今思うと、それが本当の意味でのトラウマというものだったのでしょう。そのこともはっきりと覚えています。
直接原子爆弾の「暴力」を知らない私たちにとっては、それを想像するほかありません。でも、そのような想像は極めて重要であるし、そのためにこのような写真を見る機会を得るというのは大変貴重なことです。だから皆さんにも是非これらの写真を見ていただきたいと思います。そして原子爆弾の業火に焼かれた人々の苦しみや悲しみを想像していただきたいと思います。
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