2012年05月17日

ネプツニウム239

 東京大学の小豆川勝見らは、昨年4月10日に、福島原発の正門前・周辺、さらには原発から35kmにある相馬郡飯館村の長泥・小宮区で資料を採取し、4月14日と22日に東京大学アイソトープ総合センターでγ線を測って放射性核種を同定・定量した。

K.Shozugawa etal.,Environ.Pollut.,163,243(2012)

 驚いたことに同定された核種の中に、本来は重くて飛散しにくいとされていたNP(ネプツニウム)239が採取地に関わらず検出されていたことである。

 NP239は半減期が2.35日で半減期が2.4万年のPu(プルトニウム)に壊変する。

 半減期2.35日のネプツニウムが検出されたということは、小豆川らが試料を採取した昨年4月10日ごろ、「なお原発からNPを含む放射性物質が飛散し続けていた」「重い核種が飛ぶような異常事態が福島原発で進行していた」ということである。

 このような重大事実が論文となって世界に公表されたのが、本年3月、NP検出後1年を経過している。

 住民の健康に関わる重大発見であり、もう少し機敏に対応できなかったものかと悔やまれる事態ではある。

参考資料:現代化学6月号, P15(2012)
Posted by 帝王 at 21:30  |Comments(0)TrackBack(0) | 科学トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

インメン・ゼー

「エリーザベト、あの青い山の彼方に僕たちの青春時代はあるのですね。あの時代はどこへ行ってしまったのでしょう?」

みずうみ(岩波文庫版)


学生時代、幾度となく読み返したドイツの詩人作家・シュトルム作「みずうみ(インメン・ゼー)」中の文章である。別の作家による同名作品(レイ・ブラッドベリー「みずうみ」)と共に思い出の一編である。残念なことに両作とも再版・新刊の動きはないようだ。

 本棚から完全な古本と化した文庫本(★ひとつ50円、なつかしの岩波文庫!)を取り出し、いま流行の「電子書籍化」をこころみる。裁断機とドキュメントスキャナーを使って、紙文書のPDF化である。作業の詳細は本日のテーマではないので、また別の機会にでも・・・・・

 昔の文庫本は単に古いから読みづらいではなく、文字が細かくシニアには読み返すにはちとつらい。PDF文書にして文字を大きくしてAcrobatReaderのページ移動機能を駆使して読むときわめて快適に読書できる。

 で、たぶん40年ぶりくらいになるだろうか、ひさしぶりに「みずうみ」を読み返してみて、若い頃には読み解けなかった「男のエゴ」にきづかされたことは収穫であった。

 たぶん当初は苦い失恋の思い出だけが印象にのこったのだろうが、作者は自らの反省もこめてこの作品を書いたであろうと思える。ジプシーの歌手への想い(浮気?)、恋人を自分の思い通りにしようとする言動(今で言うDV?)、2年間も音信普通でも待っていてくれるという男の思い上がり・・・・・

 まあ、これでは振られて当然なのがよくわかる。若い頃愛読した作品を読み返して、また違った感想をもつのもおもしろい。

Posted by 帝王 at 11:07  |Comments(0)TrackBack(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月04日

勝手に入力モード変更

 豊岡市のTさんよりTELでSOSあり。

 日本語入力モードが「ひらがなモードに変わってしまって、IMEのツールバーからは元に戻らない」とのこと。

 でIMEのツールバーのツールメニューから
   プロパティ→全般→入力設定
とすすみ、入力モードを設定しなおす方法をレクチャーする。

 絶対、絶対、誰かが勝手に入力モードを変えたんでっせ!

 とTさんには強調しておいたが、

「家のパソコンなので、わし以外絶対! 誰もさわっとらん!」とのたもう。

 不審に思い、自分のPCで動作再現してみると、ALTキー+「カタカナ/ひらがな」キーでかんたんに入力モードが「ローマ字」から「ひらがな」に切り替わる。

 う〜ん、そうかあ、これで長年の疑問だった「勝手に入力モード変更」の謎がとけたあ〜。と感心することしきり。

 しかし、あたしゃあ、これで何年パソコン講師やってんでしょうなあ。
Posted by 講師 at 20:29  |Comments(0)TrackBack(0) | 業務メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

南京大虐殺否定暴言

 2月20日、名古屋市長は姉妹友好都市の南京市より訪れた訪日代表団に対し、「(南京で)一般人への虐殺行為はなかった」と発言し物議をかもしている。

 南京市は「南京大虐殺の史実を否定し、南京の市民感情を傷つけた」として姉妹都市である名古屋市との交流の一時停止を発表した。当然の報復措置である。

 まったくもって国辱ものの大暴言である。

 1937年12月に起こった南京大虐殺はもはや世界史的には確定した史実である。

 史料としては、たとえば日本政府の公式見解。
「多くの非戦闘員の殺害や略奪行為があったことは否定できない」(外務省ホームページ)

 事件当時の外務省高官・石射猪太郎の日記。
「上海から来信、南京に於ける我軍の暴状を詳報し来る。略奪、強姦、目もあてられぬ惨状とある。嗚呼、これが皇軍か」

 松井石根陸軍大将の日誌。
「幾多我軍の暴行奪略事件を惹起し、皇軍の威徳を傷くること尠少ならさるに至れるや」

 旧日本軍による民間人殺害を証拠づける、これら数多くの史料や証言をくつがえすどんな証拠を名古屋市長はもっているのであろうか。

 報道によれば「私は私の意見を言う」とも市長は述べている。どんな特異な歴史観であれ思想の自由はあるのかもしれないが、少なくともこういう発言は市長を辞めてからにしてもらいたい。
Posted by 帝王 at 20:17  |Comments(0)TrackBack(0) | 靖国問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月18日

IEのリセット

 豊岡市のNさんの依頼。

 娘さんの進級祝いにパソコンを買ってやりたい。で依頼を受けたPCTECが手配することに。

 職場でできる作業はできるだけ職場ですませてと、まずは初期セットアップ、Officeのライセンス認証、プリンターの設定ときてインターネットの設定・・・・・・・

 れれ、IEの動作がおかしい!!

 何とこのIE、Windowの「閉じる」ボタンを押すと「動作停止状態」となり、必ず異常終了する。まあ、「プログラムを終了します」のメッセージが余分に出るだけの話だが、うっとおしい。しかも、新品で納品するPCでこの異常動作ではPCTECの名折れである。

 う〜ん、どうやったらなおんねん。

 再起動から、ホームページ設定のやり直しなどいろいろやってみたが直らない。アセ、アセ (^_^;)。

 IEのツールメニューのインターネットオプションで「Internet Explorer の設定をリセット」のメニューを発見。こいつを実行すると元に戻った。つまりはIEの設定を初期状態に戻すというやつですな。

IEのリセット


 それにしても特に深い設定変更はしていなのに、なぜあんな異常動作になったのかしらん。これも最新IEのバグのひとつかな。
Posted by PCTEC at 23:41  |Comments(0)TrackBack(0) | 業務メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月14日

思想調査

 橋下徹・大阪市長が全大阪市職員を対象に「労使関係に関する職員のアンケート調査」を実施している。

 アンケートの設問は「特定の政治家を応援する活動に参加したか」「特定の政治家に投票するよう要請されたことがあるか」「要請した人は誰か」「それはいつか」等である。

さらに市長のサイン入りで「職員各位」へ「アンケート調査について」の文書を出し、アンケートへの回答は業務命令としています。(業務命令ならそもそもアンケートとは呼ばない、などという突っ込みはこの際ヤボ)

以下、その文書。

 市の職員による違法ないし不適切と思われる政治活動、組合活動などについて、次々に問題が露呈しています。

 この際、野村修也・特別顧問のもとで、徹底した調査・実態解明を行っていただき、膿(うみ)を出し切りたいと考えています。

 その一環で、野村特別顧問のもとで、添付のアンケート調査を実施いただきます。

 以下を認識の上、対応よろしくお願いします。

 1、このアンケート調査は、任意の調査ではありません。市長の業務命令として、全職員に、真実を正確に回答していただくことを求めます。

 正確な回答がなされない場合には処分の対象となりえます。

 2、皆さんが記載した内容は、野村特別顧問が個別に指名した特別チーム(市役所外から起用したメンバーのみ)だけが見ます。

 上司、人事当局その他の市役所職員の目に触れることは決してありません。

 調査票の回収は、庁内ポータルまたは所属部局を通じて行いますが、その過程でも決して情報漏えいが起きないよう、万全を期してあります。

 したがって、真実を記載することで、職場内でトラブルが生じたり、人事上の不利益を受けたりすることはありませんので、この点は安心してください。

 また、仮に、このアンケートヘの回答で、自らの違法行為について、真実を報告した場合、懲戒処分の標準的な量定を軽減し、特に悪質な事案を除いて免職とすることはありません。

