2012年02月20日
契丹文化連続講演会3回目『契丹王族の仏教信仰』ちょっとしたまとめ
昨日、静岡県立美術館講堂で行われた講演会。
3連続聴講したので、ちょっぴり契丹に詳しくなったかも・・。
昨日は『契丹王族の仏教信仰』ということで、
副題「慶州白塔建立に込めた章聖皇太后の祈り」
古松崇志 岡山大学准教授
とってもわかりやすい講演だった。大切なところにくると
「ここ、ポイントです」といってくれる。
(予備校バイト長かったのかしら?)
契丹は今の内モンゴルの場所に10世紀に勃興した遊牧民による王朝。
9〜10世紀、トルコ系ウイグル、漢族の唐、と大国が相次いで滅亡。
これには地球規模の環境異常が影響しているのではないか、という見方が
新しい。
ま、それで、中国本土、モンゴル高原ともに、強大な勢力が不在だったわけです。
そこにヤリツアボキというカリスマ指導者が現れ部族統一、建国。
民族は違えど、文化的には唐の警継承を強く意識。
技術者も多く流れ住んだようで、
草原に仏塔がぽつぽつと建設されました。
その中でも大変すぐれていて美しいのが、慶州白塔。
皇帝聖宗の第二婦人が建てた物です。
皇帝聖宗はセンエンの盟で有名。
1005年、北宋との間に結ばれた和平条約です。
この条約、誠実に守られ、以後120年間の平和共存
という世界史上まれにみる快挙でした。
気に入ったとこだけ適当にまとめ。
3連続聴講したので、ちょっぴり契丹に詳しくなったかも・・。
昨日は『契丹王族の仏教信仰』ということで、
副題「慶州白塔建立に込めた章聖皇太后の祈り」
古松崇志 岡山大学准教授
とってもわかりやすい講演だった。大切なところにくると
「ここ、ポイントです」といってくれる。
(予備校バイト長かったのかしら?)
契丹は今の内モンゴルの場所に10世紀に勃興した遊牧民による王朝。
9〜10世紀、トルコ系ウイグル、漢族の唐、と大国が相次いで滅亡。
これには地球規模の環境異常が影響しているのではないか、という見方が
新しい。
ま、それで、中国本土、モンゴル高原ともに、強大な勢力が不在だったわけです。
そこにヤリツアボキというカリスマ指導者が現れ部族統一、建国。
民族は違えど、文化的には唐の警継承を強く意識。
技術者も多く流れ住んだようで、
草原に仏塔がぽつぽつと建設されました。
その中でも大変すぐれていて美しいのが、慶州白塔。
皇帝聖宗の第二婦人が建てた物です。
皇帝聖宗はセンエンの盟で有名。
1005年、北宋との間に結ばれた和平条約です。
この条約、誠実に守られ、以後120年間の平和共存
という世界史上まれにみる快挙でした。
気に入ったとこだけ適当にまとめ。
2012年01月15日
静岡市美術館『竹久夢二と静岡ゆかりの美術』
夢二の作品がいーっぱいですよ。
旧蒲原町の志田コレクション。
1冊の詩集に惚れ込んだ女性の個人コレクションです。
詩集の名は『青い小径』
夢二が挿絵を描いた小さな恋の歌本。
肉筆画にいい物がたくさんあります。
ミカンの木によりかかる彦乃と思われる女性の絵、
コレクターが一目ぼれしたというだけあり、いい絵です。
エントランスに『東海道五十三次ひとめ図』という漆作品が
1月から飾られるようになりました。
大作です。
それに関連して、多目的室(無料スペース)で、
静岡の漆工芸の紹介やってます。
静岡漆には変塗(かわりぬり)という独自の技があります。
塗りだけでも30回以上、という大変手間のかかるもの。
こちらの展示もとても面白いです。
前期2月12まで、後期2月18−3月25まで。
旧蒲原町の志田コレクション。
1冊の詩集に惚れ込んだ女性の個人コレクションです。
詩集の名は『青い小径』
夢二が挿絵を描いた小さな恋の歌本。
肉筆画にいい物がたくさんあります。
ミカンの木によりかかる彦乃と思われる女性の絵、
コレクターが一目ぼれしたというだけあり、いい絵です。
エントランスに『東海道五十三次ひとめ図』という漆作品が
1月から飾られるようになりました。
大作です。
それに関連して、多目的室(無料スペース)で、
静岡の漆工芸の紹介やってます。
静岡漆には変塗(かわりぬり)という独自の技があります。
塗りだけでも30回以上、という大変手間のかかるもの。
こちらの展示もとても面白いです。
前期2月12まで、後期2月18−3月25まで。
2012年01月09日
静岡県立美術館『契丹ー草原の王朝、美しき3人のプリンセス』展
契丹、1000年前、中国北方草原地帯に生まれた大きな国です。
文献があまりないので、忘れられた形になっていました。
静岡が最初の展覧会です。
この後、大阪、東京とまわります。
世界初公開の出土品もいろいろ。
宝石のはめ込まれた箱や、ヒキガエルがデザインされた指輪、など、
今見てもデザイン的にすばらしい。
ファッション誌みたいに作ったポスターもおもしろくて良いです。
2000寝ん以降新発見がいろいろあり、歴史が書き換えられるかもしれません。
未来に行けばいくほど、古い物が発見されるって、不思議。
すばらしい展示品の数々。
行かなきゃ損!
