2010年10月07日

岡山ブレンド!

今日のお昼、食事の前に少し寛ぐ時間があった。

そうしたら、ブレンドだ!!

そう「岡山ブレンド」という言葉が湧いてきたのです。

なんのことか?

順番に話をすすめると、

建築工事の分野で、左官というのがあります。壁などの仕上に使うあ

れですが、コテを使ってクロスや塗装では出せない優れた表情を見せ

てくれます。

各社いいものを出していますが、成分と調合を調べても,あるレベル

以上のことは企業秘密で教えてもらえません。どうもその調合の比率

が命のようなのです。そこに、つまりブレンドにその会社の商品の魅

力がつまっているのです。


今日はお昼前、伸びた髪を散髪屋さんでカットしてもらった。

よく通ってた表町の美容院は、ちょっと遠いので今回は近場ですまし

た。終って鏡に映った髪型は、美容院の時とは違うのです。最後の仕

上を櫛で整えるやり方と,最新の流行である櫛で整えられない意図的

乱した髪型の差があります。髪型も流行がありますが、やっぱり秩序

感がどうかという捉え方が有効なんだと再確認しました。

その「秩序感」という言葉が頭を巡っていたら、岡山の秩序感てど

だったっけ?と自分の頭が問いかけていた。

すると、「うん!秩序感」「うん!ブレンド!」

もしかしたら,岡山という地域の特徴を切り取る単語に「ブレン

ド」ってあるかも!

岡山は、ウイスキーでいうところのピュアモルトじゃないよな。

新たらしいトレンドにすぐに飛びつかない。飛びついてもそれだけで

は満足しないで自分に合うものという判断をプラスしようとするとこ

ろがあるようです。それを悪く言ってるつもりもないし、実は自分も

その傾向があるのです。

そうした一筋縄ではいかないところなのだから、ブレンドって言葉は

岡山を表現する出がかりになるかもしれない。

考えてみれば、確かにブレンドの味がするよな、

それが岡山だよな。

となると建築に戻して、その目で岡山の建築デザインを眺めてみる。

かつての潮流で変な変ったものもあるが、総じて抑制が利いていて尖

る方に偏ったものは少ない。面白みには欠けるが、それが街の落着き

にも少しはなっている気がする。

数年前に出来た山陽新聞社の高層ビルも、英国のサーの称号をもつ建

築家の作風の系統に属するが、本家の洗練度にはどこか及ばない。そ

れがかえって岡山平野の長閑な空気に馴染んでいるようにも感じるの

です。そんなことから推測すると、どうも建築も岡山ブレンドは生き

ているようです。

しかし、ブレンドがあるとして、それが今まで通りのワンパターンで

いいのか、となるとそれではワクワクするような未来が地元にないこ

とに通じる。

もしブレンドのあり方が確かに岡山の特徴と言えるなら、その言葉を

手掛かりやヒントにして、他では味わえない魅力に調合するブレンド

の方策が求められているのではないか。

と思ったというお話です。



以前のブログで、「岡山の壁」ということを書いた。ものづくりの

「発酵過程」ということも書いた。

ブレンドの素材は、この土地から生まれたものやこの土地の菌、イン

スピレーションなどいろいろです。

デザインでも設計でも食品でも、ブレンドによってさらにその土地ら

しさや魅力を増していくのだと考えたい。



追伸

ちなみに「岡山ブレンド」という単語でGoogleしてみたが、まだな

かった。

例えば,こんなテーマの雑誌が岡山から出てきてほしい。

いろんな分野で、ブレンドがつくり出す、岡山の「味」ってなんなん

だろうか。未来のおいしい!世界がいっぱい待っているはずです。

皆様と一緒に考えてみたい気がするのです。







Posted by yoshio at 14:29  |Comments(4)TrackBack(0) | 岡山の現代 , 地域と建築 , 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月28日

杏は生まれて6ヶ月


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ちょうど生まれて、6ヶ月になりました。

大きくなりました。

顔もちょっと美人!になってきました。

でもその行動は、跳ねたりかじったり、体をぶつけてきて、まだ子供

のままのようです。

成長といえば、つながったヒモの途中をひっぱって散歩をリードしよ

うとします。

この6ヶ月、散歩のなかでご近所のたくさんの方々と知り合いになれ

ました。

杏もいっぱいかわいがってもらっています。

そんななか、会う度に大きくなってると言われてます。

ほんとは今ぐらいのサイズでストップしてほしいのですが、どうもそ

うではないようで、それを聞く度に少々ギクッとしながら、毎日私は

引っ張られて!います。






Posted by yoshio at 16:10  |Comments(7)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月24日

