2010年06月21日
'10年6月12日富士山観望会
6月12日。
ここしばらく公私共に慌ただしい日々が続きしばらくblogの更新も滞っていましたが、ようやく時間が取れたので、短い時間ですが今シーズン最初の富士山五合目まで観望に出掛けてきました。天気予報は崩れ気味の兆候でしたが、久し振りの富士山で少しでも星空が見られれば良しと割り切っての訪問でした。
私の車にsekiyaさんを乗せて20時過ぎの現地到着でしたが、いつもの駐車場には既に10台ほどの機材が並んでいました。暗くてよく判りませんでしたが丹星の仲間で半数以上を占めていたかな。遅い時間の到着でしたので場所取りが心配でしたが、新月時の割には車も少なくて余裕で場所を確保できました。
丹星ねこさん撮影の五合目駐車場から見上げた富士山頂の様子です。6月中旬と言うのに今年は残雪が目立ちますね。崩落防止用の改修工事の影響で駐車場の東側1/3ぐらいにはバリケードが敷設されていました。
到着後、早速いつものドブを組み上げます。何と今年初めてのドブでの観望です。
観望前半は南側眼下に張り出した分厚い雲海のおかげで、富士山にしてはかなり上ランクの星空になっています。久し振りの漆黒の星空とあってミラーが冷えるまでのしばらくの間、誰とも会話する事なく独り椅子に腰掛けて空を見上げていました。
これだけでも十分満足できる時間でしたが、こう言うのを命の洗濯とでも言うのでしょうか。
丹星うらしまさん撮影の南の空の様子。
ちょうどさそり座が昇って来るところですね。部分的に雲が架かっていますが天頂付近は極上の空でした。
頃合いを見て幾つかのメジャーな対象に筒先を向けて見ます。
M3,M5,M13,M92らの球状星団が素晴らしい眺め。どうやらシーイングも上々で、Nagler4-12mm+×2パワーメイトの280倍で見ると星の粒が際立って見えています。M5とM13のスターチェーンは相変わらず見事。M51も親子の間の繋がっている様子がはっきりと見て取れました。
久し振りのドブとあって今日はこれだけでもうお腹一杯で、あまり貪欲に見る気が湧きません。
裸眼で見た漆黒の星空で十分満足してしまったのでしょう。
天気予報通り夜半前には雲が湧き始め、天頂〜北側以外はほとんど雲に覆われてしまいました。
翌日の予定もあったので参加者全員で記念撮影の後、夜半過ぎには機材を片付けて早々に現地を撤収しました。
正味3時間ほどの観望タイムでしたが、久し振りの星空で私なりに充実した観望会でした。
※丹星ねこさん撮影
しばらくは慌ただしい日々が続きそうですが、blogの方もマイペースで更新して行くつもりです。
引き続きお立ち寄りいただければ望外の歓びです。
ここしばらく公私共に慌ただしい日々が続きしばらくblogの更新も滞っていましたが、ようやく時間が取れたので、短い時間ですが今シーズン最初の富士山五合目まで観望に出掛けてきました。天気予報は崩れ気味の兆候でしたが、久し振りの富士山で少しでも星空が見られれば良しと割り切っての訪問でした。
私の車にsekiyaさんを乗せて20時過ぎの現地到着でしたが、いつもの駐車場には既に10台ほどの機材が並んでいました。暗くてよく判りませんでしたが丹星の仲間で半数以上を占めていたかな。遅い時間の到着でしたので場所取りが心配でしたが、新月時の割には車も少なくて余裕で場所を確保できました。
到着後、早速いつものドブを組み上げます。何と今年初めてのドブでの観望です。
観望前半は南側眼下に張り出した分厚い雲海のおかげで、富士山にしてはかなり上ランクの星空になっています。久し振りの漆黒の星空とあってミラーが冷えるまでのしばらくの間、誰とも会話する事なく独り椅子に腰掛けて空を見上げていました。
これだけでも十分満足できる時間でしたが、こう言うのを命の洗濯とでも言うのでしょうか。
ちょうどさそり座が昇って来るところですね。部分的に雲が架かっていますが天頂付近は極上の空でした。
頃合いを見て幾つかのメジャーな対象に筒先を向けて見ます。
M3,M5,M13,M92らの球状星団が素晴らしい眺め。どうやらシーイングも上々で、Nagler4-12mm+×2パワーメイトの280倍で見ると星の粒が際立って見えています。M5とM13のスターチェーンは相変わらず見事。M51も親子の間の繋がっている様子がはっきりと見て取れました。
久し振りのドブとあって今日はこれだけでもうお腹一杯で、あまり貪欲に見る気が湧きません。
裸眼で見た漆黒の星空で十分満足してしまったのでしょう。
翌日の予定もあったので参加者全員で記念撮影の後、夜半過ぎには機材を片付けて早々に現地を撤収しました。
正味3時間ほどの観望タイムでしたが、久し振りの星空で私なりに充実した観望会でした。
※丹星ねこさん撮影
しばらくは慌ただしい日々が続きそうですが、blogの方もマイペースで更新して行くつもりです。
引き続きお立ち寄りいただければ望外の歓びです。
2010年04月12日
'10年4月10日富士山観望会
4月10日。
1年振りに富士山西臼塚に行ってきました。
この日は天気予報が微妙で行くのを迷っていましたが、夜半までは天気も何とか持ちそうな様子でしたのでsekiyaさんの車に便乗させてもらい現地に向かいました。
御殿場市内から富士山方向を見るとそこそこ晴れ間が広がっており、薄明の空には金星が光り輝いています。途中のコンビニ駐車場からsekiyaさんの双眼鏡で見ると、金星と並んで前日に東方最大離角を過ぎたばかりの水星も見えていました。
買い出しを済ませ19時頃西臼塚駐車場に到着。先着は丹星のはるパパ会長とハセガワさんの2名のみで、新月時だと言うのに場内には他の星屋さんの姿は全くなし。やはり天気予報の影響で皆さん回避されたのでしょうか。その後オッチェラさんとヤスさんが到着して総勢6名が集まりましたが、あの広い西臼塚をたったの6名だけと言うのも寂しいものがあります。
先着のハセガワさんがいつものFS128を設置していたので、私も隣に今年初登場となるドブを組み立てます。設置した後に光軸調整用のレンチを忘れた事に気付き、仕方ないのでレーザーで主鏡の調整のみ行いました。まあ最初から短時間でも見られれば良い程度のお気楽観望のつもりでしたので、細かい事は気にしません。
所々に雲の流れる空でしたが天頂〜北側はそこそこ晴れています。さすがは富士山だけあって先月の湯河原と比較してもワンランク上の暗さで、5等級程度は余裕で見えています。
手始めにハセガワさんのFSで火星を見せていただくと、さすがに小さくなったものの結構シャープな姿で極冠や中央付近には黒い模様も見えています。私もドブを向けましたが、鏡が冷える前で像が安定しないながらも模様の存在ははっきりと判りました。
※帰宅後に調べたところ、大シルティスがちょうど真ん中に見えていた時間帯でした。
押し寄せる雲の隙間を狙って土星を見ると、驚いた事に先月よりも明らかに環の開きが細くなっているのが判ります。地球との位置の関係でこう見えるのでしょうが、一旦開いた環が再び狭くなったのを見たのは初めてです。昨年末頃の姿に戻ってしまったわけですが、好シーイングのおかげで280倍の串刺しの土星が楽しめました。
せっかくドブを持ってきたのでDSOを幾つか流しましたが、しし〜おとめ座のM天体は流石によく見えます。先月のメシエマラソンでの苦労が嘘のようで、DSOはやはり口径が如実にモノを言います。M104ソンブレロ銀河などはハロよりもダストレーンの濃さが大変印象的でした。
このあと残念ながら流れる雲の襲来により快曇となったため、全員で記念撮影をして今宵の観望はこれにておしまい。
結局正味3時間程度の観望タイムでしたが、それなりに楽しむ事が出来たのでまあ良しとします。
今月下旬には富士山スカイラインが開通するのでいよいよ五合目シーズン開幕ですね。
今年も雲上を期待したいです。
※集合写真はヤスさんからいただきました。
1年振りに富士山西臼塚に行ってきました。
この日は天気予報が微妙で行くのを迷っていましたが、夜半までは天気も何とか持ちそうな様子でしたのでsekiyaさんの車に便乗させてもらい現地に向かいました。
御殿場市内から富士山方向を見るとそこそこ晴れ間が広がっており、薄明の空には金星が光り輝いています。途中のコンビニ駐車場からsekiyaさんの双眼鏡で見ると、金星と並んで前日に東方最大離角を過ぎたばかりの水星も見えていました。
買い出しを済ませ19時頃西臼塚駐車場に到着。先着は丹星のはるパパ会長とハセガワさんの2名のみで、新月時だと言うのに場内には他の星屋さんの姿は全くなし。やはり天気予報の影響で皆さん回避されたのでしょうか。その後オッチェラさんとヤスさんが到着して総勢6名が集まりましたが、あの広い西臼塚をたったの6名だけと言うのも寂しいものがあります。
先着のハセガワさんがいつものFS128を設置していたので、私も隣に今年初登場となるドブを組み立てます。設置した後に光軸調整用のレンチを忘れた事に気付き、仕方ないのでレーザーで主鏡の調整のみ行いました。まあ最初から短時間でも見られれば良い程度のお気楽観望のつもりでしたので、細かい事は気にしません。
所々に雲の流れる空でしたが天頂〜北側はそこそこ晴れています。さすがは富士山だけあって先月の湯河原と比較してもワンランク上の暗さで、5等級程度は余裕で見えています。
手始めにハセガワさんのFSで火星を見せていただくと、さすがに小さくなったものの結構シャープな姿で極冠や中央付近には黒い模様も見えています。私もドブを向けましたが、鏡が冷える前で像が安定しないながらも模様の存在ははっきりと判りました。