1月8日は、一元塁・九州国立博物館研究員の講演『契丹王朝と3人のプリンセス』
も行われました。
若い研究員による、スピーディな関西弁、内容も語りも楽しめました。
3月4日まで。
文献があまりないので、忘れられた形になっていました。
静岡が最初の展覧会です。
この後、大阪、東京とまわります。
世界初公開の出土品もいろいろ。
宝石のはめ込まれた箱や、ヒキガエルがデザインされた指輪、など、
今見てもデザイン的にすばらしい。
ファッション誌みたいに作ったポスターもおもしろくて良いです。
2000寝ん以降新発見がいろいろあり、歴史が書き換えられるかもしれません。
未来に行けばいくほど、古い物が発見されるって、不思議。
すばらしい展示品の数々。
行かなきゃ損!
1月8日は、一元塁・九州国立博物館研究員の講演『契丹王朝と3人のプリンセス』
も行われました。
若い研究員による、スピーディな関西弁、内容も語りも楽しめました。
3月4日まで。
2011年11月29日
山梨県立美術館『浅川兄弟の心と眼ー朝鮮時代の美』展
生誕120年、ということで、ひそかに流行ってます。浅川兄弟。
kunelu(スペルこうだっけ?)なんて雑誌でも書かれてました。
日本植民地時代、朝鮮半島に渡った二人。
李朝白磁の美を日本に紹介し、柳宗悦の民芸運動のきっかけになった
ことで知られています。
でも、一般的な知名度は高くなかった。
山梨出身。
静かで優しい兄は、実作の人。
烈しい弟は、研究、著述の人。
素朴で良い味わいの作品がいろいろ。
茶道関係の人たちもけっこう見に来てたな。
23(水・祝)は、講演会も開催。
高崎宗司・津田塾大学国際関係学科教授
『浅川兄弟とその時代』
深沢美恵子・山梨英和大学国際交流センター長
『浅川兄弟とキリスト教』
他に、解説付き庭園野外彫刻ガイドツアー、
リコーダーアンサンブルフリーコンサートもあって、
全部参加できるように時間が組んであった。タダだし。
感心。
山梨県、文化度高い。
12月25日まで。
2011年11月25日
美術館で本を買う
最近は美術展に行くと、その関連の本がまとめて売ってる。
読んでおくべき定番本、なんかもあるので、ついつい買ってしまう。
静岡市美術館で開催中の『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想』展では、ルネサンス関連。
教科書的存在の、ブルクハルト『イタリア・ルネサンスの文化機↓供
パノフスキー『イコノロジー研究、上・下』
池上俊一『イタリア・ルネサンス再考』(レオン・バッティスタ・アルベルティ』
というあまり知られていない人に光を当てた)を購入。
この展覧会のカタログがすばらしい。
会場限定品。
装丁もしっかりしてて、写真もきれい。
画集みたいです。
おすすめ。
読んでおくべき定番本、なんかもあるので、ついつい買ってしまう。
静岡市美術館で開催中の『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想』展では、ルネサンス関連。
教科書的存在の、ブルクハルト『イタリア・ルネサンスの文化機↓供
パノフスキー『イコノロジー研究、上・下』
池上俊一『イタリア・ルネサンス再考』(レオン・バッティスタ・アルベルティ』
というあまり知られていない人に光を当てた)を購入。
この展覧会のカタログがすばらしい。
会場限定品。
装丁もしっかりしてて、写真もきれい。
画集みたいです。
おすすめ。
静岡市美術館『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想』展
23(水・祝)に行ってきました。
学芸員によるスライドトークがあったもので。
説明聴いてから見た方がわかりやすいですものね。
同じ考えの人が多いらしく、会場満杯で、終わった後、
どっと展示会場に流れてしまった。
しばらく時間をつぶして、空いてから観に行きました。
19時までやってるので、融通がききます。
レオナルドの作品は十数点しか現存してなく、今回も
彼の作品は少ししかないです。
でも、その周辺の作品など、日本初公開のものが多く、興味深い。
特に、「もうひとつのモナリザではないか」という説もある
『アイルワースのモナリザ』は必見。
レオナルドが描いた、という説もありますが・・。
写真見たときは、そうかも、と思いましたが、実物を見ると
う〜ん?
でも、非常魅力的な絵です。
12月25日まで。
学芸員によるスライドトークがあったもので。
説明聴いてから見た方がわかりやすいですものね。
同じ考えの人が多いらしく、会場満杯で、終わった後、
どっと展示会場に流れてしまった。
しばらく時間をつぶして、空いてから観に行きました。
19時までやってるので、融通がききます。
レオナルドの作品は十数点しか現存してなく、今回も
彼の作品は少ししかないです。
でも、その周辺の作品など、日本初公開のものが多く、興味深い。
特に、「もうひとつのモナリザではないか」という説もある
『アイルワースのモナリザ』は必見。
レオナルドが描いた、という説もありますが・・。
写真見たときは、そうかも、と思いましたが、実物を見ると
う〜ん?
でも、非常魅力的な絵です。
12月25日まで。
駿府博物館『星野富弘 花の詩画展』
この前の水曜(祝)に行ったのですが、混んでました。
好きな人が多いですね。
新任の教師時代にクラブ活動の指導中、鉄棒から落ちて首から下の運動機能を失います。
以来、口で筆を咥えて、花の絵と詩を描き続けます。
簡潔な言葉で書かれた詩はメッセージが伝わりやすく、
子供たちも夢中で読んでました。
『雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ・・』
っていう詩が好きだなあ。
花の色や形はそれ自体完成された美なので、そのままなぞっていけば
美しい絵が描けるのではないか、という言葉(そのままじゃないです)
に納得。
自然の配色の美しさは人間じゃかなわない。
11月27日まで。
好きな人が多いですね。
新任の教師時代にクラブ活動の指導中、鉄棒から落ちて首から下の運動機能を失います。
以来、口で筆を咥えて、花の絵と詩を描き続けます。
簡潔な言葉で書かれた詩はメッセージが伝わりやすく、
子供たちも夢中で読んでました。
『雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ・・』
っていう詩が好きだなあ。
花の色や形はそれ自体完成された美なので、そのままなぞっていけば
美しい絵が描けるのではないか、という言葉(そのままじゃないです)
に納得。
自然の配色の美しさは人間じゃかなわない。
11月27日まで。
2011年11月21日
『刀装具と喫煙具』−掛川二の丸美術館
掛川城の周りは、観光施設が固まっていて、いいですよ。
美術館と天守閣、御殿の共通セット券がとってもお得。
御殿の前庭は、よく時代映画の撮影に使われるそうです。
最近では、東山の出た小川のなんとか(うろ覚え)。
刀の鍔のコレクション。
細かく、精巧な細工にびっくりです。
さらに、いろんな物語が掘り込んであるので、じっくり見ると
奥深い。
外国の人もちらほらいたから、
英語の解説あるといいのに。
居合やってる人なら、欲しくなるんじゃないかな?