建築家の設計 その違い


このまえの日曜日ことですが、知り合いの若い夫婦がちっちゃい男の

子をつれて円山ステッチを訪ねてくれました。

マンション住まいのご家族だったので、ワンちゃんと芝生が気に入っ

たようで,くつろいでくれました。そのうちに、妻は奥さまとキッチ

ンで、私とだんなさんは庭の石に座っておしゃべりとなった。

男同士で仕事の話になって、なにかの拍子に彼から「設計というは部

屋の機能から始めるんですか?」と聞かれた。

ちょうどこの頃、私は建築家の設計というものを一般の方にどう分り

易く伝えられるか考えていたところでした。そこで、これ幸いとこと

わったうえで彼に説明を試してみることにしました。

以下、その説明を紹介しますと、



「分り易くと言っても、のっけから何ですが、建築の設計には虚と実

の二つの面がありまして、、、。

そのうちの実というのは、家族が4人なら4人いて、個室三つに玄

関、キッチン、ダイニング,お風呂といった間取りを当てはめて、耐

震の構造や設備、今時なら断熱やエコを含めて設計することです。

ところが、建築家の設計は,それだけではありません。例えば工務店

や大手メーカーも設計をしていますが、それらとどう違うのか明解な

説明がほしい。それをどう説明したら分り易いのかずーっと考えて来

ました。そして、『虚』という言葉で上手く説明できるのではないか

気づきました。と言っても、虚ですから少し聞いてもらわないといけ

ません。

建築家は、ある家族のために引き受けた住宅というものを他にはない

一つの作品にすることを目ざします。適う唯一のものを創ろうとする

ためには、聞いたことがないような新鮮なテーマを示したくなりま

す。古びててはいけません。それを俗にコンセプトといったりしま

す。家族の希望や敷地の特性や各建築家の特徴を総まとめにして、こ

うしましょうという一つの方向性をまずは言葉等で示します。

それを練って提案してから、具体的な図面の設計に入るという流れで

進めます。それがうまくいって実物の住宅が出来あがれけば、明るい

部屋に食洗機と床暖があって快適だという体の快適さだけでなく、生

きてる実感だったりの心の快適さや感動を呼び覚ます魅力をもった住

宅になります。


工務店の設計であっても、そうした住宅であれば肩書きは別にして建

築家がそこにいるのです。

いうまでもなく、出来上がるのは具体的な住宅というものなのです

が、そのものにどれだけ豊かな思いを感じさせてくれるか、そのため

にどうしたらいいか。それを求める作業が虚の設計です。

結果が見えなくて一見意味がないようなこの作業があってこそ、実が

よりよい実になるようなのです。何のものづくりの世界でもそう

でしょうが、虚が実を照らすのではないでしょうか。設計のこうし

た虚の面が、一般の方には分り難いところのようです。でも、それが

設計の核心なのです。」



そんなことで、長くなりましたが、

「お分かりいただけたでしょうか?」と、最後に尋ねたら、

「よく、わかりました。」との返事がいただけました。


Kさん、その節はお尋ねいただき、ありがとうございました。



Posted by yoshio at 10:48  |Comments(0)TrackBack(0) | 制作現場 , 日記 , 設計の技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月21日

「火の魚」 を見た


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たまたま,昨晩テレビを付けたら、 NHKで「火の魚」というドラマ