※帰宅後に調べたところ、大シルティスがちょうど真ん中に見えていた時間帯でした。
押し寄せる雲の隙間を狙って土星を見ると、驚いた事に先月よりも明らかに環の開きが細くなっているのが判ります。地球との位置の関係でこう見えるのでしょうが、一旦開いた環が再び狭くなったのを見たのは初めてです。昨年末頃の姿に戻ってしまったわけですが、好シーイングのおかげで280倍の串刺しの土星が楽しめました。
せっかくドブを持ってきたのでDSOを幾つか流しましたが、しし〜おとめ座のM天体は流石によく見えます。先月のメシエマラソンでの苦労が嘘のようで、DSOはやはり口径が如実にモノを言います。M104ソンブレロ銀河などはハロよりもダストレーンの濃さが大変印象的でした。
結局正味3時間程度の観望タイムでしたが、それなりに楽しむ事が出来たのでまあ良しとします。
今月下旬には富士山スカイラインが開通するのでいよいよ五合目シーズン開幕ですね。
今年も雲上を期待したいです。
※集合写真はヤスさんからいただきました。
2010年03月16日
'10年3月13日 メシエマラソン
3月13日。いつもの湯河原まで観望に行ってきました。
この日は丹星の月例観望会とあって、友人を含め総勢9名のメンバーが集まりました。
今日は久し振りにメシエマラソンを敢行する予定で今年初登場となるスタースプリッターを持参しましたが、18時前に現地入りした時点ではあろうことか凄まじいまでの強風が吹き荒れています。車のドアは風の勢いで持っていかれそうだし、立って会話をする事すら困難で、これでは機材の設置は到底無理です。
日没までには半数以上のメンバーが到着。皆一様にこの強風を嘆いていましたが、19時過ぎにやや風の勢いが治まった頃合いを見て、私以外は各々機材の設置を開始します。
20時頃には先ほどまでの強風が嘘のように治まりましたが、私は昨年富士山で強風に遭遇した時の悪夢が抜け切れず、出鼻をくじかれた形で戦闘モードが失せてしまいました。
結局この日は最後までドブを設置することなく、人様の機材におんぶにだっこでメシエマラソンを楽しんだのでした。早い話が良いとこ取りですね。
強風の最中、いの一番に設置を開始したアミーゴさんと愛機のMT130。彼の行動が呼び水となって皆さん機材の設置を始めたのですから、この勇気は称賛に値します。彼も果敢にメシエマラソンに参戦しましたが、手持ちの資料を片手に40個ほどの対象を捕捉されたようです。
今夜のアミーゴさんは敢闘賞ですね。
対象を少しでも捜索し易いようにと私の手持ちの広角アイピースを一晩レンタルしましたが、大変気に入られたそうで早速入手に向け動かれるようです。こちらとしても出番のなかった私の機材が少しでもお役に立てて良かったです。
今年に入り出動頻度の高いつくさんと定番のTOA130。
メシエマラソンにこだわらずいつものマイペースで色々と楽しんでおられたようですが、難物の観望には時々手を差し伸べてくれました。
北側と南側低空の光害が目立つ湯河原では淡いDSOの検出は時に至難の業なのですが、このTOAときたら光害地では確認すら難しいM101やM83らの難物も何とか捉えてくれました。
延長筒の装填により天頂付近の観望も楽々で、その性能も含めこの筒やはり只者ではないです。
肝心のメシエマラソンですが、まだ誰も設置を開始しない中、このまま待機するのもシャクだったので取りあえず手持ちの8×42mm双眼鏡で西から順番に掃天してみました。
スタートはDSO中心のオーダーでいきなりの難易度MAXですが、視認できたのはM31のみ。M74、77、33、32、110は欠片すら見えません。この空でこの機材では当然と言えばそれまでですが、M74なんてメシエ天体の中でも難物の一つだし、あの低空ではM33ですらも怪しいもので、フェイスオン銀河をこの位置で捕捉するには土台無理があります。M76もこの倍率ではハナから対象外でしたが、M103はかろうじて捕捉できました。
悔やまれるのはM52とM34を見落とした事。これは完全に私のミスで、ものの見事に存在を忘れていました。M52の方は夜明け前にあとワンチャンスありますが、M34は完全に諦めです。結局第1ステージは2個のみという悲惨な結果でした。
続いて冬の空に移動。M1,43,78,79は後回しにして、ぎょしゃ〜とも座までの散開星団は全て確認できました。
やや遅れてご友人と一緒に到着したsekiyaさんと愛機のBJ100セミアポ。結論から言うと、ことメシエマラソンに関しては無敵と言っても良いほど素晴らしい成果を残しました。10cmの口径と広角視野にアクティビティの良さを備えた組み合わせは正に最強。遅れて登場にもかかわらず91個の結果はご立派の一言です。
私も半数近くの対象をご相伴に預かりましたが、おとめ座銀河団の対象も思いの外よく見えたのには正直驚きました。おかげでこの場所からほとんど離れることなくコバンザメ状態になり、冬の対象の積み残しも全て確認しました。
場内に並んだ機材群。
左から順に、うらしまさんのC8-EX、ハセガワさんのFS128、SさんのMeadeETX-70AT、sekiyaさんのBJ100、つくさんのTOA、アミーゴさんのMT130。
うらしまさんのC8では、M97&108、M95,96,105のトリプレット、M65,66などおおぐま〜ししのDSOを見せてもらいました。ロストメシエのM40,102なども良く見えましたね。
ハセガワさんといつものFS128。
メシエマラソンに備えてかマウントはスカイセンサー搭載のGP仕様でしたが、大半の対象は手動で導入されていました。結果は如何だったのでしょうか。
メシエマラソンに戻ります。sekiyaさんのBJでメシエマラソン最大の難所と言われるかみのけ〜おとめ座の対象をこなしましたが、この機材ならほとんど一網打尽状態です。銀河の密集地帯だけあって不慣れな方だと対象の特定に骨が折れそうですが、そこそこ明るい対象が多く、ポイントさえ把握すれば決して難しい場所ではありません。
10cm級の機材さえあれば丁寧に辿れば必ず制覇出来ます。
今回最も苦労した対象の一つがM83でした。星団なら低空でも何とかなりますが、系外銀河でしかも表面輝度の低いフェイスオンタイプとあっては自ずと難易度も上がります。
南天低空の光害が目立つ湯河原ではこの日最大級の難物でしたが、BJでは捕捉できず、つくさんのTOAでようやくシミのような姿を捉えた時には正直言って疲れ果てました。
へびつかい周辺のGC群をサクッとこなし、後はいて座を含むラストスパートを迎える前に夜食休憩を採っていたところ、何と東側低空に雲が発生してきたではありませんか。
慌ててオーナー不在のBJを拝借していて座の対象を片っ端からやっつけますが、M54、55、75、72、73、15、2、30は最後までその姿を現す事はありませんでした。M54のすぐ隣のM70までは雲との境界線ギリギリに見えていただけに惜しいことをしました。
結局序盤に見損ねたDSO類と合わせて15個の対象を見逃した事になりました。
最終結果はロストメシエの40、91、102も含めて95個捕捉する事が出来ましたが、半数以上が自力導入ではないので私の場合は参考記録ですね。
改めて振り返ってみると、前回開催した2003年以来7年振りに見た対象が幾つかある事に気付きました。 ※2003年の様子はこちら
M83はその最たるもので、場所すらロクに覚えておらず星図片手に苦労しながらの導入だったし、おとめ座銀河団東部も同様で、C8で見せていただいたM95、96、105のトリプレットにも意外と手こずりました。
とは言え、大半が普段見ているDSOよりも遙かに明るい対象なので、事実上の最大難所とも言えるスタートのM74、77とオーラスのM30さえクリアできれば完走はそれほど難しい事でもないと思うのですが、その3つを見つけるのが如何に困難かをいろいろと聞いているだけに、天文ファンにとっても挑戦意欲を掻き立てるイベントの一つなのでしょうね。
メシエマラソンは3月中旬が開催好機と言われますが、もう少し細かく言うと、スタートのM74とラストのM30の中間付近に太陽が入る3月20日頃が最適となり、それより早いと明け方の対象が、それより遅いと夕方の対象がそれぞれ難易度が高くなります。
帰宅後、このblogにも時々コメントをいただくアマゾンさんより、福島県星の村で開催されたメシエマラソンの速報が届きました。アマゾンさんはロストメシエ3個を除き105個の対象を捕捉されたそうです。ロスした2個のうち、一つは雲に阻まれたM68で、もう一つはやはりM30とのこと。前述の理由からも一週間後なら完全制覇を成し遂げられた事でしょう。
この日は序盤こそ強風に見舞われたものの、一晩中ほぼ快晴の空に恵まれ快適な観望を楽しめた一夜でした。一晩中お世話になった丹星の仲間には感謝で一杯です。
この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
今週末も天候に恵まれれば観望に出向く予定です。
どちらかと言うと対象をじっくりと見るのが好きな私にはメシエマラソンはそれほど乗り気にさせるイベントではありませんが、今回の結果にはやや不満でしたので、気が向いたらリベンジするかも知れません。序盤に細い月がありますが、まあ何とかなるでしょう。
※掲載の写真は全て丹星うらしまさんからいただきました。
毎度おおきにです!!