 以上を踏まえ、真実を正確に回答してください。

以上

  
大阪市長 橋下徹


 まあ、この事態への解説は不要でしょう。

 参考に各団体の声明紹介。

大阪自治労連
「職員アンケートは職員のプライバシーや思想信条の自由、組合活動の自由を侵害する明白な違憲行為であり、市長としての職権乱用である。職員アンケートの即時中止をもとめる」

大阪市労組
「憲法違反の思想調査となるアンケート調査は直ちに中止を求めます」

Posted by 帝王 at 19:59  |Comments(0)TrackBack(0) | 維新の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

ケーブルテレビ

 養父市のTさんの依頼。

 ケーブルテレビでインターネットの契約をし、電気屋さんにつないでもらったが使えるようにしてほしい、との依頼。

 へっ? 養父市のケーブルテレビならつなぐだけでインターネットが使えるようになってるはずでっけど?

 いやあ、電気屋さんにわからなければ業者さんを派遣しますがお金がかかりまっせ、と言われてなあ。

 んな、アホな。何もせんでも設定でけてる回線に訪問しただけで金とるんかい。んなもん、こっちがやったげますわ、といつもながらのアホな義侠心を出してしまった。

 でTさん方を訪問。

 PCはどこでっか。ケーブルモデムは。ん、もうつないでありますな。ほなら、これでインターネットは使えるはずです。IEのアイコン、ここにありますな。こいつをチョイ、チョイとWクリックして。ハイ、このとおりもうインターネットにつながってます。

 うはあ、すげーもんですなあ。わたしらあ、こんなんさっぱりわからへんかったわ。おおきに、おおきに。

 感謝されるほどのことでもないんだけどなあ。でもどうしてモデムを持ってきた電気屋さんがここまで説明してあげなかったのか。不思議である。マニュアルを隅から隅までよんですべてを理解してから使い始めるユーザさんばかりではない。もっと高齢者に親切な対応をしてもらいたいもの。

 ちなみに説明には1分もかからない。

 料金? もちろんPCTECはこの程度の作業では1銭もいただきません。

Posted by PCTEC at 16:34  |Comments(0)TrackBack(0) | 業務メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

街頭演説

 ある政治家の街頭演説から。

「(マニフェストには)ルールがあるんです。書いてあることは命がけで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです」

 さらに引用。

 「書いてないことを平気でやる・・・・書いてあったことは4年間何もやらないで書いてないことは平気でやる。・・・・今度は消費税を引き上げるんですか?」

 これは自民党総裁の演説ではない。(いかにもありそうだが・・・)

 なんと、2009年総選挙での野田佳彦・現首相の大阪での演説である。インターネットの映像で流されている。

 まあ、この演説に余分な論評は不要でしょう。
Posted by 講師 at 16:09  |Comments(0)TrackBack(0) | 講師の独白 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

九州電力と玄海町長・11町議

 玄海原発(佐賀県玄海町)再稼動をめぐる「やらせメール」が問題になっている九州電力が昨年12月、地元の玄海町長と11人の町会議員を招いて忘年会を開いていたとの報道。

 九電主催の忘年会は恒例となっており、費用は九電もちであったという。今年はさすがに町側の提案で「割り勘」になったというが、安くても8000円(最高は23000円)のメニューに九電があとで町議に集金に来て請求した金額は3000円であったという。

 「割り勘」とは名ばかりの明らかな「九電の奢り」である。これで町長や議会に原発再稼動へ向けた住民本位の正確な判断をもとめるのは無理というもの。
Posted by 講師 at 15:57  |Comments(0)TrackBack(0) | 講師の独白 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

政党助成金2

 1月21日、公明党の斉藤鉄夫幹事長代行はTBSテレビで「(政党助成金は、国会議員が)自ら身を削るということで致しかたない」と述べた。

 自民党の平沢勝栄副幹事長も同番組で「国民は今のまま(政党助成金を)受け取っていたら納得しない」と語った。

 議論がだいぶ核心にせまってきた。

 比例定数80削減して来るべき「自公民大連立政権」の安泰をはかる党利党略よりも、6倍も経費削減効果のある政党助成金全廃こそ議員諸氏には文字通り「身を削る」不退転の決意で断行していただきたいもの。

Posted by 講師 at 23:24  |Comments(0)TrackBack(1) | 講師の独白 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする