2010年02月17日

廣松関係15

たわしの読書メモ・・ブログ73  
・廣松渉「精神の間主体的存在構造―「精神異常」の存立構制の定位のために―」
・鼎談 木村敏/廣松渉/中川久定「自己・役割・他者」
                      (『思想1983.2』所収)
 62で出した、『思想』掲載論文・鼎談の再読。
 これを読み直すために、木村さんの本を読んでいたのですが、木村さんが現象学的精神病理学がひきずっている現象学の限界を超えて、ベルグソン、ドゥールズ、デリダあたりの時間概念の中からとらえかえしてきたことと、かなり廣松さんとの共通性が感じられました。また廣松さんの理論に「精神病」的な「異常」ということを反転させながら、自我−他我論を展開しているところはその博学的なところを改めて確認した次第です。
 木村さんの論攷にはちょっと違うという思いも残っているのですが、きちんと展開するには廣松さん、木村さん双方の再読を必要とします。
 とりあえず、ここで一旦閉じます。


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