この日は丹星の月例観望会とあって、友人を含め総勢9名のメンバーが集まりました。
今日は久し振りにメシエマラソンを敢行する予定で今年初登場となるスタースプリッターを持参しましたが、18時前に現地入りした時点ではあろうことか凄まじいまでの強風が吹き荒れています。車のドアは風の勢いで持っていかれそうだし、立って会話をする事すら困難で、これでは機材の設置は到底無理です。
日没までには半数以上のメンバーが到着。皆一様にこの強風を嘆いていましたが、19時過ぎにやや風の勢いが治まった頃合いを見て、私以外は各々機材の設置を開始します。
20時頃には先ほどまでの強風が嘘のように治まりましたが、私は昨年富士山で強風に遭遇した時の悪夢が抜け切れず、出鼻をくじかれた形で戦闘モードが失せてしまいました。
結局この日は最後までドブを設置することなく、人様の機材におんぶにだっこでメシエマラソンを楽しんだのでした。早い話が良いとこ取りですね。
今夜のアミーゴさんは敢闘賞ですね。
対象を少しでも捜索し易いようにと私の手持ちの広角アイピースを一晩レンタルしましたが、大変気に入られたそうで早速入手に向け動かれるようです。こちらとしても出番のなかった私の機材が少しでもお役に立てて良かったです。
メシエマラソンにこだわらずいつものマイペースで色々と楽しんでおられたようですが、難物の観望には時々手を差し伸べてくれました。
北側と南側低空の光害が目立つ湯河原では淡いDSOの検出は時に至難の業なのですが、このTOAときたら光害地では確認すら難しいM101やM83らの難物も何とか捉えてくれました。
延長筒の装填により天頂付近の観望も楽々で、その性能も含めこの筒やはり只者ではないです。
肝心のメシエマラソンですが、まだ誰も設置を開始しない中、このまま待機するのもシャクだったので取りあえず手持ちの8×42mm双眼鏡で西から順番に掃天してみました。
スタートはDSO中心のオーダーでいきなりの難易度MAXですが、視認できたのはM31のみ。M74、77、33、32、110は欠片すら見えません。この空でこの機材では当然と言えばそれまでですが、M74なんてメシエ天体の中でも難物の一つだし、あの低空ではM33ですらも怪しいもので、フェイスオン銀河をこの位置で捕捉するには土台無理があります。M76もこの倍率ではハナから対象外でしたが、M103はかろうじて捕捉できました。
悔やまれるのはM52とM34を見落とした事。これは完全に私のミスで、ものの見事に存在を忘れていました。M52の方は夜明け前にあとワンチャンスありますが、M34は完全に諦めです。結局第1ステージは2個のみという悲惨な結果でした。
続いて冬の空に移動。M1,43,78,79は後回しにして、ぎょしゃ〜とも座までの散開星団は全て確認できました。
私も半数近くの対象をご相伴に預かりましたが、おとめ座銀河団の対象も思いの外よく見えたのには正直驚きました。おかげでこの場所からほとんど離れることなくコバンザメ状態になり、冬の対象の積み残しも全て確認しました。
左から順に、うらしまさんのC8-EX、ハセガワさんのFS128、SさんのMeadeETX-70AT、sekiyaさんのBJ100、つくさんのTOA、アミーゴさんのMT130。
うらしまさんのC8では、M97&108、M95,96,105のトリプレット、M65,66などおおぐま〜ししのDSOを見せてもらいました。ロストメシエのM40,102なども良く見えましたね。
メシエマラソンに備えてかマウントはスカイセンサー搭載のGP仕様でしたが、大半の対象は手動で導入されていました。結果は如何だったのでしょうか。
メシエマラソンに戻ります。sekiyaさんのBJでメシエマラソン最大の難所と言われるかみのけ〜おとめ座の対象をこなしましたが、この機材ならほとんど一網打尽状態です。銀河の密集地帯だけあって不慣れな方だと対象の特定に骨が折れそうですが、そこそこ明るい対象が多く、ポイントさえ把握すれば決して難しい場所ではありません。
10cm級の機材さえあれば丁寧に辿れば必ず制覇出来ます。
今回最も苦労した対象の一つがM83でした。星団なら低空でも何とかなりますが、系外銀河でしかも表面輝度の低いフェイスオンタイプとあっては自ずと難易度も上がります。
南天低空の光害が目立つ湯河原ではこの日最大級の難物でしたが、BJでは捕捉できず、つくさんのTOAでようやくシミのような姿を捉えた時には正直言って疲れ果てました。
へびつかい周辺のGC群をサクッとこなし、後はいて座を含むラストスパートを迎える前に夜食休憩を採っていたところ、何と東側低空に雲が発生してきたではありませんか。
慌ててオーナー不在のBJを拝借していて座の対象を片っ端からやっつけますが、M54、55、75、72、73、15、2、30は最後までその姿を現す事はありませんでした。M54のすぐ隣のM70までは雲との境界線ギリギリに見えていただけに惜しいことをしました。
結局序盤に見損ねたDSO類と合わせて15個の対象を見逃した事になりました。
最終結果はロストメシエの40、91、102も含めて95個捕捉する事が出来ましたが、半数以上が自力導入ではないので私の場合は参考記録ですね。
改めて振り返ってみると、前回開催した2003年以来7年振りに見た対象が幾つかある事に気付きました。 ※2003年の様子はこちら
M83はその最たるもので、場所すらロクに覚えておらず星図片手に苦労しながらの導入だったし、おとめ座銀河団東部も同様で、C8で見せていただいたM95、96、105のトリプレットにも意外と手こずりました。
とは言え、大半が普段見ているDSOよりも遙かに明るい対象なので、事実上の最大難所とも言えるスタートのM74、77とオーラスのM30さえクリアできれば完走はそれほど難しい事でもないと思うのですが、その3つを見つけるのが如何に困難かをいろいろと聞いているだけに、天文ファンにとっても挑戦意欲を掻き立てるイベントの一つなのでしょうね。
メシエマラソンは3月中旬が開催好機と言われますが、もう少し細かく言うと、スタートのM74とラストのM30の中間付近に太陽が入る3月20日頃が最適となり、それより早いと明け方の対象が、それより遅いと夕方の対象がそれぞれ難易度が高くなります。
帰宅後、このblogにも時々コメントをいただくアマゾンさんより、福島県星の村で開催されたメシエマラソンの速報が届きました。アマゾンさんはロストメシエ3個を除き105個の対象を捕捉されたそうです。ロスした2個のうち、一つは雲に阻まれたM68で、もう一つはやはりM30とのこと。前述の理由からも一週間後なら完全制覇を成し遂げられた事でしょう。
この日は序盤こそ強風に見舞われたものの、一晩中ほぼ快晴の空に恵まれ快適な観望を楽しめた一夜でした。一晩中お世話になった丹星の仲間には感謝で一杯です。
この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
今週末も天候に恵まれれば観望に出向く予定です。
どちらかと言うと対象をじっくりと見るのが好きな私にはメシエマラソンはそれほど乗り気にさせるイベントではありませんが、今回の結果にはやや不満でしたので、気が向いたらリベンジするかも知れません。序盤に細い月がありますが、まあ何とかなるでしょう。
※掲載の写真は全て丹星うらしまさんからいただきました。
毎度おおきにです!!
2010年02月23日
'10年2月20日 ダブル観望会
2月20日。前週が悪天だったため、3週間ぶりの観望記です。
この日はお隣の秦野市にあるくずはの家主催の市民観望会のお手伝いがあり、終了後にいつもの観望場所まで移動して再び観望と言う強行軍。
観望会の梯子は初めてではありませんが、結論から言うと結構疲れました。
市民観望会の方は定員30名をややオーバーしていましたが、ここ数回の悪天による中止が続いたためか、ヒデアキさんが講師を務めた最初のプロジェクタによる説明を皆さん熱心に聞いています。
ガリレオが作った望遠鏡のレプリカや世界天文年の期間延長の話など、興味深い話がたくさん聞けました。
続いて外に出て実際の星空を見ながら、レーザーポインターを使ってオリオン座や冬の大三角、火星などを説明します。
この日は久々の好天で素晴らしい透明度に恵まれたため、冬の賑やかな星座が良く見えていました。
望遠鏡の操作を説明しながら実際に触ってもらいます。毎度の事ですが複数の親御さんから、望遠鏡が欲しいが一体幾らぐらいするものなのか、と質問されます。中には近くのホームセンターの名前まで挙げ、店頭に並んでいる品を買うかどうか迷っていると言った相談までされてしまいました。
今宵のメインは月と火星。シーイングの影響で低倍率に抑えましたが、そこそこ引き締まった月面像が楽しめました。やはり親御さんたちの方が見入ってしまうのも毎度の事です。
市民観望会の方は定刻よりやや早く終了しました。
大急ぎで機材を片付け、揃って次の観望地に移動します。
途中で夕飯を済ませ、21時半ごろにはいつもの観望地へ到着。既に3名の仲間が先着して観望を楽しんでいます。今週は悪天が続いたためか途中の道端には所々雪が残っていて地盤もやや緩み気味。どうやら今夜は結露にも注意しなければなりません。
空の方は全天快晴。ちょうど月が沈む直前で既に西に傾いた冬の星座や頭上の春の星座が良く見えていました。
ハセガワさんのいつものFS128。
火星と土星がメインでしょうか。
アライさんの新機材、ビクセンの8cm屈折とポルタのセット。彼は丹星に入会してまだ日の浅いにもかかわらず、機材の方は着実にステップアップしています。
次回にはフローライトが登場するかも。
くずは観望会で講師を務めたヒデアキさんのネリウスツイン。昨年の双望会会場で一式まとめて入手されたとか。冬の散開星団を幾つか見せてもらいましたが、ヌケも良くてクリアな眺めが楽しめました。
うらしまさんのペンタックス75EDHF。
今夜は早上がりの方が多いようでお気楽セットが目につきますね。
つくさんのTOA130。最近はこの組み合わせが多いですね。相変わらずの素晴らしい見え味に列が出来ます。今夜も惑星狙いでしょうか。
先ほどの観望会では月を中心に見ていたので、ここからは惑星メインで観望します。火星はちょうど模様の少ない時間帯でしたが、シーイングも良好でそこそこ引き締まった像が楽しめました。
夜半前には土星も高く昇って来たので一斉に筒先を向けます。
年末と比べるとさらに環が開き気味で見易くなっており、夜半過ぎにはシーイングも上がりシャープな姿を見せてくれました。300倍で環を凝視すると微かですが外周両端の1/3付近にカッシーニの空隙と思われる黒い点も見えていました。
写真では既にこのカッシーニを捉えた画像を目にしますが、眼視ではそこそこのシーイングに恵まれないとまだかなりの難物とも思える見え方です。
環の向こう側には土星本体の影も僅かに見えていますが、前回と比較して影の部分が少なくなり、衝が近いことを感じさせてくれますが、果たしてこの程度の開き具合でもハイリゲンシャイン現象が現れるのでしょうか。これも興味深いです。
※2/26画像追加
sekiyaさんより最新の土星画像をいただきました。
カッシーニの空隙と本体の影を明瞭に捉えていますね。
土星をつくさんのTOAと何度か見比べましたが、光量では当然ミューロンが勝るもののシャープさではほとんど双璧。土星ではその差は見出せませんでしたが、火星や木星の表面模様の検出にはおそらくTOAに軍配が上がる事でしょう。
シーイングの確認を兼ねてTOAでおとめ座γ星ポリマを見ましたが、250倍ではっきりと分離を確認しました。ポリマを見たのは多分8年振りぐらいだったでしょうか。ひと頃は0.5″以下まで接近して完全に分離圏外でしたが随分と開いてきましたね。
帰宅後改めて確認したところ、現在の角距離は1.48″でした。この角距離ならどうやら10cmクラスでも射程圏ですが、この確認は次回以降に持ち越しですね。
ここで私の機材に一点問題が発生しました。つくさんからの指摘によりミューロンの視野にごく僅かな振動を発見。赤道儀側かと思いきやモーターを切っても時々僅かな振動らしき症状が見られました。どうやらミューロン本体側の問題の可能性があるので、他の筒で確認してから対策を練る事にします。
それにしてもつくさんの検出眼には恐れ入りました。この程度の振動なら私ならきっとシーイングのせいにして片付けていた事でしょう。
夜半過ぎにはそろそろ撤収を開始するメンバーもいたので、うらしまさんお得意の星景をバックに記念撮影。
おうし座が半分沈んでいますが冬の星座がほぼ一網ですね。冬のダイヤモンドに火星が加わり見えています。
その後も最後まで残ったつくさん、うらしまさん、ねこさん、私の4人で色々と楽しんでいました。夜半前と比較して確実にシーイングも上がり、土星などは信じられないほどシャープな姿が楽しめました。環も開いてようやく土星らしさが出て来ましたね。
梯子観望会のためか夜半を過ぎてさすがに疲労を感じてきたため、27時過ぎにお開きとし揃って撤収しました。
来月も同じ場所で観望する予定ですが、視界も十分確保できるので今年は条件も良いようだし久し振りにメシエマラソンでもやってみようかな。
※掲載のスナップ写真は、丹沢星の会ヒデアキさん、ねこさんからいただきました。
この日はお隣の秦野市にあるくずはの家主催の市民観望会のお手伝いがあり、終了後にいつもの観望場所まで移動して再び観望と言う強行軍。
観望会の梯子は初めてではありませんが、結論から言うと結構疲れました。
ガリレオが作った望遠鏡のレプリカや世界天文年の期間延長の話など、興味深い話がたくさん聞けました。
この日は久々の好天で素晴らしい透明度に恵まれたため、冬の賑やかな星座が良く見えていました。
市民観望会の方は定刻よりやや早く終了しました。
大急ぎで機材を片付け、揃って次の観望地に移動します。
途中で夕飯を済ませ、21時半ごろにはいつもの観望地へ到着。既に3名の仲間が先着して観望を楽しんでいます。今週は悪天が続いたためか途中の道端には所々雪が残っていて地盤もやや緩み気味。どうやら今夜は結露にも注意しなければなりません。
空の方は全天快晴。ちょうど月が沈む直前で既に西に傾いた冬の星座や頭上の春の星座が良く見えていました。
火星と土星がメインでしょうか。
次回にはフローライトが登場するかも。
今夜は早上がりの方が多いようでお気楽セットが目につきますね。
夜半前には土星も高く昇って来たので一斉に筒先を向けます。
年末と比べるとさらに環が開き気味で見易くなっており、夜半過ぎにはシーイングも上がりシャープな姿を見せてくれました。300倍で環を凝視すると微かですが外周両端の1/3付近にカッシーニの空隙と思われる黒い点も見えていました。
写真では既にこのカッシーニを捉えた画像を目にしますが、眼視ではそこそこのシーイングに恵まれないとまだかなりの難物とも思える見え方です。
環の向こう側には土星本体の影も僅かに見えていますが、前回と比較して影の部分が少なくなり、衝が近いことを感じさせてくれますが、果たしてこの程度の開き具合でもハイリゲンシャイン現象が現れるのでしょうか。これも興味深いです。
sekiyaさんより最新の土星画像をいただきました。
カッシーニの空隙と本体の影を明瞭に捉えていますね。
土星をつくさんのTOAと何度か見比べましたが、光量では当然ミューロンが勝るもののシャープさではほとんど双璧。土星ではその差は見出せませんでしたが、火星や木星の表面模様の検出にはおそらくTOAに軍配が上がる事でしょう。
シーイングの確認を兼ねてTOAでおとめ座γ星ポリマを見ましたが、250倍ではっきりと分離を確認しました。ポリマを見たのは多分8年振りぐらいだったでしょうか。ひと頃は0.5″以下まで接近して完全に分離圏外でしたが随分と開いてきましたね。
帰宅後改めて確認したところ、現在の角距離は1.48″でした。この角距離ならどうやら10cmクラスでも射程圏ですが、この確認は次回以降に持ち越しですね。
ここで私の機材に一点問題が発生しました。つくさんからの指摘によりミューロンの視野にごく僅かな振動を発見。赤道儀側かと思いきやモーターを切っても時々僅かな振動らしき症状が見られました。どうやらミューロン本体側の問題の可能性があるので、他の筒で確認してから対策を練る事にします。
それにしてもつくさんの検出眼には恐れ入りました。この程度の振動なら私ならきっとシーイングのせいにして片付けていた事でしょう。
おうし座が半分沈んでいますが冬の星座がほぼ一網ですね。冬のダイヤモンドに火星が加わり見えています。
その後も最後まで残ったつくさん、うらしまさん、ねこさん、私の4人で色々と楽しんでいました。夜半前と比較して確実にシーイングも上がり、土星などは信じられないほどシャープな姿が楽しめました。環も開いてようやく土星らしさが出て来ましたね。
梯子観望会のためか夜半を過ぎてさすがに疲労を感じてきたため、27時過ぎにお開きとし揃って撤収しました。
来月も同じ場所で観望する予定ですが、視界も十分確保できるので今年は条件も良いようだし久し振りにメシエマラソンでもやってみようかな。
※掲載のスナップ写真は、丹沢星の会ヒデアキさん、ねこさんからいただきました。
2010年02月01日
'10年1月30日火星観望
1月30日。前夜に引き続き、二夜連続で火星を観望しました。
お隣の秦野市に住むつくさんより、近場で火星を見まませんかとのお誘いが入りましたので、所用を片づけた後、21時頃から秦野郊外の高台で臨時観望会をやりました。
同じ街に住むはるパパ会長も声を掛け、1時間後には奥様同伴で駆け付けてくれました。
天頂付近にはブルームーンの満月が煌々と輝き、そのすぐ隣にオレンジ色の火星が満月に負けじと輝いています。
早速つくさんのTOA130で観望を開始。北極冠とその反対側にはキンメリアと思しき模様が見えているはずですが、シーイングのためかあまり鮮明な印象ではありませんでした。
30分ほど経ってつくさんが、ちょうど真ん中あたりに小さな黒い点が見えると言う。私やはるパパ会長も見せていただくと、レンズ温度が順応したのか、先ほどよりも模様もより引き締まって見え、中央付近には確かに黒い点のような形が見えていますが、生憎と誰も火星図を持って来なかったため、その点状のものが何か分かりません。
ひょっとしてタルシス三山かオリンポス山辺りかなあ、仮にそうだとしても黒っぽく見える訳ないしね、などと呑気に話していると、携帯にsekiyaさんからメールが入り、彼も昨夜に引き続き火星を観望中との事。
返信がてらその点状の模様が見えるか確認をお願いしたところ、何と数十分後にはメールと一緒に撮りたてホヤホヤの画像まで送られて来ました。
sekiyaさん撮影による火星(正立像)です。私のメールを見てコリメートで火星を撮像してくれたんですね。
何とタイミングの良い事! デジタル写真様々です。
この画像を携帯で拡大して見ると、中央付近の黒っぽい模様の隣に白っぽい点状の何かが見えたので、思わず、これは本当にオリンポス山かも知れないとぬか喜びして、深夜にもかかわらずsekiyaさんには御礼の電話まで架けてしまいました。
※2月1日画像追加 sekiyaさんよりブルームーンの写真をいただきました。(こちらは倒立正像です)
今夜はせっかくのブルームーンなので両目が眩むのを覚悟で月も見ました。満月から既に8時間ほど経過していたので東側縁の僅かなターミネーターゾーンを狙うと、秤動ゾーンの対象であるネーピア、ガウスらの大型クレーターやフンボルト海、南の海、スミス海が東側のリムギリギリに見えており、ネーピアは今まさに日没を迎えるところで一際その存在感を放っていました。他にも名前は特定できませんでしたが地表から外輪山の先端だけが浮いたまるで蜃気楼のようなクレータ、南極付近の地平線が凸凹した様子など、この時期ならではの姿が楽しめました。
火星の方は23時頃には大シュルティスも徐々に姿を見せ始めますが、当初から湧いていた薄雲が徐々に広がり始め、やがて火星と月以外の姿は雲の向こうに隠れてしまいました。
月の周りを囲むように傘も架かりとても幻想的な景色なのですが、残念ながらこれは天候の崩れる前兆です。コーヒーブレイクを採りながらしばらく待機しましたが、このまま回復の兆しなしと判断して25時過ぎに撤収しました。
帰宅後つくさんから速報メールが届き、どうやらあの白い点状の物はオリンポス山ではなかったようです。改めて火星図を調べたところ、確かに位置がまるで違っていました。中央付近の黒い模様はケルベルス台地のようでしたが、結局白っぽい点状のものについては判りませんでした。
次の夜、月惑星研究会のHPを確認したところ、前夜の火星像が既に複数の方から報告されており、問題の白っぽいもやのような姿もしっかりと写っています。やはりあれは目の錯覚ではなく何らかの自然現象だったのでしょう。
情報不足から生まれたオリンポス山騒動でしたが、たまにはこう言うのも面白かったです。
とは言え、sekiyaさんには夜中に電話を架けとんだご迷惑をお掛けしてしまいました。
謹んでお詫びします。でも懲りずにまたお誘いください。
お隣の秦野市に住むつくさんより、近場で火星を見まませんかとのお誘いが入りましたので、所用を片づけた後、21時頃から秦野郊外の高台で臨時観望会をやりました。
同じ街に住むはるパパ会長も声を掛け、1時間後には奥様同伴で駆け付けてくれました。
天頂付近にはブルームーンの満月が煌々と輝き、そのすぐ隣にオレンジ色の火星が満月に負けじと輝いています。
30分ほど経ってつくさんが、ちょうど真ん中あたりに小さな黒い点が見えると言う。私やはるパパ会長も見せていただくと、レンズ温度が順応したのか、先ほどよりも模様もより引き締まって見え、中央付近には確かに黒い点のような形が見えていますが、生憎と誰も火星図を持って来なかったため、その点状のものが何か分かりません。
ひょっとしてタルシス三山かオリンポス山辺りかなあ、仮にそうだとしても黒っぽく見える訳ないしね、などと呑気に話していると、携帯にsekiyaさんからメールが入り、彼も昨夜に引き続き火星を観望中との事。
返信がてらその点状の模様が見えるか確認をお願いしたところ、何と数十分後にはメールと一緒に撮りたてホヤホヤの画像まで送られて来ました。
何とタイミングの良い事! デジタル写真様々です。
この画像を携帯で拡大して見ると、中央付近の黒っぽい模様の隣に白っぽい点状の何かが見えたので、思わず、これは本当にオリンポス山かも知れないとぬか喜びして、深夜にもかかわらずsekiyaさんには御礼の電話まで架けてしまいました。
今夜はせっかくのブルームーンなので両目が眩むのを覚悟で月も見ました。満月から既に8時間ほど経過していたので東側縁の僅かなターミネーターゾーンを狙うと、秤動ゾーンの対象であるネーピア、ガウスらの大型クレーターやフンボルト海、南の海、スミス海が東側のリムギリギリに見えており、ネーピアは今まさに日没を迎えるところで一際その存在感を放っていました。他にも名前は特定できませんでしたが地表から外輪山の先端だけが浮いたまるで蜃気楼のようなクレータ、南極付近の地平線が凸凹した様子など、この時期ならではの姿が楽しめました。
火星の方は23時頃には大シュルティスも徐々に姿を見せ始めますが、当初から湧いていた薄雲が徐々に広がり始め、やがて火星と月以外の姿は雲の向こうに隠れてしまいました。
月の周りを囲むように傘も架かりとても幻想的な景色なのですが、残念ながらこれは天候の崩れる前兆です。コーヒーブレイクを採りながらしばらく待機しましたが、このまま回復の兆しなしと判断して25時過ぎに撤収しました。
帰宅後つくさんから速報メールが届き、どうやらあの白い点状の物はオリンポス山ではなかったようです。改めて火星図を調べたところ、確かに位置がまるで違っていました。中央付近の黒い模様はケルベルス台地のようでしたが、結局白っぽい点状のものについては判りませんでした。
次の夜、月惑星研究会のHPを確認したところ、前夜の火星像が既に複数の方から報告されており、問題の白っぽいもやのような姿もしっかりと写っています。やはりあれは目の錯覚ではなく何らかの自然現象だったのでしょう。
情報不足から生まれたオリンポス山騒動でしたが、たまにはこう言うのも面白かったです。
とは言え、sekiyaさんには夜中に電話を架けとんだご迷惑をお掛けしてしまいました。
謹んでお詫びします。でも懲りずにまたお誘いください。
2010年01月30日
'10年1月29日火星観望
1月29日。
今日は終日曇りだったので、観望はお休みするつもりで自宅でくつろいでいたところ、夜になって町内のsekiyaさんより急きょ観望のお誘いが入りました。
前日に最接近を迎えたばかりの火星が良く見えると言うので、慌てて外に出て空を確認したところ、所々雲間から星が見え、火星やシリウスも鋭い輝きを見せていたので、既に深夜に近い時間でしたがsekiya天文台にお邪魔して来ました。
拙宅から車で5分のsekiya邸に到着すると、既にルーフから筒先が顔を出して火星に向けられています。接眼部には双眼装置が装填されていたので早速ご相伴に。
1月29日23時30分の火星のシミュレーション画像です。
ちょうど大シルティスが姿を見せ始めたところで、北極冠やキンメリアも良く見えていました。
※天頂ミラーを使用したため、その時の見え方に合わせて正立鏡像で表示しています。
私が到着した直後にはSさんも合流して三人で観望をスタート。シーイングもまずまずで、210倍双眼で見続けていると気流の合間には表面模様もかなり細部まで見えています。これには予想外の拾い物で、私にしては珍しく食い入るように視野を見続けていました。
Sさんとsekiyaさんが主砲に同架したFL102を並んで覗いています。Sさんが、火星は同じ惑星でも木星や土星と違って地表に名前が付けられていて面白いと言う。
確かに木星や土星は各帯域に学術名が付けられているだけで、火星のような固有の名前ではない。
今さらですがSさんのこの一言には目から鱗でした。
火星は木星や土星と比べても決して見栄えの良い惑星ではありませんが、この一言で火星に対して言い様のない親近感が湧いてきました。
他の方から見れば笑い話かも知れませんが、こんな新発見があるのも私にとっては仲間と見る楽しみのひとつなんです。
火星観望の合間にはシリウスも見ました。単眼の250倍に変えて凝視しましたが、既に南西側に傾き気流の影響もあったのか、こちらは全く確認出来ませんでした。
土星も見ましたが、まだ低空のためかこちらは今一つながらも本体と環の間や影は確認できました。まあ今夜の主役は火星だから気にしません。
正味2時間ほどの観望でしたが、充実した時間を過ごす事が出来ました。
今日は終日曇りだったので、観望はお休みするつもりで自宅でくつろいでいたところ、夜になって町内のsekiyaさんより急きょ観望のお誘いが入りました。
前日に最接近を迎えたばかりの火星が良く見えると言うので、慌てて外に出て空を確認したところ、所々雲間から星が見え、火星やシリウスも鋭い輝きを見せていたので、既に深夜に近い時間でしたがsekiya天文台にお邪魔して来ました。
拙宅から車で5分のsekiya邸に到着すると、既にルーフから筒先が顔を出して火星に向けられています。接眼部には双眼装置が装填されていたので早速ご相伴に。
1月29日23時30分の火星のシミュレーション画像です。ちょうど大シルティスが姿を見せ始めたところで、北極冠やキンメリアも良く見えていました。
※天頂ミラーを使用したため、その時の見え方に合わせて正立鏡像で表示しています。
私が到着した直後にはSさんも合流して三人で観望をスタート。シーイングもまずまずで、210倍双眼で見続けていると気流の合間には表面模様もかなり細部まで見えています。これには予想外の拾い物で、私にしては珍しく食い入るように視野を見続けていました。
確かに木星や土星は各帯域に学術名が付けられているだけで、火星のような固有の名前ではない。
今さらですがSさんのこの一言には目から鱗でした。
火星は木星や土星と比べても決して見栄えの良い惑星ではありませんが、この一言で火星に対して言い様のない親近感が湧いてきました。
他の方から見れば笑い話かも知れませんが、こんな新発見があるのも私にとっては仲間と見る楽しみのひとつなんです。
火星観望の合間にはシリウスも見ました。単眼の250倍に変えて凝視しましたが、既に南西側に傾き気流の影響もあったのか、こちらは全く確認出来ませんでした。
土星も見ましたが、まだ低空のためかこちらは今一つながらも本体と環の間や影は確認できました。まあ今夜の主役は火星だから気にしません。
正味2時間ほどの観望でしたが、充実した時間を過ごす事が出来ました。
2010年01月19日
'10年1月16日湯河原観望会
1月16日。
先週に引き続き湯河原まで観望に出掛けて来ました。
先週丹星としての観望会を開催したため、新月時にしては参加者も少なく静かな観望会でした。所用により私の現地到着は20時頃でしたが、先着のつくさんがちょうど機材の設置を完了したところでした。何とタイミングの良い事。私は朝から終日動き回っていた関係でパテ気味でしたので、今回の機材は双眼鏡のみと言うお気楽モードでした。
つくさんのTOA130&Losmandy GM8
久し振りの登場ですね。今夜は惑星をメインに狙うそうです。
20時頃の空は南から天頂にかけて薄雲が広がっていましたが、東側低空は雲が所々途切れて火星も輝いています。つくさんのお話では先ほどまで全天快曇だったとか。予報では明け方に向けてこの後晴れてくるような感じでしたが、結局撤収する夜半過ぎまで全天快晴とはなりませんでした。
双眼鏡でオリオン〜おおいぬ方面を見ると、薄雲と光害の影響で星の輝きがやや鈍い感じで、M41、M46&47らのメジャーな対象しか確認できません。
この後TOAでいろいろ見せていただきました。
・23:30頃の火星…シーイングはイマイチでしたが、先月と比較してかなり薄くなった北極冠に隣接するようにアキダリア、南側にも薄い模様が見えています。
帰宅後改めて調べたところ子午線の湾周辺が見えていたようですね。途中で双眼装置に換えて見ると像もより引き締まり見易くなりました。つくさん曰く、2003年大接近の時に見た火星を超える像には未だお目にかかっていないとの事。確かにあの時は夏場で像もビシッと安定していました。
それにしても最接近間近とは言え今年の火星は小さいですなあ。
・シリウス…前週の確認を兼ねて私からリクエスト。13cmで伴星が見えたという話は未だ聞いたことがありませんが、シリウスの瞬きが落ち着いた頃合いを狙いました。双眼の270倍で見ると、つくさんが伴星らしきものが見えると言う。私も見ると確かにセンターディスクから7〜8時の方角に小さな光点が見えますが、前週に正確な位置を確認していたので、残念ながらこれは伴星ではありません。よく見るとセンターディスクを挟んで対角の位置にも光点が見え隠れしていたので、アイピースかプリズムのゴーストだったのかも知れません。
1時間ほど見続けましたが伴星らしき存在は確認出来ず、南中に近づくにつれてシーイングが悪化してきたのでシリウスの観望はこれにておしまい。
・R-Lep…この筒で見ると像が鋭すぎて迫力はありませんが深紅さははっきりと判ります。変光星については全くの素人ですが、ネットで調べたところ現在増光しているようですね。手持ちの双眼鏡でもギリギリ見えていました。
・W-Ori…変光星ついでに導入。R-Lep同様に炭素星独特の赤が印象的で、つくさんも初めてのご対面だったようです。6.18等と明るいため、R-Lepよりもさらに見応えがあります。
全天でも数少ないスペクトルCの星がここには2個も集まっていてお得感がありますね。
オリオンのずっと南にあるカプタイン星も狙いたかったのですが、私の双眼鏡では全くダメでした。立地的に南側は沼津方面の光害の影響を受けるので、南天低空はさすがに厳しいね。
他にもβOri、ζOri、αGemなど幾つかのメジャーな重星や土星を見せていただきました。
22時頃に登場のオッチェラさんの大型双眼鏡では、雲の合間から天の川周辺の散開星団や「-3」が良く見えていました。
25時を過ぎてシーイングが更に悪化した事から、つくさん、オッチェラさんも合わせて撤収準備に取り掛かります。私は翌日の予定もあったので日付が変わる頃には撤収する予定でしたが、夜半過ぎからほとんど雲もなくなったため予定を1時間ほど延長していたのでした。
久し振りに2週連続のお出掛けでしたが、全天快晴とはいかないまでも冬場にしてはシーイングも良く、収穫の多い観望が楽しめました。つくさんはこの場所は初めてでしたが、近場の割には空もそこそこ暗く、何よりも温暖なのが気にいったようです。
春頃まではここをベースにして観望する予定なので気が向いたらまたいらして下さい。
私も機会があれば南伊豆を狙ってみたいです。
先週に引き続き湯河原まで観望に出掛けて来ました。
先週丹星としての観望会を開催したため、新月時にしては参加者も少なく静かな観望会でした。所用により私の現地到着は20時頃でしたが、先着のつくさんがちょうど機材の設置を完了したところでした。何とタイミングの良い事。私は朝から終日動き回っていた関係でパテ気味でしたので、今回の機材は双眼鏡のみと言うお気楽モードでした。
久し振りの登場ですね。今夜は惑星をメインに狙うそうです。
20時頃の空は南から天頂にかけて薄雲が広がっていましたが、東側低空は雲が所々途切れて火星も輝いています。つくさんのお話では先ほどまで全天快曇だったとか。予報では明け方に向けてこの後晴れてくるような感じでしたが、結局撤収する夜半過ぎまで全天快晴とはなりませんでした。
双眼鏡でオリオン〜おおいぬ方面を見ると、薄雲と光害の影響で星の輝きがやや鈍い感じで、M41、M46&47らのメジャーな対象しか確認できません。
この後TOAでいろいろ見せていただきました。
帰宅後改めて調べたところ子午線の湾周辺が見えていたようですね。途中で双眼装置に換えて見ると像もより引き締まり見易くなりました。つくさん曰く、2003年大接近の時に見た火星を超える像には未だお目にかかっていないとの事。確かにあの時は夏場で像もビシッと安定していました。
それにしても最接近間近とは言え今年の火星は小さいですなあ。
・シリウス…前週の確認を兼ねて私からリクエスト。13cmで伴星が見えたという話は未だ聞いたことがありませんが、シリウスの瞬きが落ち着いた頃合いを狙いました。双眼の270倍で見ると、つくさんが伴星らしきものが見えると言う。私も見ると確かにセンターディスクから7〜8時の方角に小さな光点が見えますが、前週に正確な位置を確認していたので、残念ながらこれは伴星ではありません。よく見るとセンターディスクを挟んで対角の位置にも光点が見え隠れしていたので、アイピースかプリズムのゴーストだったのかも知れません。
1時間ほど見続けましたが伴星らしき存在は確認出来ず、南中に近づくにつれてシーイングが悪化してきたのでシリウスの観望はこれにておしまい。
・R-Lep…この筒で見ると像が鋭すぎて迫力はありませんが深紅さははっきりと判ります。変光星については全くの素人ですが、ネットで調べたところ現在増光しているようですね。手持ちの双眼鏡でもギリギリ見えていました。
・W-Ori…変光星ついでに導入。R-Lep同様に炭素星独特の赤が印象的で、つくさんも初めてのご対面だったようです。6.18等と明るいため、R-Lepよりもさらに見応えがあります。
全天でも数少ないスペクトルCの星がここには2個も集まっていてお得感がありますね。
オリオンのずっと南にあるカプタイン星も狙いたかったのですが、私の双眼鏡では全くダメでした。立地的に南側は沼津方面の光害の影響を受けるので、南天低空はさすがに厳しいね。
他にもβOri、ζOri、αGemなど幾つかのメジャーな重星や土星を見せていただきました。
22時頃に登場のオッチェラさんの大型双眼鏡では、雲の合間から天の川周辺の散開星団や「-3」が良く見えていました。
25時を過ぎてシーイングが更に悪化した事から、つくさん、オッチェラさんも合わせて撤収準備に取り掛かります。私は翌日の予定もあったので日付が変わる頃には撤収する予定でしたが、夜半過ぎからほとんど雲もなくなったため予定を1時間ほど延長していたのでした。
