クリスマス・キャロル
作 チャールズ・ディケンズ / 訳 中川 敏
装画 酒井駒子
集英社文庫
未来は、まだ変えられるかもしれない。
チャールズ・ディケンズ Charles Dickens (1812年〜1870年)
イギリスの作家。
作品:オリヴァー・トゥイスト / クリスマス・キャロル / 二都物語 / 大いなる遺産、他
『クリスマス・キャロル』は1843年に発表されたディケンズの代表作のひとつです。
主人公のスクルージは、けちんぼう!金銭欲のかたまり、強欲で冷酷、腹のうちを見せず、うちとけることなく、孤独な人。
あるクリスマス・イヴの夜、スクルージのもとに以前仕事のパートナーだったマーレイの幽霊が訪れます。引きずるほどに重くて長い鎖を透き通った体に巻きつけたマーレイの幽霊は、自分の死後の世界について語りはじめます。そして最後に、マーレイの幽霊はクリスマスが大嫌いなスクルージへのクリスマスプレゼントを言い残し、消えてしまいました。
3人の精霊がやってくるだろう。
「過去の精霊」「現在の精霊」「未来の精霊」、マーレイの幽霊が予告した通りに次々と現れる精霊たち。このプレゼントはマーレイ自身の贖罪であり、スクルージがマーレイと同じ運命を免れるための機会と望みだとマーレイの幽霊は言っていましたが・・・
初めて読んだ子どもの頃は、幽霊や死神(のような精霊)が登場するシーンの気味の悪いスプーキー(spooky)な雰囲気の印象が強く、精霊の来訪とともに変化していくスクルージの心の様子や行動、ハッピーエンドに「ほっ」とひと安心。また、あるときは、「やっぱり幸せって、お金なのかな?」と、それまでハッピーエンドだと思っていた結末を疑ってみたり。読むたびに大きく印象が変わります。
今回の謎は、「お金の力」。
スクルージがお金に取り付かれてしまうようになったのはどうしてだろう?
何が原因で、あんな嫌われ者のけちんぼうになってしまったんだろう?
お金で幸せを手に入れることが出来るか?
もちろん、お金は大切。
お金で助かる命もあるし、日々の生活を支えるためにもお金は必要。
でも、「お金の力」は絶対的では無いし、価値も大きく変動することがあります。
きっと、スクルージは「お金の大切さを知っていたから」けちんぼうになったんだ、と思いました。お金の必要性を痛感するような出来事を過去に経験していて、お金のことをとても大切に思うようになって、無駄や贅沢をしないようにしていたら極端になってしまって・・・
「お金」が1番大切なものと信じるようになっていたスクルージは、「何のためにお金が大切なのか?」というお金の大切さを見誤っていたんだと思います。
作品を理解するのに時代背景や宗教観を無視することはできませんが、それでも、
誰でも知っている「大切なもの」って、あると思う。
守銭奴やケチな人の意味の英語「scrooge(名)」スクルージは、『クリスマス・キャロル』の主人公エベネーザ・スクルージの名前が由来になっているそうです。
映画『クリスマス・キャロル』公式サイト
監督:ロバート・ゼメキス
主演:ジム・キャリー
ロバート・ゼメキス『クリスマス・キャロル』はまだ観ていませんが、どんなクリスマス・キャロルに仕上がっているんでしょうね!
ミユウ

Dream-giver Littlest One
OATH BREAKER
NIGHT FLYING
CORAM BOY
レッドリスト・レッドデータブック(RDB)とは、
Le Sucre de Vendredi
The Velveteen Rabbit
Die Schwarze Mauer
Kraniche und Klopfer
Specks in the Sky
The Things I Want Most
THE MAN WHO CRIED
POBBY AND DINGAN

― THE RED GLOVES SERIES ―
― THE RED GLOVES SERIES ―
― THE RED GLOVES SERIES ―
Feather Boy
Boku to Annan

そのぬくもりはきえない

The Third Witch
OUTCAST
SOUL EATER
SPIRIT WALKER
WOLF BROTHER

Leur histoire
― 酒井駒子 ―
By the Winding River