が,始まった。

よく分からないタイトルでなんなのだろうと見始めたドラマは、結局

最後まで見て、終わった時は久々に感動を味わっていました。

あらすじは、瀬戸内の郷里の島にひっこんだ有名小説家のもとに原稿

を取りに行っていじめられる若い女性編集者とのやりとりなかで、へ

んこつで乱暴な小説家も徐々に素直になっていきます。話の最後には

癌で入院したその女性を見舞って、互いの死を意識した孤独のなか

で、お互いの気持ちの接近を理解するところで終ります。

室生犀星の原作を去年NHK広島が製作したものでした。原田芳雄と尾

野真千子のやりとりで進む心理劇は、見応えがありました。

いろんな賞を獲ったドラマの記念再放送を偶然見たのです。ちょっと

幸運でした。

ムンムンした原田芳雄と最後のところで癌と分る尾野の押えた

演技は、互いを引立てて魅力的でした。美人の押えた演技なら、なお

さらです。ちょっとファンになりそうです。

病と老いや作品の劣化など、哀しくなるようなストーリーのなかで、

二人とも元気に生きてほしいと、その希望の隙間をドラマの筋やセリ

フに探す自分がいました。

敬老の日、私はまだ50代だが、いいプレゼントをもらったような気

がした。














Posted by yoshio at 12:25  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

お説教2


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設計の合間に、アトリエから近い禅寺に行って来た。

今日は月に一度の毘沙門天祭の日なのです。

本堂で読経をあげたあとの老師のお説教が、いいです。

以前のブログでも五眼の話を以前紹介していますが、

今回は、意識の二分についてでした。

原田老師のお話を少し紹介します。

時候に合わせて残暑にからめて、昔中国のお坊さんに弟子が、熱さを

感じないですむことができるかと尋ねます。するとお坊さんは、自分

が熱くなれば熱さも感じないであろうと答えたというのです。

それは一つの喩えであって、熱い寒いというように二分する意識とい

うものについて掘り下げていきます。そうして一番大きな二分が、人

の生死の意識だというのです。生きてるのか死んでるのか、生きるの

か死ぬのか、その二つの意識の振れの中でひとは生きているが、二分

された意識を超えて一つの意識に決断してことに当たるのがよろしか

ろうというものでした。

数々の事例を交えた話のなかにあって、正岡子規の辞世の句

「糸瓜(ヘチマ)咲て痰のつまりし仏かな」

を、その生死二分の意識を超えたものとして紹介されていたのが特に

印象深かった。

正岡子規と言えば、その病床の床の身にあって、最後まで創作し続け

たことはよく知られた話ですが、死を前にして自分を客観視できる、

その心境にたっての一句というのが腑に落ちるお話だったのです。

私のような俗深い人間の日常生活は、意識二分だらけだから、老師の

言葉が沁みてきました。

せいぜい「暑い!」と口に出せば、自分も暑くなるし、それを聞く家

族もまた暑くるしいことになって言わないようにしている。

だから建築の設計もそうだと思うのですが、意識を二つに分けたまま

だと、当然いい建築にはならない。

住宅でいえば、奥様の希望は奥様に応え、旦那様の希望は旦那様に応

えれば、一応住宅の設計ということになるが、それでは二分を住宅に

永久保存することになりかねない。不和のネタを設計していることに

なるかもしれない。それぞれの思いを超える一つなるものを,家族の

幸せを祈って住まいに秘かに仕込むことが肝要でしょう。















Posted by yoshio at 21:49  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月01日

今日から9月

9月になった。

今年の猛暑は、かなりのものだった。

室内にいても厳しいと思ったら、日差しはそのままで太陽高度がや

や低くなったのにかえって室内に光が届いて熱いのです。そんなこ

とでわが家の愛犬も、庇の下で夏以上に陰も無く隅っこで静かにして

いる。

今の時期の方が、陰が少ない。残暑と一言でいうが、たぶんいろんな

ところで夏の名残の熱をしぶとく浴びせてくれているのでしょう。

こんな夏が恒例になるなら、残暑に対処する住宅のあり様も本気で考

える必要があるかもしれません。

そういえば今年は、夏の終わりにいつも感じていた、さびしいような

憂いの感傷をほとんど感じなかったな。これも残暑の厳しさのせいだ

ろうか。
Posted by yoshio at 10:48  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月20日

E社新社屋完成


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この8月、当アトリエで設計監理を行っていた事務所が完成しまし

た。住宅のリフォームと新築のほか不動産を扱っている会社の新社屋

です。

写真は新築部分ですが、この建物の奥に今まで使っていた事務所が

あって,今回同時に増改築しました。

建物の性格上、いろんな工夫をお施主さんと打合せしながら試みてい

ます。

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少し,その内容を紹介すると、

エコ 県産木材活用、ソーラー発電(既存)