キセルは使えないけど、煙草入れは、今でも使えそうです。
(ポシェットとかお財布に)
色合わせ、がら合わせ、素材、すごく凝ってます。
小粋。
昔の日本男児は随分おしゃれだったんですね。
11月27日まで。
美術館と天守閣、御殿の共通セット券がとってもお得。
御殿の前庭は、よく時代映画の撮影に使われるそうです。
最近では、東山の出た小川のなんとか(うろ覚え)。
刀の鍔のコレクション。
細かく、精巧な細工にびっくりです。
さらに、いろんな物語が掘り込んであるので、じっくり見ると
奥深い。
外国の人もちらほらいたから、
英語の解説あるといいのに。
居合やってる人なら、欲しくなるんじゃないかな?
キセルは使えないけど、煙草入れは、今でも使えそうです。
(ポシェットとかお財布に)
色合わせ、がら合わせ、素材、すごく凝ってます。
小粋。
昔の日本男児は随分おしゃれだったんですね。
11月27日まで。
漆の塗りの美しさ!−掛川・資生堂アートハウス『うるし、麗し』展
上質な黒漆のツヤ、好きだなあ。
資生堂アートハウスは素晴らしい環境と、入場料無料なのがとっても好き。
今回は漆。
人間国宝の作品ばかりです。
細工なく、塗りだけの作品は、水をたたえたようなつやが美しい。
伝統的には赤、黒ですが、近年は、混ぜる鉱物によって様々な色があります。
白、黄、青、紫、緑。
磯井正美氏の作品「蒟醤松濤箱」
緑漆(黒っぽい)を基調に夜空に浮かぶ月を描いています。
その月の光が地上に落ちる様まで上手に表現してある。
素敵です。
ミャンマー、パガン王朝の仏教遺跡が月に照らされている情景の
作品(丸い形の箱)も素敵でした。
12月18日まで。
資生堂アートハウスは素晴らしい環境と、入場料無料なのがとっても好き。
今回は漆。
人間国宝の作品ばかりです。
細工なく、塗りだけの作品は、水をたたえたようなつやが美しい。
伝統的には赤、黒ですが、近年は、混ぜる鉱物によって様々な色があります。
白、黄、青、紫、緑。
磯井正美氏の作品「蒟醤松濤箱」
緑漆(黒っぽい)を基調に夜空に浮かぶ月を描いています。
その月の光が地上に落ちる様まで上手に表現してある。
素敵です。
ミャンマー、パガン王朝の仏教遺跡が月に照らされている情景の
作品(丸い形の箱)も素敵でした。
12月18日まで。
2011年11月08日
静岡県立美術館『京都千年の美の系譜ー祈りと風景ー京都国立博物館名宝展』
京都国立博物館や、他館の特別展などで、おそらく観たことのある品々。
でも、観に行って行って良かった。
良い物は何度見ても良い。
展示テーマも、静岡県美らしく、風景、を持ってきたところが良い。
(風景画コレクションは、ここの柱の一つだ)
第3室、「移ろう季節」がテーマで、色鮮やか。
ちょうどいい場所に長椅子が置いてあったこともあって、
一番じっくり鑑賞。
酒井抱一「四季花鳥図屏風」−植物図鑑のように写実的な草花。
こういうの好きだなー。
呉春「柳鷺群禽図屏風」−これは水墨ですが、なぜかコクマルガラス。
白黒の小柄なカラスです。
これ、日本では九州にしかいないんじゃなかったっけ?
他にもいいのばっかり。
カタログ購入。
展示では一部しか見られない巻物が、全部ついてます。
これは買い、だね。
一部展示替えで12月4日まで。
でも、観に行って行って良かった。
良い物は何度見ても良い。
展示テーマも、静岡県美らしく、風景、を持ってきたところが良い。
(風景画コレクションは、ここの柱の一つだ)
第3室、「移ろう季節」がテーマで、色鮮やか。
ちょうどいい場所に長椅子が置いてあったこともあって、
一番じっくり鑑賞。
酒井抱一「四季花鳥図屏風」−植物図鑑のように写実的な草花。
こういうの好きだなー。
呉春「柳鷺群禽図屏風」−これは水墨ですが、なぜかコクマルガラス。
白黒の小柄なカラスです。
これ、日本では九州にしかいないんじゃなかったっけ?
他にもいいのばっかり。
カタログ購入。
展示では一部しか見られない巻物が、全部ついてます。
これは買い、だね。
一部展示替えで12月4日まで。
2011年11月03日
静岡市美術館講演会「レオナルドと美の世界」アレッサンドロ・ヴェッツォージ氏
静岡市美術館講演会「レオナルドと美の世界」
講 師:アレッサンドロ・ヴェッツォージ氏(本展監修者、レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館館長)に行ってきたので、そのまとめ。
でも、白状しますと、かなり寝てしまいました。
メモにも読めない字がいっぱい書いてあります。
イタリア語で通訳付き、というかたちだったので、まず、まったくわからないイタリア語
で眠ってしまいました。
講演者はレオナルド・ダ・ヴィンチと同じく、イタリア、トスカーナ地方の
ヴィンチ村出身。
モナリザを若くしたような絵、アイルワースのモナリザ、というのが紹介されてた。
あと6種類の、はだかのモナリザ。
レオナルドは同性愛者だという説が強いですが、講演者はそう思わないそうです。
女性の絵が官能的だから。
でも結婚はしてない。一番愛したのは自分の芸術であり、発明である、と。
日本が出てる世界地図を持っていたそうです。
東洋に行きたかったらしい。
その話は初めて聞いた。
講 師:アレッサンドロ・ヴェッツォージ氏(本展監修者、レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館館長)に行ってきたので、そのまとめ。
でも、白状しますと、かなり寝てしまいました。
メモにも読めない字がいっぱい書いてあります。
イタリア語で通訳付き、というかたちだったので、まず、まったくわからないイタリア語
で眠ってしまいました。
講演者はレオナルド・ダ・ヴィンチと同じく、イタリア、トスカーナ地方の
ヴィンチ村出身。
モナリザを若くしたような絵、アイルワースのモナリザ、というのが紹介されてた。
あと6種類の、はだかのモナリザ。
レオナルドは同性愛者だという説が強いですが、講演者はそう思わないそうです。
女性の絵が官能的だから。
でも結婚はしてない。一番愛したのは自分の芸術であり、発明である、と。
日本が出てる世界地図を持っていたそうです。
東洋に行きたかったらしい。
その話は初めて聞いた。
2011年10月25日
静岡市美術館トークイベント『袴田京太郎、人と煙と消えるかたちーを語る』
10月23(日)にあったイベントです。
感想をまとめてみました。
shizubi プロジェクト、といって、無料のエントランスを使って現代美術
の展示をする第1回目。
現代美術はきれいなだけじゃなく、「これはなんだろう」と考えさせるものですが、
それにしても、作者は実にいろいろなことを考えて作っているのですね。
私はただ、色合いがきれいで気に入ってたんですが(そういう見方もありだと思う)、
解説を聴くと、また見方が変わっておもしろい。
当日は、作者と、美術批評家の澤山遼氏、美術館学芸課長の以倉新氏の3人でトーク。
3人ともスロースターターらしく、最初はぼそぼそと、でも1時間すぎたらがぜんおもしろくなってきた。
彫刻とは何か、を考え続けている人。
彫刻論的彫刻。
何が出来事を出来事たらしめているか、日常の中で見過ごしてしまうことを
顕在化ーこれは3人の中の誰が言ったんだっけ・・。
批評家の人が言っていたことで、直接作品には関係ないのだけれど、
あの地震以来、一般市民もアーティスト並みに確率的な死に対さざるを得なくなった、って。
地震と放射能は芸術にとっても、もう避けては通れない問題なんだなあ。
ディシャンのレディメイドと同じような衝撃って。
それは重さが全然違うでしょ、と思ったりする。
最後の質問、素晴らしかったし、難しくもあった。
あれはプロの人たちですね。
知り合いの人たちなのかな?