久し振りに2週連続のお出掛けでしたが、全天快晴とはいかないまでも冬場にしてはシーイングも良く、収穫の多い観望が楽しめました。つくさんはこの場所は初めてでしたが、近場の割には空もそこそこ暗く、何よりも温暖なのが気にいったようです。
春頃まではここをベースにして観望する予定なので気が向いたらまたいらして下さい。
私も機会があれば南伊豆を狙ってみたいです。
2010年01月11日
'10年1月9日新春観望会
2010年1月9日。
冬の定番観望地である湯河原町で今年最初の丹星観望会を行いました。
私の到着が16時過ぎ。明るい内に機材の設置を済ませるつもりで早めに現地入りしましたが、私が一番乗りでした。先月と比べて随分と日の入りが遅くなりましたね。
日没頃には続々と仲間が到着し、最終的には10名のメンバーが集まりました。
今夜は久し振りにシュワ150を持ってきました。
背中に乗せたボーグ76の支持脚が行方不明になっていたためしばらく出番がありませんでしたが、年末の大掃除で見つけたため久し振りに連れて来ました。
今夜はハーシェル400の対象をやっつけるつもりで詳細星図も用意して気合い十分でしたが、生憎と20時頃より雲が発生し、くじら座〜天頂付近を覆いつくしてしまう。ここで20個ぐらいDSOを稼ぐ予定でしたが、序盤から出鼻をくじかれてしまいました。
雲間からM31とγAndを見ましたが、薄雲越しとあってγAndの伴星の青緑がくすんで見えました。シーイングはそこそこ良いようです。
まだまだ先も長いのでここで小休止です。
今回もおでんを仕込みました。
仕込み時間の関係で大根と玉子を入れていませんが、前回は量がやや不足気味でしたので、今回はおでん種もたっぷりと用意しました。
※ヤスさん撮影
昆布で出汁を取りじっくりと煮込んだおかげで味もよく染みていて参加者からも大変好評をいただき、おかげで最初の一杯めはあっと言う間に完食でした。
冬場の観望には鍋は大変なご馳走ですね。
おでん休憩の後、東側は比較的雲が少なかったので、最初に火星を見てみると極冠の白さがやけに目立ちます。どうやら表面模様の少ない面がこちらを向けていたようです。ハセガワさんがご自身のFSの像と見比べていましたがどちらも良く見えていました。私の見立てでは表面の明るさは口径差もありシュワの方が上でしたが、微細な表面模様の検出能力はFSの方が優れていたように思います。
ふたご周辺の幾つかの対象を流したあと、雲間に姿を見せていたシリウスを300倍でじっくりと見てみました。シーイングは意外と落ち着いていましたが、この倍率だとやはり回折リングが暴れ気味で、伴星らしきものが見えなくもありませんが残念ながら特定には至りません。
しばらくしてヤスさんが、45cmドブだと伴星らしきものが見えるような気がする、と言いながら私を誘いにきました。早速見せていただくと、エアリーディスクのすぐ北側とやや離れた東側にそれらしき姿が見え隠れしています。北側のは回折リングの歪みのようでしたが、東側のは回折リングの影響のない離れた位置に見えていたので、ひょっとしてビンゴかも知れません。
事前に位置を調べずに見ていたので慌てて手持ちのデータを調べたところ、位置角190度とあったのでこれだとエアリーディスクのほぼ南側に見える事になり、どうやらどちらの光点も違ったようだと言う事でその場では収めました。
翌日、どうにも腑に落ちず改めて最新データを調べたところ、シリウスBの位置角91.06度、角距離8.84″になっているではありませんか。私が現場に持参したデータは誤っていたのです。
木村陽一さんのソフトを用いてシリウスと伴星の位置関係を表示します。口径の差があるため実際の見え方と多少の違いはあるにせよ、本体のほぼ東側に伴星が見えるのは間違いなさそうです。やはりあの東側僅かな光点が伴星だったのでしょう。
私自身、生涯二度目の貴重な体験になりました。
ついでに以前から重星MLの間で話題になっていたεCMaを見てみました。
おおいぬ座ε星 固有名:adhara
M1-M2 1.5等-7.5等 角距離7.0″位置角161°
10cmではこれまで一度も分離が確認出来なかった対象です。
今夜は15cm200倍でこの画像よりもさらに微弱なM2が何とか見えました。光度差の大きな対象はやはり口径がモノを言うようです。
このあとも二杯めのおでんをつつきながら各自のんびりと過ごしました。
夜半前には土星も姿を現し、好シーイングのおかげで本体と環の隙間もはっきりと見えていました。どうやら環の方も随分と開いてきたようです。本体の向こう側には影も伸びていました。やはりシーイングが良いと惑星も見ていて楽しいですね。
今夜見えていた火星と土星は惑星の中でも色収差の影響の少ない対象なので、アクロマートのシュワでもじっくり楽しむ事が出来ました。
R-Lep(クリムゾンスター)も久し振りに見ました。近傍の星との比較で7.8等級程度と見積もりましたが、炭素星の特徴でもあるその妖しいまでの深紅さが見事でした。
空の方は相変わらず雲の多い空が広がっていたので、夜半を過ぎて半数以上のメンバーが撤収して行きました。幸い気温も穏やかで、そのまま残ったメンバー全員が機材を撤収した後も椅子に腰かけてのんびり過ごしていたところ、25時ごろから突然雲が無くなりほぼ全天に渡って晴れ間が広がりました。
Sekiyaさんが一旦撤収したNinja320を再び設置、ここからは春のDSOを中心に流す事に。
M81&82、M97&108、M106、M51、NGC2903、M95,96,105、M65,66,N3628、NGC4565、NGC4631、マルカリアンチェーン等々、春のメジャー処をたっぷり堪能しました。
この後も明け方4時まで観望してから車で仮眠を採り、各々現地解散となりました。
2010年最初の観望会は雲に悩まされながらも幸先良く朝まで完走する事が出来ました。
今年も一年晴れ間の多い年でありますように。
冬の定番観望地である湯河原町で今年最初の丹星観望会を行いました。
私の到着が16時過ぎ。明るい内に機材の設置を済ませるつもりで早めに現地入りしましたが、私が一番乗りでした。先月と比べて随分と日の入りが遅くなりましたね。
日没頃には続々と仲間が到着し、最終的には10名のメンバーが集まりました。
背中に乗せたボーグ76の支持脚が行方不明になっていたためしばらく出番がありませんでしたが、年末の大掃除で見つけたため久し振りに連れて来ました。
今夜はハーシェル400の対象をやっつけるつもりで詳細星図も用意して気合い十分でしたが、生憎と20時頃より雲が発生し、くじら座〜天頂付近を覆いつくしてしまう。ここで20個ぐらいDSOを稼ぐ予定でしたが、序盤から出鼻をくじかれてしまいました。
雲間からM31とγAndを見ましたが、薄雲越しとあってγAndの伴星の青緑がくすんで見えました。シーイングはそこそこ良いようです。
まだまだ先も長いのでここで小休止です。
仕込み時間の関係で大根と玉子を入れていませんが、前回は量がやや不足気味でしたので、今回はおでん種もたっぷりと用意しました。
昆布で出汁を取りじっくりと煮込んだおかげで味もよく染みていて参加者からも大変好評をいただき、おかげで最初の一杯めはあっと言う間に完食でした。
冬場の観望には鍋は大変なご馳走ですね。
おでん休憩の後、東側は比較的雲が少なかったので、最初に火星を見てみると極冠の白さがやけに目立ちます。どうやら表面模様の少ない面がこちらを向けていたようです。ハセガワさんがご自身のFSの像と見比べていましたがどちらも良く見えていました。私の見立てでは表面の明るさは口径差もありシュワの方が上でしたが、微細な表面模様の検出能力はFSの方が優れていたように思います。
ふたご周辺の幾つかの対象を流したあと、雲間に姿を見せていたシリウスを300倍でじっくりと見てみました。シーイングは意外と落ち着いていましたが、この倍率だとやはり回折リングが暴れ気味で、伴星らしきものが見えなくもありませんが残念ながら特定には至りません。
しばらくしてヤスさんが、45cmドブだと伴星らしきものが見えるような気がする、と言いながら私を誘いにきました。早速見せていただくと、エアリーディスクのすぐ北側とやや離れた東側にそれらしき姿が見え隠れしています。北側のは回折リングの歪みのようでしたが、東側のは回折リングの影響のない離れた位置に見えていたので、ひょっとしてビンゴかも知れません。
事前に位置を調べずに見ていたので慌てて手持ちのデータを調べたところ、位置角190度とあったのでこれだとエアリーディスクのほぼ南側に見える事になり、どうやらどちらの光点も違ったようだと言う事でその場では収めました。
翌日、どうにも腑に落ちず改めて最新データを調べたところ、シリウスBの位置角91.06度、角距離8.84″になっているではありませんか。私が現場に持参したデータは誤っていたのです。
木村陽一さんのソフトを用いてシリウスと伴星の位置関係を表示します。口径の差があるため実際の見え方と多少の違いはあるにせよ、本体のほぼ東側に伴星が見えるのは間違いなさそうです。やはりあの東側僅かな光点が伴星だったのでしょう。私自身、生涯二度目の貴重な体験になりました。
ついでに以前から重星MLの間で話題になっていたεCMaを見てみました。
おおいぬ座ε星 固有名:adharaM1-M2 1.5等-7.5等 角距離7.0″位置角161°
10cmではこれまで一度も分離が確認出来なかった対象です。
今夜は15cm200倍でこの画像よりもさらに微弱なM2が何とか見えました。光度差の大きな対象はやはり口径がモノを言うようです。
このあとも二杯めのおでんをつつきながら各自のんびりと過ごしました。
夜半前には土星も姿を現し、好シーイングのおかげで本体と環の隙間もはっきりと見えていました。どうやら環の方も随分と開いてきたようです。本体の向こう側には影も伸びていました。やはりシーイングが良いと惑星も見ていて楽しいですね。
今夜見えていた火星と土星は惑星の中でも色収差の影響の少ない対象なので、アクロマートのシュワでもじっくり楽しむ事が出来ました。
R-Lep(クリムゾンスター)も久し振りに見ました。近傍の星との比較で7.8等級程度と見積もりましたが、炭素星の特徴でもあるその妖しいまでの深紅さが見事でした。
空の方は相変わらず雲の多い空が広がっていたので、夜半を過ぎて半数以上のメンバーが撤収して行きました。幸い気温も穏やかで、そのまま残ったメンバー全員が機材を撤収した後も椅子に腰かけてのんびり過ごしていたところ、25時ごろから突然雲が無くなりほぼ全天に渡って晴れ間が広がりました。
Sekiyaさんが一旦撤収したNinja320を再び設置、ここからは春のDSOを中心に流す事に。
M81&82、M97&108、M106、M51、NGC2903、M95,96,105、M65,66,N3628、NGC4565、NGC4631、マルカリアンチェーン等々、春のメジャー処をたっぷり堪能しました。
この後も明け方4時まで観望してから車で仮眠を採り、各々現地解散となりました。
2010年最初の観望会は雲に悩まされながらも幸先良く朝まで完走する事が出来ました。
今年も一年晴れ間の多い年でありますように。
2009年12月15日
'09年12月12日湯河原観望会
12月12日。丹星の仲間たちと一緒に湯河原町で観望してきました。
富士山スカイラインも既に閉鎖したため、来春までは五合目に代わる観望地を探す事になりますが、富士山二合目は寒いし天城伊豆方面は遠い。丹星のメンバーは神奈川県西部に在住の方が多く、湯河原なら距離も近い上に気温も比較的温暖である事もありがたいです。
10年前ならワンランク上の空を求めて遠くまで遠征していたものですが、まあみんな寄る年波には勝てないと言ったところですね。
この日は天候が不安定ながらもメンバーの同僚家族を含めて15名もの方が集まり、結構賑やかな観望会になりましたが、場内貸し切り状態なので周りに気を遣う必要もなくのんびりとした観望が出来ました。
前回受けが良かったので今回もおでんを仕込みましたが、まあ喰い付きの良かった事。大鍋二杯分の具材が、あっという間に完食という盛況ぶりでした。
腹ごしらえも済んで機材に戻ったところ、ドブのミラーボックスが夜露でかなり濡れている!?
この日は序盤から大量の夜露に見舞われ、大半の機材が一晩中悩まされる事になりました。ドブは、主鏡、斜鏡、二つのファインダーと全ての光学系がやられてしまい、どうやら前日の雨による湿気を含んだ地面と、日中の温暖な気温の影響をモロに受けてしまったようです。
アミーゴさんに簡易ドライヤーを拝借して何とか凌ぎましたが、ここまで酷いのは数年前の西臼塚以来で、ファインダーは内部のレチクルパターンにまで影響が現れていました。
南側の一部に雲が残る中、うらしまさんが西に傾いた木星に筒先を向ける。案の定シーイングがイマイチで像が安定していないとの事。私の場合こうなると木星は今宵の観望対象ではなくなります。実際この後ただの一度も筒先を向ける事はありませんでした。
この日はふたご座流星群の極大2日前とあって、そこそこの数の群流星が飛んでいましたが、私は例によって大半を見逃していたのでした。
今夜はハーシェル400の対象を中心に観望する予定でしたが、夜露のおかげで観望意欲が湧かず、メジャーどころを幾つか流したに留まりました。
エリダヌス座の新星だけは見るつもりで詳細星図まで準備してきたので、ほど良い高さまで昇ってから導入してみました。
まだ低空でしたがリゲルを基点に星を辿り何とか導入します。予想以上に暗く、近くの星との比較だと10等級程度まで減光していたようです。他の機材でも見てみましたが、透明度の影響もありkittyドブ以外では確認が出来ませんでした。トラスカバーが夜露で光っているのが判りますね。
夜半過ぎから空の状態が悪化して雲で覆われる時間帯が多く、結局ラストまでこの状態が続きましたが、ちょうど隙間から火星が顔を出したので、早速うらしまさんが導入してくれました。
うらしまさんのC8で火星を見ているところ。私も見せてもらいましたが、視直径もそこそこ大きくなり中央付近には濃い模様も見えています。シミュレーターで調べたところ、サバ人の湾と大シルティスが並び、火星で最も色濃い部分が見えていたようです。後ほどドブでも見ましたが、シーイングがやや回復したおかげで白い極冠が明瞭に見えていました。
うらしまさんはこの後も雲間を見つけては色々な対象を見せてくれたようですが、夜露のおかげでどうにも戦意の上がらない私はkittyドブを寝かして椅子でのんびりモード。
この日はまともに観望をしていないので、これ以上の観望記が書けませんが、ふたご群の前哨戦としてはそこそこの成果があり、メンバーによっては二桁数の群流星を見たようです。
私とは日頃の行いの差なのでしょうか。
夜半前にうらしまさんが撮影した貴重なワンショットです。
低空の雲がまるでオーロラのようですね。
この後しばらくして空が雲で覆われてしまいました。
結局朝まで天候が回復する事はなく、雲間を狙って幾つかの対象を見たのみでしたが、気温も温暖で無風でしたので、寒さに凍えることもなく過ごしやすい一夜でした。
今夜は夜露に祟られた印象しか残りませんでしたが、この温暖な気温はなかなか捨て難く、春までの間はここに通う事になりそうです。
参加の皆さん、どうもお疲れ様でした。
※スナップ写真はねこさんからいただきました。
富士山スカイラインも既に閉鎖したため、来春までは五合目に代わる観望地を探す事になりますが、富士山二合目は寒いし天城伊豆方面は遠い。丹星のメンバーは神奈川県西部に在住の方が多く、湯河原なら距離も近い上に気温も比較的温暖である事もありがたいです。
10年前ならワンランク上の空を求めて遠くまで遠征していたものですが、まあみんな寄る年波には勝てないと言ったところですね。
この日は天候が不安定ながらもメンバーの同僚家族を含めて15名もの方が集まり、結構賑やかな観望会になりましたが、場内貸し切り状態なので周りに気を遣う必要もなくのんびりとした観望が出来ました。
腹ごしらえも済んで機材に戻ったところ、ドブのミラーボックスが夜露でかなり濡れている!?
この日は序盤から大量の夜露に見舞われ、大半の機材が一晩中悩まされる事になりました。ドブは、主鏡、斜鏡、二つのファインダーと全ての光学系がやられてしまい、どうやら前日の雨による湿気を含んだ地面と、日中の温暖な気温の影響をモロに受けてしまったようです。
アミーゴさんに簡易ドライヤーを拝借して何とか凌ぎましたが、ここまで酷いのは数年前の西臼塚以来で、ファインダーは内部のレチクルパターンにまで影響が現れていました。
南側の一部に雲が残る中、うらしまさんが西に傾いた木星に筒先を向ける。案の定シーイングがイマイチで像が安定していないとの事。私の場合こうなると木星は今宵の観望対象ではなくなります。実際この後ただの一度も筒先を向ける事はありませんでした。
この日はふたご座流星群の極大2日前とあって、そこそこの数の群流星が飛んでいましたが、私は例によって大半を見逃していたのでした。
今夜はハーシェル400の対象を中心に観望する予定でしたが、夜露のおかげで観望意欲が湧かず、メジャーどころを幾つか流したに留まりました。
エリダヌス座の新星だけは見るつもりで詳細星図まで準備してきたので、ほど良い高さまで昇ってから導入してみました。
夜半過ぎから空の状態が悪化して雲で覆われる時間帯が多く、結局ラストまでこの状態が続きましたが、ちょうど隙間から火星が顔を出したので、早速うらしまさんが導入してくれました。
うらしまさんはこの後も雲間を見つけては色々な対象を見せてくれたようですが、夜露のおかげでどうにも戦意の上がらない私はkittyドブを寝かして椅子でのんびりモード。
この日はまともに観望をしていないので、これ以上の観望記が書けませんが、ふたご群の前哨戦としてはそこそこの成果があり、メンバーによっては二桁数の群流星を見たようです。
私とは日頃の行いの差なのでしょうか。
低空の雲がまるでオーロラのようですね。
この後しばらくして空が雲で覆われてしまいました。
結局朝まで天候が回復する事はなく、雲間を狙って幾つかの対象を見たのみでしたが、気温も温暖で無風でしたので、寒さに凍えることもなく過ごしやすい一夜でした。
今夜は夜露に祟られた印象しか残りませんでしたが、この温暖な気温はなかなか捨て難く、春までの間はここに通う事になりそうです。
参加の皆さん、どうもお疲れ様でした。
※スナップ写真はねこさんからいただきました。
2009年11月16日
'09年11月14日太郎坊観望会
11月14日。今シーズンの最後になるであろう富士山太郎坊で観望してきました。
今週は天気が悪くこの日も全国的に不安定な天候でしたが、東海地方の太平洋沿岸だけは夕方から晴れの予報が出たため、丹沢星の会としての観望会は中止にして有志による観望会の形で行い、最終的には総勢11名もの仲間が集まりました。
ここ数日の長雨の影響で太郎坊も地面のぬかるみが予想されましたが、幸運な事にアスファルトの第三駐車場ゲートがまだ開いており、おかげで地盤の緩みを気にすることなく機材を設置する事ができました。今夜は富士山では初めてのおでんを仕込む予定だったのでこれには有難かったですね。
我々以外では星屋さんと思しき車が2台最深部に居らしたのみで、今夜は広大な敷地でゆったりと観望を楽しめました。
今夜の機材はタカハシのFS102。
この筒を富士山に持ってきたのは本当に久し振りです。
当初はDSO狙いでドブを持ってくるつもりでしたが、予定を変更してここ最近観望頻度の高い重星狙いに切り替えました。太郎坊にしては珍しく湿気が多そうだったので、対物レンズ、アイピース、ファインダーの三ヶ所にヒーターを巻いています。
日没時点ではまだ雲が多く残っており、晴れ間は三割程度。ちょうど天頂から西側が晴れていたので、まだ薄明の残る中、シーイングのチェックを兼ねて100倍でこと座のダブルダブルを見たところ、何とこれが分離しない
先日は8cm60倍強でも分離が確認できただけにちょっとガッカリ。まあこの時期だとこのシーイングは珍しいことでもなく、今夜はそれに見合った倍率での観望になりそうです。
おでんの仕込みを終えたはるパパ会長の指導により、初心者のぱくちんさんが観望の勉強中?
雨女の有難くないレッテルを貼られかけていたにもかかわらず、先月の長野遠征に続き二回連続の晴れ空をゲットして見事に名誉挽回。
今夜は防寒装備も新たに増強して気合い十分でした。
雲間から顔を出した木星を見たところ、西側に3個のガリレオ衛星が等間隔に並んで見えます。アミーゴさんによると19時半頃にエウロパとガニメデの部分掩蔽が見られるとの情報が。この後もしばらく観察を続けていると、外側の二つが徐々に接近し、19時45分頃僅かに南北にずれた状態で重なりました。相変わらずシーイングは良くなかったけど、ガニメデとエウロパの大きさの違いもはっきりと判り、なかなか興味深い眺めでした。
その後も続々と仲間が到着。頃合い良く鍋からおでんの良い匂いが漂い、皆の空腹感もより増したようです。
早速皆で鍋をつつき始めます。味も良く染みて美味でした。
今年からおでんもレパートリーに加えようかな。
※うらしまさん撮影
序盤は秋の対象から。
γAnd、αPsC、γCet、66Cet、ζAqr、γAri、πAri、εAri、6Tri、15Triなど。
γAndは相変わらずゴージャスな輝き。αPsCはギリギリで分離。πAriは10等級のC、D星もOKで4重星の全容が判る。15Triは重星仲間のKussiさんお勧めの対象で、主星の淡黄色が美しい広角重星。私も初めて見ました。
22過ぎからほぼ満天の星空になり、ここ太郎坊にしてはかなり上級の空です。透明度も素晴らしく、秋から冬の天の川が頭上に横たわって見えます。
Sekiyaさん撮影の冬の星座たち。
リコーのコンデジによる撮影ですが、僅か2分の露出でここまで写るのですね。散光星雲の赤にはちょっと弱いみたいですが、天の川のザラついた様子もよく判ります。
Sekiyaさん撮影のおおいぬ座とカノープス
夜半過ぎにはカノープスがその姿を現しました。
amazonさんがいち早く見つけて教えてくれましたが、皆には見えているのに私のヘタレ目ではその姿を捉える事が出来ない!
凝視を続け、そらし目でようやく見つける事が出来ましたが、どうやら老眼のみならず視力の低下まで進んだようです。
それにしても富士宮方面の光害が酷いね。
※2枚ともKenkoソフトンAを装着
オリオンが高く昇ってきたので何人かの方にNGC2169(37Cluster)を見てもらいますが、なかなか「37」には見えなかったようでした。やはり10cmの光量では「7」が判り難いのかな。
数字シリーズ第二弾としてシリウスの上にある「-3」clusterを導入。これは何とか形が判ってもらえたようでした。
続けて冬の重星たち。トラペジウム、βOri、ζOri、σOri、145CMa、H3752、H3780、αGen、δGen、12Lynなど。12Lynは今夜のコンディションだとかなりの難物。トラペジウムは4個のみ。H3752は低倍率で見るとM79が同一視野にギリギリ収まるが、シーイングが悪くてこの倍率だと重星の分離が厳しい。冬のアルビレオ145CMaは相変わらず素晴らしい輝きを放っていました。
今夜は他の機材もそこそこ見ました。ミヤウチの10cmセミアポ、14cmアポにSky90ツインと大型の双眼が多かったおかげで、天の川周辺の散開星団を幾つか楽しませてもらいました。
中でもヤスさんのSky90ツインで見たM45は微かですがメローぺの星雲まで見えて大変見事でした。透明度が良かった何よりの証でしょう。
夜明け前には土星も姿を見せたので久し振りに見てみました。相変わらずシーイングがボロボロでしたが、何とか串刺しの姿だけは判りました。初心者の二人にも環の存在は判ったみたいだし、まあ土星だと識別できただけでも良かったじゃないですか。
最後に昇って来た細い月にも筒を向けましたが、感想は言うまでもなし。
例によってうらしまさん撮影の星景集合写真。
東の空では既に薄明が始まっており、富士山をバックに西に傾いた冬の星座たちが見えますか?
朝焼けを見ながら佇む二人。うーん、なかなか絵になる一枚だ。
薄明の空には細い月と金星が見えています。
※うらしまさん撮影
背後では薄明に埋もれたオリオン座が西に傾いています。
1分程度の固定撮影でも結構写るものなんですね。
この写真では場内が明るく見えますが、実際はまだかなり暗いです。
Sekiyaさん撮影
最後に全員揃って記念撮影の後、解散となりました。今夜は風もほとんどなく一晩を通して快適に過ごせたおかげで、参加のほぼ全員で朝まで完走してしまいました。
それにしても全員揃って朝まで完走って最近なかったんじゃないかな。
しかもメンバーの大半は貫徹だよね。女性陣もなかなかタフだな〜
今シーズンの五合目はおそらく今日が最後。来月から春までの間は、また暖かい場所を求めて彷徨う事になりそうです。
今年こそは一度南伊豆まで行ってみたいのですが、果たしてどうなる事やら。
今週は天気が悪くこの日も全国的に不安定な天候でしたが、東海地方の太平洋沿岸だけは夕方から晴れの予報が出たため、丹沢星の会としての観望会は中止にして有志による観望会の形で行い、最終的には総勢11名もの仲間が集まりました。
ここ数日の長雨の影響で太郎坊も地面のぬかるみが予想されましたが、幸運な事にアスファルトの第三駐車場ゲートがまだ開いており、おかげで地盤の緩みを気にすることなく機材を設置する事ができました。今夜は富士山では初めてのおでんを仕込む予定だったのでこれには有難かったですね。
我々以外では星屋さんと思しき車が2台最深部に居らしたのみで、今夜は広大な敷地でゆったりと観望を楽しめました。
この筒を富士山に持ってきたのは本当に久し振りです。
当初はDSO狙いでドブを持ってくるつもりでしたが、予定を変更してここ最近観望頻度の高い重星狙いに切り替えました。太郎坊にしては珍しく湿気が多そうだったので、対物レンズ、アイピース、ファインダーの三ヶ所にヒーターを巻いています。
日没時点ではまだ雲が多く残っており、晴れ間は三割程度。ちょうど天頂から西側が晴れていたので、まだ薄明の残る中、シーイングのチェックを兼ねて100倍でこと座のダブルダブルを見たところ、何とこれが分離しない
先日は8cm60倍強でも分離が確認できただけにちょっとガッカリ。まあこの時期だとこのシーイングは珍しいことでもなく、今夜はそれに見合った倍率での観望になりそうです。
雨女の有難くないレッテルを貼られかけていたにもかかわらず、先月の長野遠征に続き二回連続の晴れ空をゲットして見事に名誉挽回。
今夜は防寒装備も新たに増強して気合い十分でした。
雲間から顔を出した木星を見たところ、西側に3個のガリレオ衛星が等間隔に並んで見えます。アミーゴさんによると19時半頃にエウロパとガニメデの部分掩蔽が見られるとの情報が。この後もしばらく観察を続けていると、外側の二つが徐々に接近し、19時45分頃僅かに南北にずれた状態で重なりました。相変わらずシーイングは良くなかったけど、ガニメデとエウロパの大きさの違いもはっきりと判り、なかなか興味深い眺めでした。
早速皆で鍋をつつき始めます。味も良く染みて美味でした。
今年からおでんもレパートリーに加えようかな。
※うらしまさん撮影
序盤は秋の対象から。
γAnd、αPsC、γCet、66Cet、ζAqr、γAri、πAri、εAri、6Tri、15Triなど。
γAndは相変わらずゴージャスな輝き。αPsCはギリギリで分離。πAriは10等級のC、D星もOKで4重星の全容が判る。15Triは重星仲間のKussiさんお勧めの対象で、主星の淡黄色が美しい広角重星。私も初めて見ました。
22過ぎからほぼ満天の星空になり、ここ太郎坊にしてはかなり上級の空です。透明度も素晴らしく、秋から冬の天の川が頭上に横たわって見えます。
リコーのコンデジによる撮影ですが、僅か2分の露出でここまで写るのですね。散光星雲の赤にはちょっと弱いみたいですが、天の川のザラついた様子もよく判ります。
夜半過ぎにはカノープスがその姿を現しました。
amazonさんがいち早く見つけて教えてくれましたが、皆には見えているのに私のヘタレ目ではその姿を捉える事が出来ない!
凝視を続け、そらし目でようやく見つける事が出来ましたが、どうやら老眼のみならず視力の低下まで進んだようです。
それにしても富士宮方面の光害が酷いね。
※2枚ともKenkoソフトンAを装着
オリオンが高く昇ってきたので何人かの方にNGC2169(37Cluster)を見てもらいますが、なかなか「37」には見えなかったようでした。やはり10cmの光量では「7」が判り難いのかな。
数字シリーズ第二弾としてシリウスの上にある「-3」clusterを導入。これは何とか形が判ってもらえたようでした。
続けて冬の重星たち。トラペジウム、βOri、ζOri、σOri、145CMa、H3752、H3780、αGen、δGen、12Lynなど。12Lynは今夜のコンディションだとかなりの難物。トラペジウムは4個のみ。H3752は低倍率で見るとM79が同一視野にギリギリ収まるが、シーイングが悪くてこの倍率だと重星の分離が厳しい。冬のアルビレオ145CMaは相変わらず素晴らしい輝きを放っていました。
今夜は他の機材もそこそこ見ました。ミヤウチの10cmセミアポ、14cmアポにSky90ツインと大型の双眼が多かったおかげで、天の川周辺の散開星団を幾つか楽しませてもらいました。
中でもヤスさんのSky90ツインで見たM45は微かですがメローぺの星雲まで見えて大変見事でした。透明度が良かった何よりの証でしょう。
夜明け前には土星も姿を見せたので久し振りに見てみました。相変わらずシーイングがボロボロでしたが、何とか串刺しの姿だけは判りました。初心者の二人にも環の存在は判ったみたいだし、まあ土星だと識別できただけでも良かったじゃないですか。
最後に昇って来た細い月にも筒を向けましたが、感想は言うまでもなし。
東の空では既に薄明が始まっており、富士山をバックに西に傾いた冬の星座たちが見えますか?
薄明の空には細い月と金星が見えています。
※うらしまさん撮影
1分程度の固定撮影でも結構写るものなんですね。
この写真では場内が明るく見えますが、実際はまだかなり暗いです。
Sekiyaさん撮影
最後に全員揃って記念撮影の後、解散となりました。今夜は風もほとんどなく一晩を通して快適に過ごせたおかげで、参加のほぼ全員で朝まで完走してしまいました。
それにしても全員揃って朝まで完走って最近なかったんじゃないかな。
しかもメンバーの大半は貫徹だよね。女性陣もなかなかタフだな〜
今シーズンの五合目はおそらく今日が最後。来月から春までの間は、また暖かい場所を求めて彷徨う事になりそうです。
今年こそは一度南伊豆まで行ってみたいのですが、果たしてどうなる事やら。