断熱 外貼り断熱

床  床下配管類を展示した床窓
   一枚ごと樹の材種を変えて見本になった階段板

採光 遮熱機構のついたトップライト


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便所 一面ガラス越しの専用坪庭と青空が気持ちいいトイレ

階段 超シンプルな鉄骨ラセン階段

応接 三重ガラスで水面をイメージした飾り床

音響 室内コンサートに対応した吸音テックスを使った天井

木造 壁面カーブに応用した在来工法の高度な匠の技

外観 地元の土を使った「吉備の風」の外壁

などなど、来られたお客さまに従来の展示場では見れないアイデア

を提供している建築となっています。


この仕事は、昨年以来、建築基準法の運用がまたきびしくなって、増

改築が一段とやりにくくなっているため、かなりの難工事でした。

特に構造の基準をかいくぐり!、既存のコンクリートブロック建物と

は完璧に縁を切りながら、ホールソーであけた穴に木造や鉄骨の柱を

挿入しながら増改築するというアクロバットを演じています。

工事と折衝を担当したクライアントでもある現場監督さんのほか、関

係者みんさんの熱意と創意があって、ここまでできました。


今回は、クライアント様に配慮して残念ながらオープンハウスは行っ

ていません。

関心をもたれた方がいらっしゃれば、当アトリエの担当佐野宜夫まで

ご連絡下さい。




Posted by yoshio at 13:50  |Comments(2)TrackBack(0) | 制作現場 , 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

引越して3ヶ月


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アトリエを引越して,三ヶ月ちょっと経ちました。

少しずつ郊外の生活に慣れてきたようだ。

なかでも、朝が早くなった。

一生夜型生活を送ると思っていたのだが、そうではなかった。

なんてことはない、夜することがなくてベッドに入るのが

早くなったのです。

そういえば、ワールドカップが終ってからテレビを見たことがない。

どうも円山にいると、テレビを見るのがもったいない気がするから

自分でも不思議です。

犬の散歩で一日が始まる。

子犬がやってきた頃は朝は早くから鳴かれたのでしょうがなく起きて

いたが、それも少なくなったのに、こちらはその期間に学習して、早

く起きれるようになったというのが,本当の理由かもしれない。

子犬をしつけるつもりが、逆にしつけられたのかも!


Posted by yoshio at 21:47  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 , 地域と建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月07日

現場監理100701


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一宮でやってる事務所がだいぶ出来上がってきました。

上の写真は、カーブした多目的ルームの壁です。

まだ下地の段階ですが、天井スリットのトップライトから

光が落ちてきています。

その光にあたって木が生き生きとしているのが分かります。

この下地の上にボードを貼って珪藻土の壁が仕上がります。

見せ場のこの壁は、いい雰囲気になりそうで期待がふくらみます。

この部屋は事務所の一室ですが、名前が示す通り、多目的な利用を考

えて設けられました。地域に開放して料理教室にも演奏にも使えま

す。音の響きにも配慮して、スピーカーボックスのカバーに使う特殊

なネットを天井の吸音スリットに貼って使っています。ちょっとお洒

落でアコースティックな部屋になりそうです。

そんなことで出来上がりを楽しみしていたら、オープニングイベント

では東京からフルートとチェロの演奏家をわざわざよばれるとのこ

と、会社の期待が伝わってきます。

一段と楽しみも緊張感も増えそうです。







Posted by yoshio at 15:40  |Comments(0)TrackBack(0) | 制作現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

東山は聖地


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ここはよく見ると聖地なんだと思えたら、いつもの景色がすごく鮮明

に蘇ってきました。

ここは岡山の東山峠沿いの護国神社の鎮座するところ。

山に囲まれて入組んだ谷筋を奥に入るとぽっかりした広がりがあっ

て、まるで大地の子宮のような趣きがあります。

すると、聖地という言葉が浮かんできました。

ああ、いい場所だなあ!