感想をまとめてみました。
shizubi プロジェクト、といって、無料のエントランスを使って現代美術
の展示をする第1回目。
現代美術はきれいなだけじゃなく、「これはなんだろう」と考えさせるものですが、
それにしても、作者は実にいろいろなことを考えて作っているのですね。
私はただ、色合いがきれいで気に入ってたんですが(そういう見方もありだと思う)、
解説を聴くと、また見方が変わっておもしろい。
当日は、作者と、美術批評家の澤山遼氏、美術館学芸課長の以倉新氏の3人でトーク。
3人ともスロースターターらしく、最初はぼそぼそと、でも1時間すぎたらがぜんおもしろくなってきた。
彫刻とは何か、を考え続けている人。
彫刻論的彫刻。
何が出来事を出来事たらしめているか、日常の中で見過ごしてしまうことを
顕在化ーこれは3人の中の誰が言ったんだっけ・・。
批評家の人が言っていたことで、直接作品には関係ないのだけれど、
あの地震以来、一般市民もアーティスト並みに確率的な死に対さざるを得なくなった、って。
地震と放射能は芸術にとっても、もう避けては通れない問題なんだなあ。
ディシャンのレディメイドと同じような衝撃って。
それは重さが全然違うでしょ、と思ったりする。
最後の質問、素晴らしかったし、難しくもあった。
あれはプロの人たちですね。
知り合いの人たちなのかな?
2011年09月26日
静岡市美術館『アルプスの画家、セガンティーニ 光と山』展
アルプスの画家セガンティーニは、年とともに、住む場所の標高が高くなり、
それに伴って、色彩が明るくなり、主題も象徴的になっていきました。
そして最期は、シャーフベルクの山小屋で絵画制作中に、急性腹膜炎で亡くなります。
41歳。標高なんと2700m!
光を求めて、高みに向かった、と言うべきか・・。
遺作、アルプス3部作は門外不出のため(それに大きい)、展示されていませんでした。
写真パネルだけ。
あと、多分日本では一番知られている、大原美術館にある作品も展示なし。
でも、これだけまとまってセガンティーニの作品を観られるなんて
貴重な機会です。
彼はディヴィジョニスム(分割主義)の技法を独自に使っています。
スーラなどの点描と似てるけど、無関係だそうです。
例えば、牧草を表すのに、緑の線の中に紫色をところどころ入れます。
お互いに補色なので、より鮮やかに表現できます。
10月23日まで。
それに伴って、色彩が明るくなり、主題も象徴的になっていきました。
そして最期は、シャーフベルクの山小屋で絵画制作中に、急性腹膜炎で亡くなります。
41歳。標高なんと2700m!
光を求めて、高みに向かった、と言うべきか・・。
遺作、アルプス3部作は門外不出のため(それに大きい)、展示されていませんでした。
写真パネルだけ。
あと、多分日本では一番知られている、大原美術館にある作品も展示なし。
でも、これだけまとまってセガンティーニの作品を観られるなんて
貴重な機会です。
彼はディヴィジョニスム(分割主義)の技法を独自に使っています。
スーラなどの点描と似てるけど、無関係だそうです。
例えば、牧草を表すのに、緑の線の中に紫色をところどころ入れます。
お互いに補色なので、より鮮やかに表現できます。
10月23日まで。
2011年08月29日
静岡県立美術館『芸術の花開く都市展』
コレクション展です。
見たことのある絵ばかりでしたが、良かったです。
気持ちのいい絵ばかり。
都市、がテーマ。
パリ、ローマ、東京、京都・・。
かならずしも都市の絵ばかりじゃなかったですが。
印象派が多めかな。
ブリジストン美術館からも、モネ、シスレー、マティスなど。
収蔵品展のほうで28日までやってたのが『近代日本画にみる線と面』
普段目にする機会がない日本画の道具、岩絵の具の材料など、
触れるようになってるのがいいですね。
中庭で、色とりどりのリボンが風にはためいていました。
東北の震災にあったリボンたち。
七夕の飾りのように見えました。
コレクション展9月8日まで。
見たことのある絵ばかりでしたが、良かったです。
気持ちのいい絵ばかり。
都市、がテーマ。
パリ、ローマ、東京、京都・・。
かならずしも都市の絵ばかりじゃなかったですが。
印象派が多めかな。
ブリジストン美術館からも、モネ、シスレー、マティスなど。
収蔵品展のほうで28日までやってたのが『近代日本画にみる線と面』
普段目にする機会がない日本画の道具、岩絵の具の材料など、
触れるようになってるのがいいですね。
中庭で、色とりどりのリボンが風にはためいていました。
東北の震災にあったリボンたち。
七夕の飾りのように見えました。
コレクション展9月8日まで。
2011年08月19日
高麗美術館@京都『花と虫で綴る朝鮮美術』
2011年08月18日
京都国立博物館『百獣の楽園』展
これは楽しい!
美術好き、動物好きの人(私とか)、必見。
高山寺所蔵の動物型がかわいいのが多かった。
あそこの趣味なんだろうか。
動物全般に目を向けたせいか、犬、ネコが少なかった気がする。
かなりのボリューム。
暑い夏、美術館で涼もう。
ここの喫茶室はなんでいつもあんなに混んでいるんだろーか。
入れない。
ここから駅方面の市バスも、なんであんなに混んでるんだろーか。
乗れない。
8月18日まで。
美術好き、動物好きの人(私とか)、必見。
高山寺所蔵の動物型がかわいいのが多かった。
あそこの趣味なんだろうか。
動物全般に目を向けたせいか、犬、ネコが少なかった気がする。
かなりのボリューム。
暑い夏、美術館で涼もう。
ここの喫茶室はなんでいつもあんなに混んでいるんだろーか。
入れない。
ここから駅方面の市バスも、なんであんなに混んでるんだろーか。
乗れない。
8月18日まで。
2011年07月26日
静岡市美術館『没後150年 歌川国芳展』
『史上最大級!空前絶後!』というコピー通りです。
集めた集めた。
前期、後期でほとんど入れ替えるので、膨大な作品数。
ネコ好きで有名な国芳、いろんなところにネコが出てきます。
鯨や、化け物鯉など、大物もすばらしい。
3枚ぶち抜けで描いてます。発想が自由。
24日には講演会もありました。
岡戸敏幸氏(早稲田大学非常勤講師)
『後姿の感情ー歌川国芳の自画像とその系譜』
国芳は浮世絵の中に自分を描きいれるときは必ず後姿。
で、ネコ担いでたりする。
絵の登場人物も後姿がいっぱい。
顔を隠すことによって、より強いリアリティが出る、
後姿の人物に自分を重ねて、絵の中に入っていける、
そんな講演内容でした。
おもしろい。
後姿で、顔が鏡に映ってたりする。
実体ではなく、映ったものを確かなものと考える。
『春の虹蜺』という作品。
虹にはオスとメスがあって、オスが虹、
メスは蜺というのだそうです。
(虹の外側にぼんやりできる白い帯のようなやつです)
前期は7月一杯、後期は8月2−21日。
来月も観に行こっと。
集めた集めた。
前期、後期でほとんど入れ替えるので、膨大な作品数。
ネコ好きで有名な国芳、いろんなところにネコが出てきます。
鯨や、化け物鯉など、大物もすばらしい。
3枚ぶち抜けで描いてます。発想が自由。
24日には講演会もありました。
岡戸敏幸氏(早稲田大学非常勤講師)
『後姿の感情ー歌川国芳の自画像とその系譜』
国芳は浮世絵の中に自分を描きいれるときは必ず後姿。
で、ネコ担いでたりする。
絵の登場人物も後姿がいっぱい。
顔を隠すことによって、より強いリアリティが出る、
後姿の人物に自分を重ねて、絵の中に入っていける、
そんな講演内容でした。
おもしろい。
後姿で、顔が鏡に映ってたりする。
実体ではなく、映ったものを確かなものと考える。
『春の虹蜺』という作品。
虹にはオスとメスがあって、オスが虹、
メスは蜺というのだそうです。
(虹の外側にぼんやりできる白い帯のようなやつです)
前期は7月一杯、後期は8月2−21日。
来月も観に行こっと。
2011年07月22日
清里・フィリア美術館(中文)
上星期天和海之节,我去了山梨県的清里,
到処都能听到大杜鹃的声音。
在清里有一个小的美術館叫filia美術館。
我毎年去一次。
那儿不常有人,很安静。
那里有第2次世界大战中在奥斯威辛的画家的作品。
这个夏天的特別展是蘑菇画,很愉快。
我覚得爱蘑菇的人都是风趣的人。
我也爱蘑菇。
到処都能听到大杜鹃的声音。
在清里有一个小的美術館叫filia美術館。
我毎年去一次。
那儿不常有人,很安静。
那里有第2次世界大战中在奥斯威辛的画家的作品。
这个夏天的特別展是蘑菇画,很愉快。
我覚得爱蘑菇的人都是风趣的人。
我也爱蘑菇。
2011年07月19日
