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    <title>カチハヤのシナリオ日記</title>
    <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/</link>
    <description>　　原稿用紙一枚くらいのごく短い一話完結のオリジナルシナリオをアップしています！　　コメントやトラックバック、相互リンクのお申し出などお気軽にどうぞ。</description>
    <language>ja</language>
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    <itunes:summary> 　　原稿用紙一枚くらいのごく短い一話完結のオリジナルシナリオをアップしています！ 　　コメントやトラックバック、相互リンクのお申し出などお気軽にどうぞ。</itunes:summary>
    <itunes:keywords>シナリオ,映画,美術,展覧会,ドラマ,コラム,</itunes:keywords>
    
    <itunes:author>カチハヤ</itunes:author>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10682606.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 カフェラテ好き 』</title>
      <pubDate>Thu, 22 Mar 2012 23:31:09 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　マンションの一室</strong><br /><br />　　　若い男の深刻な顔。<br /><br />　　　家庭用エスプレッソマシンでカップにエ<br /><br />　　　スプレッソを淹れる。<br /><br />　　　ミルクピッチャーでスチームミルクを注<br /><br />　　　ぎ、ラテアートを描く。<br /><br />　　　見事な出来のラテアートを惚れ惚れと眺<br /><br />　　　める。<br /><br />　　　口をつけると一気に飲み干す。<br /><br />　　　カップを置く。<br />　　　<br />　　　と同時に頭から崩れ落ちるように倒れる。<br /><br />　　　ピクリとも動かない。<br /><br />　　　カメラがパンすると、若い男の頭の横に<br /><br />　　　は遺書とドクロマークのついた薬の小瓶<br /><br />　　　がある。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10602070.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 選ぶの嫌い 』</title>
      <pubDate>Thu, 26 Jan 2012 23:44:53 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　電車の車内</strong><br /><br />　　　座席はすべて埋まり、立っている乗客も<br /><br />　　　ちらほらいる車内。<br /><br />　　　吊革につかまり揺られている若い会社員。<br /><br />　　　電車が駅に着いて停まる。<br /><br />　　　目の前の席にいた客が降りていく。<br /><br />　　　その席に座る若い会社員。<br /><br />　　　よぼよぼの老女が乗り込んでくる。<br /><br />　　　若い会社員、席を譲ろうと腰を浮かせる<br /><br />　　　も、口を開きかけて動きが止まる。<br /><br />　　　続いてやはりよぼよぼの老女が次々に４<br /><br />　　　人も乗り込んできた。<br /><br />　　　一瞬の戸惑い。<br /><br />　　　誰に席を譲ればいいのか迷って視線がウ<br /><br />　　　ロウロ。<br /><br />　　　若い会社員、再び席に腰を下ろすと、腕<br /><br />　　　組みし目を閉じ寝たふりをする。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10571055.html</link>
      <title>おおっぴらには言えませんが……</title>
      <pubDate>Mon, 09 Jan 2012 10:52:00 +0900</pubDate>
      <description>この前、友人が出し抜けに「ニコ動デビューおめでとう」って言うんですよ。なに言ってんだ？と思ったら……</description>
            <content:encoded><![CDATA[
この前、友人が出し抜けに「ニコ動デビューおめでとう」って言うんですよ。<br /><br />なに言ってんだ？と思ったら……<br /><br /><a name="more"></a><br /><br /><br />どうやらニコ動に僕が以前に書いたラジオドラマがアップされているらしいのです。<br /><br />検索してみたら……あっ、ほんとだ。ってなもんです。<br /><br />岡田斗司夫信者の僕としては、コンテンツで食っていくのが難しい時代になったというのはわかっていたつもりだったんですけど、自分が書いたものまでアップされたとなるとさすがにびっくりしますよ。<br /><br />ここまで来たかと。<br /><br />ニコ動で「吉田秀和」で検索すると出てきますので、興味のある人は消される前に聞いてみてください。<br /><br />『 滝 』というタイトルで１５分のラジオドラマです。<br /><br />権利問題があるのは重々承知の上で、やっぱり自分の作品をより多くの人に聴いていただけるというのは嬉しいものです。<br /><br />はやく次を書かないとなあ。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>日記</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10569524.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 笑うから楽しいのか、泣くから哀しいのか 』</title>
      <pubDate>Sun, 08 Jan 2012 11:56:43 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　病院</strong><br /><br />　　　白い陽光が病室内を満たしている。<br /><br />　　　ベッドに寝ている母親。亡くなっている。<br /><br /><strong>少女「おかあさーん」</strong><br /><br />　　　母親に取りすがって泣く少女。<br /><br />　　　その後ろに心痛な表情で何も出来ず立ち<br /><br />　　　尽くしている父親。<br /><br /><br /><strong>◯　マンション・廊下（数週間後の深夜）</strong><br /><br />　　　パジャマ姿で枕を抱えた少女が眠そうに<br /><br />　　　目をこすりながら歩いてくる。<br /><br />　　　リビングから光が漏れている。<br /><br /><br /><strong>◯　同・リビング</strong><br /><br />　　　間接照明の薄暗い室内で父親がウィスキ<br /><br />　　　ーの入ったグラスを手にさめざめと泣い<br /><br />　　　ている。<br /><br />　　　そっと近づいてきた少女が背後から父親<br /><br />　　　の足の裏をコチョコチョする。<br /><br /><strong>父親「あはははは」</strong><br /><br />　　　父親の背後からのカットだけ。顔は見せ<br /><br />　　　ない。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10567964.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 どうして恥ずかしいんだろ 』</title>
      <pubDate>Sat, 07 Jan 2012 08:52:15 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　地方の一戸建て・台所</strong><br /><br />　　　廊下を走る足音に続いてサッちゃん（５）<br /><br />　　　が飛び込んできて夕食の支度をしている<br /><br />　　　母親にじゃれつく。<br /><br /><strong>サッちゃん「ねぇ、お母さん。明日、ヒロシ<br /><br />　兄ちゃん帰ってくるんだって」<br /><br />母親「良かったわね。サッちゃん、ヒロシ兄<br /><br />　ちゃんのこと大好きだもんね」<br /><br />サッちゃん「うん」<br /><br /><br />◯　家の前の道（翌日）</strong><br /><br />　　　楽しそうに母親と鬼ごっこをして遊んで<br /><br />　　　いるサッちゃん。<br /><br /><strong>ヒロシ「おばさん、ご無沙汰してます」</strong><br /><br />　　　大きなバッグを持った大学生のヒロシ。<br /><br /><strong>母親「おかえりなさい」</strong><br /><br />　　　急に大人しくなって母親の陰に隠れてし<br /><br />　　　まうサッちゃん。<br /><br /><strong>母親「どうしたの。おかしな子ねぇ」<br /><br /><br />◯　庭の犬小屋の前</strong><br /><br />　　　寝ている飼い犬を撫でながら、<br /><br /><strong>サッちゃん「どうして恥ずかしいんだろ」</strong><br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10542345.html</link>
      <title>ちょこっと 『 愛 』 を定義してみる。</title>
      <pubDate>Tue, 20 Dec 2011 04:11:09 +0900</pubDate>
      <description>以前、 『 恋 』と『 愛 』と『 恋愛 』について。 でやったのをまたやってみようと思います。</description>
            <content:encoded><![CDATA[
以前、<a href="http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10320951.html" target="_blank"> 『 恋 』と『 愛 』と『 恋愛 』について。 </a>でやったのをまたやってみようと思います。<br /><br /><a name="more"></a><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">『 ちょこっと「愛」を定義してみる。』</span></div><br />カート・ヴォネガット・ジュニアの小説に「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵を」といのがあります。<br /><br />どういう話かというと、大金持ちの家に生まれた主人公が、どうして人間は不平等なんだ、どうして生まれながらに貧富の差があるんだという世の不条理に悩んだ末、無償で悩み相談みたいなことを始めるのだが……。<br /><br />人類愛みたいなあまりに大きな愛を持ってしまうと人間どうなっちゃうのか、ということについて書かれた小説です。<br /><br />これがすこぶる面白かったので、前にもやった言葉を定義するってやつをまたやってみようと思います。<br /><br />お題は「愛」です。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">愛にもいろいろある</span></div><br />まぁ、いろいろありますよね。<br /><br />恋人同士の愛とか、夫婦愛、家族愛、隣人愛、「ローズ～」だったら人類愛とか。<br /><br />世間では「愛」っていえば問答無用で賛美される言葉なわけですが、僕はどうも昔から違和感があるんですよ。<br /><br />印象として、生臭いというか、鬱陶しいというか、まぁ上手く言えないんですけど。<br /><br />で、最近、そんな長年のもやもやに一石を投じてくれた人がいます。<br /><br />呉智英さんです。<br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">愛は妄執？</span></div><br />YouTubeで見たんですが、宮崎哲弥さんの番組で呉さんが自著「つぎはぎ仏教入門」の話をしていて、そこで、仏教では愛は妄執だというふうに否定的に扱われている、とおっしゃってたんです。<br /><br /><strong>【妄執】……仏語。迷いによる執着。成仏を妨げる虚妄の執念。</strong><br /><br />執着っていうのはどういうことなんですかねぇ。<br /><br />独占したいって感じでしょうか。<br /><br />確かに、すごい美人と結婚した人がいたとして、「ウチのかみさん、すごい美人だから皆にも貸してやるよ」とはならないですしね。<br /><br />でも、遠くからひっそり見守る愛ってのもあるからそうでもないかもしれません。<br /><br />独占は必ずしも当てはまらないようです<br /><br />どちらにしろそれが特定の対象に向けられてるっていうのは揺るがないみたいですね。<br /><br />愛は、特定の対象に向けられる。<br /><br />こういうと、いやいや「ローズ～」の人類愛は不特定だぞ、という人もいるかもしれませんが、人類愛だって人類という特定の対象に向けられているからOKです。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">愛してるから期待する</span></div><br />愛している相手には何かしら期待しますよね。<br /><br />彼氏彼女だったら自分だけ見ていてくれとか、子供だったらテストで百点取って欲しいとか。<br /><br />さっき、見守る愛もあるって話をしましたが、この見守っている人は愛している相手に何も期待しないのでしょうか。<br /><br />君の思うように生きてくれればいいよ、とか思ってるんでしょうか。<br /><br />例えば見守っている相手が売春を始めるとか、快楽殺人に耽るとか、家をゴミ屋敷にしてしまってもOKなんでしょうか。<br /><br />たぶん、そうなったら「本当の君はそんなじゃない」とか言い出すでしょう。<br /><br />ってことは、やっぱりよく言う「愛が重い」っていうのは当たってるみたいですね。<br /><br />いや、軽いのもあるでしょうが、多かれ少なかれ愛する方は、愛する対象に自分の思うようになって欲しいと期待するもののようです。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">勝手に対義語を決めてみる</span></div><br />さて「愛」は特定の対象に向けられるものだという話をしてきましたが、逆に不特定多数に向けられるのは何でしょう。<br /><br />ないなら何か設定してみようということで、あーでもない、こーでもないと考えた結果、僕が思いついたのは「情」です。<br /><br />特定の対象があるのが「愛」、不特定なのが「情」ってことにしましょう。<br /><br />結構いいと思いません？<br /><br />個人的には割りとしっくりきてます。<br /><br />「愛」より、「情」の方がなんとなくさっぱりしてていいですね。<br /><br />空っぽといえなくもないですが。<br /><br />まぁでも不特定ってのはちょっと浮世離れしていて、なんというか神様みたい。<br /><br />例えるなら蟲も人間も分け隔てないナウシカみたいなものなんですが、そんな人いたとしても、あんまり友達になりたいとは思いませんね。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>雑考</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10542167.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 母の着物 』</title>
      <pubDate>Mon, 19 Dec 2011 23:59:00 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　妹のアパート・居間<br /><br />妹（中年）「勝手に引っ掻き回さないでよ」</strong><br /><br />　　　居間でみかんを食べている妹が隣室で押<br /><br />　　　入れに頭を突っ込んで何かを探している<br /><br />　　　姉（成金趣味の派手な服装）に言った。<br /><br /><strong>姉「わかるところにしまっときなさいよ」<br /><br />妹「連絡くれればちゃんと用意しておきます。<br /><br />　急に来るお姉ちゃんが悪いんでしょ」<br /><br />妹「だいたい、何で今さらお母さんの着物な<br /><br />　の。お葬式のとき、『遺品は全部あんたに<br /><br />　あげるわ。安物ばかりで社長夫人にはふさ<br /><br />　わしくないから』って言ってたくせに」<br /><br />姉「（大きな声で）あった！」</strong><br /><br />　　　驚いて食べかけのみかんを吹き出す妹。<br /><br />　　　姉、見つけた着物を羽織って鏡台の鏡に<br /><br />　　　映して見る。<br /><br /><strong>姉「悪くないじゃない」</strong><br /><br />　　　その様子を見る妹、呆れ顔で目を逸らそ<br /><br />　　　うとしたとき、姉の靴下のかかとの辺り<br /><br />　　　に穴が開いているのに気付く。<br /><br />　　　妹、言い知れぬ不安を感じつつ、鏡台の<br /><br />　　　前で楽しそうにしている姉を見る。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10536564.html</link>
      <title>最近買った本。</title>
      <pubDate>Thu, 15 Dec 2011 23:59:00 +0900</pubDate>
      <description>こんな本、買いました。</description>
            <content:encoded><![CDATA[
こんな本、買いました。<br /><br /><a name="more"></a><br /><br /><br />最近買った本を列挙してみます。<br /><br /><br /><strong>超マクロ展望　世界経済の真実　（水野和夫　萱野稔人 著）<br /><br />ナショナリズムは悪なのか　（萱野稔人 著）<br /><br />放談の王道　（呉智英　宮崎哲弥 著）<br /><br />書物としての新約聖書　（田川建三 著）<br /><br />数学を使わない数学の講義　（小室直樹 著）<br /><br />ラカン　（文：フィリップ・ヒル　絵：デビッド・リーチ）<br /><br />現代版 魔女の鉄槌　（苫米地英人 著）</strong><br /><br /><br />と、まぁこんなところです。<br /><br />皆さんはどんな本買いました？<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>日記</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10533956.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 言葉の意味 』</title>
      <pubDate>Tue, 13 Dec 2011 23:59:00 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　マンション・玄関（朝）<br /><br />妻「ねぇ、愛してる？」</strong><br /><br />　　　と靴を履いている出勤姿の夫に甘えたよ<br /><br />　　　うにしなだれかかる妻。<br /><br /><strong>夫「言わなくてもわかるだろ。いってきます」</strong><br /><br />　　　出ていく夫。<br /><br />　　　不満気な妻。<br /><br /><br /><strong>◯　同・リビング</strong><br /><br />　　　妻が近所の主婦と談笑している。<br /><br /><strong>主婦「本当に愛しているとなかなか言いづら<br /><br />　いものよ」<br /><br /><br />◯　同・玄関（翌朝）</strong><br /><br />　　　出勤姿の夫、靴を履き、出ていきしなに<br /><br />　　　妻の頬にチュッと軽くキス。<br /><br /><strong>夫「愛してるよ」</strong><br /><br />　　　妻、笑みがこぼれる。<br /><br />　　　夫、出ていく。<br /><br />　　　妻、少し考えた後、その笑みがすうっと<br /><br />　　　消え、みるみる不安いっぱいの表情に変<br /><br />　　　わる。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10520566.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 ◯◯のお知らせ 』</title>
      <pubDate>Wed, 07 Dec 2011 00:39:40 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　リビング</strong><br /><br />　　　真っ暗なリビングのドアが開き、会社帰<br /><br />　　　りの夫が明かりをつける。<br /><br /><strong>夫「ただいま。あきこー」</strong><br /><br />　　　返答はない。誰もいないようだ。<br /><br />　　　夫、隣室へ行こうと歩きかけてテーブル<br /><br />　　　の上の書き置きに気付き拾いあげる。<br /><br />　　　ネクタイを緩めながら読んでいるうちに<br /><br />　　　手が止まる。<br /><br />　　　玄関を開ける音に続いて廊下を歩く音。<br /><br />　　　半開きのドアを押して開ける手――高校<br /><br />　　　生の娘だ。<br /><br /><strong>娘「お父さん、ただいま」<br /><br />夫「なぁ、夕飯、外に食べに行こうか」<br /><br />娘「いいけど。お母さんは？」<br /><br />夫「遅くなるって」<br /><br />娘「（書き置きの紙を見て）それなに？」<br /><br />夫「電気料金のお知らせ」<br /><br />娘「そ。じゃあ、着替えてくるね」</strong><br /><br />　　　出ていく娘。<br /><br />　　　夫、手の紙を握りつぶしゴミ箱に捨てる。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10514296.html</link>
      <title>夢を記述するのに最も適したメディアは？</title>
      <pubDate>Sat, 03 Dec 2011 01:13:45 +0900</pubDate>
      <description>小説を映画化するなら駄作の方がいい、そうですよ。</description>
            <content:encoded><![CDATA[
小説を映画化するなら駄作の方がいい、そうですよ。<br /><br /><a name="more"></a><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">『夢を記述するのに最も適したメディアは？』</span></div><br /><a href="http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10484948.html#more" target="_blank">映画『マネーボール』の感想</a>を書いたエントリーで、原作のファンである伊集院光さんがご自身のラジオ番組においてこの映画をあまり面白くなかったと言っていたことを書きました。<br /><br />それを書きながら、ふと、本を映画にすることの難しさについてちょっと考えてみようかなと思ったのが今回のエントリーを書こうと思ったきっかけです。<br /><br />で、その過程の中で出てきたのが、夢を描くのに最も適したメディアはあれなんじゃないかということなんですが、まぁそれは追々書いていくということで。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">映画化するなら駄作がいい</span></div><br />本の映画化というと僕が真っ先に思い出すのがヒッチコックの言葉なんです。<br /><br />ヒッチコックといえば言わずと知れたサスペンス映画の王様なんですが、その彼が確かトリュフォーとの対談かなにか（この辺うろ覚え）の中で「映画化にするなら名作より駄作の本の方がいい」と言っていたんです。<br /><br />私の記憶が確かなら（この言い回しを知らない世代も多いんだろうな）、名作というのは本として完成されているからいじりにくいし、一カ所いじると他に影響がでてしまったりといろいろ面倒くさい、どうせそのまま映画にはできないのだからいじりやすい駄作を選んだ方がいい、というようなことだったと思います。<br /><br />ではいったい何が本から映画への変換を難しくしているのか。<br /><br />僕は時間に注目して見ました。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">時間のパラメーター</span></div><br />本と映画の違いはたくさんありますが、今回注目するのは時間です。<br /><br />紙に文章が印刷されている本に対し、映画はフィルムをスクリーンに一定の速度で映写して見るものです。<br /><br />つまり本は読者の好きな速度で読めるのに対し、映画の場合は制作者が速度を決めるということです。<br /><br />どちらも狙った意味や印象をユーザーに与えることを目的としていながら、速度＝時間の要素だけは映画にしかない。<br /><br />ここから僕は、時間のパラメーターの有無が本から映画への変換を難しくしているのではないかと考えました。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">時間をいじれば印象が変わる</span></div><br />以前僕が師匠から聞いた話なんですが、戦時中にある映画監督（小津安二郎だったような気もするけど違ったような気もする）が戦意高揚映画を作ってくれと軍から依頼されたそうです。<br /><br />その監督は戦争に反対だったので作りたくなかったのですが、当時の状況ではそれは無理。<br /><br />考えた末にその監督は一計を案じます。<br /><br />ある青年が出征することになり、村人が総出の万歳三唱で送り出すシーンがありました。<br /><br />そこで青年の母親が「お国のために頑張っておいで」と手を振るんですが、そのカットを通常考えられるよりずっと長くしたのだそうです。<br /><br />想像してみてください。<br /><br />「お国のために～」と手を振る母親を２秒見せる場合と、１０秒見せる場合。<br /><br />どうです？<br /><br />２秒のときは青年を見送る母親という見え方しかしなかったのに、１０秒だとこの母親は本当は息子に行って欲しくないんだなという印象になりませんでしたか。<br /><br />この映画を軍の検閲官に見せたところ、彼らは一様に言葉を失い、唸ってしまったそうです。<br /><br />だって表面上は「お国のために～」と息子を見送る母親の場面でしかないのに、どうみても反戦のメッセージしか伝わって来なかったからです。<br /><br />怒るに怒れないわけですね。<br /><br />結局、この映画はうやむやな理由でお蔵入り、監督が咎められることはなかったそうです。<br /><br />こういったように映画は時間のパラメーターの大小で意味や印象を変えることができるのです。<br /><br />では、元々時間のパラメーターのない文字に無理やりそれを当てはめてみたらどうなるでしょうか。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">「金が全てだ」と「金が全てだ」</span></div><br />今度はさきほど映像でやったことを文字でやった場合にどうなるかという実験です。<br /><br />「金が全てだ」という文字を映像に撮ってみるとします。<br /><br />それを先ほどと同じように２秒と１０秒でそれぞれ想像してみてください。<br /><br />やっぱり１０秒の方は文章の表面的な意味と反対の意図を伝えようとしているように見えるでしょう。<br /><br />おそらく名作といわれる小説は本としての型にかっちりはまっていて、その完成度ゆえに、他のパラメーターを足すことが難しいのでしょう。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">夢を記述するのに最も適したメディア</span></div><br />夢をもとにした作品というのはジャンルを問わずいろいろありますね。<br /><br />小説なら夏目漱石の『夢十夜』とか、映画なら黒澤明の『夢』とか。<br /><br />でも、僕は小説も映画も夢を記述するメディアとしてはいまいちだと思います。<br /><br />夢には映像があります。<br /><br />この時点で小説は脱落です。<br /><br />ここではあくまで再現の精度を問題にしているので文章で想像させるような間接的な表現は除外します。<br /><br />夢の中で会話をすることもあるから言葉もあるでしょう。<br /><br />でも、音はないという人もいます。<br /><br />言葉があるのに音がないというのは、意図だけ伝わっているということでしょうか。<br /><br />夢には現実には存在する、ある要素が欠けているのです。<br /><br />それは時間です。<br /><br />夢の中ではリニアに時間が進行することなんてありません。<br /><br />夢を言い換えるなら、断片的な映像の集まりというのが一番しっくりくるかもしれません。<br /><br />時間のパラメーターがなくて、断片的な映像の集まっているメディア。<br /><br />わかった人もいるかもしれませんが、そうです、マンガです。<br /><br />マンガが夢を記述するのに最も適したメディアだと僕は思います。<br /><br />そういう意味では漱石や黒澤より、『ねじ式』を描いたつげ義春の方がよっぽど良い判断をしたといえそうです。<br /><br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=kachihaya-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4091970710&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>雑考</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10511544.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 父の愛 』</title>
      <pubDate>Thu, 01 Dec 2011 01:22:00 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　和室</strong><br /><br />　　　テーブルを挟んで若い男性と若い女性、<br /><br />　　　若い女性の両親が座っている。<br /><br /><strong>父親「お前なんかに娘がやれるか」<br /><br />若い男性「絶対に幸せにしてみせます」<br /><br />母親「あなた、いいじゃない」<br /><br />父親「（母親に）お前、知ってたのか。馬<br /><br />　鹿にしおって」<br /><br />若い男性「お父さん、お願いします」<br /><br />父親「貴様にお父さんと呼ばれる筋合いはない」</strong><br /><br />　　　席を立ち、出ていこうとする父親。<br /><br />　　　若い女性、お父さんと言おうと腰を浮か<br /><br />　　　せた拍子に下腹に力が入ってブッ！と見<br /><br />　　　事な音のおならをしてしまう。<br /><br />　　　全員の動きが止まる。<br /><br />　　　しばしの間の後、父親が何もなかったよ<br /><br />　　　うな顔で振り返る。<br /><br /><strong>父親「呼んだ？」</strong><br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10510169.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 王様は裸だ 』</title>
      <pubDate>Wed, 30 Nov 2011 02:05:02 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　放課後の高校</strong><br /><br />　　　モップと汚れた水の入ったバケツを持っ<br /><br />　　　て歩いてくる男子Ａ。疲れている。<br /><br />　　　ふと見ると薄暗い教室に人影。<br /><br />　　　ガラス越しに見えるのはキスをしている<br /><br />　　　男性教師と女性教師。<br /><br /><br /><strong>◯　同・玄関</strong><br /><br />　　　男子ＢとＣが帰ろうと靴を履いていると<br /><br />　　　ころへ、モップとバケツを持ったままの<br /><br />　　　男子Ａが嬉々として駆けてくる。<br /><br />　　　　　×　　　　　×　　　　　×<br /><br />　　　帰っていく男子ＢとＣ。<br /><br /><strong>男子Ｂ「そっとしといてやれよ」<br /><br />男子Ｃ「知らないのお前だけじゃね」<br /><br />男子Ａ「……」<br /><br /><br />◯　同・屋上</strong><br /><br />　　　男子Ａ、夕日に向かって叫ぶ。<br /><br /><strong>男子Ａ「王様は裸だー！」</strong><br /><br />　　　歩いていた男子ＢとＣ、<br /><br />　　　教室の男性教師と女性教師、<br /><br />　　　――が同時に何事かと茜空を仰ぐ。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10505525.html</link>
      <title>４００字シナリオ　『 四つ葉 』</title>
      <pubDate>Sat, 26 Nov 2011 23:57:24 +0900</pubDate>
      <description>　</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　<a name="more"></a><br /><br /><br /><strong>◯　町内の野球グラウンド</strong><br /><br />　　　空き地にベースと白線で最低限、野球が<br /><br />　　　できるようになっている。<br /><br />　　　グラウンド脇の雑草の生えた辺りで泥だ<br /><br />　　　らけのユニフォーム姿の少年がしゃがみ<br /><br />　　　こんで何ら探している。<br /><br /><strong>「何やってるんだ」</strong><br /><br />　　　声に一瞬驚くが、それが火の付いたタバ<br /><br />　　　コをくわえた監督（中年男）だとわかり<br /><br />　　　再び何かを探し始める少年。<br /><br /><strong>監督「カギでもなくしたか」<br /><br />少年「探してるんだ。四つ葉のクローバー」<br /><br />監督「そりゃロマンチックだな」<br /><br />少年「ねぇ、四つ葉それぞれの意味って知<br /><br />　ってる？」<br /><br />監督「？」<br /><br />少年「“信頼”、“希望”、“愛”、“幸運”。<br /><br />　最初の３つは自信あるんだけど、最後のが<br /><br />　足りないんだ」</strong><br /><br />　　　監督、頭を掻いた後、タバコを靴の裏で<br /><br />　　　消すと、腕をまくって一緒に四葉のクロ<br /><br />　　　ーバーを探し始める。<br /><br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>４００字シナリオ</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/10484948.html</link>
      <title>映画　『 マネーボール 』</title>
      <pubDate>Mon, 21 Nov 2011 05:34:45 +0900</pubDate>
      <description>ネタバレにならないようにそこそこ気を使いました。ちょっと長いです。</description>
            <content:encoded><![CDATA[
ネタバレにならないようにそこそこ気を使いました。<br /><br />ちょっと長いです。<br /><br /><a name="more"></a><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">『 マネーボール 』</span></div><strong>監督　ベネット・ミラー<br />脚本　スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン<br />原案　スタン・チャーヴィン<br />原作　マイケル・ルイス著『マネー・ボール』<br />製作　マイケル・デ・ルカ、レイチェル・ホロヴィッツ、ブラッド・ピット<br />製作総指揮　スコット・ルーディン、アンドリュー・S・カーシュ、シドニー・キンメル、マーク・バクシ<br />音楽　マイケル・ダナ<br />撮影　ウォーリー・フィスター<br />編集　クリストファー・テレフセン<br />出演者　ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン</strong><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">【あらすじ】</span></div><br />米国大リーグ、オークランド・アスレチックスのＧＭビリー（ブラッド・ピット）は、低予算の中でチーム強化に四苦八苦している。<br />そんなときセイバーメトリクスという理論を得たビリーは、その革新的な理論によって保守的な野球界に風穴をあけるべく立ち向かっていく。<br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">【 セイバーメトリクス 】</span></div><br />ビル・ジェームズによって１９７０年代に提唱された、野球を統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">観る前に読んでおいた方がいい</span></div><br />映画を観る際、事前情報を何も入れたくないという人がいます。<br /><br />先入観を持っていたばかりに映画を楽しめないということもあるので、それも間違いではないでしょう。<br /><br />それは万人に理解されることを前提に作ったエンターテイメント映画の場合には良いかもしれませんが、全ての作品がそういったものであるわけではありません。<br /><br />では、この『マネーボール』はどうなのかというと、単純にエンターテイメントとして見ても結構良く出来ているので。そういう見方でも十分楽しめるとは思いますが、どうせ観るなら、この不況下にせっかく１８００円も払うのですから、その真価を味わわないのは勿体無いと思います。<br /><br />早い話が、この映画が言おうとしていることは、かなりわかりづらいのです。<br /><br />ですので、これから映画を観る予定の人も、ネタバレだから読むのはやめようとか思わないで（今回はそんなにネタバレはしていません）、ここで僕が書くことを読んでおいた方が映画鑑賞をもっと楽しいものにできると思いますよ。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">野球についての映画ではない</span></div><br />冒頭で書いたようにこの映画は大リーグを舞台にしています。<br /><br />ところが、野球についての映画ではありません。<br /><br />僕がよく聴いているＴＢＳラジオの『伊集院光の深夜の馬鹿力』の中で伊集院さんが、「僕は野球が好きすぎるのでマネーボールは面白くなかった」とおっしゃっていました。<br /><br />伊集院さんは原作本も読んでいてその中にあった、“ホームランはピッチャーの責任だがヒットはたまたま野手のいないところに打球が飛んだだけなのでピッチャーの責任ではない”など、従来の野球観にない考え方があってとてもびっくりしたそうで、そういう野球理論についてのことがほとんど描かれていないのでガッカリしたのだそうです。<br /><br />ではこの映画は何についての映画なのでしょうか。<br /><br />それは、野球界に身を置く人物を通して <span style="font-size:large;">抽象度を上げて考えることの大事さ</span> を描く映画なのです。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">抽象度を上げるとは</span></div><br />抽象度を上げるとは情報量を減らすということです。<br /><br />もっとわかりやすくいうと意味をボンヤリさせることです。<br /><br />ボンヤリしている方が抽象度が高く、より具体的でカッチリと意味が限定されている方が抽象度が低い、と考えて下さい。<br /><br />例えば食べたいものを聞かれたとき、りんごと答えるのより、果物と答える方がボンヤリしてますよね。<br /><br />りんごは、果物である上にりんごとしての条件を満たしているわけですから、果物よりりんごの方が情報量が多い。<br /><br />つまり、果物の方がりんごより抽象度が高いわけです。<br /><br />抽象度の高いものは意味がボンヤリしている分、多くの概念を含むことができます。<br /><br />再びりんごを例に出すと、りんごといちごは違うものですが、果物という概念はその両方を含んでいる、という具合です。<br /><br />この場合、果物のことを、りんごといちごの上位概念というふうにいいます。<br /><br />りんごといちごを見せられたときに違うものだと考えるのではなく、「両方とも果物だな」と考えるのが抽象度を上げて考えるということです。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">映画に登場する数々の示唆</span></div><br />この映画には観客に前述したテーマに気づいてもらうために、それを示唆する二つ一組のワードが数多く登場します。<br /><br />例えばーー<br /><br />ソーダの金と野球の金、<br /><br />実の父親と義理の父親、<br /><br />ヒットと四球、<br /><br />犠牲バントのアウトと三振や凡打によるアウト、<br /><br />金持ち球団と貧乏球団、<br /><br />――などです。<br /><br />これらは物語中では一見異なるもの、もしくは対立するもののように描かれます。<br /><br />しかし、抽象度を上げればそんなことはないのです。<br /><br />ソーダの金と野球の金は、同じ金ですし、<br /><br />実の父親と義理の父親は、どちらも娘のことを大事に思っていますし、<br /><br />ヒットと四球は、どちらも出塁できるという意味では同じですし、<br /><br />犠牲バントのアウトと三振や凡打によるアウトは、両方ともアウトに違いはありませんし、<br /><br />金持ち球団と貧乏球団で、野球の楽しさに違いなどありはしないのです。<br /><br />※　このポイントを覚えておくと、映画がより面白く観られますよ。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">ビリーが手にしたもの</span></div><br />主人公ビリーは、セイバーメトリクスという理論でチームの改革に乗り出しますが、初めはなかなか上手くいきません。<br /><br />特に監督は頑固で、ビリーは何度も進言するのですが、数字では野球はわからない、の一点張りで思うような選手起用をしてくれません。<br /><br />ここで彼が思い切ってとる行動が、抽象度を上げて考えないと出来ないものなのです。<br /><br />まず彼は、チームの戦意を削ぐ原因となっていた選手（セイバーメトリクスの理論で獲得した選手）を別のチームへ移籍させます。<br /><br />そして、プライドが高いのが災いして他の選手と交わろうとしなかった元スター選手を、リーダーとしてチームをまとめるよう説得します。<br /><br />こういった人間臭い考え方は彼がセイバーメトリクスを採用するときに捨てたものだったはずです。<br />ですが、抽象度を上げて考えた結果、 <span style="font-size:large;">どちらもチームの強化方法という意味では同じじゃないか</span> と気づいたのです。<br /><br />加えてその考え方は自分の立ち位置も鮮明にします。<br /><br />彼はＧＭです。<br /><br />ＧＭとは、人事をいじることによってチームを強化する責任者です。<br /><br />このことに気づいた彼は、以前のように監督に選手起用を進言しても無意味だと気づき、自分にできること＝人事によってその思いを伝える方法へと方針を転換します。<br /><br />ビリーはこの瞬間から俄然活き活きしてきます。<br /><br />ＧＭをしていて初めて、この仕事が、自分が小さいころから大好きだった <span style="font-size:large;">野球</span> の一部分であると実感できたからでしょう。<br /><br />野球の楽しさの前では、予算の大小など問題ではないのです。<br /><br />前の方で書いた、伊集院さんが映画の中に描いて欲しかったことについてですが、それを入れること自体は、内容的には可能だと思います。<br /><br />しかし、抽象度を上げることなくその部分を入れると、単に概念を旧来のものから水平移動させて別のものに変えただけになってしまいます。<br /><br />これではちっとも視点が上がっていません。<br /><br />あくまで大事なのは、 <span style="font-size:large;">視点（抽象度）を上げること</span> です。<br /><br />そもそもセイバーメトリクスの根本的な考え方である、野球を数値化して考えるという行為自体が、抽象度を上げるということを意味しているのです。<br /><br /><br /><br /><div style="text-align:center;"><span style="font-size:large;">野球への思い、映画への思い</span></div><br />「誰でも少年野球を卒業しなければいけないときがくる」<br /><br />これは映画の中で、大学進学かプロかで迷っている若き日のビリーが、プロ野球のスカウトに言われる言葉です。<br /><br />僕は映画のラストにおける彼のある決断はこの言葉に対するある種の答えなのではないかと考えます。<br /><br />そしてそれはたぶんこの作品でプロデューサーを兼ねるブラッド・ピットの映画に対する思いでもあろうと思います。<br /><br />そうでなければ野球に興味のないブラッド・ピットが、わざわざこんな映画を作ろうとするわけがありません。<br /><br />野球に夢を持って取り組む少年と、そんな少年野球からの卒業を迫る大人たち。<br /><br />もし映画の最後でビリーがあのときのスカウトに再会したら、彼はきっとこう言うでしょう。<br /><br />「俺は一生、卒業なんかしてやらないぜ」<br /><a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-count="vertical" data-via="kachihaya" data-lang="ja">ツイート</a><script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

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            <category>映画の感想</category>
      <author>カチハヤ</author>
          </item>
      </channel>
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