周りを見渡せば、あちこちに碑が建っています。


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こちらの碑の並びは、戦争のものでした。

先の戦争に対する思いは、人によっていろいろですが、しばしたたず

んでいると、この場所はもっともっと市民に愛されてもいい場所だと

思えます。

戦争に限らず、右や左に限らず癒されを求めてやってくるのに格好の

場所です。

そのなるためには、もう少し日本の過去と未来について考える時間が

必要なのかもしれません。

その後で、ひっそりしたこの場所は、聖地として市民みんなに受け入

れられるのかもしれません。


高校野球の地区予選は、ここの野球場でもやればいいのにと思えまし

た。聖地に触れる機会を,若いものの日常のなかにさりげなく仕込め

ば、希望もつながる気がします。





Posted by yoshio at 10:41  |Comments(0)TrackBack(0) | 都市デザイン , 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

亀のランデブー


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近くの池に、亀が一匹現れた。

うん!近くにもう一匹いる。

なにやら近づいていって,軽くぶつかった。



Posted by yoshio at 09:52  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

吉備路の田植えと五重塔


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吉備路を夕方走っていたら、こんな景色に出会った。

道沿いには、五重塔と夕焼けと田植えの一瞬を撮ろうと沢山のカメラ

マンの一群に出会った。私もにわかの一人となって撮ったのが上の一

枚です。

このところ気になっていたことがあった。

日本の五重塔というものは、塔は塔でも立ち姿が柔らかいというか、

周りを支配するような空気感がないことが気になっていたのです。

それが何でなのかと時々頭をよぎっていた。

そしたらあるんですね。偶然こんな風景に出会ったというわけです。

仏教では,お釈迦様の骨を鎮めてこんな塔を建てたと言われています

が、それはべつにして、この立ち姿が気になる。

絵になりすぎるのです。

威圧感もなく、ああいいなあ!と眺めていても飽きない。

近所の方は田植えをしながら、見上げれば五重塔が傍にある。

そんな暮らしが何百年と続いたのかと思うと、その嬉しくなるような

平穏さが田植えをしたばっかしの水面となって、カメラマンの狙いと

なるのだろう。

やったこともない俳句ができそうな気がして、ちょっと


塔映えて見とれる吉備路の早苗


お粗末!

上の写真とセットでなんとか鑑賞下さい。

Posted by yoshio at 10:02  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月22日

木造事務所の棟上


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先日、棟上に立ち会ってきた。

会社の駐車場だった一角を使って、事務所のアネックス棟(別館のこ

と)を増築したものです。

設計と監理を担当しています。



お施主さまのリクエストがあって、県内産の美作杉を使っています。

写真では分かり難いですが、バナナのようにカーブしています。

木造の構造はコンピューター制御の機械加工(プレカット)が今では

ほとんどなのですが、カーブしたものはまだまだ対応ができないの

で、腕のいい棟梁を中心にして手作業での刻みとなっています。

手作業の仕事は時流からはズレルのですが、在来工法の継承という意

義も,効率と経済性一辺倒のプレカットだけでは、大工の誇りも匠の

技もすたれていきかねません。

また、その匠の技はすばらしいものがあります。棟上の当日は組み

上がるのを一日かかって立ちあいますが、これが見ていて楽しいので

す。柱と梁がピタッと合いながら組み上がって行くのは快感です。

日本の匠の技は民家の建物に限りません。カーブなど難易度の高い現

代建築のデザインにも充分に対応できることを分かってもらいたいと

思っています。そうしたニーズにも,日本の伝統工法は対応できる奥

の深い技術なのです。

刻んでくれた真庭の木材会社の専務さんに、「佐野さん、次はプレ

カットでできるようなものを設計して下さい」と、本音を言われまし

た。

それも十分分かるのですが、機械化だけでは大工仕事というか業界の

首を自ら閉めるような気がします。100棟に1棟ぐらいは、手で刻

む仕事を残すべきではないでしょうか、それと同時に現代デザインに

対応していくことで若いユーザーの支持を得て未来に造つながってい

くように思います。

建築家は,時には業界の方々に少し疎まれながら、造るときは造らな

造ればなりません。

真庭の専務さんも、どこか余裕のある「次はプレカットで!」と言っ

てくれてるように,(自分には)聞こえました。



下の写真は、梁を少し角度を振ってカーブさせた継手のところで

す。金輪継(かなわつぎ)という技を採用しています。これはもち

ろんプレカットのコンピューターでは対応していません。木は梁にな

っても伸縮しますが、この造り方だと、何年かしてゆるんできても簡

単に絞めることができる本当によくできた継手なのです。






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Posted by yoshio at 20:43  |Comments(0)TrackBack(0) | 制作現場 , 地域と建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