清里フォトアートミュージアム『グレイト・スピリット』展
清里のはずれにひっそりと建つ、修道院風の建物です。
牧草地の中の細い道を、幾分不安になりながらずずーっと行くと、それだけがあります。
いつも、ほとんど人がいないのが気に入ってます。
ソファーが気持ちいい。
自動販売機のお茶、水、ホットコーヒーしかないので、注意。
20世紀初頭、エドワード・S・カーティスが撮った、アメリカ先住民の写真。
現代、八木清のアラスカンエスキモー。
ハミド・サルダール=アフカミ(イラン人、ハーバード大で人類学、チベット語、モンゴル語
学び、博士号)のモンゴルの写真。
テーマはモンゴロイド、かなあ。
私にとっては、かなりおもしろかった。
プラチナ・プリントいい感じだし。
驚いたのは、モンゴルの鷹匠の写真。
タカを仕込んで、オオカミを捕らせることができるそうです。
タカが恐怖心を持つ前の、幼鳥を捕まえて訓練するのが肝心。
でも、もうほとんど見られない技だとか。
屋外で、現代彫刻展もやってます。
『グレイト・スピリット』展 10.10まで。
牧草地の中の細い道を、幾分不安になりながらずずーっと行くと、それだけがあります。
いつも、ほとんど人がいないのが気に入ってます。
ソファーが気持ちいい。
自動販売機のお茶、水、ホットコーヒーしかないので、注意。
20世紀初頭、エドワード・S・カーティスが撮った、アメリカ先住民の写真。
現代、八木清のアラスカンエスキモー。
ハミド・サルダール=アフカミ(イラン人、ハーバード大で人類学、チベット語、モンゴル語
学び、博士号)のモンゴルの写真。
テーマはモンゴロイド、かなあ。
私にとっては、かなりおもしろかった。
プラチナ・プリントいい感じだし。
驚いたのは、モンゴルの鷹匠の写真。
タカを仕込んで、オオカミを捕らせることができるそうです。
タカが恐怖心を持つ前の、幼鳥を捕まえて訓練するのが肝心。
でも、もうほとんど見られない技だとか。
屋外で、現代彫刻展もやってます。
『グレイト・スピリット』展 10.10まで。
2011年06月27日
静岡県立美術館『小谷元彦展ー幽体の知覚』
昨日の日曜日、県美に行ってきた。
昨年、六本木の森美術館でやっていて、おもしろそうだと思ったが、静岡県に巡回する、とのことで、今まで待っていたのだ。
期待を裏切らないおもしろさ。
常識を覆す彫刻家、とのことだが、彫刻というよりは、現代美術。
会場には若い人の姿が目立つ。
入口を入ってすぐ、『インフェルノ』という体験型作品がすごい。
布張りの正方形の中に入って鑑賞する。
上下が鏡張り。
布をスクリーンとして、流れる滝が映し出される。
滝の中に入った感覚より、もっと凄まじい。
これは、トリップしちゃう人とか、気分が悪くなる人がでるだろうな。
ホラー映画を思い出させる作品も。
痛い感じ。
でも、新鮮です。
いかにも森美が好きなそうな。
静岡県美も、けっこうとんがって、がんばる。
7月10日まで。
昨年、六本木の森美術館でやっていて、おもしろそうだと思ったが、静岡県に巡回する、とのことで、今まで待っていたのだ。
期待を裏切らないおもしろさ。
常識を覆す彫刻家、とのことだが、彫刻というよりは、現代美術。
会場には若い人の姿が目立つ。
入口を入ってすぐ、『インフェルノ』という体験型作品がすごい。
布張りの正方形の中に入って鑑賞する。
上下が鏡張り。
布をスクリーンとして、流れる滝が映し出される。
滝の中に入った感覚より、もっと凄まじい。
これは、トリップしちゃう人とか、気分が悪くなる人がでるだろうな。
ホラー映画を思い出させる作品も。
痛い感じ。
でも、新鮮です。
いかにも森美が好きなそうな。
静岡県美も、けっこうとんがって、がんばる。
7月10日まで。