設計スタッフ募集


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アトリエ移転整備にともない、佐野アトリエでは設計スタッフを募集

します。当アトリエは小さな建築設計事務所ですが、岡山に何が求め

られているのかを真剣に考えながら取組んでいます。

個性と情熱を持った若い方の応募を期待しています。


募集人員  一名

男女不問  25才以下程度

資格不問

勤務地   当アトリエ

学歴    大卒程度

職域    建築の設計・監理のスタッフ

その他   相談による


まずは、自己プロフィールなどを添えてメールをお送り下さい。

選考のうえ、ご連絡します。



有限会社 佐野アトリエ    担当 佐野宜夫 

メール  sanoa@sky.bbexcite.jp

住所   〒703-8271 岡山市中区円山834-1円山ステッチ


Posted by yoshio at 12:17  |Comments(0)TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

お説教もいいもんだ!

昨日、説教された。

ところが聞いてて気持ちよかった。こういう風に聞こえたら最高だ。

そんな手本のような、そう簡単に手本にできないような魅力的なお話

を聞かせていただいた。

キーワードは、一得一失、度量、おとぼけ、五眼(ごがん)といった

ところです。



6月3日は、近くの曹源寺での毘沙門天祭の日。

お経の後本堂であった原田和尚さんのお説教だったというわけです。


お話のあらすじはこうです。

昔中国の法眼(ほうげん)というお坊さんは、弟子の前で黙って簾を

指差した。すると二人の修行僧が簾を巻き上げたのを見て、ただ

「一得一失」と言ったとの有名な一節があってそれを紹介する話から

始まった。

禅寺らしくその「一得一失」を、例えば一番に簾を上げにいったのは

褒められるが、後追いした二番目はライバル心があったかもしれない

し褒められない。また簾を上げたのがある人には明るくなっても、別

な人には暗いままでよかったのかというような別の解釈もできる。い

ろんな解釈を示しながら、実は方眼和尚は正解を言わなかったという

のだ。正解とか結論を先にいうものではない。先日の普天間の問も、

結論を先に前首相が言ったばっかしにこじれてしまった。結論は分

かっていても、それを腹に飲み込んで、考えてもらう姿勢が必要とな

る。そのためには,人間に度量がいる。前総理にはその度量が足りな

かったと言い切っていた。時には、とぼけることも必要である。分

かっていても分からないふりしてとぼけることで、うまく納まり、感

情的になることもないのです。

また、人間には五眼(ごげん)というものがあって、それは目の前を

見る肉眼(にくげん)、先を見通す天眼(てんげん)、真理を見る慧

眼(えげん)、智慧のまなこの法眼(ほうげん)、悟りをひらいた実

相を見る仏眼(ぶつげん)の五つで、人間皆それが備わっているとの

こと。ちなみに和尚は、仏眼の説明では実際にはどこの国の人に限ら

ず平等に同じように見ることだと喩え話で語っていた。


会場には年配の方々が多い中、首相退陣という最新時事問題にからめ

て、一得一失という、一見、得ることもあれば失うこともあるという

単純な言葉が、実は個別の解釈をしたり感情的にもなる生身の人間で

すがそれ超えて冷静に考えることで、いろんな場面で通用する一段高

い世界があることを示していた。また、そうした冷静に見ようとする

眼を仏教では五段階あるとして、心がければだれでもできますよと語

りかけていたように聞こえてきた。

一得一失をテーマによく通る声が本堂に響き、思わず聞き惚れてしま

いました。こういうのを、ありがたいお話というのでしょう。




建築に引き寄せての感想では、

個別の解釈を超えて、いろんな場面でも通用する、いろんな解釈がで

きる概念を呈示していることは、建築に近いものです。

建築でも個別の事象や要望に対処するだけで、設計しているわけでは

ありません。もちろんそれも重要なことですが、そうした個別のもの

を通して、いろんな場面に通用することまで引き上げた言葉を探して

呈示する取組みが、建築の醍醐味の一つになって、出来上がったもの

に深みや「よかったな」と思える何かを付与してくれるのです。


うちのスタッフにも仕事にも、私の度量が問われている。おとぼけ感

をもっとだそうかなあ。











Posted by yoshio at 16:18  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

山が育てる加茂のお米 


先月のこと、おいしいお米を求めて県北の町加茂に行ってきました。

久々の加茂で、懐かしい顔や風景に出会うことができました。苗代で

は、田植えをしたばかりの早苗が風にゆれていました。天候不順です

が、今年も美味しいお米ができてほしいものです。

評判のお米です。源流の澄んだ水と林業が盛んな山で育てた桧の炭を

田んぼに混ぜているのがいいとのこと。

林業とお米の関係では,「コメが山を育てる」という格言を、以前加

茂の林業を調査していて知ったことがありました。それとは逆に、こ

ちらでは「山がコメを育てる」お米づくりをされていたのです。

この秋が待ち切れず、車には重い荷をいただいて帰ったのはいうまで

もありません。

内田さん、内田家の皆様、ありがとうございました。






Posted by yoshio at 20:58  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

庭の蝶


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庭に蝶がやってきた。

このところ、ヒョウモン蝶を居間の窓から見かけていた。

上の写真は、昨日サクランボの木にやってきたコヒョウモンという蝶

です。

普段はヒラヒラ飛ぶのですが、いざとなれば名前のごとくすばしっこ

い蝶です。羽の模様もヒョウに似ています。

中学生のころ、その色や柄の美しさに惹かれて絹の網で蝶を追いかけ

ていた。ところが、趣味で一匹採っても環境破壊は環境破壊でそれを

否定できないと思い、蝶のコレクションはすぐに卒業した。

蝶を採りに野山をかけずり回っていた。小さな虫を目ざして、見つけ

たら追いかけるわけです。その血がおどるというか衝動に,我ながら

人間というものの「猟」への本能を,少年ながら感じた。

また、標本箱に美しい物体を集めようとする人間の収集欲もまた根

深いものを感じていた。

何でもそうだろうが、はまると奥が深い。猟という身体的な快感に物

欲の達成それに科学の知識やウンチクなどなど、関心領域が広がって

いく。

蝶収集を早めにやめた人の中には大人になって、酒場をフィールドに

美しい色を追いかけるという副作用もたまに起るらしい。



蝶はアゲハやモンシロチョウなど数種類しか知らないという方が多い

のではにかと思うが、この地に100種類近い蝶がいるのではないか

と思う。

以前このブログで、アサキマダラを紹介しました。

チャンスを見つけて、また紹介します。







Posted by yoshio at 12:35  |Comments(2)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

青空


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五月晴れとは本当に良く言ったもので、美しい青空です。

天気がいいので近所の小高いお宮に登って、周りの景色を撮ってみま

した。

新緑の青葉にそよぐ風や小鳥のさえずり。色とりどりの蝶の舞いが楽

しませてくれます。

ムカデや蜂も現れて、長閑な自然に深みを与えてくれているようで

す。



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2010年05月12日

犬小屋


IMG_0275cs.jpg





















5月のはじめに子犬が新見からやってきた。

愛くるしい眼差しに、少々参ってしまう。

以前あったアイフルのテレビコマーシャルを思い出す。

島田省吾のメロメロ!も分かる気がする今日このごろです。

仕事のあと子犬と過ごしていると少し幸せな気分になるから

自分でもおかしい。

犬小屋を作らなくてはならない。

定番の切妻の小屋もいいが、どうもしっくりこない。

これから暑くなる季節です。

風通しがよくて清潔で触れ合いがもてる

デッキテラスのついたフラットルーフのカッコイイ小屋をデザインし

てみることにした。




Posted by yoshio at 17:38  |Comments(0)TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

アトリエ移転のお知らせ

5月のはじめにアトリエを移転しました。

新たな場所は、東山の峠を越えた曹源寺の近くです。

操山の森に接する自然豊かな環境で、建築の創作に一層励むことにし

ました。




新しいアドレスは、


新住所      〒703-8271岡山市中区円山834-1 円山ステッチ

電話/ファックス 086-238-7581

メール      sanoa@sky.bbexcite.jp


駐車場      敷地内に5台分の駐車場ができました。



なお、内装工事等はまだまだかかる部分がありますが、とりあえず

引っ越しをすませました。

引き続きよろしくお願いします。


             佐野アトリエ 代表 佐野宜夫

         




Posted by yoshio at 13:51  |Comments(0)TrackBack(0) | お知らせ , 制作現場 , 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする